ひつこく言います、東北だけが被災地ではありません。
千葉県香取市もまた、地震により甚大な被害を受けました。
特に、利根川に面した“北総の小江戸”佐原地区と周辺地域。
水路が縦横に発達した「水郷」で、その計画や江戸時代からの重要伝統的建築物、初夏にはおやめが咲き誇る水性植物園等々。
まさに、町ぐるみ博物館として多くの観光客を魅了していたのですが…。
道路の損傷、地割れ、陥没、隆起。液状化による大量の土砂の噴出。
湖岸や川沿いの護岸の損傷。
多数の家屋や電柱が大きく傾き、重要伝統的建築物の多くが損傷しました。
また、ライフラインの寸断が長引き、特に上下水道の回復は最も遅れたように聞いております。
しかしこれらの被害はほとんど報道されることなく「空白の被災地」だと地元の人が憤っておられた…これは人づてに聞いたこと。
さらにその後も、原発の風評被害で観光客が激減、まちは大きな痛手を受けています。
香取市にあるファームネット・ジャパンさんは「日本一おいしいハムを自分たちの手で製造し、お客様にお届けします」を第一のミッションに掲げる会社。
その事業の特徴は、最初からインターネット販売を中心軸においていること。
従って第二のミッションは「インターネット販売を通じて、全国の生産者にかわってお客様に新鮮な商品を提供する」なのです。
今回は初めての利用なので様子見で。
「熟成ベーコンの切り落とし」をいただきました。
いわゆる、ベーコンを整形する段階で出る切れ端です。味は同じでお買い得。
何しろこちらの熟成ベーコンは、豚肉本来の旨みを生かした古式製法。
20種類の香辛料と天然塩の漬け込み液で7昼夜熟成させ、桜のチップで丹念にスモークしたベーコンです。
成型もせず、もちろん増量剤や保存料も使用しないので仕上がりの形はさまざまなので、切り落としが多く出るというわけ。
見てくださいよ、切り落としといってもこの厚さ!
もちろん味わい抜群!
職人技が十二分に発揮されたと言ってもよいベーコンは、なーんも考えずにそのまま食べるのが一番
…というわけではなく。
ベーコンの美味しさが最も良くわかるのはベーコンエッグではないかいな、と私は思ふ。
というわけでご近所スーパーで発見した「産直石本卵<真卵>」の登場。
広島県山県郡豊平町~中国山地の真っ只中にあるらしい~の石本農場から届く、生みたて卵です。
石本農場では鶏の飼料はすべて手作りで。
昔ながらの製法によって自然の素材だけで(トウモロコシ・大豆・魚粉・貝殻・菜っ葉等)配合しています。
なので殻は丈夫で艶があり、卵の味もいいんですよね。
卵はでんな育て方しても栄養価は同じだ、とセンセ方はおっしゃいますがね。
栄養素は一緒でも栄養価値は違うのよ。
まだ人が発見できていない未知の力、生命力のヒミツが必ずあるに違いない。
「産直石本卵<真卵>」には確かにそんな力を感じます。
おまえはケンタロウか!と突っ込まれそうなベーコンエッグ。
塩も胡椒も要りません。
「熟成ベーコン」の塩気と旨みと「石本卵」の豊かな味わいとで十分です。
ベーコンは卵のエキスを吸ってまろやかになり。
卵はベーコンの旨みをまとってさらにコクを増す。
旨すぎ!!
そうだ、スティーブンソンの「宝島」に出てくる年老いた海賊は「ラムとベーコンエッグさえあれば、それでいい」と言ってたなあ。
ラムはないけど、とっておきの泡盛の古酒をあけましょう。
超旨すぎ!!
このあとのオチは、ありません(笑)
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