セカンドオピニオン まとめ | 舌癌になったオヤジ姉さん2 

舌癌になったオヤジ姉さん2 

2012.12 舌癌発覚 舌部分切除
2013.8  頸部リンパ節転移 郭清術
2014.8  頸部再発
もう手術不能、次は抗がん剤?放射線?
オヤジみたいな姉さんがオヤジ人生見直し中。

こんにちは。


久しぶりにブログを更新します。


前回からだいぶいろいろとあって、、、

ようやっと落ち着いてきました。


(過去の振り返り)

私、オヤジ姉さんは2014年8月に舌癌後発頸部再再発の

告知を受け、放射線と抗がん剤を勧められました。


先生達のお話を聞く限り、絶対に治らない予感がとてもしたため(笑)

セカンドオピニオンを受けることにしました。




2014年9月5日

千葉県内S病院にて。積極的治療を行わないで玄米菜食などで

がんを治すというS先生にお話しを聞く。


ここでは三井温熱器やプラズマ療法なども行い、いわゆる標準治療で

はないがん治療を行っているとのこと。


先生  早めに介護認定をとっておいたほうがいいですよ。

     ここで治る人は、奇跡的。

     ほとんどの人は、進むスピードがゆるやかに

     なることが多いですね。


私   え? 介護? 


そうです。 私まったく知りませんでしたが、がん患者は介護認定を

取れるのだそうです。だんだん寝たきりになっても費用負担が

軽減できるのです。


私  (私は治しにきたんだけどな・・) あ、はい。


その後、S先生の勧めでこの病院の上階にあるレストランで玄米菜食を

いただく。


この病院には介護認定者向けの施設も併設されていて、要は

介護認定をとっていれば、この施設の利用もしやすくなりますよ、

ということらしい。


なんか、しっくりしないまま家路につく。




2014年9月8日

都内K病院にて。放射線科で有名なK先生にお話を聞く。

この病院にはサイバーナイフ、トモセラピーなどの最先端機器が

あるため、かなり期待してうかがう。


先生  放射線と抗がん剤を同時に行わないと治りません。

     放射線は技師の腕しだい。

     あなたの主治医がいるG研のほうが頭頚部の医師やスタッフ

も充実しているし、こちらのトモセラピーの副作用はG研の

IMRTと同じです。 G研のほうがいいのではないでしょうか?

     今回は部分でなく全域で放射線をかけて、その後再発した

ときのカードにサイバーナイフを残しておいたほうがいいと

思います。

    (先にサイバーナイフ、後から全域で放射線をかける、は

できない。)


私   G研では、抗がん剤治療をしても生存率は1割上がるかどうか

で半分以上の人が再発するとうかがい、受けたくないと思って

います。


先生  あなたの場合、1割でもやらなきゃいけないレベルです。

     かなり難しいと思ってください。貴重な1割です。


私   !! (言葉出ず。。。頭の中が真っ白になる。)


先生  サイバーナイフは、ナイフというくらい強いものなので

     1~2割の人は首が欠損したり、血が出て死亡するとも言われ

てます。

     では、なぜこの病院にサイバーナイフがあるのかというと

     それでもサイバーナイフに向くガンがあるからです。


     あなたの場合は向かないガンだと思います。


     もし、今後サイバーナイフができるという病院が出てきたら

     よく注意したほうがいいですね。

     サイバーナイフは非常に高価な機械のため、どのような患者

も引き受けてしまう病院は存在します。


帰りの電車でずっと泣く。 まだ現実を受け止められないでいる。




2014年9月10日

岡山県内K病院にて。BNCT治療についてH先生にお話しを聞く。

3.11の影響で原子炉が止まっているため、現在BNCTを

行うことはできないと言われていた。 まさかこんなところに3.11の

余波がきているなんて思いもしなかった。


先生  この治療は加速器から中性子を取り出して行うものです。

     現在、実施できる者について国の基準が非常に高く

     設定していて、なかなか条件に合う方は少ないと思って

ください。


     実施した方について今のところ、副作用の報告は受けて

いませんが今後そういった可能性もあり、受けた方には

副作用がでるかどうかの確認で通院していただくことに

なります。(いわゆる治験段階)


結局、私の場合他に転移がないものの、過去に放射線治療を

40グレイ以上受け半年以上経っていること、という条件の1つに

該当せず受けることはできなかった。


せっかく岡山まで来たのにな~。 空振りでした。


現在、BNCTを受けるには標準治療を行い、再発してもう手が

なくなったという方でないと受けられないらしい。

(そこからまたいろいろと条件があるらしいが・・・)


ただし来年には都内を含め、全国の複数の病院でBNCTを

受けることができるよう、現在建設が進められているとのこと。


・・・正直、待てないけどね、、(笑)

 

そうわかると、先生はすばやく頭を切り替え・・


先生  君の場合は放射線と抗がん剤の併用が一番いい。

     私の身内が同じ状況でもそうしますよ。


私   (本当に身内にも抗がん剤を勧めるのかな~。)

     先生、どうして抗がん剤治療を行ったほうがいいの

     でしょうか。


先生  体にある小さなガン細胞も消せるからだよ。


私   (毎日5000個のガン細胞が生まれてくるのに、果たして

     消せるのだろうか?)

     はあ。。 (納得できていない) 

     放射線治療の副作用もかなり強いと聞きましたが、

     どのような症状が出るのでしょうか。


先生  人によりますが、唾液が出なくなる場合には、例えば

     パンを食べると口の中がパン粉状になる、ご飯を食べる

     とお餅状になる、という感じです。 

     そのままでは飲み込めないことになります。

     味覚障害は甘いものが分からなくなる方が多いようです。

     こういった場合食事はスープ系になると思います。


私   はあ。。


結局、標準治療を受ければ、次回再発した際にBNCTを受ける

ことができるとのことだったが、患者が望む治療を受けるために、

患者が望まない治療を1度は受けないといけない、

なんてなんだか納得できない。


まだ標準治療の手があったのに、なぜBNCTにしたのか?と

遺族らに突っ込まれることを先生方や国が恐れてのこと

なんだろうか。


抗がん剤が売れなくなるからかな~なんて考えたりもする。


標準治療で著しく体力が落ちて、免疫力も下がり、スープ

暮らしになって初めてBNCTを受け、ガンが消えたととしても

果たしてその後の私の人生どうなんだろうか? 


日本のガン治療の???を肌で感じた1日だった。




・・・続きは次回で。