題名のない音楽会~テレビ公開収録・その7~ | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

あもちゃんの、熱い7ページ目がめくられた!!!!

私の、世界の佐渡ちゃんが司会をするようになってから、
再び、ほぼ欠かさず見るようになった『題名のない音楽会』。
 ♥公式HPはこちら→『題名のない音楽会

そして、一念岩をも通すとばかりに、公開番組収録にひたすら応募をし、
 →参考記事『題名のない音楽会~テレビ公開収録・その1~
 →参考記事『題名のない音楽会~テレビ公開収録・その2~
 →参考記事『題名のない音楽会~テレビ公開収録・その3~
 →参考記事『題名のない音楽会~テレビ公開収録・その4~
 →参考記事『題名のない音楽会~テレビ公開収録・その5~
 →参考記事『題名のない音楽会~テレビ公開収録・その6~

しかし6頁目をめくったあと、送れども送れども、なかなか当選することができず、
熱い7ページ目がなかなかめくられなかった日々。
ほぼ呪いに近い念力でようやく当選いたしましたーーーー!!!!
なんと、前回の公開録画から約1年ぶりの当選!!

おめでとうございます~~~~~~ by 海老一染之助・染太郎

久々の佐渡ちゃんやわああああ。
待ってて、佐渡ちゃん。
アイラブ、佐渡ちゃん。

しかしこういう時に限って、開演時間ギリギリまで用事があるのだ。
く~~~~~~。
用事を済ませ、とにかく走ってオペラシティに向かう私。

しかしこういう時に限って、電車が人身事故で遅延するのだ。
く~~~~~~。
とにかく走る。走る。走る。
普段の運動不足を改めて呪う。

受付をダッシュで突破。
ギリギリの受付であったため、なんと3階!!!
エレベーターで行くべし!とエレベーターに向かうと、係員が
「階段でお願いしま~す」
「な~~~~~ぬ~~~~~~~!?」
きっとそのときの私、鬼の形相だったに違いない。

オペラシティのコンサートホールの最後の階段で、死ぬかと思った。
死ぬ思いで階段をのぼりきった私、足がプルプルで前に進むのも容易ではなかった。
そのさまはまるで生まれたての子鹿のよう・・・

這う這うの体で席に辿り着くと、佐渡ちゃんのミニトークが始まっていた。
く~~~~~~。
佐渡ちゃんの言葉は一言一句漏らしたくなかったのに~。
しかも3階のはじっこ、全然見えない・・・ヨヨヨ。

しくしくしながらも、例の合い言葉は忘れない。

佐渡 「新しいぺーじを!!!!」
みんな「めくりましょう!!!!」 →ポーズ付き。

佐渡ちゃんの姿は見えずとも、たとえ3階であったとしても、
佐渡ちゃん応援団長あもちゃん、
この日も息切れする中、張り切ってめくりましょう~って言った!がんばった!

パチパチパチ~。ハアハア。

今回も2週分の収録を行い、それぞれ来年1月下旬、来年2月上旬に放送予定とのこと。

第1部は、
「名曲「動物の謝肉祭」に詩をつけた!」
と題しての演奏であった。

詩人谷川俊太郎氏が満を持してのご登場であります。
なんと御年83歳(1931年生まれ)。
しかし年齢を感じさせない威風堂々っぷり。
テクテクテクーと舞台の中央に現れた。
黒いとっくり(笑)にしゅっとしたパンツ。首から眼鏡をかけてる感じもステキ。
その姿はまるでジョブズ。←黒いトックリ部分のみ。
かっこよかったすー。

そのかっこいいおじいちゃん谷川俊太郎さんが、
サン・サーンスの「動物の謝肉祭」に詩をつけた、というのであるから、
期待に巨乳をさらに膨らませて、前のめりで耳をかたむけた。

うーん・・・イマイチ・・・

そもそもの誤解として、
「動物の謝肉祭」に詩をつけたというから、
曲そのものに歌詞をつけたんだと私は思っていたのだ。

たとえば有名な「白鳥」だったら、
~♪は~くちょ、はくちょ~お~、おお~、パ~タパタパタパタタ~~~~~♪
みたいな。
センスゼロの詩ですけども。

ところがどっこい、←古い
曲と曲の間に谷川俊太郎さんの思いの丈?的な詩が添えられた、というスタイルで、
なんというか、要らなくね?みたいな。←コラッッ。
で、再度タイトルを読んで納得。
歌詞をつけた、じゃなくて、詩をつけた、であった。

3階というチョー悪い席だったせいか、演奏もさほど心に残るものでもなく、
息を整える45分となった。。。。
運動不足のオバチャン、あがった息がなかなか整わなくてさあ。

演奏を聴きながら第2部の予習でもしよう、とプログラムを眺めていると、
誤字脱字のオンパレードにビックリ。
詳細はこちらの記事を・・・
 →参考記事『日本語でお願い。

私「むっすー。」

踏んだり蹴ったり(?)の第一部であった。。

<休憩20分>



はあ~。
用事さえなければ、1階の席でゆったり聴けたはずなのに~。
憎い!憎いわ!!

にぎぎぎぎー!
3階から1階を見下ろし、歯ぎしりしながら第2部の開演である。

第2部は、
「話題の作曲家大集合!ピアノ大喜利」
と題しての収録であった。

第1部とうってかわってすんばらしい企画で、
不機嫌な果実からご機嫌なあもちゃんへ様変わり。

企画の内容は、
3人の個性は作曲家/ピアニストが“お題”に沿って、ピアノ演奏をする、
というもの。

まずは自己紹介を兼ねて、3人の作曲家の方々が簡単な演奏を披露したのだが、
これがもう、3人それぞれの演奏が大変個性的ですばらしかったのだ。

最初に登場したのは、現在13歳の奥田弦さん。
13歳とは思えない力強いジャズ演奏にほえーとなった。

続いてご登場の村松崇継さん。
NHK連続テレビ小説など、数々の映像作品の音楽を手がけている方であり、
あの『思い出のマーニー』の音楽も作った方なのであります~。
好きなんだ~、私。
そして思い出のマーニーから「杏奈」という曲を演奏してくれたのだが、
第一音からいきなりあもちゃん、惹き付けられた。
なんという温かな演奏。
やっぱり私、村松さんが好きだわ~。
と思っていたら、佐渡ちゃんが
「いい演奏でしたね~。会場の温度が0.5度あがった感じがするねえ。」
と言っていた。
「そう!そうなのよ!!!私もそう思ってたのーーーーー!!」
と、無駄とは分かっていても3階から佐渡ちゃんに念を送る。
んー!んー!

3人目は、小杉紗代さんという大変美しい方の登場であった。
「雪」というタイトルで、アナ雪をイメージさせた演奏を披露した。

いずれもそれぞれの個性を持ち合わせた実力派。
これから催される勝負に、私、ワクワクしてきた!

最初のお題は「1枚の絵に音楽をつけて!」というものであった。

大きな岩を支える女性の写真やら、
チゲ鍋やら、妙なカタカナ(ミとシを合わせた感じ)やらが出てきて、
3人がそれぞれの演奏をする。

そしてお互いの批評。
13歳の奥田さん、演奏や振る舞いは13歳と思えないそつのなさだったのだが、
言葉の選び方や話し方がやっぱりまだ13歳という感じで、
なんというかちょっと安心した。
もはや私、お母さんと言われてもおかしくない年齢だもんねえ。

次のお題は「動物の映像に音楽をつけて!」ということで、
色々な映像に音楽をつけたのだが、ここで私、わかったことがある。
奥田さん、小杉さんと違い、村松さんの演奏は映像を全く邪魔しない曲作りなのだ。
音楽に個性がありながらも、あくまでも映像を引き立てるような曲、に徹底している。
さすが映像作品の作曲家だけあるわあ。

猫の映像に曲をつけた村松さん、
「僕、猫アレルギーなんですよ~」
と言っていて、そのまあるい感じもさらに好印象!
ますます惚れた。

「芝居に音楽をつけて!」では、
恋する2人の男女の無言の芝居(サイレント映画的な?)に音楽をつけていた。
この芝居でも、村松さんは大変美しく、芝居を引き立てるような曲を作っており、
もはや私の耳は村松さんに釘付け!!!

などなど熱戦が繰り広げられ、
最終的に5つの戦いを制したのは果たして誰だったのか?!

勝負の如何はともかく、いずれもすばらしい演奏で、
大変いい夜を過ごせたことに感謝感謝なのであった。
息切れしたのも、今となってはいい想い出。

そして愛しの佐渡ちゃんに会うべく、あもちゃんの応募活動は続くのだ。
続くったら続く。