とろRockin' On : ミルキィボーイズ その1 | 暗黒演奏会ブログ

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こんにちは!!とろろ蕎麦です!!!!

残暑も厳しいですね体調など崩されないようにしてくださいね。


さて、今回はインタビューシリーズ第3弾、ミルキィボーイズさんの登場です。
突然思い立ってバンドを結成しちゃった地元の同級生たちに、僕もその時その学校にいたかのような気持ちで切り込んでまいりました
それでは、青春の甘酸っぱくもどす黒い1ページをご覧ください



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ミルキィボーイズ 編 その1



■地元の仲間に溶け込みたくて


――(インタビュアー:とろろ蕎麦)じゃあ、インタビューやりましょうか。

適当に雑談してくれればいいですよ。エピソードが出るまで聞き続けますから、ご飯を食べながらでも。
ベース ウマサ(以下:U) 余計な音を入れると面倒じゃないですか。他のバンドにインタビューした時は、もんじゃ屋で鉄板がうるさかったって話を聞きましたよ。歴史から学んでいきましょうよ。
ドラム 千歳(以下:C) お前は食べていいと思うよ。
U 何でだよ。
――そうだよ、食べていいよ。
U 何でなんすか! 何ですか、このノリ。


――俺も完全に5人目の地元メンバーのフリして続けるから。
U 勝手に戸籍を変えないでくださいよ。

――俺も大宮何とか中学にいたんだよ。
U その時点で嘘だってバレますよ! もっと設定練ってくださいよ。

大体、僕らはそんなに大宮の近くじゃないし。最寄りは埼玉にある久喜駅です。


――遠いね。東武線?
U 宇都宮線です。1本で来れますよ、上野から。

――注文が来たよ。
U アイスコーヒーで。
ギター こぐま(以下:K) リーダーがそう言うなら俺もアイスコーヒー。
C 逆らえないよな。

――俺も同じにしよう。地元が同じだからね。
U その設定まだ引っ張るんですか?

――あっ、でも俺コーヒー飲めないんだった。
U 何なんすか! というか、最初にメンバー紹介をしましょうか。

誰が誰なんだかわからないままやるのもまずいでしょう。


――記事にする時に編集するからいらないよ。大丈夫。
U そこは肯定してくださいよ! ややこしくなるでしょ。



■本名で呼ばれるリーダー


――じゃあ、そういう感じでやりましょうか。今回は、ミルキィボーイズの皆さんにお越しいただきました。ありがとうございます。

メンバーの顔から、バンド名に納得していない感じが何となくうかがえますけども……大丈夫ですか?
U 大丈夫です。


――ではリーダーから。名前と、特技なんかを教えていただければ。
U 特技……? 担当楽器はいいんですか?

――ついでに楽器もお願いします。
U 特技いらないんじゃない? ……ええと、ウマサです。ベースをやります。特技は……いるんですか?

――大のプロレスファンと聞いていますよ。
U そうですね。でもそれって特技なんですか?

――それに絡めて何かありませんか?
U ああ……プロレスラーの物真似とかですか? できなくはないですけど、誰もわからないですよ。メンバーでプロレス見るの僕だけなんで。

――アウェイですね。
U 共通の話題を引き出そうとしてもダメですよ。この4人に共通の話題なんかないから。

――えっ、そうなんですか。
U ないよね。
ボーカル クニ(以下、ク) うん。
U この4人は敵対関係ですからね。
C といっても、3対1でしょ。
K リーダーが孤立してる。

――3対1の敵対関係で、孤立してる1人がリーダーってどうなんですか?

それについて、次の方お願いします。
 クニです。
――(※ウマサの本名)じゃないんだ。
U 何でだよ! おい、これ書くなよ!
K そりゃまあ、昔はそういう名前で呼んでたけどな。
U 俺の名前はどうでもいいんだよ!

――今回出演するバンドのfuture potにつるさんって人がいるんですけど、彼女は昔からつるさんって呼ばれてたみたいですよ。
U だからなんだよ。それはつるさんが昔からそのあだ名だったってだけでしょ。

――(※ウマサの本名)と「つるさん」だったらどっちがいい?
U どっちも嫌だよ! とにかく俺たちに名乗らせてくれよ!

――じゃあ最初に名前を聞いちゃいましょう。
 クニです。ボーカルです。今回のライブには出れないんですけど。
C えっと、千歳です。パートはドラムです。
K こぐまです。ギターをやります。よろしくお願いします。

――よろしくお願いします。皆さんは、リーダーが「ウマサ」と名乗っていることについてどう思いますか?
C 別にどうも……。



■結成の経緯~そしてタケシ伝説へ~

――ドライですね。そんなにドライなのに、何で一緒に音楽をやることになったんですか。
U いろいろあったんですよ。まず、毎週一緒にいたんですよ。週末に集まって、暇だね、どっか行くかっていうのを毎週繰り返してて。今思い返しても、結構異常なペースだったけど。
C うん。
K ほぼ毎週だね。
U で、そこから、何か共通の趣味を持つかって話になって、じゃあ楽器でいいやと。そこで楽器を買って。今に至ります。

――さっぱりわからないんですが……。そもそも毎週どこに集まってたんですか?
U いろいろ。
K 例えば、ラウンドワンとか。
C あとは県外までドライブとか、そんな感じです。
U 国道122号を延々と北上したりね。ダム見て帰ったり。ラウンドワンでボウリングしたりとか、スポッチャでスポーツしたりとか。

――CMのまんまですね。
U まさにあんな感じです。あとは誰かの家に泊まったり。

――そこから発展していったわけですね。
U そうですね。集まってから「どうする?」って決めるよりは、共通の趣味があった方がいいという話になって。

じゃあ楽器でいいかと。

――みんな同時に買ったんですか? 先に誰かに買わせて逃げるとかはしなかったんですか?
K そこは確認しましたよ、やっぱり。不安だったので。僕はやるんだったら、SG(ギブソン社のエレクトリックギター。SGはソリッドギターの略)ってギターがあるじゃないですか。あれを使おうと決めていたので。

それを買う前に、「本当にやるよね? やらないとか無しだからね?」って。念を押してから。
U 僕はその場で適当に初心者セットみたいなのを買って。じゃあドラムはどうするんだって話になった時に、電子ドラムがあれば家でもできるだろうってことで、4、5万で買って渡せばもう逃げられないだろうなってKとで。
C そこで逃げられなくなってしまった。
U ただ、電子ドラムは電子ドラムでうるさかったというね。叩いたら物理的に音はするから。ドコドコって。

――練習できなくなっちゃったんですか?
C 今は1日に20、30分ぐらいしかできないですね。

――それ以上やると怒られるんですか?
C ちょっと、弟が。

――弟さんは何をやってるんですか?
U もう社会人だよね。
 ヤンキーだな。
K ヤンキー。かなりヤバいですよ。
U 変なフィクションは入れなくてもいいからな。
K いや、マジでヤンキーなんだよ。意外と知らないでしょ。タケシは半端ねえんだよ。
U マジで? タケシのことはよく知らないからな。
C ちょ、ちょっと待って、名前は出さないでよ。
K タケシぐらい出してもいいだろ。
U タケシが割とヤンキー系だってのは知ってたけど、そこまでなんだ? 普通に仕事してるって聞いてたぞ。
K タケシのbB(トヨタ自動車社の小型トールワゴン型乗用車のこと)見た? 見たことないでしょ。あれ半端ねえから。
C ちょっと!
K あのbBは半端ねえよ。ヤバい。だってホイールが青いんだぜ。
U あっ、俺見たことあるわ、そのbB。コイツん家で。
K タケシは半端ねえんだよ。マジで。
C 名前出すのはやめてよ!
K まあ落ち着けよ、タケシの兄貴。
U タケシは怖えな。ヤンキーだもんな。
K 怖えよ、タケシは。

――大体、兄が真面目に育って、弟はヤンキーになりますよね。
K あのbBはビビったからな。

――それで地元を走っちゃってるんだ。知名度がすごいですね。「久喜のタケシ」みたいな感じ?
C やめてくださいよ!
K 走り屋のチームに入ってるらしいですよ。
 ああ、やっぱり。
K この前地元を走ってたんだけど、そこは道路が二車線なんだよ。俺は左の車線を走ってて。

そうしたら車がみんなこっちに寄るから、「やたら左に寄ってくるなあ」と。「この時間に詰まるはずないんだけどなあ」と思ってよく見たら、右車線にバイクが4台止まってるんだよ。しかも背もたれが長いやつ。

そいつらが車線の片側を占拠してるんだぜ。
U 故障とかじゃないの?
K いやいや、談笑してたぜ、あいつら。
U マジかよ。
C それと弟は関係ないでしょ。
K いやあ、タケシはあそこに入ってるだろ。

――絶対入ってますね。
K その中にbBいたぜ。
C バイクって言ってたじゃないか!
K ごめん、それは捏造だけど。
C こういう場でそういうのはやめてよ!
U もういいよ、タケシの話は。
K じゃあここらへんにしとこう。とりあえずコーヒー飲もうぜ、タケシの兄貴。
U タケシに乾杯。

――もういっそのこと、タケシがメンバーってことにすれば。
U リーダーがタケシでもいいくらいだよ。



(続きます)