感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

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私の活字好きはどこからきたのだろう。
私の読書好きはどこからきたのだろう。
現在読んでいる本を記録し、語り、私の根っこを探しにいく。
ときどきクラシック。
ときどき演劇。
そしてときどき犬。


(書評についてのお知らせ)
基本的にすべて現在進行形で書いているため、
再読していない限り、
ブログを始める以前に読了している作品については書いていない。
NEW !
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平成27年7月20日(日)、妹うーちゃん&両親家に行く。

とうとう妹夫婦と両親が同居を始めた。
そんな引っ越し作業を労うべく、汗かき夫とともに向かった。

ダッコマン、迎えにきてくれるかな~とうーちゃんの車を待っていると、
うーちゃんが一人で来た。

私「ありー。」
う「ダッコマン、寝てるんだわ~」



甥(すぴーすぴー)


そんなわけで、甥っ子抜きのただの昼食会が始まった。
母はまるで我が家のようにキッチンで腕を振るっていた。
さすがどこでも寝られる人なだけある。



母「ばら寿司よ~」
私「わーーい^ー^。あ!いわしのつみれもある!!!!私、大好き~♪」
母「そう思うて作ったんじゃ~」

久々の母の手料理はやはり美味しかった。



甥(ふわわ~ぁ)
私「おはよ。」
甥(おばちゃん、おはようでちゅ)

みながご飯を食べ終わった頃、起きてきたダッコマン。
頭がしゃっきりするまで私の膝の上でのんびり過ごす。



フォークを使いながら、手で食べるダッコマン。
まだ道具は使い慣れない模様。
でも頑張ってフォークを使う姿に萌える。



う「ごちそうさまは?」

クルリと後ろを向いてごちそうさまを拒否するダッコマン。

う「このあとのイベントが嫌なんだよね~。」
私「イベント?」

しかしご飯のあとのイベントをいくら拒否しても、ご飯はいつか終わる。



甥「わーん><」
甥(歯磨き、キライでちゅー!!)

そんなダッコマンを激写!!

泣けば泣くほど、嫌がれば嫌がるほど、大きく口が開く。
こりゃ磨きやすい、とどんどん義弟の握る歯ブラシは奥へ。
ということに気づいたダッコマン。
このあと、黙って口を力強く閉じていた。
ある意味かしこい笑

そしてようやく歯磨きから解放されたダッコマン。
見知らぬオッサン(汗かき夫)を見つめる。



甥(なんでこのオッサンはこんなに顔が赤いんでちゅか?)

この日の汗かき夫、なぜかビール1缶飲んだだけでめちゃ顔が赤くなっていて、
いつも以上にめっちゃ気持ち悪かった。→コラッ

私「なんでそんなに赤いの?赤鬼?んもー、気持ち悪いなあ。」
母「ほんまじゃなあ。気色悪いくらい赤いわ~。」
う「ほんとだー。赤すぎる~。」

母娘そろってひでぇ言いよう。
そんなオッサンの気色悪いくらい赤い顔にダッコマンも不信感を抱く。





赤鬼からビミョーな距離を保っていた・・・。

その気持ちはわかるぞ、ダッコマン(笑)



しかしキチャナイ赤鬼が汗をふいたタオルには興味津々。
ぎゅぎゅっと握りしめている。

私「ああああああ、汚い男汁(おじる/汚汁とも言う)がーーーーー!!!」

かわいい澄んだ甥っ子を汚してはならぬ、と
バイキンだらけの男汁にまみれたタオルを、すぐに取り上げた私なのでありました。



私が買ってきたケーキでおやつタイム。



私はフルーツケーキ☆



私「あーん☆」
甥(あーんでちゅ)

ダッコマンのおやつはパンの耳。
安上がりでなんて親孝行なダッコマンなんでしょう。



「このマーカーは食べられません、ご注意ください。」

私「こんなマーカーを食べる人がいるわけ~?食べたとしても食べた方が悪いのに。
  こんな対策もしなきゃいけないなんて、ケーキ屋も大変だねえ。」



その後、読書に勤しむダッコマン。

そういうところも伯母ちゃん似なのかねえ~。



読書する姿が堂に入ってる(笑)

私「パトカー見てるのかな~?
  あ、こっちは消防車だね。・・・消防車って英語でなんて言うんだっけ?」
と父(日常生活に困らない程度の英語が話せた人。今は忘却の彼方へ。)に聞く私。

父「あー、なんだっけな。思いだせん。」
私「救急車はアンビュランシーアでしょ。あ、これはスペイン語か。」
父「英語だとアンビュランスじゃな。」
妹「あ、英語であそぼ(子供番組)で消防車のこと、ファイヤーエンジンって言ってたよ!」

父「・・・・」
私「・・・・」
母「・・・・」
父「ほんまかな。」
私「ファイヤーエンジンねえ・・・」
母「あもちゃん、ちょっとスマホで調べてみ。」

妹「いやいやいや。ファイヤーエンジンだって言ってんじゃん!!!!!!!!!!!」

40年近い妹の人生の答えがここに出た。

※あとで調べましたところ(結局信用されてない妹)、ファイヤーエンジンで正解だそう。
ファイヤートラックとかも言うらしい。消防車の種類で使い分けるんでしょうかね?

うーちゃん、ファイヤーエンジンで合ってたよ!!

そんなあもる一家の会話に大爆笑の汗かき夫でありました。




ようやく顔の赤さがひいてきた汗かき夫。
赤さがなくなると同時に、ダッコマン、夫にじゃれつき始めた。

やはりあの赤さが近寄らない原因だったか!
赤鬼はこわいもんね~!

ちなみにうちのじいさん(父)、ダッコマンを中心に盛り上がる私たちをよそに読書を始めた。
なに、その足並みを乱す協調性のなさは!!!



赤鬼のチャックを開ける指がかわええ。
赤ちゃんを構成する部品(?)って、いちいちかわいくデキていると思う。
神様からの宝物だわ~。



トイレから帰ってくるじいさんを迎えるダッコマン。
水の音を聞いて、そろそろ帰ってくる!と思って今か今かと待っていたのだ。

お前はパブロフの犬か!

妹「ダッコマンの散歩係はお父さんなんだよ~」

お前は犬か!!!→本日2度め。

あんな狭い家で(コラッ)、ぎゅーぎゅーに暮らし始めた同居生活、
楽しそうで何よりであった。
ま、仲良くしてくだされ。



甥(また来てね)

この日一番笑ったこと。
それは駅まで送ってくれた義弟の一言であった。

義弟「この子、こう見えてどんくさいから~」

は?
こう見えて?
逆にお前の目にはどう見えてんの?
とココ(喉元)まで出そうになりました。

あもちゃんのまんまるお目目には「この子はどんくさい」としっかり見えております!

親ばかだわ~
微笑ましいわ~



お土産に母がもたしてお寿司。
夕飯を作らなくてすんだ!
ありがとーーー!!!

母「すぐ遊びに来てね!」
私「もう少し涼しくなったら行くわ。」

涼しくなったら、またダッコマンのムッチリボディをむさぼりに行こうと思う。
両親に会うのはそのついでってことで。
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平成27年7月14日(火)、
2度目の『阿弖流為~松竹創業120周年 歌舞伎NEXT~』(in 新橋演舞場)を
西日本最強の母と観に行く。

なぜ2度行くことになったかの経緯についてはこちら・・・
→『失神大歌舞伎。

また、だいたいのストーリーと号泣ポイント等はこちら・・・
→『阿弖流為(1回目)~松竹創業120周年 歌舞伎NEXT~

カローラで芋洗いのごとく、大人3人+赤子1匹の計4人、ギューギューに詰まりながら、
岡山から無事東京に到着した両親および妹(と甥っ子)。
 →参考記事『サラバ!~最後の帰省・その1~

そこから妹夫婦と同居が始まり、数日経過して迎えた歌舞伎観劇当日。
天才的に鋭い方向感覚の持ち主の今年御年70歳の母と東銀座の駅でいきなり待ち合わせ。

私「あんな簡単な説明で来られるかしらねえ。」

と思ってたら、私より先に着いて待っていた!!

さすがやわー。
迷っても探しに行けるよう、かなり早めに待ち合わせ時間を設定したので、
新橋演舞場のはす向かいのカフェドクリエでコーヒータイム。

母「前回もここで飲んだよね~」
私「よく覚えてるね~」

方向感覚だけでなく記憶力も衰えておりません。

母「こっちに着いて、片付けとかしてようやく昨日、生活してる感がでてきたわー」
私「そらお疲れさんでしたな。」
母「こっちに着いた初日は、荷物がいっぱいで部屋に布団を敷くスペースがなくてな。
  お父さんにはとりあえず布団を敷いてあげたんじゃけど、
  お母さんは、ほら、どこでも寝られるのが特技じゃろ。
  だから廊下の床にシーツ敷いて寝たんじゃけどな。
  ぐっすり熟睡じゃったわ。アハハ。」
私「あっそ。」

。。。この人、絶対サバイバルとか向いてる人だと思われる。
あ、でも熟睡したらライオンに食われるか。

私「ところで今日の歌舞伎なんだけどさ。現代歌舞伎っていうか演劇チックっていうか、
  とにかく前に見た歌舞伎と違うから、驚くと思うけど失神しないでね。」
母「別に何でもええよー。中村兄弟を見るのが初めてじゃけえ楽しみじゃ!!!!」
私「中村兄弟はすばらしいよ!!」
母「うぷぷー。あ。東京来たけえ、お母さん、ちゃんと標準語しゃべっとるじゃろ!」

どーーーーこーーーーがーーーーーー!?
そこ、笑うとこ!?
語尾が、チョー「じゃろ」でしたけど!?

そんなこんなで開場の時間がやってきたため、面白可笑しいコーヒータイムも終了。
新橋演舞場に足を踏み入れたのでありました。



標準語を使うよう頑張ってるらしい西日本最強の・・。
あ、もう西日本じゃなかった。
しかし東日本最強の誰かと戦って東日本最強になる日は近いと思います!



前回の席は花道にめちゃ近い席だったが、
今回の席は、舞台のどまんなかの席であります!
こちらもよかったわ~。

◇◆



(詳細なあらすじ)※プログラムより
<一幕>
時は古、処は日の国。風が運ぶひそやかな言葉が都に漂い、やがて物語の幕が開く。
「日の国若き時、その東の夷に蝦夷あり。彼ら野に在りて未だ王化に染わず。
 帝彼らを疎み、兵をもって滅せんとす。是即ち帝人兵。
 都人これを皇戦(すめらいくさ)と呼ぶ」

季節は春。
しかし満開の桜を蹴散らすように、一群の盗賊が都を襲った。
「蝦夷」を名乗る彼らは、蝦夷討伐への報復のため京の街を襲い続けているのだ。
だがその実、彼らは何者かに操られて暴虐の限りを尽くす、「偽蝦夷」の一段だった。

そこで二度と会えぬ定めの男と女が再びめぐり会う。
男はかつて、蝦夷が奉じる荒覇吐(あらはばき)の神の怒りを買い、
名前と記憶を封印されて北の国を追われ、都で「北の狼」と名乗る男。
立烏帽子と仮の名を名乗る女もまた、その昔、神の怒りに触れ、
好きな男の顔と名前を封じられてこの都に流れ着いた。
言葉を交わすうちに、ふたりはそれぞれの本当の名前を思いだす。
男の名は阿弖流為(あてるい)【市川染五郎】。
禽よりも早く山を駈け、獣よりも早く草を走る、蝦夷の中の蝦夷の名だ。
そして女の名は鈴鹿(すずか)【中村七之助】。
それはかつて阿弖流為が神の意志に背いてまで守った、愛しい女の名前だった。
失っていた自分自身を取り戻した2人は、
「偽蝦夷」を操る黒幕の悪行を暴くため、京の闇に消えていく。

一方、蝦夷征伐は一向に進展なく、
宮中では新たに一人の男の名前が征夷大将軍の候補に挙がった。
その男こそ人呼んで「都の虎」、名を坂上田村麻呂【中村勘九郎】。
曇りのない人柄で都中の人々から慕われる猛き武人だ。
その澄み切った心が、戦いに疲れた兵士たちの心の泥を雪ぎ、
この戦いの「大義」の象徴となるー。
そう見込んで田村麻呂を推したのは、右大臣藤原稀継(まれつぐ)【坂東彌十郎】。
田村麻呂の姉である帝の巫女、御霊御前(みたまごぜん)【市村萬次郎】も、
弟の出世を坂上家の誇りだと喜ぶ。だが田村麻呂は気が進まない。
「人は義に生きる。でもそれが戦になると大義になる。義と大義。
 大という字がつくだけでどうも胡散臭くなる。。。」

蝦夷の誇りの両刃剣を手にした阿弖流為は、
大臣禅師無碍随鏡【澤村宗之助】の屋敷に躍り込む。
この男が「偽蝦夷」を操って略奪を繰り返し、私腹を肥やしていたのだ。

満身の怒りをこめて剣をふるう阿弖流為。
たちまち随鏡がひれ伏し、命乞いをしたその時、そこに田村麻呂が現れる、
両脇を固めるのは、いずれも若き忠臣、
飛連通(ひれんつう)【大谷廣太郎】と翔連通(しょうれんつう)【中村鶴松】だ。
大臣禅師の悪行を知った田村麻呂は、貴人であるにも関わらず容赦なく縄をかける。
阿弖流為はいつの間にか音もなくその場を立ち去っていた。

翌朝、故郷を守るため北の国へ帰ろうとする阿弖流為と鈴鹿の前に、田村麻呂が歩み寄る。
随鏡の悪事を暴いた礼を言いにきたのだ。
朝陽の中、対峙する「北の狼」と「都の虎」。
互いにその身に滾る武士(もののふ)の血の熱さを認め合う2人は、
これからそれぞれに課せられるであろう、過酷な運命に身震いしている。
「・・・次に会うときは、戦場かな」
旅立つ阿弖流為の背中に田村麻呂が声をかける。
足を止めた阿弖流為は振り返り、田村麻呂を見つめる。
「もしその時は・・・死力を尽くして戦うのみ」
うなずき合った2人は、互いに背を向け、それぞれの道を歩んでいく。

北の国では、帝人群の攻撃の前に蝦夷群が劣勢を強いられている。
業を煮やした蝦夷の一人、蛮甲(ばんこう)【片岡亀蔵】は、皆を鼓舞する。
「いくぜ!野郎ども!蝦夷の意地を今こそ見せてやろう!」
「待て!蛮甲」ーそこに姿を表したのは阿弖流為だ。
鈴鹿と共に、ようやく蝦夷の里に戻ってきたのだ。
だが蛮甲は、共に帝人軍と戦おうとする阿弖流為を激しく拒絶する。
荒覇吐の神に呪われたこの男は、蝦夷に災いをもたらす裏切り者だというのだ。
しかし蝦夷の神の巫女である阿毛斗【坂東新悟】が、阿弖流為の心と力を試そうと条件を出す。
「胆沢城に捕われている蝦夷の戦士を見事救い出せるか?」
うなずいた阿弖流為は胆沢城へ急いだ。
だがそこには、帝人軍の将、佐渡馬黒縄【市村橘太郎】が卑劣な罠を仕掛けていた。
一方、宮中。
帝の命により呼び出された田村麻呂は、
御霊御前と藤原稀継の口から北国での苦戦の様子を聞く。
蝦夷を率いる新しい将の出現により、胆沢城が蝦夷の手に落ちたというのだ。
その将の名が阿弖流為だと知った田村麻呂は遂に心を決める。
「・・坂上田村麻呂、征夷大将軍のお役目、お受けいたします。」

<二幕>
黒縄の罠をものともせず胆沢城を奪還した阿弖流為は、
再び蝦夷の人々の信を得、先頭に立って帝人軍への反撃を開始した。
しかしその行く手に征夷大将軍、坂上田村麻呂が立ちはだかる。
将自ら正々堂々、正面切って一騎打ちを挑む田村麻呂。
2人の火の出るような決闘を尻目に、百戦錬磨の将、佐渡馬黒縄は、
卑劣にも蝦夷を殲滅するため川に毒を流し入れた。
「それが帝の名を借りた軍のすることか!」
顔色を変えて叱責する田村麻呂を黒縄は不適な笑みを浮かべて睨みつける。

数日後、蝦夷の空に広がる星々を見上げている田村麻呂を覆面の刺客が襲う。
それは何者か?
蝦夷か、それともーー?
不審に思いながら敵の行方を追う田村麻呂。
だがその体を、突然何者かの刀が刺し貫く。

「征夷大将軍坂上田村麻呂は、蝦夷の刺客の手にかかりあい果てた。
 その仇、必ずや討ち果たすぞ!」
新たな戦いの「大義」を得た帝人軍は猛攻に転じる。
敗走を続ける蝦夷軍は疲れきり、遂に食料も底をつく。
なすすべのない阿弖流為。
しかし阿弖流為はやがて田村麻呂の死の真相を知る。
そして怒りに満ちたその手が、再び蝦夷の誇りの剣をとった。

数日後、いよいよ帝人軍の総攻撃が始まる。
両刃剣を高く掲げ、阿弖流為は猛然と敵軍へ切り込んで行く。

その頃、川岸の粗末な小屋である男が静かに目を覚ます。
田村麻呂だ。
刃を受け崖からつき落とされた田村麻呂は、ある女性に助けられて一命をとりとめたのだ。
その女の首筋には蝦夷の首飾りが揺れている。
そしてその顔は。。。鈴鹿にとてもよく似ている・・・?
再び命の力が甦った田村麻呂に、その女が言う。
「田村麻呂さま・・・阿弖流為さまとお二人、仲良くは出来ませぬか・・・」
意外な言葉に虚をつかれる田村麻呂。

圧倒的な帝人軍の総攻撃の前に、次々と蝦夷たちが倒れて行く。
そして阿弖流為も置いつけられたその時ー
戦場に田村麻呂が舞い戻る。
謀略の糸に翻弄されながらも、再び戦場であいまみえた「北の狼」と「都の虎」、
果して互いの身に滾る、武士の血の運命はーー?

◇◆

うーむ。
プログラムのあらすじを読んでいるだけで、歌舞伎を意識した文体に心が躍る。

作品全体の印象等は1回目の記事を読んでいただくとして、
その違いについて少しメモ。

1回目で一瞬違和感で気になった、笑いどころであるクマコ(着ぐるみ)の存在も
2回目だとすんなり受け入れられたこの不思議。慣れってこわい。
(母は大して驚きもせず、突然のクマの出現にもあはは、と笑っていたが。)

1回目も2回目もやっぱり笑った、佐渡馬黒縄を演じた中村橘太郎。
よかったわ~。
悪役ですんごいどぎついわる~いメイクなのに、めっちゃチビッこい。
舞台奥からスタスタ歩いてくる様が、歩いているだけで笑える。
悪役なのにかわいい。
そして田村麻呂(勘九郎)に対し、
ちっとばかし背が高いからって偉そうにするなよ
と小さい体で威張ってるところが、なおかわいい。

でもやることはえげつないんですが。
でもやっぱり小物のワルなので、大物に使われるだけ使われて殺されます。
かわいいのに~。

そして怖れていたシーンがやってきた。
いきなり突然差しこまれる、過去の回想シーン。
白い布を持った黒衣さんたちが、舞台上を駆け巡る。

私「チラッ。」
母「・・・これ、雪?」ヒソヒソ。
私「そそ。昔を思いだしてるの。」ヒソヒソ。
母「うんうん。」

その後、理解できたらしく、心配も杞憂に終わった。
なかなかの理解力に安心しました!

草笛光子風の御霊御前演じる市村萬次郎の演技もさることながら、
細やかなメイクや衣裳に感心した。
巫女役であり、今で言う魔術師?的な存在であるので、不思議な力が使える御霊御前。
指先が不思議な色に光ることに気づいた。

ネイルをしているのだが、ネイルに赤い特殊塗料を用いているんじゃないかなあ。
長い爪が闇に光るからだ。
そういう細かい演出も勉強になるな~と思う私なのでした。
(別にその勉強が何かに活かせるわけではないが。)

1回目では演技はよかったものの、噛みまくっていた彌十郎。
2回目は一切ミスがなくてすばらしかったです。
ま、多少のミスはどうでもいいんですがね。
とにかく台詞量が多くて、しかも運動量もめちゃくちゃ多いから(殺陣シーンが多い)
ほんとおじさんたちには大変な舞台だったと思う。
お疲れさんでした。

本物の鈴鹿が田村麻呂をかばって斬られるシーン。
1回目はふーんって感じだったのだが、なぜか2回目で号泣する私。
タオルでグシグシ涙を拭っていると、同じく号泣する人が私のタオルをひっぱるではないか。

私「ちょっと、なに?」ヒソヒソ
母「ハンカチ忘れた。」ヒソヒソ

私のタオルを2人で奪い合って泣きまくりました。

そして、神の戦い(地元に根付く神vs帝)を嘆き、そして神殺しのシーンにて、
七之助の最期の台詞にまた泣く私。
しかしここでは母は、しら~っとしてました・・・。
タオルの奪い合いに備えて、真ん中に置いておいたのに~。

その後、やんややんやの大団円。
腕輪がチョコチョコ光ることに、うふふと嬉しそうな母。

そして2度のアンコールの拍手に、スタンディングオベーション。
華やかなフィナーレとなりました。

母とは逆の見知らぬ隣の席の人と
「楽しかったですね~」
と興奮して言い合ながら、劇場を後にした私たち。

初めて見たど派手な歌舞伎の感想、母の第一声は

「おもしろかったーーーー!!!!」

でありました。
よかった、大音量のロックや全然さりげなくないギンギラギンの照明にも失神しなかった。

そして次に感動した内容に笑った。

母「皆立って感動を表すんなあああ。若い人が多いけえかしらん。」

うーん、それはどうかな(笑)
劇団☆新感線の様式美、というか、観客一体型というか、
スタンディングオベーションまでが舞台作品、になってるようなもんだからのう。

とは思ったが、
感情を表さないと言われている日本人が、
スタンディングオベーションをしてまで感動を表現するほどの舞台を見た、
ということに感動していたようなので、そこは黙っておいた優しい娘なのでありました。

でもとにかくお年寄りにも理解できる、楽しい派手な歌舞伎NEXT!
母の冥途の土産(コラッ)に見せてあげることができてよかったすー。

冥途の土産といえば、やっぱりおばちゃんたちがぺちゃくちゃしゃべってはいたのだが、
なにせ、ほら、バリバリロックで大音量、しかも怒濤の台詞量だったため、
さすがのおばちゃんも、その勢いに気圧されておしゃべりする口が閉じてしまった。
大音量のロックは人を圧倒するだけでなく、口をつぐませる効果もあった模様。

◇◆



前回は、阿弖流為弁当を食べ、立烏帽子弁当を(夫が食べるのを)見たので、
今回は、田村麻呂弁当にしてみました~。



やっぱりこれもおいしかった!

母は名無しの普通の小さなお弁当にしたが、これまた美味しかったそうである。
新橋演舞場の「べ(弁当)」はいつも最高!!

◇◆

その後、本屋に寄りたいという母の希望に沿い、本屋へ。
そこで母、数独(母曰く、ナンプレ)雑誌を購入。

私「お母さん、数独、好きねえ。」
母「何問やっても飽きんで。奥が深いわ~。」

だそうです。
ま、私も数独好きだから気持ちはわかる。





その後、早い夕ご飯を食べるべく、竹葉亭にて鯛茶漬け。



母「さっぱりしてておいしい」

私「ここはねえ、東京に遊びに来た後輩ともともが連れてきてくれた店なの(笑)」
母「え?どういうこと?」

そら、そう言うわな。



私「スーパーのもずくより、繊維が細かくておいしい!しかも酢がきつくない。」
母「さすが高いだけあるわ~。」

私「あ、そういや、歌舞伎チョコ、食べた?おいしかった?」

数日前の帰省時、
妹うーちゃんが大好きな歌舞伎チョコ(歌舞伎座地下に売ってるお土産)を買って帰り、
岡山から東京までの長い道中にでもお食べ、
と言って渡したのだ。

母「あ、食べてないんよ。お母さんが食べようとしたらな、
  うーちゃんが、それ私の大好きなチョコだから食べないで!って食べさせてくれなかった」

うーちゃん、ひどす!!
5つもあったのに!!!
なんちゅー、もらいたがりの、あげず嫌いなんだーーー!!

そんなわけで、引っ越しパーティ?的なもののため、週末うーちゃん家を訪れる際、
持って行ってあげることになった。


そんなこんなな2回の歌舞伎NEXTの観劇であったが、
とにかくチケットが無駄になることなく、
しかもしっかりと楽しんでもらえてめでたしめでたし、なのでした。
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妹(と甥っ子)、そして両親を乗せたカローラは去って行き、
私は親戚の車に乗って、最寄りの駅へ。
 →参考記事『サラバ!~最後の帰省・その1~

そして倉敷市内へ。

こないだねずみー王国で会ったばかりだが、
岡山で会うこともこれからは少なくなるであろう、と後輩ともともに声をかけたところ、
急な声かけにも関わらず、土曜日空いてます、とのことで、倉敷で会うことになった。

さかのぼること数日前。
ともともと同じテレビを観ながらラインをしていると、吉田羊が画面に映った。



私「私が出てるわ」→図々しい。
と「今週末、吉田羊さん楽しみにしてまーす」

あ、しまった。
髪を切って吉田羊な感じになった、とかテキトーなこと言ってたけど、
そういや会うんだった、と思ったが時すでに遅し。



ともともを待つ間、ドトールでコーヒー。
倉敷駅にもドトールができたんだねえ。
私がいた頃はドトールなんて倉敷だけじゃなく岡山県になかったもんな~。

そして迎えにきてくれたともともの車に乗り込む。

私「吉田羊が来ましたよ~。」
と「あ、いいですね!お似合いですよ~。」

おもてなし上手なともとも、ここでもおもてなしの心は忘れない。

車をテキトーなところに停めて、倉敷散策としゃれこむことに。

私「毎度思うけど、倉敷って変わったよね~。美観地区がおされに変わったよ。」
と「ほんとにそうですよね~。」

おされな路地の間にひっそり市場が。



冷たいおしぼりサービスに癒されるともとも。



結局何も買わなかったけど、おしぼりのおかげで涼しくなりました☆

北欧雑貨的なものが売ってある店をひやかしに入り、
屋上にあがれるというのであがってみる。
私はいいです~暑いし~、とともともは拒否。



倉敷ってこんな感じなんだ~。

倉敷は思い出深い場所だ。
昔つきあっていた恋人が住んでいた場所でもあり、
そらもう若い男女が一緒にいれば、やるこた一つ、くんずほぐれつ、そんな思い出しかない。
・・って倉敷の街、全然関係なかった!!!



おされな小道を入り・・・



私は岡山産の野菜や卵を使ったピザを食す。
東京だとなかなか食べられないからね。



なかなか美味しい!

私の若い頃にこういうおされなお店があったらねえ。
デートとかに使えただろうに・・・
とか、ともともに言っていたが、やるこた一つ、ほぼ関係ない。

その後、美観地区を散策。



白鳥さんも暑そうです。



大原美術館。

私「結局、私、大原美術館に入ったことないんじゃないかなあ。」
と「私は小学生の頃に写生かなんかで来たことありますよ。
  それで外国人の観光客に写真撮られたりして、不思議でしたね~。」
私「でもその気持ち、なんかわかる。旅先に住む人の写真って撮りたいじゃん。」

大原美術館といえば、真っ先に思いつくのは作家の原田マハさん。

楽園のカンヴァス (新潮文庫)/新潮社

¥724
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直木賞候補にもなった作品。
主人公が確か大原美術館に勤めていたはず。
最近、あもる一人直木賞選考会でお目にかかっていませんが、
エントリー、首をなが~くしてお待ちしております。

そしてお茶。



こんな暑い日はアイスに限るよね!



アイスを激写するともとも。

そして車に戻ろうと炎天下の中を歩いていると、ふとあることを思い出した私。

私「このへんにナッシュカレー(店名)ってなかったっけ?」
と「ああ、ありましたね、そういや。」
私「今もあるのかなあ。」
と「わからないです~。」
私「ちょっと探してみてもいい?」
と「いいですよー」

歩くこと数分。

私「どこにあるかわからん。」
と「何度もモトカレと行ったんじゃないんですか?」
私「行ったんだけどねえ。もはやどこにあったのか全く覚えてない。」
と「まあ街も変わりましたからね。」

いやー。数年前、うちの父親が上京してきたとき、
昔自分が勤めていた会社がどうなってるか見てみたい、
というので有楽町に行ったんですよ。

父「どこにあるかわからん。」
私「えー。毎日出勤してたのに覚えてないの!?」

と軽く父を罵倒したのだが、お父さんごめん、今ここで私、謝るわ。
倉敷の街は有楽町ほど変わってないというのに、私、全然覚えてなかったわ。

結局たどりつけず~。

調べましょうか。と言うともともに
いや、調べるほどでもないよ。と断り、車に戻ったのでありました。

そして岡山へ。
どうせ最後の岡山なら、と岡山在住の人間であれば誰もがご存知、
ホテルグランヴィアに泊まることにしたのだー。

と「岡山まで送りますよー」
私「ありがとー。助かる。岡山に送ってもらえたらもういいからね。」
と「いやいや、夜も一緒にいましょうよ。」
私「いやいや、明日も予定あるんでしょ。ありがとう。ばいばーい。」
と「いやいや・・」

「いやいや」の応酬の末、夜ご飯を一緒に食べることに。

その後も私の思い出の場所巡りは続く。

私「夜ご飯なんだけどさ、ちょっと軽く飲みに行きたいところがあるんだけど。」
と「いいですよ~。」
私「友達のユキリンの実家が確か飲食店をやってるはずなんだ。
  一度行ってみたいって思っててなかなかいけなかったんだよね。」

ユキリンといえば、
たとえゲイでも結婚したい男、岡山の星かつ私の恋人髙橋大輔選手の引退の際に
随分とお世話になった、頼もしい友人である。
→参考記事『DISK狂騒曲。

私「ともともは車だから申し訳ないんだけどさ。」
と「どうせ私は飲めませんからいいですよ~。」

そして店名をたよりに、迷うことなく到着。
すぐユキリンのご両親と思われる方、発見!

私(あ、私、名乗らないからね。)ヒソヒソ
と(りょーかいでーす)ヒソヒソ

ユキリンの友達、とか名乗っちゃうと、
気を遣ってタダにしてくれたりするかもしれないじゃん?→そうか?
あくまでもお客として食べたいのだ。

私は瓶ビールグビグビ、ともともは烏龍茶チビチビ。
ぷはー。
こんな暑い日はビールに限る。
グビグビあっという間に1本を飲み干してしまった。

ままかりだの、なるべく岡山に縁のあるアテを頼みながら、ともともと思い出話に花が咲く。
その合間にゆきりんのお父上ともお話なんかしちゃって、
楽しい一夜でありました。

後日、証拠写真(笑)をつけて、ゆきりんに訪問を報告すると・・・。



なんだか気恥ずかしそうでした(笑)
気持ちはわかる。

あの美人な2人組はお前の友達だったのか、
とお父上は思っていることでありましょう。(妄想)

◇◆

そして酒を飲んだ後は(ともともは烏龍茶ですが)濃いものが食べたいよね、と
〆の拉麺を食べに岡山の街を闊歩。

こういうときの拉麺ってなんでうまいのかねえ。
しかも料金が岡山値段!
東京だとたかが拉麺がふっつーに1000円越したりするとこ、あるじゃないですか。
いやー、600円とか安心するわ。

そしてともともとあっさりお別れ。
どうせまた会うのは分かっているのだ。

◇◆

岡山の街をぶらぶらしながら、ホテルに戻る。

あ!どうせなら飲み直そうかな! →飲んでばっか。
と最上階のバーに行くと、大騒ぎの集団が・・・
どうやら結婚式の二次会を行っていた模様。

すごすごとおとなしく部屋に戻りました。
飲み過ぎんなよ、という神様の思し召しだと思われます。



ホテルの部屋~。
初めて泊まったグランヴィア、なかなかよかった!
ベッドと相性もよかったのか(それとも引っ越し疲れか・・)、ぐーすか寝られた。

ねずみーのときも、帝国ホテルのときもそうだったが、
今の時期、新人教育の時期と重なっているのか、
グランヴィアでも新人くんが私の荷物を運んでくれた。
しかし我らの後をゾロゾロと教育係と思われる方々がついてくる様は、
さながら花魁道中のようであった。
禿である新人ホテルマンが荷物を運び、花魁あもるがついていく。
その後ろを教育係と思われる数人がついてくる・・・
はたから見たら、どんなVIPかと思われていたであろう。



岡山最後の夜。



翌朝起きると、新聞があった。
懐かしい山陽新聞。
これはなかなかのレア商品。
岡山に今後も訪れることはあっても、新聞を見ることはないだろう。
記念記念。と持ち帰る私なのでありました。
(そして揚げ物のバッド代わりに使ってポイー・・)

◇◆

ともとも曰く、岡山一番街の飲食街がだいぶ変わりましたよ、とのことで
チェックアウト後、行ってみることに。

確かにすげー変わってた!!!



フードコートもおされー。



岡山県産の牛肉を使ったローストビーフ丼にしました。
朝からガッツリ!

もしゃもしゃ一人でローストビーフ丼に食らいついていると、
隣に座った大学生と思われる女性2人組の会話が聞こえてきた。

「最近、恋愛とかどうなん?」
「それがな~、○○くんがな、うんたらかんたら」
「えー。ぼっけえええなあ。じゃあ、うんたらかんたら」
「そうじゃろ、でな・・・」

かわいい女の子の話す岡山弁に、おばちゃん軽く萌えた。

マツコ・デラックスは女の子の話す広島弁に萌えるらしいが、
岡山弁もなかなかですぜ。



そして新幹線の時間がやってきた。
引き続き孤独なあもる一人直木賞選考会をしながら、帰路についたのでありました。

サラバ!岡山!

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あもる一人直木賞選考会で忙しい中、二泊三日の予定で岡山の実家に帰省した私。



新幹線移動中も、サンドウィッチをほおばりながら、
クソつまらん馳星周の本を読まされるあもる選考委員。

そして寝る。ぐがーぐがー。クソつまらん内容に睡眠もはかどるはかどる。



その後起きた私、新幹線弁当に手を伸ばすも、岡山到着が近かったためあきらめた。

食べた後、うちのダッコマンが遊べるように、と新幹線弁当を選んだのだが、
なんとうちの妹も、同じものを買っていたのだ。
同じ新幹線が2本・・・。
他にもいろんな種類があったのに、あえて2人でコレを選んでまるかぶり。
さすが姉妹。
センスが似ているのかもしれない。

◇◆

さて、このたびの帰省だが・・・。
これが岡山に帰る最後の日となる。(ま、遊びで行くことはあるだろうけど。)

というのも、うちの両親が上京して、ななななななんと!
うちの妹夫婦と同居するというのだ。

えーーーーーーーー!!!!!!!

いやー、わたしゃ驚いた。

そこらへんの経緯についてはザックリ省略するとしまして、
とにかく私の実家が急になくなることになったのだ。

いやいやいや、そんなに簡単に岡山を捨てないでー><
と、さくっと岡山を捨てて上京した私が言ってみる。説得力ゼ~ロ~。

しかしなんと急な。
未だに信じられん。
とか言っている間に、引っ越し当日がやってきたのでありました。

引っ越しの荷物もすでに送付済みで、
後片付けくらいしかすることはない、とのことだったが、
それでもまあ最後ですし、とこのたび帰省したというわけ。

ちなみに引っ越しの荷物だが、
荷物を受け取った妹曰く
「琴が3面もある!しかもバカでかいツボがあるから何かと思ったら味噌だった・・」
「お父さんのゴルフバッグがチョー邪魔・・・」
と愚痴をこぼしておりました。

お前ら、遊びに来るんか!
と言いたくなるくらい遊び道具がいっぱいだったそうで、うーむ、軽くバカンス。

という話をあちこちにしますれば・・・



sarya「琴って面と数えるんだ~。知らなかった。」



後輩きのこ「琴って面て数えるんですね~」

同じ反応に笑った。
つーか、言いたいところはそこじゃないから!!

◇◆

そして岡山到着。
新幹線から降りた私の第一声。

「あっつ!!!!!!!!」

どうやら前日から岡山はめちゃ暑くなったらしい。
クーラーないらしいけど(引っ越しで外した)、みんな大丈夫だろうか・・



実家に到着。
早速食べ損ねた新幹線弁当を食べていると・・・

甥「食べよっか!」

前日、岡山入りしていた妹と甥っ子の登場。

妹「ダッコマンはさっき食べたでしょ!だめよ。」



甥「びえーーーーーん」

泣いているダッコマンを激写する伯母あもる。

妹「こっちに来てから、急にワガママになっちゃってさ~。」
私「親戚やらジジババたちがちやほやするからでしょ。」

ちなみに前日の夜は親戚一同でお別れ会だったそうで(私は歌舞伎観劇のため行けず)、
そこに来ていた親戚の20代女子にダッコマン、ベッタリだったらしい。

私「・・・お前も男よのう。。。」

ダッコマン、若い女がお好みだそうです。
く~。



その後機嫌を直したダッコマン、ペットボトルで電車を作る。



引っ越しの事務手続きに水道屋がやってきたり、ガス屋がきたり、となかなか忙しい。
しかしダッコマンにそんなことは関係ない。
うちの父がサインしていると、
ダッコマン、お気に入りの車をぶーんと走らせ、書類と父の手を轢いた。



その後も来客は後を絶たず、近所の人が次から次へと挨拶にやってくる。
そのたびに引き戸から顔を出すダッコマン。

普段、そんなに客が来ることなんてないからね。
知らない人たちが次から次へと来ることがめずらしいのであろう。
その姿になんだか一人萌えるあもる伯母ちゃんでありました。


そして夕方。

甥「行こっか!行こっか!」

外に行きたくて行きたくてたまらないご様子のダッコマン。
父と母が最後の挨拶でご近所を回っている間、
私はダッコマンを連れて散歩に出ることにした。



猫じゃらしをおっかなびっくり触れるダッコマン。

背景の緑に、どんだけ田舎やねん!と思われたそこのあなた。
正解!
うちの実家、チョーど田舎なんです~。



伯母ちゃんの手を引いて元気いっぱいに歩くダッコマン。



遠くを走る車に魅入るダッコマン。

そして最後の晩餐は・・・



ガスト!!

もっとこじゃれたもんはないんかーい。
と思うが、超弩級の田舎にあるのはガストだけ。

真剣にメニューを見ている(フリ)のダッコマンが笑える。



そしてお風呂に一緒に入り、私、甥、妹、文字通り川の字になって就寝。

私(あっついわ~。この部屋、めっちゃあっついわ~。)

ゴロゴロゴロゴロゴロ~~~

布団の上を盛大に転げ回る甥っ子。

私(・・・寝苦しいのかしら。。暑いもんねえ。喉乾いたから水飲もう。ゴクゴク。)

私は普段から脱水症状になりやすい体質なので、枕元にも水が欠かせない。

私(しかしこの暑さ、ダッコマンは喉、乾かないのかしら。)

ゴロゴロゴロゴロ~~~~。ゴツーン。

妹「ちょっと~。ダッコマン、いったーい・・・」

ムクリと起きるダッコマン。

甥「おた・・おたおたおた・・・」
私「?」
妹「え~。お茶?ちょっと~。我慢できない~??」

お茶くらい飲ませてやれよと思われるかもしれないが、ここは田舎の家。
無駄に広く、台所がチョー遠いのだ。
(トイレに至っては外!!!!)

しかも真っ暗闇。
田舎の闇をなめたらあかんぜよ。
その色は漆黒そのもの。
妹がためらう気持ちはわかる。

私「私がとってきてあげるよ。ちょっと待っててね~ダッコマン。」

携帯電話を片手に(灯りとして使う)、冷蔵庫に向かい、闇夜を進む。
そしてダッコマン用の水筒を探り当て、冷蔵庫からお茶を出し、離れの部屋に戻った。

私「あったよー。」
妹「ありがとー><」
甥「ゴキュッッゴキュッゴキュッッッッ」

すげー飲みっぷり。

私「それよりさ~。さっき台所に行ったら、あっちの棟、めっちゃ涼しいの。」
妹「えーーーー!?なんで!?」
私「あれ、全部の窓を開けてるよ。つーか、なんでこの部屋開けないの?理由あるの?」
妹「お母さんがこっちの窓は開けるな的な空気を出してたからさ~」→多分防犯的。
私「そんなんどうでもええわ。暑くて死ぬわ。窓開けるよーーーーー。」

ガラガラガラ。
そよそよそよそよ~。

2人「涼しい・・・・」

ぐがーぐがーぐがー。
あっという間に川の字3本、寝入ったのであった。

◇◆

そして朝~。
いよいよ出発の時。

妹&甥っ子&両親は、両親の車で東京へ向かう。
(妹と父が運転を交代しながら・・・)

私も強くこの旅に誘われたが、断固拒否!!!
妹の車(超デカイ)ならまだしも、カローラで東京までとか、
腰痛持ちの私の腰が死ぬわ。

というわけで、私はのんびり新幹線で帰ることにした。

おのおの出発の準備をしていると、近くに住む親戚がお別れにやってきた。



伯母(母の姉)と。



家族4人で。



私(カメラマン)を除くみんなで。
ダッコマンもこちらを向いており、なかなかいい写真であった。。。
私いないけど(泣)
※お気づきかと思われますが、うちはチョー女系家族なのだ。
 ダッコマンの誕生により、男がようやく増えた(笑)!


サラバ、岡山!
また会う日まで!!

もみじのような掌でピアノを弾いていた部屋とか、
恋人連れ込んでイチャコラしてた部屋とか、
愛犬レオをひたすら眺めてストークしていた庭とか、
愛犬レオとくんずほぐれつしていた庭とか、
愛犬レオと・・・以下、延々続く・・・、
ムカデを踏んづけちゃった部屋とか、
ズワイガニサイズの蜘蛛(誇張ではない)が出没するトイレとか、
つばめが巣を作りにきていたトイレとか、
アマガエルが蛇口に鎮座ましますお風呂とか、
全ての思い出よ、さようなら。

などと感傷的になるかもなあ~と思っていたが、実際は忙しくてそれどころではなかった。
後片付けくらいしかすることない、とか嘘ばっか!!!
というか、その後片付けがチョー残ってました。

母「あもちゃんが来てくれて助かったわ~。」

でしょうね~。

最後の最後までドタバタしまくったあもる一家でありました。

→その2に続く。
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平成27年7月9日、
『阿弖流為~松竹創業120周年 歌舞伎NEXT~』(in 新橋演舞場)を観に行く。



この翌週、また母と観に行くのだがそれはまた後日アップしたい。

なぜこのようなことになったか(チケットダブリの経緯)については、
→参考記事『失神大歌舞伎。
を読んでいただくとして、まずは第1回目の汗かき夫と観に行った回について書きたい。



花道がめっちゃ近い!!!
これだけ近ければ、役者の汗や唾も堪能できるであろう。・・・ひぇっ!!



ラストシーンでこれが光るそうで、腕に巻いて星になろう!との指示が。

◇◆



ジャンジャンバリバリ、ロックな歌舞伎!

阿弖流為     市川 染五郎
坂上田村麻呂利仁 中村 勘九郎
立烏帽子/鈴鹿  中村 七之助
阿毛斗      坂東 新 悟
飛連通      大谷 廣太郎
翔連通      中村 鶴 松
佐渡馬黒縄     市村 橘太郎
無碍随鏡     澤村 宗之助
蛮甲       片岡 亀 蔵
御霊御前     市村 萬次郎
藤原稀継     坂東 彌十郎

(あらすじ)HPより
※詳しいあらすじは、二回目の演劇評にてアップします~

古き時代、日の国――。
大和朝廷は帝による国家統一のため、帝人(みかどびと)軍を北の地に送り、
そこに住むまつとわぬ民、蝦夷(えみし)に戦を仕掛けていた。
その頃、都では、蝦夷の“立烏帽子(たてえぼし)党”と名のる盗賊一味が人々を襲っていた。
それを止める一人の踊り女。彼女こそ立烏帽子。女だてらの立烏帽子党の頭目だった。
町を襲う盗賊が自分たちの名を騙る偽者であること暴くため変装していたのだ。
そこに都の若き役人、坂上田村麻呂もかけつける。
さらに“北の狼”と名のる男も現れ、偽立烏帽子党を捕える。
この事件をきっかけに北の狼と田村麻呂は、互いに相手に一目置くようになる。
だが北の狼と立烏帽子は、蝦夷が信じる荒覇吐(あらはばき)神の怒りをかい、
故郷を追放された男女だった。

北の狼の本当の名前は、阿弖流為(アテルイ)。
故郷を守り帝人軍と戦うため、立烏帽子と二人、蝦夷の里に戻ることにする。
荒覇吐神の怒りをおさめた阿弖流為は、蝦夷の兵を率い、帝人軍と戦う。
彼の帰還を快く思わぬ蝦夷の男、蛮甲の裏切りにあいながらも、
胆沢の砦を取り戻した彼は、いつしか蝦夷の新しい長として一族を率いていく。

一方、田村麻呂も、
帝の巫女である姉、御霊御前(みたまごぜん)や
右大臣藤原稀継(ふじわらのまれつぐ)らの推挙により、
蝦夷大将軍として、蝦夷との戦いに赴くことになってしまう。
阿弖流為と田村麻呂、互いに認め合う二人の英傑が、抗えぬ運命によって、
雌雄を決する時が来ようとしていた。

◇◆

怒濤の第一幕。
はあはあ興奮しているうちにあっという間に幕間となった。

まさに劇団☆新感線、まさにいのうえ歌舞伎。
ロックバリバリ、照明ギラギラ。

「日の国若き時、その東の夷に蝦夷あり。彼ら野に在りて未だ王化に染わず。
 帝彼らを疎み、兵をもって滅せんとす。是即ち帝人兵。
 都人これを皇戦(すめらいくさ)と呼ぶ」

と妖しい光を放つ雪洞を頭に乗せた京の町人らに語らせるさまはコロスのよう。
 コロス→古代ギリシア劇の合唱隊

雑踏の中から颯爽と現れる謎の美しい女、鈴鹿を演じる七之助。
美しい音楽を蹴破るように乱暴に登場する偽の蝦夷兵らとチャンチャンバラバラ。
そこに助太刀として現れる北の狼こと阿弖流為を演じる市川染五郎。
さらにそれをいさめようと現れる坂上田村麻呂を演じる勘九郎。
偽の蝦夷兵は逃げ去ったものの、にらみ合う両者。
傍らで見つめる七之助。

そこにじゃじゃーん!!!!ド派手な音楽とともに
「阿弖流為」
と燦然と輝く今作品のタイトルの登場。

うーむ、この出だしといい、ど派手な演出といい、
ああ~、いのうえ歌舞伎を私は観にきたんだ!という何ともいえない感動を覚えた。
いいわーー!いのうえ歌舞伎の真骨頂。
いきなりあもちゃん、巨乳を鷲掴み。

また、舞台から延びる花道は今回は左にも右にも用意されており、
左の花道に勘九郎。
右の花道に染五郎。
交互に自分のことやお互いのことを語り合う。
そのたびに、観客の頭が一斉に、右に左にと動いていておもしろかった。

そして
「・・・次に会うときは、戦場かな」
旅立つ阿弖流為に田村麻呂が声をかける。
足を止めた阿弖流為は振り返り、田村麻呂を見つめる。
「もしその時は・・・死力を尽くして戦うのみ」
うなずき合った2人は、互いに背を向け、それぞれの道を歩んでいくのであった。
かっこいいーーーーー!!!!

主役は染五郎だが、この日は勘九郎が輝いていた!
めっちゃうまくなってるーーー!!!!!
声もいい。
演技もいい。
間も抜群。
しかもその演技の間なんてお父さんソックシ!
ちょっと前までは、お父さんにはまだまだやのう・・・と思ったが、
今回の勘九郎を見て、いやいや、これはもしかしたら化けるで・・・とゾクゾクした。

ちなみに染ちゃんこと染五郎は後半盛り返してきたが、前半はイマイチでありました。
(後ろの席の方が、染五郎昨日飲み過ぎたんじゃない?と言っていて笑えた。
 感じることは同じ模様。)

七之助は相変わらずよかったです。
美しくも強く、竹のようなしなやかさを兼ね備えた演技でありました。

この作品はもともと2002年に劇団☆新感線で上演した作品「アテルイ」を、
歌舞伎「阿弖流為」として焼き直したもの。
(ちなみにそのときは、勘九郎が演じた坂上田村麻呂を、
 つっつんこと私の恋人である堤真一が演じたそうです。
 は~そっちも見たかった~。つっつんの殺陣はサイコーだからなあ・・)

プログラムに、演出家のいのうえひでのりの言葉が載っていたが、
<いのうえ歌舞伎>なんていうなんちゃってをやっているコンプレックスが、
本物の歌舞伎なんて畏れ多くて、と二の足を踏ませていたそうだ。
そんないのうえさんに、
「大丈夫!歌舞伎俳優がやりゃあ、歌舞伎になるんだから!やってみりゃいいんだよ!」
と軽く蹴りを入れてくれたのが、故中村勘三郎だというのだ。
顔を合わせるたびに、歌舞伎をやらないの?と声をかけてくれたそうで。

また、猿翁が新感線の「アテルイ」を見て、
「これはギャグを抜けばすぐに歌舞伎になります」
とおっしゃり、そこからこのたび歌舞伎の演目として「阿弖流為」が完成したとか。

歌舞伎の大先輩方が
いのうえひでのりの大きな背中を押してくれたことが励みになったのであろう、
立派な歌舞伎を見せてもらいました!!!ありがとう!!!

歌舞伎という何百年も続く文化の懐が深いのか、
いのうえさんの歌舞伎への寄り方が巧いのか、
とにかくちゃんと歌舞伎になっていたもの。
ロックバリバリだけど。

歌舞伎らしく左右に音楽の部屋(黒御簾)が用意され、
向かって左の御簾からロック、向かって右から和楽器、が聞こえてくる。
ギターバリバリ、ドラムドコドコ。
そんな中、負けじとベベンベンと三味線や笛、太鼓が打ち鳴らされる。
まさに『阿弖流為』で演じられている内容と同じではないか。

物語は、あらゆる対立により複雑に構成されている。
深い自然や八百万神の神の声を聞く民と日本を一つにまとめようとする帝に従う民。
帝に従わない民らを従わせるべく戦いが起こる。
この単純な対立から物語は始まった。
しかし物語がすすんでいくうち、そんな単純なものではないと知る。

主人公である阿弖流為。
彼は愛した女を守るため、神の使者である獣を殺してしまった過去があった。

阿弖流為が過去に犯したこの罪を思いだすシーンは圧巻である。
白い大きな布を手にした黒衣らが縦横無尽に舞台上を駆け巡る。
それだけで猛烈な吹雪として観客は理解し、息をのむ。
誤って神の山に足を踏み入れてしまった鈴鹿。
そこへ現れる白い獣。
出ました!歌舞伎っぽい感じ!!!

うおーーーーー!!!!

毛皮を纏った2人の黒衣が息を合わせて獣を演じる。
その獣に襲われそうになる鈴鹿。
そこへ現れる阿弖流為。
愛する鈴鹿を救おうと神の使者である獣に刃を向け、殺してしまった。

私「もののけ姫やなあ・・・」

その世界はまさにもののけ姫。
愛する人の命を助けるためとはいえ神の使者を殺してしまった。
その行為はムラに大きな災いをもたらす。
ムラにいてはならぬ、とムラを追い出されることになった阿弖流為。

村に襲い来るたたり神をやむを得ず殺して、
アシタカもムラを追われることになったもんな~。

人の命を守るためだったのだ、と言う阿弖流為と
人の命より神に従わぬほうが罪だという北の民。

時が流れれば倫理観も変わる。
そして場所が変われば人生観も変わる。
どちらがいいというわけではない。

そして人間の倫理とそれを超越する存在である神。
ここにも一つの対立の構造が。

この世の中の事象は
単純な二つの対立構造が複雑に汲み合わさってできあがっているだけなのかもしれない。

それにしても突然差しこまれる過去の罪を犯したエピソードのシーンに
「これ・・うちのお母ちゃんはわかるかしらん?」
と心配になった・・・。
勘のいい、ものわかりのいいお母ちゃんではありますが、御年70。
突然、大きな声で
「あもちゃん、これどういうこと?」
とか聞いてきたらどないしよー><

とヒヤヒヤするのでありました。
その答えは、また後日・・・。

帝の軍の大将として先頭に立つ坂上田村麻呂。
北の民の大将として先頭に立つ阿弖流為。
2人は敵同士ではあったが、実はお互いを尊敬し合っていた。
彼にだけはみっともない真似は見せられない。
正々堂々と美しく。
わかるよー、わかるわかる。
この2人の対立構造の芯には、強く結ばれる心があったのだ。
うーむ、複雑。
この世は複雑じゃ。

北の民の大将として認められるために、
阿弖流為は再び神の住まう山に向かい、神と対峙する。

どどーーーーーん!!!

雪の中、白い龍神として登場した神がでかすぎる!!!!
黒子10人くらいで支えております!!!!!!

そして神に許された阿弖流為は、真の大将として帝人軍と戦うのであった!!!!!

◇◆

~幕間35分~

私「ひえーーーー!かっこよかった~~~~♪♪」
汗「あっという間だったよ~~~~~。すげーおもしろかった。なにより単純で面白い」

そら、よかったね。

私「ささ、幕間の楽しみと言ったら、かべす、だよね!!
汗「かべすってなんだっけ?」
私「おのれは何度言わせたら気が済むんじゃーーーー!」

かは菓子、べは弁当、すは寿司。
昔も今も、花より団子派も多いようです。



私は「阿弖流為弁当」にしたよー!



汗かき夫は「立烏帽子弁当」にしていた。



阿弖流為弁当の中身はこんな感じ。



立烏帽子弁当はこんな感じ。



いただきます!!

2人「おいしい!!!」

毎度思うのだが、新橋演舞場のお弁当って本当においしいんだよね~。
それにひきかえ歌舞伎座のお弁当はイマイチでとっても残念な感じ。

せっかく歌舞伎座はリニューアルして新しくなったのだから、
お弁当にもっと力を入れるべきだと思うんです。

以上、花より団子派のあもちゃんの主張でした。

第一幕のかっこよさについて、
ケンケンガクガク大いに盛り上がりながら2人ともお弁当を完食。
そしていよいよ第2幕、ラストシーンまでノンストップで駆け上ります!!!

◇◆

第二幕

坂上田村麻呂率いる帝の軍は戦いが延びれば延びるほど、数を投入し、
北の民の軍勢は少しずつ劣勢となっていた。

坂上田村麻呂はそのことになんとなく負い目を感じている。
そういう勝ち方じゃなく、正々堂々と勝ちたいなあ。
と言葉にまではしないが、心の底ではそう思っていた。
一生のライバルを相手に、数で勝負するような戦い方をしたくなかったのだ。

そんな清らかでまっすぐな男を慕う味方は多かった。
坂上田村麻呂は味方の武士たちから大いに慕われていたのだ。
その人気を利用して坂上田村麻呂を北の民に暗殺させたと見せかけ殺し、
味方を鼓舞しようと計画したモノがいた。
それはなんと!(・・って絶対そうだわ~って思ってたけど笑)、
坂上田村麻呂の伯父である藤原稀継(坂東彌十郎)であった。
悪役の彌十郎、いい味出してたわ~。めっちゃ噛んでたけど。
(ちなみに母と観に行ったときは、すんごくなめらかで一切噛まなかった。)

同じ帝に従う味方でありながら、
日本を一つにするためなら手段は選ばない藤原稀継にとって、
坂上田村麻呂は都合のいい道具であったのだ。
対立の中の対立が、より事態を複雑化させていく。

瀕死の重傷を負った田村麻呂を助けたのは、鈴鹿にそっくりな女であった。
しかも名は鈴鹿という。
頭の中は、?でいっぱいだが、その疑問が解けることなく物語は進む。

それにしても田村麻呂を手当する鈴鹿という女性を、またもや七之助が演じるのだが、
これがすんごくかわいいの。
一つ一つの動作に恥じらいがあって、乙女。
第一幕に出てきた猛烈にかっこよくて、色っぺー鈴鹿とはまた違う少女のような声色。
お前は一体いくつの声をもっているんだ?って七之助に問いたいくらいの使い分けの巧さに
私は驚嘆した。

結局田村麻呂をかばって命を落とす鈴鹿であったが、
さらに刃を向けられた瞬間、田村麻呂の目をふさいでいた包帯が二つに割れた。

このシーンで、
斬られて倒れた七之助を抱え、後ろを向いた勘九郎の包帯に
ささっと何か細工をしている七之助の姿を私はこの目でしかと観た!

2人は兄弟なんだよな~。
じーん。
舞台上の演技だけど、なぜか兄弟の絆に感じ入りました。
本当は仲悪いのかもしれないけどさ(笑)

目が開いたことで2人の鈴鹿の存在を知る田村麻呂。
これは一体・・・?

ネタバレだが、
死んだ鈴鹿は本物で、
阿弖流為と行動を共にして帝の軍と戦っている鈴鹿は、
なんと荒覇吐の神が鈴鹿という人間の姿を借りていたのであった。

まさかの神!!

2002年の新感線の「アテルイ」では、神と鈴鹿は別の人が演じており、
まさかの神!というどんでん返しはなかったらしい。
設定が違うのだから、相当手を加えて書き直したのだと思うが、
こちらの、鈴鹿の外見をした神、の設定は本当にすばらしかった。

田村麻呂は和議を受け入れるよう言う。
これ以上の戦いは無駄だ、と。
阿弖流為もこれ以上、民が死んでいくのは見ていられない、と受け入れようとする。
が、鈴鹿の形をした神はそれを許さない。
なぜなら、この蝦夷という国が、帝という名のもとに統一され、消えてしまうからだ。
そして私も消えてしまう。
人の手によって作られた神(帝)に、私は消されてしまう。と嘆く。

そうはさせない、自治は認める、と田村麻呂は言うが、
お前はそう言うが、実際そうはできまい。
と神は言う。

つーか、神と人間がふっつーに話し合っている異様な光景にふと気づく私。
古代、人と神とは存外近かったのかもしれない。

阿弖流為よ、戦え、最後まで戦い抜くのだ。
と神は吼える。

そんな神に阿弖流為は
それは神の都合だ!!
と言い返す。

人と神の対立がここにある。

神の言葉を聞く巫女の阿毛斗が
もういいじゃないですか!充分戦いました!もう止めましょう!
と神に進言する。

うるへーーーーー!巫女の分際でえらそうに!!!
と神、怒り狂って阿毛斗を吹っ飛ばす。

神様、度量が狭い~。
しかしそんなことを言ってる場合ではない。
神も自分の存在がかかっている戦いなのだ。
そりゃ巫女にえらそーにしゃしゃり出られたら怒りもする。

そんな神にづかづかと近寄り、刀を向ける阿弖流為。
死んでいただきます。
とばかりに、神を一突き。

七之助「神は・・・くちおしいのう・・・」
染五郎「人も・・・くちおしい・・・」

2人は苦しみながら言い合った。

あもちゃん、ここで大号泣。うおーん。

そして息絶える神。
とうとう、禁断の神殺しをやってしまった阿弖流為。

結局、神の予言どおり、田村麻呂の思うような対処はしてもらえず、
蝦夷は日本の国としてとりこまれ、
阿弖流為たちは死罪となった。
(が、さらにどんでん返しがあり、阿弖流為は右大臣の首をとり、逃げたと思われる。)


そしてラスト!!!
あの腕に巻いたグッズがキラキラ~と青や白にキラキラと輝き、
場内を観るとまるで星のよう。

舞台にはねぷたに姿を変えた田村麻呂と阿弖流為が登場。
やんや、やんや、の大団円!!!
さらに最後は、私たちの席に近い花道に、
私の愛する音楽担当の岡崎司さんもギターを抱えて登場し、
さらに反対側の花道には、三味線と謡の木津さんが登場。
ジャンジャンバリバリロックとベベンベンな日本音楽がコラボした、
二つの対立するものが見事に融合する姿を見せてくれたエンディングでありました。

3回のアンコール、そしてスタンディングオベーションで華やかに終了。

私「はあ・・・めっちゃかっこよかった。わたしゃ疲れたよ・・・。」
汗「ひっさびさ、感動したよ。かっこよさにしびれた。」

は~。
チケット残ってたらまた行きたいよー><
あ、来週行くんだった。

長々語り過ぎて、全く触れなかったが、
御霊御前を演じた市村萬次郎、佐渡馬黒縄を演じた市村橘太郎もすばらしかった。
観劇二回目の記事で触れたい。覚えていたら。
市村萬次郎が草笛光子に見えるー!ということだけメモっておきます。

さらにどうしても言っておきたいことが。
歌舞伎なんだけど、劇団☆新感線の演劇ですから、舞台は怒濤の勢いで流れていく。
よってポンポンリズムよく台詞が飛ぶのだが、その台詞の合間を縫って
中村屋!
高麗屋!
とか小さな声で無理くり入れてくる常連さん(?)の存在がとっても愛おしかったです。

すっごくかっこよくて、しびれる歌舞伎であった。
本当にビリビリしびれた。

音楽と照明と空間の使い方が、いのうえひでのりって超絶うまいんだよね~。
ほんと、サイコー!
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私はテレビっ子だ。
そりゃテレビが大好きな両親に育てられたんだもの、テレビが嫌いなわけがない。
時代劇からバラエティ、クイズ番組からワイドショーまであらゆるテレビを見続けた。
(ああ、でもドラマはあまり見なかったな。なぜなら野球中継とかぶるから!
 父親が野球を見るときは、我ら家族は父とともに野球を見るのであります。
 あもる家のピラミッド頂点に立つ父のテレビチャンネル権は絶対なのだ!・・あほくさ笑)

しかし最近はあまり見なくなった。
私がオバチャンになったのか、はたまたテレビがおもしろくなくなったのか。
まあどちらも、なんだろう。

そんな廃れゆくテレビをたまたま見ていると、度肝を抜く番組が放映された。
それが・・・



妖しい文学館
http://www4.nhk.or.jp/P3613/

である。

必読の作家・作品の魅力に迫る文学エンターテインメント番組。
計2回放映予定で、私がたまたま見たのは記念すべき第1回の放送であった。
そこで取り上げられた作家および作品は、

春琴抄 (新潮文庫)/新潮社

¥400
Amazon.co.jp

谷崎潤一郎の『春琴抄』である。

シリーズ・妖しい文学館「こんなにエグくて大丈夫?“春琴抄”大文豪・谷崎潤一郎」

ちょっ、待って待って。
またかよ~。
とか言わないで。
まあ、聞いてくださいまし。

谷崎潤一郎って今年こそ、没後50年だのなんだので取り上げられておりますが、
普段はヒッソリ文豪作品として読まれているだけじゃないですか~。(多分)
しかし私は思春期のころより、こよなく彼を、いや彼の作品を愛してきたのです。

でもまあ、彼は知ってのとおりド変態なんですよ。
サドマゾなんてなんのその、スカトロあり~の、排泄物あり~の、
こうして書くだけでも、いろんな意味ですげー作家であることはわかると思う。

だから私はいつも孤独でありました。
だって、誰も谷崎を読んでくれないんだもん。
誰とも谷崎について語り合えないの!!!!
ま、そもそも私も語り合うほど谷崎のことを知ってるわけでもないんだけどさ。

それゆえ、他の人が谷崎や谷崎作品について何を感じて何を思うのか、
常々知りたいと思っていた。
論文とかそういう形ではなく、もっとざっくばらんな感じで。

そんな私の欲求を大いに満たし、
さらに度肝を抜くような番組をとうとうこの目で見ることができたのだ。

耽美、サドマゾ、そして愛?等々の文豪のたくらみを秘密の読書会で読み解いていく・・・
それはまさに私の欲するもの、そのものだった。

『春琴抄』の内容はだいたい覚えているので特に必要はないと思ったが、
とりあえず本棚に走り、春琴抄を手にしテレビの前に戻る。
(録画ができなかったので、記憶を頼りに書きます・・・)

朗読を挟みながら、再現VTRを流しながら、そして対談。
という繰り返しなのだが、そこで語られるそれぞれの感覚や感想が面白かった。

なるほどー
ふむふむー
の繰り返し。

考えたこともなかったが、渡部さんが年表を出して説明したのには驚いた。
春琴が失明した9歳の年というのは大塩平八郎の乱が起こった年と同じで
さらに春琴が生きた時代は激動の時代であったということである。
しかし春琴抄からは全くそれが感じられないのだ。
だからこそ、時代背景など全く思い至らなかったということもある。

政治と文学を全く切り離そうとする谷崎の意志、
と言っていたが、まあそこまで考えてるかどうかは別として、おもしろく観た。

また昭和8年「改造」での谷崎の「文学」に対する持論が紹介されていたが、
その内容は大変おもしろく、なぜか泣けてきた。
普段感じられない谷崎の熱さを感じたからかもしれない。
図書館で借りられるかなあ。探してみよう。

そんな感じで内容も濃かったのだが、対談しているメンツも濃かった。

島田雅彦、鈴木杏、平野啓一郎、山本容子、渡部直己

ひえー。
杏ちゃんを除いて、誰一人普通の人がいないじゃないか・・。

あまりのメンツの濃さに、
杏ちゃんが食い殺されちゃうんじゃないかと心配になりました。

しかし日本を代表する知性(?)軍団に負けじと、
杏ちゃん、押され気味ではありながらもなんとか頑張ってた。ホッ。

佐助の目を突くドキュメンタリー的な表現や鳥遊びなどの表現に触れつつ、
後半は谷崎の変態性にも深く突っ込んでおり(ココ必見!笑えます)、
みんなが大いに盛り上がったあと、渡部さんが

「でも本人としては自分の変態性や性癖に困っていたと思うんだよね。」
と言い、
「彼はずば抜けて頭がよかったから、それを昇華させることができた。」
と続けた。そして自らの発言をまとめ、

「変態性を知性が救った。」

と締めくくった。

ぷぷー!!!変態性を知性が救う!!!うぷぷ。いい表現だなあ~!!!!笑

と爆笑していると、

チラチラ映る(NHKのディレクターか?)方が →座談会を回している方であろう。

「その表現いいですね!!!!」

とウケていた。
うほっ。ツボが同じ!
だからこの番組とも相性があったのだろう。。

愛は世界を救うらしいが、変態性を救うのは知性なのだ。
は~。いい一日でありました。

再放送は8月16日(日)だそうです。
谷崎の変態部分だけではなく、
佐助と春琴の物語は果たして愛なのか等、普通のこと(笑)も語られています。

みんな、観てね!
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第153回直木賞、芥川賞のどんちゃん騒ぎを横目に今回もひっそりと終了した。
そしてあもる一人直木賞選考会、今回も外しまくってひっそりと終了した。
 
あもる一人直木賞(第153回)選考会ースタートー
あもる一人直木賞(第153回)選考会ー途中経過1ー
あもる一人直木賞(第153回)選考会ー途中経過2ー
あもる一人直木賞(第153回)選考会ー結果発表・統括ー
本物の直木賞選考会(第153回)~結果・講評~


時はさかのぼること発表当日16日。
カプリコ食べながら、テレビをあははと見ていた私。
そこにニュース速報が流れた。
ピロリンピロリン~♪

私「まさか又吉が芥川賞獲ったとかじゃないでしょうねえ。」

と思ったら、そのまさかであった。

私「ニュース速報で流すようなことかっつーの!!!」

ぶつくさテレビに向かって文句を言っていると、ライーン♪♪

妹「芥川賞、又吉が獲ったね。で、肝心のナオキは?」→ナオキ・・人名みたい。人名だけど。
私「ナオキはだいたい20時くらいに決定だね。」

そして19時40分頃・・

私「『流』だーーーー!!!くぅぅぅぅぅ。また外した。」
汗「また外したの~?」→なぜか早く帰ってきていた。
私「またってなんだ、このハゲゴリラ!うわーん。」
汗「『流』ってどんなやつだっけ?」
私「台湾のやつだよ~。」
汗「ああ、あれ?あもちゃん、面白いって最初っから言ってたじゃん。」
私「言ってたよ。で、外したんだよー。わーん。」
汗「一句詠んであげる。
  あもたろう またはずしたよ なおきしょう。」
私「・・・・」
汗「あ、それじゃあかわいそうだからもう一句ね。
  あもたろう きょねんはあてたよ なおきしょう。
  去年しか当ててないって事実を述べてみたよ☆」
私「アセゴリラのばかーーーー!!!!!」
汗「口が悪い。」





妹「お姉ちゃんのブログ、見られてるんじゃないの?」
妹「意地悪されてるとか。」

こんなクソブログ(口が悪い)、そんなたいそなもんじゃないのでそれは絶対にないが、
毎度外す私を慰めていただけているようです。

それにひきかえ我がブログ友&リアル友は・・・



私「私の中では1位だから!」

という言い訳に対し

sarya「でも空振りだから。」

氷のような冷たい一言。
ぐさー!!!

そしてさらに・・・



sarya「東山さんは変態じゃないの?」

という不思議な質問をしてきたsarya。
どういうことか、と問う私に

sarya「西村賢太みたいとか。」

と言う。
それを受けて私は、東山さんの魅力についてペラペラ語りまくったが、
ラインのトークを終えて、ふと気づいた。

もしかしてsarya、

あもちゃん、西村賢太みたいな変態が好きじゃん?

って言外に匂わせてたんじゃないかって。

おっそ!
私、気づくの、おっそ!
にっぶ!!

にぶちんあもちゃん、今日も通常運行中。

そしてそして、
直木賞に興味のある人なら(多分)誰でも憧れの的であるであろう
直木賞のすべて 余分と余聞』のP.L.Bさんが今回もコメントをくださいました。
ありがたやありがたや。

しかし毎度、開催されていると思われるP.L.Bさんの直木賞イベントに未だ行けず。
なぜなら!
権威によわいあもちゃん、すぐひよるからさ。クラクラ。
P.L.Bさんに黒を白って言われたら、迷うことなく、はい白です☆って言っちゃうからさ。
そうでなくても外しまくっているのに、ますます迷走しちゃうであろう。

そんな権威に弱いひよらーあもちゃん、
P.L.Bさんのサイトやイベントに限らず、
直木賞についての様々なサイトからAmazonの評価に至るまで、
全ての情報をシャットアウトしているのです。

でもいつか行ってみたい!
そしてこのあもちゃんのまんまるお目目でP.L.Bさんを拝見したいと思っております。


それにしても毎回外しているのだから、
いい加減外すことに慣れそうなものだが、全く慣れない。
むしろ今回は以前に増してダメージが大きかった。
今までの敗戦の積み重ねがボディブローのように効いているのか、
それとも講評まで外しまくっていたのが効いたのか。
いずれにせよつらすぎる。。。

誰に頼まれているわけでもないのに、
なにゆえこんな心身を削るような思いでやらねばならぬのか。

それは・・・
そこに直木賞があるからさ。
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マドンナばりのキッス(←明石家さんま風)をあなたに。
プップピドゥ。

◇◆

2015年7月15日、直木賞が決定した。

ピース又吉さん、羽田圭介さんと芥川賞受賞 直木賞には東山彰良さん」(産経WEST)

第153回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、
東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、
お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さん(35)の「火花」(文学界2月号)と、
羽田圭介さん(29)の「スクラップ・アンド・ビルド」(同3月号)に決まった。
直木賞には東山彰(あき)良(ら)さん(46)の「流(りゅう)」(講談社)が選ばれた。

◇◆

朝から晩までまたよし、またよし。
うるせえのなんのって。
しかし興味はある。
世間が落ち着いた頃、読んでみようと思います。
お笑い芸人だろうが、ミュージシャンだろうが、いいものは読んでみたい。
町田康という大化けした作家もいますから。
(みずしまなんたら・・ってのは全く興味湧かなかったんですが~。)

そんな上を下への大騒ぎの芥川賞の横でひっそり直木賞も決定しておりました。

私の中では1位の(←ココ大事!)、でもあもる一人直木賞選考会では第3位の・・、
東山彰良さんの『流』が見事受賞いたしました!
本当におめでとうございま~す!!!!

まさか本当に獲るとはねえ。
いやー、おどろきもものきさんしょのき。
直木賞選考委員の決断に私はひっくり返りそうになった。
まさか!
あの直木賞選考委員が!
普通に判断するなんて!
あもる一人直木賞は(いつもどおり)外したが、なんだかとっても清々しかった。

※しっかしコメントをいただきました方で、
ものすごい高確率で直木賞を当ててる方がいらっしゃるのですが、
どうしたらそんなに当てられるのでしょうか・・・。
毎度毎度外す私としては、そのセンスを教えてほしいものです。

がー。
清々しかったのはここまで。
講評を読んで、ひっくり返りそうになった。
東山さんの高評価は当然ながら、それ以外がほっとんどかすりもしなかったのだ。
こんなの・・・初めて・・・
今までも直木賞自体は外してはきたが、その経緯や評価はまあほとんど同じであった。
なのに、ここに来て、全くの大空振りときたもんだ。
1mmもかすりもせず。
こっわー。
これが若さ・・いや加齢というものか。

カズこと三浦知良がダウンタウン浜ちゃんに
「PKで空振りしたら、そのときはサッカーを辞めます」
と面白可笑しく言っていたが、まさに今、その時がきたのか・・・。

東山さんを初ノミネートで受賞させるなんて、大したもんだ。
さすがやわ。
は~。仕方ない。おじいやんやオバハンにチューして回らなくちゃ。

とか鏡台の前でルージュを塗り始めたのも束の間、なんやねーん、この講評。
拭き拭き。
真っ赤なルージュをすぐにティッシュで拭き取りました。
あ~、なんか外してよかった、とすら思いました。
・・・ええ、ええ、負け惜しみなんかじゃあありません。

チューなんてするもんか!
体は許しても、キッスは許さなくてよ。(by 月曜日のユカ)

そんなキッスを許さない金曜日のアモの負け惜しみはここまでにして、
さっさと早速答え合わせと参りましょう。
模範解答はいつもどおり、産経ニュースから。

「汗の匂いと血の色、熱い光がある青春小説」北方謙三選考委員

北方のおじさん、毎度毎度私と意見が合わないんだよな~。
嫌な予感がするわ・・・と思ったら案の定であった。

「いいんだか悪いんだか、その区別すらできない」
と私がひっじょーに困惑した第148回の朝井リョウ氏を
北方のおじさんがゴリゴリ推したのは記憶に新しい。
このピントのずれた(コラッ)ワイルドヒゲオヤジの講評に照らし合わせながら、
三振王あもちゃんの

あもる一人直木賞(第153回)選考会ースタートー
あもる一人直木賞(第153回)選考会ー途中経過1ー
あもる一人直木賞(第153回)選考会ー途中経過2ー
あもる一人直木賞(第153回)選考会ー結果発表・統括ー

を採点していきたい。

※見ればわかると思いまして今までずっと説明してこなかったが、
 >はあもちゃんの選評、「」は本物の直木賞選考委員の選評です。とここで今更説明。


>ドロドロドロドロドロ~~~~~~
>ドロドロドロドロドロ~~~~~~
>ジャン!!!
>柚木麻子「ナイルパーチの女子会」(文芸春秋)
>で~す!!!
>ゆずあさ、おめでとうございます~~~~~!!!!

は~い、いつものお約束、また外しましたよ、と。
私、一体いつになったら、ホームラン王になれるのかしら。
いやいや、ここはもう安打製造機でもいい。
もう少し打率をあげたいものだわ~。棒読み。

まあ、ここはいいんですよ、いつものことだから。
負けに慣れてしまった広島カープのよう・・・。
そんなことよりも!!!


「『永い言い訳』、『ナイルパーチの女子会』、『東京帝大叡古(エーコ)教授』は、
 点数が集まらず最初に落ちてしまった。」

おいおいおいおいおいおいおいおい。
私の中の第2位の2作品がいきなり落ちてるんですけど!!!!

>私が明日の選考会の経緯を当てて見せましょう。
>見える!見えるわ!!!
>何度も言うが、まずはどうでもいい3作品
>(「アンタッチャブル」「東京帝大叡古教授」「若冲」)が落ちるであろう。

あもちゃんの視力2.0の野生の目、超弩級の節穴。
全然見えてなかったすー。
「東京帝大叡古教授」がまず落ちる、ってのだけは当たってたが、ほぼ真逆。
うそーん。

そんなあもちゃんと真逆の第153回本物の直木賞選考結果について、
各候補作品の講評、まずは受賞作の「流」から見ていこう。

▽東山彰良「流(りゅう)」(講談社) 

あもちゃんの中では第1位、でも直木賞をあてにいって第3位にしちゃった作品。
素直に第1位にしておけば。

初ノミネートで受賞ということもあり、ヒゲオヤジがかなり丁寧に講評をしてくれている。

「東山さんの『流』は、台湾の複雑さを踏まえながら、
 汗の匂いと血の色、熱い光がある、欠点のつけようのない青春小説です」

欠点のつけようのない~?
私はこう言った。

>構成が変だったり、表現がむむ?というところもあったり、
>欠点もかなり多い作品だと思いますよ~。
>でもさ~文法が正しいだけが小説じゃないじゃん。
>きっちりまとめあげてくればいいってもんでもないじゃん。
>私はこの作品を、アジア版「百年の孤独」として読んだね。

いやー、我ながら的確だわ。ザ・自画自賛。
選考委員の誰かがガルシア・マルケスの「百年の孤独」に触れてくると思ったんだけどな~。

私も大絶賛だったのだが、欠点は多い、と書いた。
しかしヒゲオヤジも後半で

「だから圧倒的に受賞1作は決まってしまった。欠点のない小説ではありません。
 ですが、そういうものを問題にしないような力がある小説です」」

要するに

>荒削りで欠点もかなり目立つし、まだまだヘタっぴだし、
>万人に受けるタイプの作品でもないし、好みが大いに分かれると思われるが、
(略)
>心理描写なんてどこ吹く風、おもしろけりゃなんでもいいさ。と言わんばかりの描き方。

私とおんなじこと言っておる。
そして、

>こういう作品が直木賞を獲ってくれたらいいなあ、と思う作品であった。

と言っていた私に呼応するように、

「『流』は最初から満票、欠点がない。根底から力がある。
 小説はこういう力、面白さを持っているものなんだという感じでできあがっているんです。
 20年に一回、(直木賞で言えば)40回に一回と言っても過言ではないものに
 受賞が決まりました」

20年に一回というべき作品が直木賞を獲った!と言っております。

・・・褒め過ぎじゃね!?
という気もしなくはないが、
そんな私だってアジア版「百年の孤独」じゃないか、とか、
ノーベル文学賞作家と並べちゃうほどの褒めっぷりだったもんね~。
東山さんの「流」の選評に全く異論はございません!

「台湾の『複雑なるもの』をちゃんと見てきた人で、しかも戦争を視野にとらえている。
 反戦でもなんでもない。そう書いているんだけど、読んでみると完全な反戦小説、
 そういう普遍性を持っている。われわれは非常な自信を持ってこの作品を推しました」
「持って生まれたものはある。台湾の血ということについて、われわれは分からない。
 だが、この小説を読むと、台湾というものがよく分かるように書かれているのです」

>また、台湾という複雑な事情を持つ背景もきっちりと描かれ、
>台湾における外省人と内省人の印象や、大陸や日本との関係も描かれており、
>台湾人のルーツや世界における台湾の位置、そしてこれから、などに興味がある人ならば
>台湾周辺にまつわる繊細な事象にも触れており、面白く読めるかもしれない。

「この小説のテーマは『台湾』ではありません。
 (略)それは実によく書けていて、普遍性がある力量を持っていると言わざるを得ません」

>しかしそんなこと(台湾)は、小説、という角度から読んだ際には些末なことである。
(略)
>荒々しい筆致でいきなり下書きなしで書き始めた、そんな印象すら受ける。
>目を閉じれば、檳榔(ビンロウ)を吐き捨てる荒々しい男や、
>町の喧噪、ケンカするタチの悪い男たち、そして友情、そして恋。
>が今でも生々しく甦るのだ。

「われわれにとってはとんでもない商売敵が出てきちゃったな、という感じです。
 小説そのものが普遍的な力を持っている。
 そういう人の受賞第1作、第2作は心配していません」

>この先、東山さんがどういう作品を書いていくのか私にはわからないが、
>この作品を書き上げたことは、今後の糧になると思う。
>これを越えるような壮大な作品を私は期待して待っている。

何度も言うが、第153回直木賞受賞作の「流」については、全く異論はなく、
本当に東山さん、おめでとうございます!!

東山さんの会見では台湾からも取材が来ていたようだが、
大変真摯に受け答えをされていて、微笑ましかったです。

【直木賞・東山さん会見】「芥川賞に注目していただくついでに直木賞も」

なぜか全く関係のない私が胸を熱くする会見内容でした。

そして東山さんの受け答えのここに刮目せよ!!

「小説を書く際にきちんとプロットをたてて書くタイプではなく、
 いくつかの場面が頭の中にひらめいて、直感でつなぐという書き方をしている。
 何も考えずにつくった料理を、皆においしいおいしいと言われているような感じ。」

ちょっと見た?
ほらー。

>荒々しい筆致でいきなり下書きなしで書き始めた、そんな印象すら受ける。

ほらっっ!!!
ほらほらほらほらほら!!!

直木賞(だけ)はよく外すこの視力2.0以上の千里眼、まるっとお見通しなんだよね。

・・・現場からは以上です。

と言いたいが、あとに控える残り5作について、怒濤の文句(&言い訳)を垂れ流しますので、
今しばらくおつきあいください。


▽柚木麻子「ナイルパーチの女子会」(文芸春秋)

「柚木さんの『ナイルパーチの女子会』については、これはね全然(点が)取れなかった。」

おいおいおいおいおいおい。
私の中では第2位だったけども、一応あもる一人直木賞に選んでるんですけど!?
俄然、ゆずあさを擁護したくなってきた。
こんなセンスのないおっさんの言うこと、真に受けちゃあかんでーゆずあさ!!

「私個人の感想から言えば、読後感が悪かった。なんか私にもああいうところがあるんです。
自分の嫌なものをね、見せつけられているような小説でした(笑)。」

これは褒め言葉として受け取っていいと思う。
ちなみに私は

>どの登場人物にも1mmも理解することができなかった。

私にはこの小説に出てくる登場人物の誰にもかぶるところがなかったんです。
だから嫌なものを見ることなく、第三者として評価できたんだと思う。
このヒゲオヤジは自身のいや~な姿を鏡で見せられて、
真正面から捕らえることができなかったんですよ!!!!
って自分で白状してちゃってるじゃないか~。
そんでもって、きっと選考委員の方々や、
特にコンプレックスオバハン(林のおばちゃん)のコンプレックスを大いに刺激しちゃって
点数がとれなかったにちがいない。
してやったり、ゆずあさ!
よくやったぞ、ゆずあさ!

いつの間にかゆずあさ苦手な私が、一番の応援団に。
坊主にくけりゃ袈裟まで憎い、とはよく言ったもんだ。

「非常に筆力はあるんです。」

よかった、筆力は褒められている。
確かに急にうまくなったんだよな~、驚いたもん、私も。

>髪の毛1本落ちる動きすらも見逃さないような細やかさで描かれていて、
>それが私の息の根を止めそうになった。


「でもね、やっぱりやり過ぎでしょう。
 派遣の女の子が主人公の女性を脅して、自分の婚約者をズタボロにする…。」

うん、ここは確かに私もどうかと思いました。
どうか、というのは小説としてやり過ぎ、とかはともかくとして、
派遣が主人公を脅かす点については、そんなことするか~?だし、
そもそも人間を芋けんぴなんかで刺せないでしょ~!?という疑問という意味で。

>芋けんぴで人を刺せるのか。
>芋けんぴで話題が逸れて、肝心の内容について触れられない可能性あり!?
>しかしどうでもいいけど、ほんとに芋けんぴで刺せるのかなあ。頑張れば刺せるのかなあ。
>まあ、尖ってるものもあるし、痛そうではあるわなあ。

芋けんぴが食べたくなってきた・・・ただいま真夜中1時。ぐ~ぅ。

「申し訳ないが、小説には節度っていうものがあると思う。」

せ・・・節度!!!!!
節度ですって!?
どの口がそれを言う!!

そんなことくだらないこと言ってるヒマあったら、例のアレを言いなさいよ、アレを。
え?忘れたとは言わさんぞ。
代わりに言ってあげましょうか!?

「ソープに行け!」
ってさーーーー!!!!
(どこぞの雑誌の人生相談コーナーで言ってたんだ、こんなくっだらないことをさ。)

・・・こんなクソオヤジ(コラ!)に評価されなくてよかったよ、ゆずあさー。わーん。


「他の賞(山本周五郎賞)をとっている作品でもあるので、結構議論はされましたが
 直木賞にはふさわしくないだろうという結論になりました」

直木賞ってのはそんなに権威ある賞なのか?と私は毎度言いたいのです。
ふさわしいって!!!
だいたいお前らはその権威ある賞の選考委員としてふさわしいのか、
と手を胸にあてて聞いてみい。
私も巨乳に手をあてて聞いてみましたらば、私もふさわしくないようです。おほほ。

>そして選考委員たちの話題に絶対にのぼるであろうネタはきっと「芋けんぴ」であろう。

結局、芋けんぴ、全く話題にのぼらなかった模様。
ケッ。クッソつまらん。


▽西川美和「永い言い訳」(文芸春秋)

「西川さんの『永い言い訳』については、人物が平板であるという指摘があった。
 深いところまで手を入れて人間のありようというものをきちんと書いてはいないのでは、
 という意見が強かったです。」

言いたいことはわからないでもない。
毎回、いい意味でも悪い意味でも「雰囲気小説」なんだよね、美和ちゃんは。

>美和ちゃんの描写はさしずめ、モネの睡蓮。

これをどう捕らえるかは好みによるとも思う。
が、いきなり落ちるかなあ。
馳星周と比べてなぜこっちが先に落ちるんだ!!!
おっかしいんじゃないの~?
あれの、どこが、おもしろかったのか教えてくれ~い。

美和ちゃんは今後もこういう小説を書いていくと思うのだが、
これで真っ先に落ちるなら、一生取れないんじゃないだろうか・・・。
と思っていたら、

「前回の候補作『きのうの神さま』は非常に素晴らしかった。
 それが『書いた』のか『書けてしまった』のか。
 今回を見て、あの作品は『書けてしまった』のではないか、と思いました」

なにげにディスられてる。

というのはともかく、『きのうの神様』はこのオヤジにはよかったのね。
(ちなみに『きのうの神様』は第141回の直木賞候補作で、
 私は6作品中6位にしてますです。あもちゃん、きびすぃー!
 →『あもる一人直木賞(第141回)選考会ー結果発表・総括ー』)

つーか、『きのうの神様』がよかったんなら獲らせてあげたらよかったじゃーん。
と思ったが、『鷺と雪』が受賞の回か~。そりゃ獲れんわ。
『鷺と雪』はすっごく印象に残る作品だったが、
正直なところ・・『きのうの神様』・・ごめん、よくおぼえてないわ。

美和ちゃんは映画の片手間で小説書いたらいいと思うよ~。
私は応援してます。
ついでに獲れたらもうけもん、くらいのつもりで!!


▽門井慶喜「東京帝大叡(えー)古(こ)教授」(小学館)

こちらの作品もまず落ちたとのことで、このことについては私と全く同じである。

「門井さんの『東京帝大叡古教授』は、ミステリーなのか、
 でもミステリーとしては破綻が多すぎる。
 では明治の風景を描いた小説なのか。でもそれにしては有名人が出過ぎる。」

>ちょっとレトロで、ちょっと不思議で、ちょっと推理小説っぽくて。
>じゃあ全体的におもしろかったか、と言えば、うーむ。と困ってしまう。
>ミステリとしては大して謎でもないし、謎を解く過程もんなアホな、だし。
>果たしてどう読んだらいいのか。と困ってしまった。

ヒゲオヤジとほとんど同じことしか言ってない私。

「いずれにしても博覧強記が前に出すぎていて、
 もう少し小説的に書いてほしいという意見がありました」

>色々と楽しいアイテムを匂わせてはいるのだが、
>なんといいますか、その引用の仕方と展開のなさと自己満足が私のブログ程度・・・
>あーーーーー汗
>言っちゃった!!!!
>作家先生と私のブログを並べちゃった!!!!

こちらも同じ。
こんなの小説じゃねえよ、ブログ並み。みたいな~。
こっわー。
無知ってこっわー。
KYってこっわー。


▽澤田瞳子「若冲」(文芸春秋)

東山さんの作品に対する思いが強過ぎたのか、
『流』と一緒に最後に残ったはずのこちらの『若冲』について、
驚くべきことに、ヒゲオヤジが全く触れておりません。お忘れになったのでしょうか。
記者も何か聞いてやれよー!!!

 --『若冲』との2作受賞という可能性は?
 「これだけ点数が開いてしまっていれば、2作は並べられません」

たったのこれだけ!!!!!

しかしなんで最後まで残ったのだろうか??
可もなく不可もなく、だからかなあ。
なんとなくダメなものから排除したらなんとなくいた・・みたいな?
正直、褒めるべき点があまりなかったんだけどなあ。

>ただ若冲の後年編み出した、升目を書いて点描していく画法、という表現を読んで
>ドット絵?時代の最先端やん。
>と思わず笑えたところは、よかったです。→?

ここだけ・・・。
これも褒めるべき点と言っていいのかどうか。
あまり存在感のない作品でありました。


さあ!お待たせしました。いよいよ私の逆鱗に触れた作品の登場です。

▽馳星周「アンタッチャブル」(毎日新聞出版)

「『アンタッチャブル』は、非常に強く推した委員がいて…私です(笑)。
『馳星周の新境地だ。それを認めようではないか』と推したんですが、孤立無援でした。」

老害エロ淳(故渡辺淳一氏)がようやく選考委員から外れたと思ったら、
今度はおまえかーーーー!

ま、他の選考委員が認めなかっただけ、まだマシ。老害の病魔には冒されていない。
ヒゲオヤジが孤立無援でよかったすー。
浅田のおじさんが強く静かに反対したにちがいない。いいぞジロー!→勝手に妄想。

一度読んでみてくださいよ、みなさん。
かりにも権威ある(プッ)直木賞の候補となるべき要素が、この小説のどこにあるのか、
自身の目で確かめてほしい。
あ、図書館でいいです。
買うほどのものでは!!印税が馳星周のフトロコに入ってしまうからね。
それに買ったところで無駄に分厚くて漬物石としてしか役立ちませんし。

「彼は『不夜城』で出てきて、その後も不夜城的な世界をずっと書いてきた。
「いい人」なんて1人も出てこない、いわゆるノワール小説です。
それが今回は、現実のリアリティーなんてありません。
現実ではなく、小説のリアリティーを求めて書いた小説です」

たしかに現実のリアリティなんてなかったけど、小説のリアリティってなんぞや?
誰か私に説明してください。
マジで。

「ある選考委員が言ってましたよ。
 『流』は目をつぶって読んだら馳星周の作品ではないか、とね(笑)。」

まずは東山さんに土下座して謝れ。

「でもこれが賞というものでしょう」

え?どういうこと?
おばちゃん、意味わかんないんですけど。

◇◆

このたびの選考会、
首をひねったり、うなづいたり、激怒したり、と、大変忙しいものであった。

何度も何度でも言いますが、直木賞は作家じゃなくて作品で推すべきなのです。
だからこそ、今回の東山さんの初ノミネートでの受賞は大変喜ばしく、
勇気ある決断だったと手放しで喜びたい。

が!なに、この馳星周推し。
今までと違っているから?新境地だから?

バッカヤロー!
てめぇの馬鹿さ加減には、おばちゃん情けなくて涙が出てくらぁ。
(あばれはっちゃく、なつかしい~。黄門役よりはっちゃくの父親役の東野英心がいいね。
 あばれはっちゃく鼻づまり~♪・・・なんちゅう歌詞やねん(笑))

本にあまり興味のなかった人が、
直木賞獲った作品?じゃあ読んでみようかしら?ってことになったとき、
「・・・・」
鉄仮面になるような作品じゃ困るでしょうよ。
さらに鉄仮面どころか、怒りで顔を赤くさせちゃうような作品だったら困るでしょうよ。

今一度、選考委員には初心に戻って、しっかりと選考してもらいたい。
特にそこのヒゲオヤジ、お前じゃーーー!

アモルは激怒した。必ず、かの邪智暴虐のオヤジを除かなければならぬと決意した。
走れアモル。

次回お会いするのは、半年後の冬。
本物の選考委員は初心に帰らせても、私はひたすら今のまま。
感傷的で、あまりに偏狭的な選考を繰り広げる。

素晴らしい作品に出会えることを期待して、半年後、またお会いしましょう!!!
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本日、いよいよ発表されます第153回直木賞受賞作!
カプリコかじりながら、待っております。
うっそーん。

全然待ってないしー。
ドキドキ。

そして「あもる一人直木賞選考会」の裏では、
コアなあもるファンには少しずつ浸透しつつある、
「汗かき夫1冊直木賞選考会」が今回も行われていたのだ!!

汗かき夫の過去2回の戦績は・・・

第151回 黒川博行『破門』 直木賞はないと予想も、黒ちゃん見事受賞!
(何度も言うが私は当てたぞーい)

第152回 青山文平『鬼はもとより』 直木賞はないと予想し、正解。

今のところ、1勝1敗である。勝率50%。
私よりも勝率いいじゃないか。。。
・・いやいや、そりゃそうだよね、○か×かを選べばいいんだもん!もんもん!!


そしてこのたび汗かき夫が手に取ったのは・・・

アンタッチャブル/毎日新聞出版

¥1,998
Amazon.co.jp

馳星周『アンタッチャブル』

ま、そうでしょうね。
馳星周なら知ってるだろうし、一番読みやすそう、と思うだろうし。

夫「これはない。」
私「だね~。私は6作品中最下位だよ。そして罵詈雑言オンパレードです。」
夫「悪口の一つや二つ、言いたいのはわかる。」
私「でしょ~。」
夫「で、一番は何にしたの?」
私「ゆずあさにしました。でも何かしっくりこないといえばこないっていうか~。」
夫「経緯をちゃんと書いてたほうがいいよ。外しても言い訳できるじゃん。」

私は言い訳なんかしないぞい!
ただひたすら、ちんたらちんたら文句を述べるだけじゃーい!!
・・・
・・・っていうか、外さないし!!!!
あの人、何、外す前提で言ってくれちゃってんの!?

果たして結果はいかに!?
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私情を挟まず決断を下す!!・・多分。

毎回毎回、土壇場ギリギリまで決定できない、あもる一人直木賞選考会。
誰も期待してないのに勝手にプレッシャーで押しつぶされそう!!!
むぎゅ~う。

しかしコアなあもるファンのためになんとしてでも間に合わせねば・・・と、
本物の直木賞選考委員たちは明日、料亭でハモなんぞをつつきながら選考するんだろうな~
とよだれを垂らしながら、
一人、カプリコにかぶりつき、もくもくと選考会を催すあもちゃん。

む・・むなしすぎる。
本物の選考委員たちに混じって一緒にハモをつつきまくりたいよー。

さて、本物の選考会のことはさておき、あもる一人直木賞選考会だが、
今回は以前までのワクワク感があまりなく、おもしろくなかったな、
というのが正直な感想。
それというのもきっと、おもしろさのピークが前半にあったからじゃないかと思われる。
ぎゃーすか文句を垂れ流していたあの頃が懐かしい。
・・ってたった1週間ほど前ですが。

私が推したい作品と、おそらく獲るであろうと思われる作品とが
今回ほどかけ離れているということはなかったんじゃなかろうか。
私が推したい作品、どうせ獲れないもーん。
それもイマイチ気分が乗らない理由なんだよね~。

しかし発表まであと1日。
決めるっきゃない!!! →昭和の匂い・・・

それではあもる一人直木賞選考会(第153回)の受賞作品の発表です!!!!!


はいっっ!ドラムロール、スタ~ト!!!!


ドロドロドロドロドロ~~~~~~


ドロドロドロドロドロ~~~~~~


ジャン!!!


柚木麻子「ナイルパーチの女子会」(文芸春秋)


で~す!!!

ゆずあさ、おめでとうございます~~~~~!!!!


ええーーーーーーーーーー!?!?!?!?
と驚いた、そこのあなた、そしてそこのきみ。
私のコアなファンですね。
今夜、あなたの夢でお会いしましょう。

嫌い嫌いも好きのうちって、まあ昔の人はよく言ったもんだ。
まあ、言うほど嫌いってわけでもないんだけども。

今日は1日、直木賞候補作について悩んでいたのだが、
(ボス「おい、こら、仕事しろや(怒)!!!!」)
絶対とれねーだろ、という下記3作品、

▽馳星周「アンタッチャブル」(毎日新聞出版)
▽門井慶喜「東京帝大叡(えー)古(こ)教授」(小学館)
▽澤田瞳子「若冲」(文芸春秋)

(特に馳星周)はどうでもいいので頭からさっさと消え去ったのだが、
捨てるに忍びない作品が3つ手元に残った。

うちのタマしりませんか?ドンジャラで、
ポチの牌がかわいいので捨てられない、そんな気持ち。
あがるためにはポチは捨てないと行けないのだが、ポチを手元に置いておきたいのーー!!
そんな気持ち。

しかしこれは女をかけた勝負なのだ。
かわいいから、あもる推しだから、なんか好きだから、
という野暮な感情は捨て去り、今回は当てにいくぜ、直木賞!

私が明日の選考会の経緯を当てて見せましょう。
見える!
見えるわ!!!

何度も言うが、まずはどうでもいい上記3作品が落ちるであろう。
そして

▽西川美和「永い言い訳」(文芸春秋)
▽東山彰良「流(りゅう)」(講談社)
▽柚木麻子「ナイルパーチの女子会」(文芸春秋)

の3作品が残るはず。

そこから一番に落ちるのが、東山彰良「流(りゅう)」(講談社)と思われる。

ううー。
あもちゃんの一番推しの作品がここで落ちると思うの、残念ながら。
この作品が直木賞なんか獲ったら、私、直木賞選考委員のほっぺにチューして回ってもいい。
それくらいの勇気ある決断になるはず。
(チューされるほうも勇気が要るであろう、というのは言わない約束。)

そしてそこから、ゆずあさvs美和ちゃん、の女の一騎打ちにきっとなる。
それを見守る、これまた女の一人選考委員あもちゃん。
あらあら、色気漂う戦いになっちゃうのかな。
ドキッ!女だらけの水泳大会!みたいな。

ま、正直は話、どっちが獲っても同じだと思います。
どっちでもいいよ、的な。
あー、言っちゃった。
どっちでもいい、というより、好きか嫌いかだけの違いで、私の中ではどちらも2位。
(私の中の1位は、先に落ちるはずの東山さん。)

私は美和ちゃんが好き。
でも今回はゆずあさが獲っちゃう気がする。
山本周五郎賞獲っちゃってるけど・・→これが唯一の不安材料。
 ※山本周五郎賞を獲ると、直木賞を落とす、というジンクスがあるらしいです。

そんなわけで、今回の判断基準は私情を挟まず、当てにいきました。
・・・これで外したら、目も当てられん。

というわけで、
私の順位の発表と各作品の簡単な総評を行いたい。

1位 柚木麻子「ナイルパーチの女子会」(文芸春秋) →私の好みでは2位
この作品ほど語りまくりたい作品があっただろうか。
この作品ほど1頁ごとに身悶えする作品があるだろうか。
一人一人の行動、心理をぎゅーっと煮詰めて、作り込んで、書き込んで、
息が詰まるほどの濃さと深い味わい。
好き、嫌いはあるだろうが、現に私は好きじゃないんだけどさ、
何度思いだしてもこの作品が一番記憶に残っている。
作品に対する作家の誠意と熱意が感じられた。
タイトルがイマイチ好きになれないが、ゆずあさ、おめでとう。


2位 西川美和「永い言い訳」(文芸春秋)      →私の好みでは2位
さすが、としか言いようがない仕上がり。
私は好きだったな~。
上記のゆずあさが、細部にわたりしっかり描き込んで、息が詰まるほどの濃さ、
であれば、
美和ちゃんは、輪郭も心理も霧のようにぼんやりと描いているが、
その霧の濃さが普通じゃなく、ほんの10センチ先も見えない、息が出来ないほどの濃さ。
であった。
ゆずあさの描写を浮世絵と喩えるならば、
美和ちゃんの描写はさしずめ、モネの睡蓮。
色の濃さと空気の濃さ、の違いとでも言えようか。

突然、一緒に暮らしていた家族が死ぬ、という大事件に直面したとき、
人は何を想い、どう生きていくのか。
そのことを、淡々とぽつぽつと、それでいて的確に鋭く描きこんでおり、
前半の幸夫くん、夏子のつぶやきの描写に
ああ、やられた。やっぱり美和ちゃん、お前が獲っちゃうか。おめでとう。
と思った。
が、後半、なんだかいきなりポップ。
おばちゃん、加齢のせいかそのポップさについていけなくて。へいよー。
現実を生きるにあたって、そして他人の子供の世話という要素が加わり、
今までなんとなくフワフワしていた描写が、
大変現実的でガッチリした描写に変わっていったんだ、ということは頭ではわかるのだが、
それが二重人格みたいで受け入れにくかった。
ブレない人なんていないだろうが、
いくら配偶者が死んだからって、数時間、半日と言えども、他人の子供の面倒なんて見る?
いやいや、そういう人もいるだろうけども、幸夫くんは絶対そういうタイプじゃない。
そもそも最初のレストランで会ったりするかなあ。
会っているうちに世話することになった、のはわかる。
最初のきっかけがもう少し納得できるものであったら、また違ったかもしれない。

初めて読んだ西川さんの作品は「ゆれる」だった。
あの衝撃はすごかったなあ。
今でも鮮やかに思いだせる。
描写や密度は今回の方が格段上だし、今回の作品も同じような匂いがするのだが、
あのときほどの衝撃がなくて、
ちょっとがっかりしちゃって、それもあって2位になっちゃったというのもある。

ただ、夏子の存在の描写がすばらしく、6作品中ピカイチだった。
夏子の死がひたすらかわいそうで、みすぼらしくて、でもちょっと幸せそうで、
読むごとに哀しさと切なさがあふれてくる。
そしてラストの数行はこれしかない、と思われる完璧なまとめ方で、仕上げられていた。
すばらしいラストだったと思う。
・・・ここまで書いて、やっぱりこっちが獲るかなあ。。。という気もしてきた・・


3位 東山彰良「流(りゅう)」(講談社) →私の好みでは1位。
スケールのでかさは、今回の直木賞候補6作品の中でダントツ。
荒削りで欠点もかなり目立つし、まだまだヘタっぴだし、
万人に受けるタイプの作品でもないし、好みが大いに分かれると思われるが、
こういう作品が直木賞を獲ってくれたらいいなあ、と思う作品であった。
心理描写なんてどこ吹く風、おもしろけりゃなんでもいいさ。
と言わんばかりの描き方。
この先、東山さんがどういう作品を書いていくのか私にはわからないが、
この作品を書き上げたことは、今後の糧になると思う。
これを越えるような壮大な作品を私は期待して待っている。


ちょっと離れまして第4位。
(ここからは私の中の順位も予想の順位も同じです。)

4位 門井慶喜「東京帝大叡(えー)古(こ)教授」(小学館)
ウンベルトエーコの「薔薇の名前」を下敷きに、
古典や歴史を敷き詰めた作品だと思うのだが、いかんせん、深さが足りない。
知識の足りない自分を棚に上げて言うが、
これだけ色々知識を散りばめられたなら、もうちょっと面白くできたように思う。
おそらくこれからも独自の不思議な作品を描いていくのだと思うが、
不思議世界とこちらの世界とのバランスをうまく描いていってほしい。


5位 澤田瞳子「若冲」(文芸春秋)
若冲と若冲妹の目線から交互に描かれた小説だが、
そうする必要性が感じられなかった、内容と設定がちぐはぐでもったいなく思えた作品。
せっかく大胆な仮説をぶちあげて描こうとしたのだから、
もっと破壊的な描き方でもよかったように思う。
時代小説は苦手なジャンルではあるが、これまでいくつか読んできた。
時代小説はどれもわりとクセのある作品が多かったように思う。
そんな私の読んだ数少ない時代小説の中で、
この作品はもっともクセのない、あっさりとした無味無臭な作品であった。
あっさりとした筆致が沢田さんの特徴であるならば、それを生かした描き方があるはず。
今回のノミネートをバネに、まだまだ書き続けてほしいなあ、と思う。


世界1周ほど離れまして・・・

6位 馳星周「アンタッチャブル」(毎日新聞出版)
出ました、今回の問題作。
雨合羽の用意は出来ていますか?
あれ?前回の記事でちゃんと注意しておきましたよ。暴風雨が吹き荒れるって。
傘なんて危険、危険。
皆さん、警報出てますから屋内に避難してください。

・・はい。

うおーい、どこのどいつがこれを直木賞候補作にあげたんじゃー。
出てこいや。
正直、すっげー期待してたんですよ。
ハードボイルド系といえば、私を気持ちよくさせてくれた作品があるじゃないですか。
わっしょい、わっしょい。
そう、黒ちゃんこと黒川博行さんの『破門』ですよ。
あれは面白かった。
今も内容をちゃんと思いだせる。
あまり読み慣れない分野だけど、ハードボイルド作品もおもしろいんだな、と思ったのだ。
だからきっと今回もすっげーおもしろいんじゃないかって期待した。
候補作の中で唯一のハードボイルド作品だし。

それに馳星周くらい、私だって知ってますよ。
馳星周っていったら、あの不夜城でしょ。見た見た。映画だけど。
不夜城といえば、
汗かき夫に
「不夜城、一緒に映画を観に行ったよね」
とかうっかり口をすべらせて。
「俺、この映画、観たことないんですけどー。」
と、男をとっかえひっかえしていた輝かしい過去について墓穴を掘った問題作ですよ。
そんな不夜城の原作者である馳星周が書いた作品なんでしょ、そりゃ多少期待もするわ。

それがどうした。
クッソおもしろくない。
1mmも面白くない。
これを直木賞候補作品にするなら、他にもなんかあったやろ?と私は言いたい。
もしくは5作品でよかったじゃん。
無駄に1作品増やすんじゃねえよ。私、こう見えて忙しいんだからさ。

だいたいこんな作品を公安警察モノ、とか言っちゃって大丈夫?
詐欺にならない?
どこが公安警察モノやねん。
現実離れしすぎてるし、ううーん、とうなるしかない出来の悪さ。
だからといって私は別にリアリティを求めるほど野暮じゃない。
けど、これはいくらなんでもおかしすぎる。
最後まで納得できなかった。
でも結論が知りたかった、ただその1点だけで読了できたようなもん。
これ、直木賞選考会をやっていなかったらかなり早い段階で投げていると思う。
いくら面白くない作品でも、1つや2つ、褒めるべきところもある。
それがこの作品、どっこも褒めるところがない。
それくらい本当に面白くないのだ。
文章だってつまんないし、内容もつまんないし、ギャグもつまんない。
登場人物だって、会話だって、つまんない。
なんだ、これ。
なんだ、これ。
悪口しか出てこない作品であった。

◇◆

一時期、直木賞候補作に多く見られた、映像を意識した小説、は今回もなく、
映像のプロともいえる映画監督である西川さんも、
ちゃんと言葉と文字で「小説」を書いていた。
むしろ西川さんの「小説」が一番言葉を意識して描かれていたように思う。

それは当たり前のことだと思っていたけど、本当はそうでもないのだ。
愛すべき小説に愛することを怠ったことの、代償は小さくない。→「永い言い訳」ギャグ。

あれー。この流れ、やばいんじゃね?
前回は「サラバ!」ギャグを飛ばして、別の作品を1位にして外し~、
今回も「永い言い訳」ギャグを飛ばしておきながら、別の作品を1位にして外すのでは。。。
あたい・・・嫌な予感しかしないわ。


今、調べたところ、西川美和さん、私と同い年でしかもお隣の広島県出身とか。
これはぜひとも同級生&同郷(隣だけど)のよしみで西川さんに獲ってもらいたいが、
せっかく文句を言いまくったゆずあさをわ~ざわ~ざ1位にしたのだから、
彼女にぜひ受賞してもらいたい。
手段を選ばず、とにかく勝ちたいんやー。

さあさ、お立ち会い!
結果発表は16日!!
カプリコかじって、結果を待つ。
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