とろRockin' On : めるりPと妄想殿下~前半 | 暗黒演奏会ブログ

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今晩はとろろ蕎麦です!!!
最近はめっきり寒くなってきましたね。お風邪などひかれませんよう皆さまご自愛ください。



さて本日はインタビューの締めであります、前座:めるりP編をお送りいたします。
1人じゃ寂しいという配慮により、素敵なゲストとの対談形式となっております。


それでは、どうぞご覧ください。






めるりP の紹介はこちら


出演時間&演奏予定曲はこちら




めるりPと妄想殿下 編




■2人の馴れ初め!?


とろろそば(以下──) 「生トロ」インタビューの最後は、前座として出演するめるりさんと、今回裏方としてお手伝いしてくれる妄想殿下さんに来ていただきました。
妄想殿下(以下 D) めるりはわかるけど、私は何で呼ばれたの?

──まあ、めるりさんだけにインタビューしたら僕とタイマンになるので、それも何だなあと。そこでめるりさんに「音楽的にリスペクトしている人を選んでください」と言ったら、妄想殿下さんを御指名されまして。「僕らの音楽」形式ですね。
D 絶対嘘じゃないか! お前、リスペクトなんかしてないだろ!
めるりP(以下 M) いや、嘘ついてるのはとろろそばさんなんだよ。僕は一言も言ってないもん、そんなこと。指名したのはこの人だし。
D 嘘は良くないよ……。


──まあまあ。今回は是非二人に、リスペクトし合っている感じを出していただいて。
D そこからやらなきゃいけないの!? 面倒なインタビューだね。

──まあ、「生トロ」をやるにあたって、いろんなバンドにインタビューにしてきたんですけど、自分がインタビュアーとして向上心のかけらもないんだってことがよくわかりました。
D わかったんだったら発展しようよ!
M もっとできると思ってたんだけどね。


──僕は全然ダメでしたね。何も学んでなかった。ところで、2人の付き合いはいつからなんですか?
M もう10年ぐらいの付き合いになるよ。お互いが東京に出る前。
D 本当に10年前からだよ。『マジック:ザ・ギャザリング』ってカードゲームのコミュニティで知り合った。
M 懐かし過ぎるな。


──じゃあ、2人の馴れ初めを。
M 馴れ初め……?
D ライブイベントのインタビューなのに、ここの2人の関係性を掘り下げる必要あるの?

M まず、『マジック:ザ・ギャザリング』のサイトの掲示板とかでお互いのことを認識して。まあここら辺はお互いの黒歴史を掘り起こすような話だからさっと省略するよ。

 最初に会ったのが、コミケの会場で。夏だったか冬だったか。メールしたら「○○にいるよ」って言うから、携帯で連絡しながら「おい、どこにいるんだ」ってうろうろしてたんだけど、会ったことがないから顔を見たことがないのでわからないと。そうしたら殿下が「ジャンプしろ、そうすればわかる!」っていうから。

D ビッグサイトの逆三角形の下で会おうって話になったんですよ。それで、どこにいるかわからないから「ジャンプしろ、ジャンプ」って言って。

M で、ジャンプしながら携帯で「今ジャンプしてるよ!」って言ってるんだけど、一向に見つけてもらえない。おかしいなと思ってよく電話口で聞いてみたら、2人がいるフロアが違ったんだよね。

D あそこは上の階と下の階があって、2人とも同じ階にいるもんだとばかり思い込んでた。そこで「今どっちにいる? 私は下の階」って言ったら、「えっ、上にいるんだけど」って。

M ずっと殿下を探しながらジャンプしてたから、360度ぐるぐる見まわしながらピョンピョン跳ねてて。みんなこっちを見るんだけど、2人は会えなかったっていう。まあ違うフロアにいるんだから当然だわな。



■上か下か


──それで、2人は上の階と下の階、どっちで会ったんですか?
D ……それ、そんな重要なことなの!? 「ここは聞かなきゃ」ってポイントだったの、これ?
M だから言ったでしょ、「もっとできると思った」って。インタビュアーとしては本当にダメだね。覚えてないもん、2人とも。全然重要じゃないよ、そんなの。

D まあ、そこからですよ、2人の付き合いは。
M それで僕は新潟、殿下は岩手に住んでたけど、僕は大学に行くために、殿下は就職して働くために2人揃って東京に出てきて。ツイッターを始める前はよく2人で遊んでた。同じ所に行くんだけど、趣味が違うから別々の店に行く、みたいな。


──それはいつ頃ですか?
D 2006~7年ぐらい? それでもこいつは大学で友達がいないし、私は岩手から就職してきたら東京に知り合いがいないし……。
M 「ボンディ」(※神保町にあるカレー屋)とか2人でよく行ってたよ。あそこは高いから、メニューだけ見て帰る人もいるんだけど、ある時「ぼったくりじゃん」って悪態付いた人もいて、2人して「うるせえ!」とか言ってた。そういうコンビだね。

D カレーは大衆食だから1,000円以内で食べるものという意識があるんだろうね。しょうがないよ。
──あそこは美味しいけど確かに高いですからね。780円のカレー屋に行ってしまう気持ちもわからないではないです。まあ、そんな感じで二人で行動しつつも、バラバラの店に行っていたと。
M だんだん二人とも「一緒に物を探す必要はない」ってことに気付いて、秋葉原なら殿下はアキヨド、僕はまだ秋葉原にあったレコファン(中古レコード屋)とか行って、合流して神保町まで歩いて、カレー食べて帰る、みたいな。その時は2人の家も近かったし。

D 2人とも、もうその時点では『マジック』はやってなかったんだよ。だから共通で行くところもそんなに無くて。まあ、石丸電気のクラシック館とかは、こいつが行きたいって言って、私も音楽は好きだから行ってはいたけど。時々2人でカラオケとかも行きましたよ。
M でもいっつも2人で行くから全然レパートリーが増えないんだよな。
D こいつが「哀・戦士」とか歌って、私が「ギャバン」歌って。小沢健二とか昔のドラマの主題歌とかがこいつで、私が特撮とかメタルヒーローとか。そればっかり。
M いつもそれ。「またギャバンだ」って。



■「みんなリナカフェ」だった頃、そして暗黒演奏会


──あっ、ちょっと家族から電話があったんで……。ごめん、今バンドのインタビューやってるから、また後で……。どうぞ、続けてください。
D 再開しにくいよ!
M 気まずいな。そういえば、この3人が初めて会ったのは、ツイッターのビアガーデンオフでしたね。


──僕は混ぜなくていいですよ。
M 混ぜるよ! お互い自己紹介もしてないのに、いきなり「やあめるりさんじゃないですか、今度ラーメン二郎を作るオフっていうのをやるんで来てくださいよ~」とか言ってきたじゃないですか。
D 馴れ馴れしい。とんでもないやつだな。


──僕の話はどうでもいいですよ。2人の話を聞きたいんですから。
M そう言ってるけど、自分がインタビュアーとしてダメだと思ったから、僕と誰かの対談にすれば自分が話さなくていいなって魂胆で、殿下呼んだんでしょうが。
D この人は聞き手には向いてないからね。人に石投げてバシバシぶつけて、笑って帰っていくタイプだから。
M 石を投げるのはうまいんだけど。インタビューもできると思ったんだけどな。「上と下の階、どっちで会ったんですか?」だよ。全然掘り下げてくれないもん。


──いやあ、僕はいきいきとしてる2人が見たいだけで。
D だったらこの2人を組み合わせる必要ないだろ! 毎日死んだような目をして生きてる2人だよ!


──ところで、さっき言ってたビアガーデンというのは、どんなイベントだったのでしょうか。
D えっ、掘り下げるところはそこなの?
M でもあれは2008年で、2人ともツイッターをやり出した頃だからなあ。
D 私は有名なプログラマーがツイッターをやり出したので、便乗してアカウントだけ2007年に作ってはいたんだけど、全然やってなくて放置してた。めるりがニコニコ動画とかやり出して、ツイッターでいろんな人と交流してたから、私もまた始めて。

M 2人とも、200人フォローしていたかどうかって頃です。その時にビアガーデンで大規模なオフ会をやるって話があって、二人ともそこに行った。ニコニコ動画関係とか、はてな関係の人とかも来てたのかな? まあ、それなりに当時のツイッターで有名な人が集まったような会で。
 今でこそツイッターのクラスタが細分化してるけど、あの時はみんな同じ所に集まってた気がするな。あくまで自分の観測範囲内での話だけど。
D みんなリナカフェに行って、みんなツイッター忘年会に行って、みたいな。


──それが今ではみんなそれぞれ別の道を歩んでいるんですよ。みんな、人生変われば変わるわけです。それなのに何ですか、あなたたちは。
M えっ、何で怒られてるの? 責められる要素皆無だったじゃない。
D 意味わかんないよ! 話を引きだしたいのか、ディスりたいのか、どっちなんだよ!


──これでもインタビューとしては好調な方です。2人とも顔馴染みなんで。
D これでねえ……。


──まあ、そんな2人もそれぞれ別の道を歩んで。
M 今度は別の道を歩んだことになったの? さっき何で怒られたんだよ。


──……ともかく、2人とも暗黒演奏会という集まりに収束していくことになったわけですが、どうですか?
M まあ、そうはいっても、お互いが色々な人と繋がっていても、共通の知り合いもいれば、同じ場に行くこともあったわけで。暗黒演奏会が始まった時も、僕も殿下もいたけど、全員顔馴染みみたいな感じだったしさ。だから別に、一旦別れて、また戻ったという感じではない。
D そういうことじゃないもんね。元々、すごくずっと一緒にいたわけでもないし。
M 二人とも友人が東京にいなかったけど、地元の友人がこっちに来れば会ってたし。そういう感じですよ。




■「音楽人」として

──そんな長い交友があるめるりさんから見て、妄想殿下さんのここが尊敬できるな、見習いたいなってところはありますか?
D インタビューっぽいな!
M あんまり話したくないな。……殿下のいいところを話せってことでしょ。「いい話」みたいになっちゃうから、面白くない。
D まあ、そうだねえ。協力したことも色々あったしねえ。


──音楽人としてはどうですか?
M 「音楽人」ってあんまり聞かないけどねえ。僕はずっと音楽が好きで、いろんなものを聴こうとしてきたけど、楽器そのものはちゃんとやってなかったから、基本、適当なんですよ。その場のノリでなんとかしてきたっていうか。
 殿下はその逆で、練習を怠らない。ずっと真面目にやってきたから、そこはすごいと思うよ。何もそこまで、って思う時はあるけど。


──じゃあ、殿下さんからめるりさんには?
D こいつは音楽ばっかり聴いてたから、こと音楽のことに関しては、何かあってもできる風にしてしまえるというか……できなくても、できちゃう感じにしちゃうんだよね。だからその反面、ちゃんと練習をした方がいいんじゃないか、ってことは何回か言ったけど。
M あんまり覚えてないな。


──もっと厳しく言わないとダメだったんじゃないですか?
M いやまあ、わかってたよ、付き合いは長いから。「こういうことが言いたいんだろうな」ってことは察したから、言われたこと自体は覚えてないけど、言われたことはしようとしてきた。
D まあ、楽器をちゃんとやるっていうのはこの人にとっていい刺激になるだろうなとは思った。で、演奏を見てみたら、やっぱりお客さんというか、オーディエンスを見て反応して演奏する、ステージタイプなんだな、っていう印象が強いですね。


──もともと暗黒演奏会って存在自体が、ライブを想定してやっていたわけじゃないから、お客さんを意識してやることもなかったと思うんですけど、めるりさんはそういうのはどうやって身につけていったんですか?
M 別に何もしてないですよ。まあ……人前に出て話したり、いろんな人に自分の発言が見られたりする機会がたまたま多かったんで。ツイッターを始めて、そういう機会がすごく増えていたから。
 前回の暗黒演奏会リサイタルも、自分以外のメンバーが全員ライブ経験があったわけですよ。だから自分は、演奏は劣るかもしれないけど、MCであるとか、ちょっとした繋ぎであるとか、そういうことは任せてくれって伝えて。みんなは演奏に専念してくれと。
 言い方は悪いかもしれないけど、自分のやることをちゃんとやれれば、演奏はこけてもいいかなってぐらいでしたよ、初ライブの時っていうのは。









前半戦はここまで。
なんかちょっといい話っぽいでしょ。味わい深いですね(パクり)


そんな良い話を音楽に昇華するライブイベント生トロの特設サイトはこちら

http://namatoro.oops.jp/

いよいよ来週の開催です!!!!お楽しみに!!!!