【復興応援部会】お正月のごちそうは川俣シャモで | コン美味食文化論2

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東日本大震災被災地を中心に、食べて復興応援!
時に風味舌禍な「いけずな京女」のブログです。


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 本当はクリスマスチキンのネタにするつもりでしたが、ケーキを食べ過ぎました(笑)
 今から間に合う、お正月のご馳走。
 おせちもいいけど、肉食系もね!


 楽天ショップ「いいとこ福島」にて。
 http://www.rakuten.co.jp/iifuku/


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 福島県伊達郡川俣町・株式会社川俣町農業振興公社「川俣シャモスモーク手羽先」をお取り寄せ。
 川俣シャモは、川俣町で生まれ育つ福島県認証地鶏です。


 特製ソミュールに漬け込みボイル後桜のチップでじっくりスモーク。
 シャモの鶏肉本来の旨みをギュッと詰めました。
 コラーゲンたっぷり!軽く炙ると最高!
 (ショップの商品説明より)


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 これはねえ、ホンマに「うんまい」(なぜか上州ことば)です。
 シャモならではの濃い旨みが、がっつり味わえる。

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 ソミュール(燻製の前に漬け込む調味液)は原材料を見ると食塩、砂糖、みりん、醤油と和風。
 しかしスモークにより独特の風味になり、和洋どちらでも、清酒焼酎ワインどれでもOKです。(そこかい!)

 手羽先でもお肉がたっぷりついていて、しかもほとんどがプルプルゼラチン質ですからとろける美味しさ。
 身離れも良くて、かぶりついて食べやすいですね。

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 川俣町は古くから絹織物で栄えてきた町で、当時、機屋の旦那衆が娯楽として親しんでいたのが闘鶏。
 このため、軍鶏を飼う家庭が多く、その名残が現在の川俣シャモのルーツとなっています。

 川俣町農業振興公社によれば、1983年(昭和58年)頃、当時の川俣町長が「遠来のお客様に、何か気の利いたごちそうを」と発案し、川俣シャモが誕生したそうです。


「おもてなしの心」は、別に今さらジェスチャーつけて強調せんでも。
 ある人にはあって自然とにじみ出るものなのです。

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 「川俣シャモスモークソーセージ」も、お薦めです。
 ソーセージの本格的な燻製って、珍しくないですか?


 特製ソミュールに漬け込みボイル後桜のチップでじっくりスモーク。
 シャモの鶏肉本来の旨みをギュッと詰めました。
 天然羊腸のプリッとした食感、ジューシーさが特徴です。
 (ショップの商品説明より)


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 燻製だから水分は抜けているのかと思えば、いやいやいや。
 羊腸をプツリと噛み切ると、濃厚な肉汁がジュワッと口に広がります。

 通常、鶏肉のソーセージってあっさりしてるのが多いかと。
 これは、牛肉も顔負けの力強い味わいです。


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 川俣シャモの飼育の特徴は、生産を請け負う有限会社川俣シャモファームのマニュアルにより、町内で一元管理されていること。
 また、乳酸菌などの有用菌を専用飼料と鶏舎の敷料に混ぜることで、鶏の内外から健康管理を行っていること。
 鶏舎もゆとりある広さで、ストレスのない飼育環境を整えていること。

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 そうして健康に育った川俣シャモは、「脂っぽくないのに深みのあるコク」「固すぎず柔らかすぎない適度な弾力の肉質」が自慢。
 それはもう、食べたらすぐに実感できます。
 じっくりと味わっていただきたい、それが川俣シャモ。


 原発事故後はすさまじい風評被害に遭い、一時期は6割減収と窮地に陥りました。
 しかし、町の人たちは一眼となりピンチをチャンスに。
 
徹底した安全管理を追求することで、人気を取り戻しています。
 まだまだ生産量や売上金額が元に戻ったとは言えませんが、震災後の新しい「川俣シャモファン」も獲得。


 さらに美味しい鶏肉にするための品種改良にも着手し、川俣町の復興のシンボルとなっています。


 「決してあきらめない勇気」。

 私も、見習わなくては。



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本日は「大人のチーズとプレミアムベビーチーズ」
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