超雑食性
●読み: ちょうざっしょくせい
●意味;
動物質と植物質はもちろんそれ以外も食べること。
(人間だけが街頭する)
●似た言葉:
雑食性;
動物の食性の一。動物質と植物質と両方の食物を食べること。
(資料:大辞林)
●注釈;
人間はじつにいろんなものを食べる。食物が豊富になったから、
調理法が発達したから、といった理由だけでは説明しきれない。
人間の共食いはすさまじい。
平幕力士が金星をあげるには、横綱を食う(*1)。なるほど力士は太る
わけだ。
一般の人でさえ、気にくわない相手には食って(*2)かかるし、
上から目線で人を食った(*3)話に面喰う(*4)こともしばしばである。
他の動物が食べないものまで食べる。
仕事でもたつけば時間を食う(*5)。
要領のいいやつがいれば、こちらは割を食う(*6)。
あまり働きがよくなくても、帰りは居酒屋で道草を食う。
酔いつぶれて家に着けば、カミさんに締め出しを食う(*7)。
そんな毎日が続いて、気がつけば年を食っている(*8)。
これじゃマズイと泡を食って(*9)も、もうあとの祭りだ。
*1:上位の者を負かす。
*2:激しい態度で相手に迫る。
*3:人をばかにする。
*4:「面喰う」で、突然の出来事にまごつく。
*5:費やす。
*6:「割を食うで、損をする
*7:ありがたくないことを身に受ける。
*8:年をとる。
*9:「泡を食う」で、ひどくあわてる。
●御礼: 本日も言葉遊びにお付き合い頂きありがとうございました。
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