ひとりで浅草で用事をすませたら、ちょうど正午。
「駒形どぜう」のどじょう鍋がいちばんに浮かびました。
でも、午後には車を運転する予定があります。
酒をがまんしてつまむどじょう鍋はストレス源になりかねません。
健康に悪そうなので、この案は泣く泣くボツです。
「天藤」の天丼、「天晴」の天ぷら定食、「色川」のうなぎ、「むぎとろ」、
「並木藪蕎麦」etc.
たまに訪れる浅草では、さまざまな店の料理に目移りします。
洋食やラーメンが思い浮かばなくなったのは齢のせい?
◆
- そういえば・・・・・・。
前回浅草に来たときに、
時季が早すぎて食べ損ねたのを思いだしました。
リベンジすべくお目当ての店へ。
幸い、並ぶことなく、すぐに席に案内されました。
まだメニューが店員さんの手にあり、椅子に腰を降ろしきる前に
- くれつぼ。・・・・あっ、おおもりで。
注文終了です。
「手打ちそば十和田」の暮坪そばです。
何年ぶりの再会でしょう。
◆
暮坪とは暮坪かぶ。
岩手県遠野の暮坪地区の特産。辛味が持ち味です。
暮坪そばは、淡い緑のおろした暮坪かぶで食べるもりです。
おろしたかぶをつゆに少しずつ入れ、蕎麦に絡めていただきます。
- きたきた。
登場した蕎麦を少なめに箸にとり、ひと口すすります。
- そうそう、これこれ。
暮坪かぶの辛味は、
わさびのように鼻を刺激することなく、
とうがらしのように辛さが残りません。
鼻抜け、のど越しのいい辛さは、蕎麦の香りをひきたてます。
食後もキレのいい蕎麦湯を楽しむことができます。
◆
十和田さんの暮坪そば。
この店ならこのひと品です。
岩手で雪が消えてから栽培されるので、
この蕎麦を楽しめる時期も限れれています。ご注意を。
(おそらく初夏から初秋まで)
<ご参考>
手打ちそば 十和田
東京都台東区浅草1-33-5
Tel.:03-3843-5409
地下鉄銀座線浅草駅 徒歩2分
平日: 11:20~20:00 (L.O.20:00)
土・日・祝: 11:00~20:30 (L.O.20:00)
定休日:月曜日
[end]
(ペタお返しできません。あしからず。)
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