ペルーの小学生 | Andreaのペルー通信パート2

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リマでアロマテラピーサロンをしております。大好きなペルーの現実を日本に伝えます。コメント大歓迎ですが、ネットエチケット上不適切なものは、承認しませんのでご了承ください。

ブログ、はたと気づいたらずいぶんご無沙汰してしまいました・・・。



ご無沙汰している間に何をしていたかと言えば・・・仕事です!



アロマテラピーもいろいろなところでマーケティング、宣伝活動をしておりますが、二足のわらじならぬ三足のわらじをはいております。



今日は二足目の日本語教師のお話を。



昔から南米に住みたくて、そのときに役立つだろうと、会社を辞めて日本語教師の養成学校も修了しました。


その後日本で教えていたのは、主にビジネスマンと、日本人の夫を持つ外国人妻。つまり大人。


今のリマで教えている生徒たちは小学生。


最近のこちらの私立校は小学校から第二外国語もあるのですが、第一外国語は英語。


そして、第二外国語は伊仏独中・・・などいろいろ。日系校はそれが日本語になります。



よくブログに登場するコンセルジュの、妹の子どもが日系校に通っていて、頼まれてグループレッスンを初めて3カ月が経とうとしています。小学校5年生なので、アメとムチをつかいわけ、学校の先生とは違ってコイツ、けっこう手強いな、という感じを全面的に出しながら、私も本気で戦い、授業をしています。


生意気なところと可愛いところが半々なこのお年頃。本気でムカッとくるときもありますが、みんな楽しいと言ってくれます。学校の試験のことを聞けば、”楽勝だったゼイ”的なことを言われ、嬉しくなります。



先日、日本語ではあきらかに劣等生な子が入って来ました。


1回しか来ないかな?と思ったら、次も来て、迎えに来たお母さんが


”先生、うちの子本当に楽しいって喜んでいます。ありがとうございます。続けさせてください”


と、嬉しいお言葉。ペルー人家庭の子どもたちは、家族に日本語がわかる人がいないので、大変そうです。



今はもしかしたら人気が無いかもしれないけど、将来女の子にモテそうな、無口で小学生にしてアンニュイな彼。


何が好きなのか探って、授業にとりいれようと思っていたところ、野球をやっていて、三塁手ということがわかりました。将来の夢をきいたところ、突然饒舌になり



”宇宙飛行士になって、宇宙で野球をしたい”



!!なんて素敵な男の子でしょう。


日本人の小学校の卒業文集を何年か前に見たら、薬剤師、IT、公務員・・・と、大学生の希望就職先サンケート?というようなちっちゃな夢・・・本当に夢ならいいけど、やっぱり小学生はかないそうもない夢をもってほしいなあ・・・とちょっと残念に思っていました。


 


”宇宙船にはアメリカ人や日本人もいっしょに乗ってるから、日本語も頑張ろうね!それで、宇宙に行ったら、この子に日本語を教えたのは私です って言うからね!”



と、すっかり興奮してしまった私。



本当にそうなったら、私は間違いなくTVに向かって手を振る田舎の親せきのおばちゃんそのものになっているでしょう。ついでに日本とペルーの旗を振り、日系一世の方・・・と紹介されるかも?


そして、その頃私の日本語は、こちらの現在の日系一世の方のそれのように、かなり旧いものになっているのでしょうか・・・。



授業の最後に10分間日本語の歌やゲームをするのですが、


かごめかごめ、げんこつ山のたぬきさんに続き、だるまさんが転んだ


これは、もう昼休みのちょっとしたブームにまでなっているそうです。


今日はあっち向いてホイ


これも来週から大ブームになること間違い無し。


子どもたちの目の輝きが違います。



子どもたちが飽きないようにしながらも、媚を売ることなく、私のペースで学んでほしいことを教える・・・


これは、年齢に関係なく、自分の子どもたちの躾同様、大人として守っていきたいことで、


ペルーの小学生を教えることは、スペイン語の語彙が増えることももちろんのこと、私の大きな人生経験になっているなあ、と思います。



今日、念願の自分と娘たちへの大きなプレゼントが到着!


それは、ピ・ア・ノ音譜

これで、童謡は来週から生ピアノの演奏で、小学生をあっと言わせます。


そして、大学時代に弾いていたジャズピアノも、復活するぞ!


その気になって聴いています。









話はちょっと飛びますが、ペルーで、日本のお弁当作りを、人生初めて毎日やっております。


ペルーではこういった見た目の良いお弁当を持って行く習慣がないので、毎日娘たちは鼻高々。


個人面談で先生にも、


”毎日本当に綺麗なお弁当ですね。


 お母様、何時に起きているんですか?”


と聞かれました。


こんなことも言われることも無く、毎日お弁当を作っているらっしゃる日本の幼稚園ママたち、尊敬いたします。



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三足目のわらじの話は、また近々・・・