こんばんは。エンジェルフォレストのヒーラー、葉月です。(*^^*)/
さて、この図のように、それぞれの指に5つの要素が対応しています。
親指…空
人さし指…風
中指…火
薬指…水
小指…地
また、仏塔の形や、お墓に建てる卒塔婆(ストゥーパ)の形も、この5つの要素をあらわしているのだそうです。
こんな図をネットで見つけました。
仏塔の各パーツ、そして卒塔婆の場合はうにょうにょしたくびれ(?)が、それぞれの要素に対応しているのですね。
それぞれの元素の順番も、
地面は一番固くて重そうだから一番下で、
地面の上に水があって、
その上に火があって、
風は火よりもさらに軽くて
そしてすべての上に「空」がある。
……と、なんとなくイメージと位置関係が納得いく感じです。ふむふむ。
そして、5本の指がそれぞれの元素を表しているので、私たちが法事で「お焼香」をする時に親指・人さし指・中指の3本を使ってお香をつまむのは、
「空、風、火」
の3つの要素を用いているからなのだそうです。
ほほう
なるほど、1回お焼香するか3回するかとか、おしいただくかおしいただかないかとかは宗派によって違っても、「指3本で」というのはそういう意味があったんですね。
ちなみに、お坊さんの修行では体にお香を塗ったりすることがあるそうなんですが、その時に「水と地」の元素を使うような場合だと、薬指と小指の2本だけを使ってぬりぬりするのだそうです。
へぇ~
さらに、ヒーリングのセッションで、終了後にお送りするメールでご紹介するムドラ(印)。
仏像やヨガのポーズに見られるように、指を特定の形に組むのですが、あの印の組み方(何種類もあります)にも、指が象徴する元素が関連しているのだそうです。
なるほど~
けれどもここに一つ、私たちが間違いやすいトラップというか、なにかをシンボライズした時に生じる限界があります。
それは、これらの5つの元素を形やパーツにあてはめてしまうと、まるで「地(土)・水・火・風・空(スピリット)」という、5つのそれぞれ別個の「もの」が存在しているかのように思えてしまうところです。
本当は、「空」はすべてなるもの、であると同時に、「世界」に映し出され、私たちが体験している「これら」でもある……。
空=色
色=空
おそらく、四大元素の考え方も、
「私たちはどこから来たのか? そしてどこへ向かおうとしているのか?」
「世界はなぜ、今このような状態なのだろう?」
という追求から生まれたものなのでしょう。
そして世界のさまざまな文化で、さまざまな時代に、真実に気づいた人々がなんとかそれを伝えようとしていたように思えます。
だからヨーロッパとインド、遠く離れたところにそっくりの世界観が存在しているのかもしれないですね……。
というわけで、お盆などでお焼香する機会があったら、
「あ、指3本だから『空、風、火』のエレメントでお焼香つまんでいるんだな」
と思い出してみると、そうした先人達の工夫と知恵に触れられるような気がするかもしれません。
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