長谷川です。
1月24日に行われる沖縄・宜野湾市長選。
政府が支援する佐喜真淳候補と
翁長知事が支援する志村恵一郎候補の選挙戦が繰り広げられています。
沖縄の大手メディアにて
二人の候補がどんな政策を掲げているのか
論戦をしている様子がアップされていました。
要点を絞ってまとめましたのでご紹介いたします。
○普天間基地の固定化についてはどうお考えですか？
・佐喜真候補
普天間基地は固定化してはならないと考えている
危険性の除去をしっかりと行っていく。
(政府主導の)基地負担軽減推進会議が1年以上行われていないため
会議を開き、市民の声を集めていく
・志村候補
オスプレーの撤去を行うため、オール沖縄にて
翁長知事を支え、基地撤回を行う。
基地の県内移設を阻止し、平和な沖縄へ向けて行動する
○基地の騒音解決のため、何をしますか？
・佐喜真候補
基地負担軽減推進会議を開き、5年以内の普天間基地の運用停止を行う。2015年11月に市内の9つの団体も
普天間基地の固定化はあってならないということに同意している
・志村候補
事故率の高いオスプレーを撤去し
アメリカ軍に騒音防止協定を守らせ、22時～7時の飛行を禁止させる
学校や病院付近の飛行を避けさせる
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志村候補は…
何度も「オスプレーを撤去する」と繰り返していますが
そもそもオスプレーの事故率は通常の垂直離陸陸のヘリより低いのです。
産経新聞の記事をご覧ください。
2012年のデータをまとめるとこうなります。
オスプレイ
・MV22： 事故率 1.93 ← 海兵隊採用で日本配備
・CV22： 事故率 13.47 ← 新型で、先日事故
ハリア
・AV8B：事故率 6.76 ← 事故が多い垂直離着陸機
米海兵隊大型輸送ヘリコプター
・CH53D：事故率 4.15 ← 2004年普天間で墜落事故
海兵隊所属航空機
・事故率 2.45 （ヘリを含む平均）
日本に配備されている新型【MV22】は、アメリカ海兵隊の他の
垂直離陸機より事故率が低いのです。
論戦の続きです。
○インダストリアル・コリドー地区の利用についてはどうお考えですか？
・佐喜真候補
ディズニーリゾートの誘致を行い、エンターテイメントビジネスを行うことで
様々な雇用を生み出す。リゾート周辺にホテルも建て産業を構築する
・志村候補
米軍基地は銃剣とブルドーザーで奪われた土地だ。
早期返還を求め、交通利便性の向上をはかる
・西普天間の跡地、コリドー地区
○子育て支援についてはどうお考えですか？
・佐喜真候補
しっかりと財源を確保した上で、行っている
3年間で統合事業を行い、10億の予算を確保した
児童館の設置、公民館の設置を行い、また給食費や医療に充てている
子育て環境のさらなる充実をはかっていく
・志村候補
待機児童0、中学までの医療費無料、学校給食費無料の
3つのゼロを掲げている。沖縄では子供の貧困化が問題になっている
財源はムダをなくすことにより、確保は不可能ではない
○今回の選挙の争点は何でしょうか？
・佐喜真候補
今の流れをストップさせるのか推進させていくのかが争点
私の市政のもとで、様々な事業を進めている
例えば、総合福祉センター、基地周辺道路整備、ディズニーリゾートの誘致
など進めており、これをストップさせていいのかということを問う選挙である
・志村候補
沖縄は70年間、基地負担を押し付けられている
普天間基地の危険性を除去し、閉鎖返還を求めていく
そして県内への基地移設を許さない、これが最大の争点
私のもとで、市民が主役の姿勢を行っていく。子育てナンバーワンの沖縄を作る
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私の率直な感想として
志村候補は、質問に対して明確に答えていないように感じます。
普天間基地の件も、コリドー地区の件も
目の前にある文書をただ棒読みしていているだけです。
質問に対して、下向きにブツブツとつぶやいているだけという印象をうけました。
そして
志村候補は「子育て医療などで三つのゼロを行う」と言っていますが
財源は明確でなく、ただ空文化した目標に対し
字面を追いかけているように感じます。
特に振興させる産業も具体的に話しておらず、
これでは今後、市の予算が増加するかも不透明です。
最大の疑問点
志村候補は
「普天間から撤去した基地を、県内に移設させない」といいますが
一体、どこへ持っていくのでしょうか？
まさか米軍基地を無くそうとしているのでしょうか？
一市長が、国の安全保障に関わる問題を独断で決め、日本の防衛力低減を行おうとしていることに強い疑問を感じます。
動画はこちら を参考にいたしました。
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