そば平さんOPEN | つぶやいて 一夜一会

つぶやいて 一夜一会

ぼやいて、ひと言。ひとりごちては、ふた言。今日を無事に終える感謝を想いつも、溜めてはおけないアレやコレ。この夜は、この世。ご縁あっての一期一会。一夜かぎりと読み捨てくだされ。人よ・人へ。

昨日は、これまでサイン関係を中心に
開業準備をお手伝いしてきた
蕎麦店「そば平」さんの開店日。

初日は何かとお忙しかろうと、
2日目である今日、伺うことにしました。

まぁ、一段落ということであれば
来週あたりがベターなのでしょうが。

さっそくショップカードの
追加印刷を承っていまして、
早めにお届けしなくちゃという思いと
やはりオープンから
余り間を空けたくはないという思いからと。

で、午前中は

別件で打合せが入っていましたし、
状況からして、お昼時のピークを外すのは

言わずもがなの配慮です。

ただ、迷ったのは
営業時間のおしまい頃に伺って、
一応、お客として昼食として
お蕎麦をいただくか。

それとも、店じまい間近

「やれやれ~」というタイミングを狙って
「お疲れさま!」と、ねぎらいつつ
感想など伺いがてら・・・のパターンとするか。

で、ここは用心して
~てんてこ舞いだと却ってご迷惑だろうと~
後者のパターンを取りました。

それで昼食を取った上、
お祝いの花など見つくろおうと、
西尾市方面に軽を走らせました。

午前中から、
雲が重く垂れ込めていたのが、
この頃から降り始めてきました。


            **


お花は、あらかじめ社長に相談して
当社の得意先である、

外構作業やガーデニング事業をされている

お店で選ぶことに。

親会社は造園業を営まれていたところ、
かれこれ12、3年ほど前に
ガーデニングのブームが始まったのを機に
くだんのショップをオープンされたようです。


ないものねだりで Dead End-庭夢1

私も今の勤務先に再就職する前を含めて、
家族と2、3回来たことがあります。

最後に来たのは、4年ほど前。
入社後に会社の得意先と知って、
併設のレストランへ
家族と食事をしに来ました。


ないものねだりで Dead End-庭夢2


その後、取り扱い業務を着々と広げて、
アロマテラピーのサロンや
ペットのグルーミングなど、
広い敷地内にそれぞれ別棟を建てて展開。

かなり広々とした駐車場や、
かつてはログハウス販売のため
実物が何棟か展示されていたヤードも
そのため、少々手狭な感ありといった感じで
見た目も様変わりしていました。

当初からある本館のような建物です。


ないものねだりで Dead End-庭夢3


入口から屋外のヤードを振り返ると、こんな感じ。

ないものねだりで Dead End-庭夢4


館内では、生花の切花はもちろん、
今ではプリザーブドフラワーをはじめ
ブーケやコサージュなど、
幅広く手掛けられています。

もちろん、客層に合わせて
輸入雑貨などもしっかり品揃えされて。

ないものねだりで Dead End-庭夢5

私はスタッフの方のお勧めに従って、
プリザーブドのテーブルフラワーをセレクト。

恐らく立派な鉢植えは、

各方面から届いていることでしょうから。


ないものねだりで Dead End-庭夢6


外へ出ると、すでに本降り・・・・・

これがレストランを外から見たあたり。

ないものねだりで Dead End-庭夢9


周りがしっかりクサ達で囲まれています。


暖かくなったら、屋外テラスで
食事をしてみたいと思っています。
もち、ジョッキ付き!で・・・・・


ないものねだりで Dead End-庭夢7


こちらは、ペット君の館。

ないものねだりで Dead End-庭夢8

降りしきる雨の中・・・

って、言葉が浮かぶと同時に
いきなり懐かしい旋律がアタマの中を
オタマジャクシのごとく、駆けめぐります。

♪ふーりしきーるあめーのなかーで
  

 かーさもさーさず~


(許してくだされ、涙さん・・・・・)

            **


そば平さんに着いたのが、2時15分頃。

営業時間が2時半までなので、
計算通りの「いい時間」です。

でも、あれ、数奇屋門に
暖簾がかかっていない・・・・・

Why?

おぉー、実物はコレが初見です。
メインの看板。

ないものねだりで Dead End-そば平オープン1


つや消しで仕上げたスチールのフレーム。
裏からシルク印刷した透明のアクリル板で
無垢の板をサンドイッチしてあります。

ライトが灯ったところも
ぜひ、見てみたいものです・・・・・

ないものねだりで Dead End-そば平オープン2


アプローチには、いつの間にか粋な竹垣が。

和風のお庭の風情に、
この程度なら雨もいいものです・・・


(後にご亭主からお聞きすると、この手のものは

 「金閣寺垣」と呼ばれるらしいのですが・・・・)


ないものねだりで Dead End-そば平オープン4


駐車場には、お客と思しきクルマが3台。
内2台は、高級外車です。

ないものねだりで Dead End-そば平オープン3

庭木にも、この時期ならではの

新芽が青々として、スタートにはふさわしい

チカラを感じさせてくれるのが、何より。


ないものねだりで Dead End-そば平オープン5

玄関を開けると、ちょうど最終2組
~4人のお客が帰るところで、
ご主人が送り出しに出て
挨拶をされているところ。

本当にナイス・タイミング!

予定通り、「お疲れ様です・・・」と
口をついて出かけたところ、
「・・・いや、おめでとうございます」と
言い直して、空席になった
テーブルにて雑談をば。


            **


お聞きすれば、まだ夜の明けぬ
4時台に店に来て支度を始めた
初日である昨日は、まぁ、

お客の入りはぼつぼつで。
流れも、無理のない範疇だったそうです。

が、明けて本日。
お店にもゆとりの7時台の入りで
ぼつぼつ始めていたら、どっこい!
開店時間の11時より前、
暖簾が掛かるのを待たずに
早くもお客が並び始めたそうで。

ないものねだりで Dead End-そば平オープン6

で、以降は
結構なペースで来店が続いて、
一般の席だけでは足らなくなって、
予約専用の奥座敷まで埋まったとか。

それで、2時半を待たず
本日分のお蕎麦が品切れ。
その時点で、暖簾を下げたそうです。
(ナルホド、それで今は掛かっていない、と)

それでも来店された最後のお客には、
普通のお蕎麦は切らしたけれど、
乞われて「変わり蕎麦」でよければ・・・
ということで、桜のお蕎麦を
召し上がっていただいたということです。

ちなみに、季節ごとに
「変わり蕎麦」を用意されるということで、
冬なら柚子とか、

初夏には茶どころのご当地ならでは、

新茶の季節にちなんで茶蕎麦とか・・・


彩りと合わせて季節感が楽しめて
なかなか風流だこと。

ないものねだりで Dead End-そば平オープン7

今日、私はご多忙ではとの遠慮しつつ
お蕎麦はいただかず、納品がてら
お祝いのご挨拶に留めたのですが、
こうしてみると大正解!

だって・・・・・
肝心のお蕎麦がなかったんですもの!

3時を回ったところで
食事できる店を探そうものなんざぁ、
あやうく牛丼でも食することに
なりかねませんでした。

まもなく来るGWの営業予定など確かめつつ

改めて嫁とでもお伺いしたい旨を告げて、
辞去して参りました。

ないものねだりで Dead End-そば平オープン8


印刷物をこしらえたり

一過性のイベントに立ち会ったりで
ハイ!おしまい・・・ではなくて。

こうして、これから頑張っていこうとする方の
お手伝いを出来る機会は、
今の勤務先ではなかなかありません。

ささやかながら、私にも
達成感のおすそ分けをしていただいたようで、
気分の沈みがちな此の頃では
プチ・ハッピーな1日でした。