「信用される人とは?」というお話しです。
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「あなたとの出会いを大切に思っていますよ」というメッセージを伝えることは、初対面のときだけでなく、2度目に会ったときにも心がけたいものです。
と言うより、二度目に伝えると、さらに効果的なのです。
たとえばあるお客さんが初めて来たときに、カフェインが苦手でコーヒーを飲めないことがわかった。
その次にその人が来たときには、初めからノンカフェインのハーブティーなどをさりげなく出すというのが、出会いを大切にする人の、気の利いた対応です。
初めて会ったときに、相手が話題にしていたものを、その後自分でも試してみて、次に会ったときに感想を伝えるというのもお勧めです。
たとえば相手がおもしろいと言っていた本や、映画、テレビ番組を、あとで自分も見てみる。
おいしかったと言っていたお店に足を運ぶ。
そして次に会ったときに、「あれは本当におもしろいですね」「あのお店、すごくよかったです。いいお店をご紹介いただきまして」などと伝えるのです。
相手はもしかすると、「あれ、そんなこと話したっけ」と忘れかけているかもしれませんが、決して悪い気はしません。
自分の話をちゃんと聞いてくれていたんだ、興味を持ってくれていたんだと、うれしい気持ちになるはずです。
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「ドジな話をしなさい」
梶原しげる 著
サンマーク出版より
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ほとんどの人が、聞くだけ聞いて「すごいですね!今度行ってみようかな」と言って終わりです。
しかし、信用される人や、長いつき合いになっていく人は、口約束といえども守ります。
次回そのお客さんが来るかどうかも分からないけど、実際に足を運んだり、映画を観たり、読んでみたりします。
また来るかどうか、分からなくても、当然のことのように。
それが信用のおける人といわれている人たちです。
ということは、
信用のおける人とはつまり、信用している人だということが分かります。
相手が教えてくれた情報を、素直に信用し、実際に足を運んだり観てみたり読んでみたり行ってみることが出来る人です。
また来るかどうか、分からなくても、当然のことのように。
つまり、
相手が信用してくれないのではなくて、
自分が信用していないのではないでしょうか?
無くした信用とは、相手がじゃなく“自分”が信用しなかった結果です。
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「魂が震える話」
発行人:けい