喉元過ぎれば熱さを忘れろ
●読み: のどもとすぎればあつさをわすれろ
●意味;
●同音異語: 喉元過ぎれば熱さを忘れる
苦しい事も過ぎてしまえば忘れてしまうことのたとえ。また、
苦しいときに受けた恩も楽になれば忘れてしまうことのたとえ。
(資料:大辞林)
●注釈;
最後の一文字が「ろ」か「る」かの違いである。
それも仮名一文字の書くとき最後を、流すか丸まるかの違い。
熱いもの(=苦しいこと)がいつまでも口に残っていたら
(=続いていたら)耐えられない。
苦労の中身によっては、思い出したくない苦労・苦悩を
体験した人だっているはずだ。
苦労・苦悩の反芻でますます傷つく人もいる。
喉元をすぎても熱かったらたまらない。
せめて腹におさまったら冷めて(=終わって)もらいたい。
だから、いつも誰でもとは言わないが、「熱さ忘れろ」なのだ。
苦しい時に受けた恩は、感謝の気持ちとともに想起すればいい。
苦労を思い出すことと必ずセットで感謝しなくてもすむ余地を
残しておきたい。
●御礼: 本日も言葉遊びにお付き合い頂きありがとうございました。
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