つぶやいて 一夜一会

ぼやいて、ひと言。ひとりごちては、ふた言。今日を無事に終える感謝を想いつも、溜めてはおけないアレやコレ。この夜は、この世。ご縁あっての一期一会。一夜かぎりと読み捨てくだされ。人よ・人へ・・・

NEW ! anjorno1313の投稿
テーマ:

いつぞやはFBをベースに、近頃

仕事をめぐって思うことを書くつもりで、

またもや脱線したしまったことを思い出す。


あの時は、本格的にFBを始めてからというものの

トモダチの皆さんが独立して何周年という投稿記事とか、

わが愚息どもの転職について想いを馳せていたら・・・

この業界に転職して、ちょうど30年を数えることになる

と気が付いた、といったタイミングだった。


で、そんなところころから出直しを図って

アメブロ店じまいセール、最終バーゲンの

幕を開けることにしようかと思う次第。


つぶやいて 一夜一会-おみや1


            **

はじめに勤務したプロダクションは1年半で退社。

やはり師匠の紹介で入社したプロダクションには4年弱。

お次もこれまた紹介で入った今度は広告代理店が、

わが人生最長不倒の丸14年勤務。

(以下、省略)


要するに、卒業後の流通業界で2社。

転向後の広告業界では、途中に

不本意な自営期間3年を挟みつつ・・・5社。

つまり、サラリーマンとして

現在の勤務先は7社目に当たる。


推薦されたり紹介されたり、

いずれも転職はどなたか仲立ちを介して。

声やお座敷が掛かればホイホイ話に乗って、

転籍・・・もとい転石苔を生ぜずという人生で

ついには生まれ育ったホームまで転がって来てしまった。

(フリダシニ戻ル)


先の諺は英米両国でその意味合いが

反対であるのだが・・・さて、おいらの場合は?


つぶやいて 一夜一会-おみや2

そんなイージーな生き方を振り返っては、

これで良かったのかと今のわが身を思うこともしばしば。


なぜなら、道をこちらに転じた後、

精進と言える努力をいつの間にか

放棄してしまっていたのではと。


当初の志も、結婚して子どもができて、

まず家族を抱えて食って行かなくちゃと。

そして代理店に転職したあたりから世間もバブルに向かい、

うたかたの夢に浮かれてる内に

どこか軸を見失って行ってしまったように顧みる。


それにつけても思うのは、ごく身近で

その生き方を見てきた二人の同性の生き方。

言うまでもなく一人は亡き父であり、

もう一人は兄のことである。

            **

父は注文紳士洋服店を経営し73歳まで洋服を縫い続けた。


いろいろ事情があって60代の半ばで

店は一旦閉めたカタチにして、

職人さん達にも退職金を支払って解雇。


しかし、請われて、ごく一部

得意先筋の方々だけと限って洋服を縫い続けた。

それも73歳の時、母の入院を機に

縫い針を置き、指抜きを外した。


それでもやはり仕立てたくってたまらなかったんだろう。

店に残った生地をおいらに見せては・・・

好きなのを選べ、縫ってやるからと。


本当に仕事が好きだったんだと思う。

つぶやいて 一夜一会-親と子4

ちなみに・・・戦後の昭和の前半あたりまでは、

既成服よりオーダーメイドが優位な時代だったはず。

それが高度成長と共に既製服が台頭するも、

一部の富裕層はより高価で満足度の高い

オーダーメイドの洋服を求めるに至って、

注文紳士服店も淘汰の時代に入ったと素人考察をする。


            **

思うに・・・父は職人としてのスキルと

商売人としての才という両輪を、

実にバランスよく持っていたんだろう。


兄に10歳遅れて私が生まれた頃は、

市内にまだ十数軒余りあった注文紳士服店の中でも

トップの地位を揺るぎないものにしていたことになる。


紳士服組合の長を務め、実家では

しばしば組合の会合が催されていた。

会場は、接客用にミニバーまでしつらえた

店舗奥の応接間だ。


当時は知る由もなく、おいらが社会に出てから

知るに至ったことだが・・・

その頃は営業範囲を名古屋市内にまで

広げていた時期に当たる。


商社から嘱託契約で営業を二人引き抜いて

仕事を取らせては、自身で先方に出向いて

採寸や仮縫いを行なって、そのままタクシーで

名古屋から幡豆方面へ――。


職人を組織して、専属の外注先集団を抱えるほど

羽振りがよかったようだ。


つぶやいて 一夜一会-親と子3

            **

また、若い頃から仕立ての腕を競う

各種の紳士服コンクールに積極的に参加していた。

子どもの頃には受賞のトロフィーやカップが

ショーウィンドーに所狭しと並べられていた。


そして遂に全国注文紳士服コンクールにて

~スポーツで言うなら全日本選手権みたいなもの?~

トップである内閣総理大臣賞を受賞。

トロフィーと並んで、時の首相・佐藤栄作氏の

署名入りの賞状が誇らしげに店内の壁面に輝いていた。


それと同時に、あまたある

他のトロフィーやカップはすべて処分した。

そして以降は、コンクールの類へ応募することは

一切なかったようだ。

これが一つあればいいといったところか。

これは実に父らしい。


みずからの技能を研鑽し身に鞭を当てるのと共に、

それを以って店の看板とする狙いも

あったのではなかったのだろうか。

こんな片田舎で開業していようと、名古屋の、

いや銀座の一流店にも引けを取らない腕を持ってるんだぞと。


尤も、そんな老舗はこの手のコンクールに

出品するようなことはしないがな・・・と、
振り返っては淡々と語った父を印象深く思い出す。

つぶやいて 一夜一会-親と子5

            **

ついでながら・・・かつて父から聞いた昔話を思い出した。


父が市内に開業してそれほど歳月が経ってはいない頃。

言い換えれば、地位も確立していない時期のことになるだろう。
ニューフェースとして売出し中で、

鼻息荒くバリバリやっていたという感じだろうか。


すでに自身の腕はいっぱしと自負していた父が、

ある機会に開業して間もない洋服屋さんが仕立てた服を

見る機会があったそうだ。


その仕上がりを見て、父はドキリとしたらしい。

この仕事・・・ただモノじゃない、と。

そこで、何と客を装ってくだんの店に偵察に出掛けたそうだ。

大胆。


それで通りから店内に声をかけると・・・

そのご主人は立ち上がることはおろか、

店の奥から洋服を縫う手を休めることもせず、

無言のままジロリと眺めただけだったそうだ。


それで父はこれは大丈夫と安堵。

いくら腕が立とうが、あれじゃ商売はできやしないぞ、と。

万事ツボを心得ていたというわけだ。


(続きます)

最近の画像つき記事 画像一覧へ ]
anjorno1313の投稿
テーマ:

(昨日からの続き~最終編)


さて、門前にて大満足の食事を終えて
すぐそこの大徳寺へ――。

門をくぐっていくと、うーん・・・
やっぱり、ここもお寺がいっぱいある。

正月に訪れた時、最後に寄った
東福寺もそうだったけれど

大徳寺って、一体・・・・・・


言ってみれば「大徳寺」ホールディングス、
とでも言うべき連合組織体なわけ?

ともかくも、ガイドブックの庭園特集ページに
枯山水らしき写真が載っていたので
まずはそこを見学しようかと思っていたら
「名園」みたいなことをPRした看板が目に入った。

誘われて進んでみると、龍源院というお寺だった。
方丈を中心に、それぞれ趣が異なる各種の庭がある。


つぶやいて 一夜一会-京都15

上の写真はいちばん大きい方丈の前庭。
蓬莱山をもうけた禅寺らしい枯山水。

方丈の廊下を回り込むと開祖堂で、
その前にも庭があった。

こちら、普通に庭園していた。


つぶやいて 一夜一会-京都17

一昨年に初めてマイカメラを買った嫁。
料理やお菓子の写真を撮って
PCにアップするつもりだったらしいが・・・
以降、それらしい気配はない。

それが今回は珍しく持参して、誰かほどじゃないけれど
でも「らしい」ポイントではパチリパチリやっていた。

でも、こうした庭とか建造物って、
いわば造型として完成してるから
おいらたち素人がただ写しても絵にならない。

先のお庭の全景だって、どうってことないでしょ。
実物を見た時に感じた感覚なんて
到底伝えられやしないし。

嫁にしても、例のO夫人にしても
(しかも彼女は写真講座に通ってる)
見えたものすべてを1枚に収めようとする。


自分が見て・・・素晴しい!
この感動を記録しておかなくては!
なーんて思うんでしょうね。

人間の目がいかに都合のいいものか
理解してないからそうなるんだよね~

見えてないものまで見えるし、
あれもこれも脳が都合よく再構成してることが
彼女たちには理解できてないのかも。

つぶやいて 一夜一会-京都16

(おまけに情緒というフィルターまで
そこに加わってるんだし、ね)


あ、O夫人の名誉のために付け加えれば。

今回は来ないのかなぁ~と思いきや・・・

案の定、今週初めに写メを受信、帰朝報告とともに。


で、その写真が・・・格段の進歩で。

いつもなら名所旧跡や風光明媚な場所を背景に、

ご自身のポートレートが送られてくるところが

・・・あにはからんや、景色だけ。


うーん・・・・・


(にしても、ヴェネチアを発ってアドリア海から

エーゲ海へと進みつつギリシャからターンして

イタリアの対岸クロアチアまで巡る11日の船旅

クルーズとやら・・・って、どうよ!)


つぶやいて 一夜一会-京都18

            **

さて、ひと回りして見たけれど
どうもガイドブックに載っていた庭とは違う。

改めて、特集ページに紹介されていたお寺の
名を調べてみるとこちらだった。


瑞峯院。

時刻も時刻だし、あと一ヶ所だけ見学して、と。

ところで、霧雨がうっすらと見えるだろうか。


つぶやいて 一夜一会-京都19


この日の京都は終日、雨が断続的に降り続いた。
晴れ間が見えたかと思ったら、小雨程度のがぱらぱらっと。

でもって、後はこんなミストのようなお湿りばかり。

おいらは、あらかじめ折畳みをリュックの中に。
嫁は、ふたばさんに行く途中で降り始めた時に
ちょうど店頭に出されていた傘を見て迷った。

でも、取りあえずそこはアーケード街だったし、
買物にも不便だから、いずれと言いつつ・・・
時々、折畳みで相合傘。あとはフードをかぶって。
(上着のセレクトはこれを計算した上とのこと)


結局、ついに傘を買わずに通した。

嫁の勝ちである。


つぶやいて 一夜一会-京都20

方丈前、メインとなる庭は山水と石庭の枯山水が合体。


やはり蓬莱山を中心に、それが水際で
半島となって荒波に打ち寄せもまれながらも
悠々と独座するところから、独座庭と呼ばれるそうだ。

これまたすべてを収める通常のアングルだと
まったく面白味がないのは当然。
そこで、海の相当する側に回って見ると・・・


つぶやいて 一夜一会-京都21

なるほど、いかにもこれは荒波だ。

ちなみに、この瑞峯院は
キリシタン大名として知られる九州の大友公が、
室町時代に建てられたものとあった。

方丈の廊下にて、著者の嫁近影。


つぶやいて 一夜一会-京都23

            **

さて、瑞峯院を出たのが4時少し前。
大徳寺納豆を磯田さんで買って、めざすは錦。


往きは歩けなかったルートを通って
「鞍馬口」まで行くか、それとも
嫁の提案に乗って路線バスにするか。

ちょうど塩梅よく、間もなく四条河原行きが来るという
タイミングだったので後者を選ぶことにした。

つぶやいて 一夜一会-京都22

しかし、いざ乗って見ると植物園のある
北山の方まで北上した上で街を縦断するという遠回り。

でも、まぁ京都の市街を見物しながら
ぐるりと・・・はとバスみたいなものと思えば。
しかも、区間に関係なく一律220円とは驚いた。

加茂みたらし茶屋には、4時半という
夕刻にもかかわらず行列が・・・
(次回は並んでみようかな?)

さて、ごった返す四条の通りを抜けて
さらに立錐の余地なしといった錦市場へ。

ここにはもう何度も通ったので、
お店のラインナップはほぼ心得てる。
嫁はいつも好きな漬物とちりめんは外さないのだが、
なぜだか今回はパスしていた。

おいらは、いつもの津之喜さんで
いつものミヤコツルのカップ酒を。
サイコーに美味い。まさに幸せ。
店内を物色してる内に1合分はつるりと胃の中へ。

つぶやいて 一夜一会-京都24

今回はミヤコツル(都鶴)の純米吟醸4合瓶と、
こんなんあるんや!の、松本さんちの
純米酒のワンカップを1本。
(10本まとめて買うてった若い衆がいてはった!)

嫁は初めて見る塩麹の素~乾燥していて
何だか落雁みたいなの~を買うたん。

その後は、いつもなら京都駅の伊勢丹で
買物の追加をするところ、実は風邪気味ゆえ
あまり余力が残ってないような気がしたので、
最寄りの四条にある高島屋で済ませることに。

帰りは7時過ぎ発のこだま。
予想通り、難なく自由席に並びで座ることができた。

ロング缶と(第3でないよ!家計の財布だから)
錦で買うた焼ポン栗をアテに、ぷふぇ~
車中でも、幸せ。

さて、次の京都はいつ、どこをお目当てに・・・?


つぶやいて 一夜一会-京都26

anjorno1313の投稿
テーマ:
昨日の続きです――


今回の京都行の目的は、
まずは出町ふたばさんの豆餅をいただくこと。
嫁の提案ではあるが、固執していたのは私。
これを出発点として前日にルートを組むことにした。

次いで、プランニングとしては、
ふたばさんに続いてまわる適当なスポットを
その方面で探すこと。それと食事処を決めること。
(一人ならそんなことしないけど)

そこで迷わず、相国寺。
3年半前にやはり嫁と二人で出掛けた、
紅葉めあての日帰り旅で見逃したから。

それまでは知らなかったけれど
その時に南禅寺界隈で、相国寺の
特別公開を告知するポスターで気を惹かれた。

地図で見ると、以前から一度は
その趣ある学舎を見てみたかった同志社も
~マイ母校とミッションスクール同士、
提携を結ぶような間柄だったかと~すぐ近くにあったし。

            **

で、今回。

同志社はふたばさんへの道すがら観覧。
作りたて、買いたての豆餅を
路上でパクついてから相国寺へ。


つぶやいて 一夜一会-京都6


この相国寺、何でも臨済宗相国寺派の本山で
金閣と銀閣も傘下にあるとか。
今回もちょうど特別公開中だったので、
法堂・開山塔・浴室を見た。

室内はいずれも撮影禁止。庭はOKらしい。

見ごたえあったのは法堂。
ご本尊はかの運慶作。
天井には天を舞う龍の絵が。

この龍には二つ秘密がある。
まず、堂内のどの位置から眺めても
こちらを睨んでるように見えること。
鬼門に当たる方向からも、
逆さまになりながらキッ!と。

それと、所定の位置で手を打ち合わせると
共鳴によって独特の振動音が響き渡る。
それを以って「鳴き龍」と呼ぶこと。

私も試したが、ビィ~ン!と
木を裂くように実によく鳴った。
(嫁はちょっとヘボだった・・・泣き龍?)


つぶやいて 一夜一会-京都8

            **

当初は、その界隈からず・ず~っと歩いて、
これまた食べ損ねたままのわらび餅をめあてに
茶洛さんへ寄りつつ、その足で大徳寺まで・・・
っていうのはどうだい?というのがマイプランだった。

でもって、お昼を食べる店をタビリエで調べて
お寺近くの紫野和久傳さんの京都本店で
どうだい?と、嫁にお伺いを。

しかし、それだと大徳寺までの総距離が
(地図上の推定で)3㎞超。
・・・案の定、直ちに却下された。

わらび餅を食べつつ、お昼をいただきつつなら、

いいと思ったんだけれどな~。

かと言って、ふたばさんから
そのまま足を伸ばせそうな範囲には
(&嫁の了承する距離で)適当なところが見当たらない。

お天気も芳しくなさそうなので・・・
ま、現地判断と言うことに。
それもあって、先の紫野和久傳さんに
予約は入れなかったが、これが結果的に大正解。

結論から言えば、道に迷った。
いや厳密に言えば、方角を誤ったのである。


つぶやいて 一夜一会-京都7

            **

いずれにしても、相国寺を出たらすでに12時半頃。
大徳寺をめざしつつ歩いて、途中で
適当な食事処を探そうかということになった。

それで、嫁と違ってタクシーだけは避けたい私。
じゃ、大徳寺の最寄り駅はと言うと・・・
はじめに下車した「今出川」から
北へたったひと駅の「鞍馬口」。

そこからでも1km半はあるから、
君の足じゃ15分以上かかるよ。
だったらいっそ・・・と言って、

先のダイレクト徒歩の提案をむし返すも、却下。

それで、「今出川」へ戻って地下鉄に乗りました、
「鞍馬口」までひと駅だけね。
地上に出るのに構内の案内平面図を見たけれど、
そこで大失敗が・・・

案内図には出口が1と2しか
表記されてなかったように見た覚えがあった。

大徳寺への方向は2の出口から。
で、改札を出たあたりに[→1]とあったから、
迷わず反対側に進んで地上に出て、
地下鉄の線と垂直に交わる細い道路を
西に向かって(と、信じて)歩き進んだ。

細い道らしいのは、地図からも分かったので
何ら疑いは差しはさまず。
住宅街らしい道で、もとより地図にも
「らしい」ランドマークはなし。

それで、大きな交差点を右折して
まっすぐ北へ(の、つもり)。
地図では、河川に蓋をして造ったような道路らしい表記。
でも、すぐに広い河川敷のある
それなりの川沿いを歩くことになった。

そこで嫁が、あれって鴨川?と尋ねるので、
いや、違う・は・ず・・・ン?
でも、確かに看板には賀茂川(鴨川)とある。

ほら!と、勝ち誇って嬉しそうな嫁。
で、歩きました、せっかくだからと
河川敷を、えっちらおっちら。

しかし、地図だと500m足らずで
左折すべき大きな交差点に当たるはずが、
前方に見える橋までは少なく見積もっても
その倍くらいはある。

訝しみつつも行きました。
橋のたもとに着きました。
案内板があったので見ました。
(じわじわ~とヤな予感)

で、そこにあった現在地を見ると・・・・・・葵橋!!!

何と、「鞍馬口」の駅からまずは西へ進むはずが、
真反対の東へ進んでいたことになる。
でもって、ぶつかったのは
合流して鴨川となる前の賀茂川。
そこを川沿いに北ならぬ南へ1kmほど。

つまり、ふたばさんから相国寺経由で西へ歩いて
「今出川」から地下鉄で北へ向かって「鞍馬口」まで。
そこから今度は実際には東へ戻って、
川沿いに南へと下ったわけで・・・何のことはない!

地図で見ると、2時間以上も前に出た
ふたばさんまであと200mくらいのところへと
みごとグルリと周遊していたことになる。

おかしいなぁ~「鞍馬口」で2番出口から歩けば
間違えようもないんだけれど。
・・・と、それを耳にした嫁いわく「出たのは3番よ」と。
えっ!じゃ、あの案内板は何だったんだ~(見間違い?)

1と2だけと信じ込んでいたものだから、
1以外ということで進んだ先にあった出口の階段を
2と信じて、迷わず上がったということになる。

で、大徳寺までは・・・問答無用でタクシーで向かった。
(しゅん)

            **

さて、大徳寺の門前にてタクシーを下車。
時計を見れば、早や2時近い。
何はさておき腹ごしらえだ。

とんだタイムロスがあったので
できるだけ現地の近くでと物色した結果・・・こちらへ。


つぶやいて 一夜一会-京都9


泉仙(いづせん)さん。
あとで、大徳寺の敷地内にも
「大慈院店」があると知ったが、
こちらは総門からすぐのところにある「紫野店」。

共通するのは鉄鉢(てっぱつ)料理だが、
前者が京料理を標榜されてるのに対して
おいら達がお世話になった後者の店は
ゆば懐石がウリのよう。

おいでやす~(って、いいよね京の言葉って)
お茶とわらび餅が出された。

つぶやいて 一夜一会-京都10

ちょっとした茶懐石の趣きで、なかなかイイ。

おいらのチョイスは精進点心。
嫁は看板のゆば懐石にするつもりだったが、
献立の写真を見ておいらと同じに
(真似しないで、つまんない~)。

それで、単品で生湯葉の汲み上げを追加オーダー。

つぶやいて 一夜一会-京都11

おいらは、忘れちゃいけない
(忘れるはずない!)オチャケを。

本当はおすすめらしき地酒がよかったんだけれど、
300ml(小瓶)のようだったので、
レギュラーの生酒で手を打った。
湯葉を肴に舌鼓も打った。
(お寺巡りをするのに赤い顔しては・・・ですしねぇ。)

つぶやいて 一夜一会-京都12

それで、肝心のお料理だが・・・これが実に大正解。

京野菜を生かしながらも精進料理だけあって
いずれも技を凝らしたアラカルト揃い。
おいらは練り物大好きときてるから、
もう、ツボにはまって・はまって!

つぶやいて 一夜一会-京都13

ちょい見では肉料理とも思えそうな
何やら面妖な黒っぽいのと言い、
これは魚の切り身を焼いたのでしょ?と
嫁が見間違えるのも、すべては
植物性たんぱく質素材による見立てプロダクト。

嫁にしても、これだけ徹したのは
初めてと驚きつつも、美味しいね・・・と。
いや、夫婦揃って大満足!

いえね。これだって、モノは考えようで。

道を間違えて、タクシーで駆けつけなきゃ、
こちらのお店と出会わなかったかもしれない。
それに、例の紫野和久傳さんに
予約でも入れておいた日にゃ、
とんだご迷惑をお掛けするところで。

加えて、機会さえあればと思っていた
茶洛さんだったが、こちらでお通しとして
わらび餅もいただいたわけだし・・・結果オーライ!

今ここで味わえる幸せ感を大切にしないと、ね。

つぶやいて 一夜一会-京都14

Amebaおすすめキーワード