僕の花にはあるんだよ | 「魂が震える話」ブログ

「魂が震える話」ブログ

成功者の名言、いい話、泣ける話、気付きのブログ。この「魂が震える話」を見て、多くの人が元気になって頂けたら幸いです。


「子供や部下への接し方」のお話です。

_______

私は、子供たちにいつも次のようにいう。

「今日から“私はできない”といってはいけません。

何かをはじめるときには、一言、“私はできる”といってはじめなさい。

そうすると、たいていのことをなし遂げられるようになります。

その力を使ってもなおできなかったときに、“私はできなかった”といっても遅くはないでしょう」

子供が弱氣になって、「できない」などといったら、私は呼び止めて「コラッ。できるといいなさい」とやり直させる。

「できる」といおうが、「できない」といおうが、たいしたことはないなどと考えたら、大間違いである。

このささいないいまわしが子供の潜在意識に入っていき、その子を積極的にしたり、無氣力にしたりするのである。

このように子供にプラスの考え方をさせるには、親も子供をプラスに見なければいけない。

親や教師は、ときに子供をよい子と悪い子に分けたがるが、それは間違いである。

だいたい、10のうち、よいところが8で、悪いところが2の子供は、“まあまあよい子”の部類に入れられる。

逆に、よいところが2で、悪いところが8だったら、“悪い子”で、手がつけられないと見なされる。

これがいけない。

子供をプラスに見ようと思ったら、2のよいことに注目して、その子にさらに自信をつけさせるようにすべきだろう。

そうするとおもしろいもので、残りの悪い8は徐々に消えていくものだ。
 
 
 

氣の威力  藤平光一 著  幻冬舎

 

_______
 

人はどうしても、欠けている所に目が行ってしまうようです。

お茶碗が少しだけ欠けていたとしても気になります。

ピザが1ピースだけ欠けていたら気になります(笑)

でも、残りのピザを楽しむこともできます。

アメリカのある研究によると、創造性のもっとも高い子どもたちは、教師に好まれないそうです。

逆にいうと、教師に好かれる子は、創造性が低いともいえます。

「よい成績をとろう」という意欲が足かせになっているそうです。

アメリカに、ウォルト君という小学5年生の男の子がいました。

彼が学校の授業で、花壇の絵を描いたとき、先生に言われてしまいます・・・

「ウォルト君、その絵はおかしいわよ。花に顔があるなんて」

ウォルト君は言い返します。

「僕の花にはあるんだよ」

そう言って、絵を描き続けたそうです・・・

ウォルト君とは、のちにディズニーランドをつくった、“ウォルト・ディズニー”

心理学者のトッド・ルバート・スターンバーグ氏は、「成果をあげたいという欲求が中程度を超えると、創造性が低下するということが実証されている」といいます。

成功への意欲があればあるほど、失敗への恐れゆえに、変革を恐れる傾向にあるのです。

挑戦せずに、無難な道を行こうとすると、安定するかも知れませんが、大きな飛躍は期待できないでしょう。

子どもの頃、才能がないと思われていたとしても、それは相手の理解できる容量を超えていたからかもしれません。

アレクサンダー・ロックハートは、著書の『自分を磨く方法』の中で、「間違いを犯すことを恐れるあまり新しい挑戦を避けることが、最大の間違いかもしれない」と述べています。

だとしたら、失敗や欠けているところばかりを指摘して、やる気を奪ってはいけませんね。

「君ならできる!」と勇気づけることが、大人や上司の役割なんだと思います。