介護タクシーにだって、お客様が感動して下さること、あるよ。 | 家族も本人も入居して安心!福井の終身介護付有料老人ホームを起業12年、終活ケアマネージャ林智之のマグロの如く笑顔で直進人生ブログ

家族も本人も入居して安心!福井の終身介護付有料老人ホームを起業12年、終活ケアマネージャ林智之のマグロの如く笑顔で直進人生ブログ

福井県福井市「まちなかで終身介護」介護付有料老人ホームあんしん村とカフェあんのんを起業し12年、カフェ付老人ホームは福井オンリー1。地域にとけこみ、当たり前に存在するあんしん村、シニア向けマンションあったかハイツを中心に、高齢者が住みやすい街づくりが目標。

介護タクシーの使われ方ってこうだ。


自宅から病院に通院したい、


病院から病院に転院・移動したい、


そんな風に思われているかもしれないけれど、


実際の利用シーンは本当にさまざまだ。


銀行に行ってから、カフェにいきたい、


孫を迎えに行きたい、


歯医者に行った後、買い物をしたい、


いつものヘルパーさんの送迎で通院したい、


そんなこともできる。


そこまで話をすると、それは知らなかった、


そんな話をして下さる方が多いのだけれど、


実はもっともっと感動してもらえる利用シーンがある。


そんなシーンになった。


昨日は寒かった。


今日は暑かった。


こういうときに桜は春が来たと勘違いして、咲いてしまいます。


それが今日だった。


たまたま通りかかった道を通ると、なんと早咲きの桜が咲いていた。


道路が混雑していたので、少し迂回したら見つけた。


なんともラッキー。


これも介護タクシーのよさかもね。


そんな話をして、利用者Aをあんしん村に届けた。


別の利用者の話になります。


その後、通院かえりの利用者Bを乗せて帰ろうとしたとき、


その桜のことをふと思い出した。


なんで、あそこで見つけたんだろう。


なんで、気付いたんだろう。


なんで、出会ったんだろう。


頭をよぎる疑問。


すぐに我に返る。


利用者Bは入院かもと通院したが、結局は入院せずにあんしん村に


戻ることになった。


体調が悪く、こちらも見ていて忍びない状態。。。。


入院できないんだ、、、そんなふびんでこちらもしんどい想い。


あんしん村に戻ってしまうと、なかなか外出の機会もないなぁ。


花見ツアーもあるけれど、そこまで体力がもつのだろうか。


そこでひらめいた。


桜だ。


桜を見せたい。


さくら通りも、


学校の付近も、


桜が満開になるところは一切咲いていない。


一本裏とか、


見えにくいところにある。


だけれど、さっき見つけた桜は、


20本とまとまって咲いているし、


少し停まっても怒られない車の数だし、


ならば見せてあげたいな、そう感じた。


車に乗ってから決めたので、後ろからついてくる方々は不思議に感じたろう。


幸い、家族も同乗してくださっている。


(ヘルパーが運転する通院等乗降介助は家族同乗禁止です)


ので、少し遠回りをして、


桜の見えるところに行った。


ピンクではない、白い桜。


花もしっかりついていて、3割ほど咲いているだろうか。


そんな木の根元まで近づいて見せてあげた。


車内からしか見れなかったけれど、


窓を開けても一部分しか見れなかったけれど、


「見えたよ」そう、利用者さんはおっしゃってくれたけれど、


きっと優しさで言ってくれたんだろうね。


介護タクシーでもできること、あるんやな。


感動できること、あるんやな。


よかった。


なんとなく見ていた、


いつも通っている道でも、


何にもないと思っていた道でも、


気付いていないだけなんかもしれんね。


そう気づかされた、午後の送迎の合間でした。


ありがたやありがたや。