感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

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私の活字好きはどこからきたのだろう。
私の読書好きはどこからきたのだろう。
現在読んでいる本を記録し、語り、私の根っこを探しにいく。
ときどきクラシック。
ときどき演劇。
そしてときどき犬。


(書評についてのお知らせ)
基本的にすべて現在進行形で書いているため、
再読していない限り、
ブログを始める以前に読了している作品については書いていない。

テーマ:
平成26年7月19日(土)、
『プリンスアイスワールド2014東京公演』(in東伏見)を観に行く。

全国に数名いるというコアなあもるファンならご存知、
あもちゃんには「恋人」という存在が複数いる。

その中でも、今、もっともトップの座に近い男、それが

たとえゲイでも結婚したい男、岡山の星、大ちゃん(高橋大輔選手)で~す。
 参考記事→『私のおとこ。

ところがですね、上には上がいる、と言いますか、まあ当然なのですが、
ワールドクラスの高橋大輔選手ともなれば、ファンも多いわけです。
それこそ星の数ほどいるのであろう。

職場で大ちゃんファンだという他部署のお姉さま(おそらく数コ年上)と話す機会があり、
私もー!!と言いましたら、そのままランチへ行くことになり、
そこで大ちゃんの話で大いに盛り上がったわけです。

。。。。というのは嘘で、大ちゃんのこと、私、なんも知らんのんですよ。
ただ、好き、それだけ。
それでもいいじゃない、好きなんだもの。byみつお

でもそのお姉さまは、めっちゃ知ってる。
というか、知らないことが何も無いくらい。
教えられることばっか。

いやいや、ここは岡山出身というアドバンテージ(?)を生かしてだね、
なんとか食らいつかねば、
と岡山出身を猛アピール。←負けず嫌い??

そしたら、お姉さま、

「岡山出身かあ。ほんと、いいなあ・・・・ほぉ・・」

岡山のいもすけあもちゃん、
岡山出身であることを、人生で初めてうらやましがられた。
ありがとう、大ちゃん。

結局、大ちゃんのことについてお姉さまから教えられることばかりで、
私からお姉さまに教えてあげられたのは、唯一、

「倉敷翠松高校(←大ちゃん出身高校)は倉敷駅から近い。歩いて10分ほど。」

という、調べればわかる、どうでもいいことだけであった。
期待に応えられず、ほんとすんません。

とてもじゃないが、お姉さまの前では、大ちゃんファンとは言えない。
大ちゃんと同郷のオバチャン、です。

そんなこんなで、熱い大ちゃんファンのお姉さまに誘われるがまま、
あれよあれよ、と行ってきました、アイスショー。
それもエキサイティングシート。
それも前列1列目。
よく、そんな席、取れたなあ・・・さすが熱いファン。

しかしまあ正直、結構なお値段なわけですよ。
どこぞの国の一流オーケストラコンサートのS席並み。
下手すりゃオペラ並み。

でも大ちゃん・・・1列目・・・
おそらくこれがきっと最初で最後であろう、と思ったわたくし。
清水の舞台からえいや、と飛び降りるつもりで行って参りました。

清水の舞台上から、うちの夫の
「ずるーい!あもちゃんばっかずるーい!俺もいきたーい!大ちゃん見たいー!」
という声が聞こえておりましたが、放置。

さ!東伏見へれっつらごー!!

◇◆

そして当日。
ダイドードリンコアイスアリーナは西武新宿線の東伏見駅にある。
ガタゴト一人で電車に乗っていると。。。。←お姉様とは会場で待ち合わせ。

電車全体から、そわそわ浮き足立つ空気に気づいた私。

私「ん!?」
私「ん!?」

どこを見ても、ハートオーラが出ている女性ばかり・・・
男性もいるのだが、男性からもハートオーラが・・・

いやいや、まさか、みんながみんな、東伏見に降りるんじゃないでしょうね。

アナウンス「東伏見ー。東伏見ー。」

ゾロゾロゾロゾロゾロ。

そのまさかであった!!!!!!




やってきました、東伏見駅。

なつかしい・・・
数年前までこの近くに住んでいたので、勝手知ったるわが町、くらいの勢い。



ゾロゾロゾロゾロゾロ。



いよいよ、大ちゃんに会えるのね。
はあ。

あ、そだそだ。

私「大ちゃんと手に手を取り合って愛の逃避行のために、ペタンコ靴を履いてきたよ!」
後輩きのこ「また要らぬ心配を・・・呆」

今度会ったら、ぐーで殴ってやる。

私「明日、大ちゃんが人妻と逃避行、という大ニュースが流れるんだからね!」
後輩きのこ「あー。はいはい(棒)。」

今度会ったら、パーでペンペンしてやる。

会場に入ると・・・

さむっっっっっっっ!!!!!
想像以上に寒い!!!!!

お姉様から、きつーく言われていたのが

「会場はめちゃくちゃ寒いから、しっかり防寒対策しておいでよ。」

ということで、ひざかけとぬくぬくポンチョを持参していたのだが、
それじゃ全然足りない!!!

ひーーーーーー!!!!

大ちゃんのために、ミニスカートでも履いてきて悩殺してやろうと思っていたが、
何、はりきってんだ、こいつ?!
と(お姉様にも)思われてもアレなんで、結局普通のカジュアルパンツを履いたのだが、
ほんと大正解。
ミニスカートなんぞ履いてきていたら、大ちゃんに会う前に凍死するところであった。

エキサイティングシートなんかに座れるのは、
選手を追いかけて全国行脚をしているような、ファンの中でもコアなファンに違いない。
私は最初で最後となるであろう、おのぼりさん。
目立たぬように、はしゃがぬように、周りに合わせてチョコンと座る。



演技中の写真撮影は厳禁、とのことだったので、開演前の写真を撮る。

そしていよいよ、開演!!!!!
お姉さまも会場入りしている。←席はちょっと離れてた。
遠くから手を振る(笑)

氷上にスケーターたちが登場。

美しい群舞。
集団でくるくるくる躍る。

びょおおおおおおおおおお。

ぎゃーーーーーさむいーーーーーー。

やめてーーー。
回らないでー。
風が起こるー。
身体が冷えるー。

というあもちゃんの心の叫びなんぞ当然聞こえてない。
美しく、軽やかに、みんなが躍る。

そこへ大ちゃん登場!!!!

いんやー。
全然違うわー。
美しさが違うわー。
オーラが違うわー。
そして何より、やっぱり、リズム感が全然違う。
同じ踊りをみんなで躍ってるのだが、ぜっっっっっっんぜん、違う!!
これが世界の、しかも世界のトップレベルなのか、とおそろしいものを見る思いであった。

大ちゃんの身体から音楽が弾け飛んでる。

大ちゃーーん!
大ちゃーーん!!

おばちゃん、ついはしゃぐ。

はっ!
コアなファンから目をつけられないよう、目立たぬように、はしゃがぬようにしてたのに!
と思ったら、私以上にみんな、大声援であった。
ほっ。

大ちゃんが氷上に滑り出てきた途端、
もう観客席から、黄色い声だの野太い男性の声だのが大騒ぎ。

東伏見でアイスショー、高橋大輔さん・鈴木明子さんらが競演 /東京」(みんなの経済新聞ネットワーク )

高橋大輔 しっとりアイスショー 町田樹は独特の世界観」(スポニチアネックス)

(引用)「この日一番の声援を集めた高橋大輔さん(略)」
(引用)「今季休養する高橋は「I’m Kissing You」の曲に乗って、
     しっとりと演じ、この日一番の大歓声を浴びていた。」

この日一番の声援・大歓声の中に、あもちゃんのダミ声も含まれております。

大ちゃんはダントツにすばらしかったのだが、
その他の選手も皆、すばらしかった。
特に町田選手。
キレッキレで大変すばらしかった。あなどってたわー。
鈴木明子さんはテレビで見るよりだいぶ細く、筋肉が締まっててアスリートって感じ。
チゴイネルワイゼンの踊りがよかったすー。

殿(織田信成選手)は上半身がアシンメトリーの衣裳を着ており、
右のエリ首のところが大きく開いていた。

「ボタンの留め忘れじゃないでしょうね・・・?」

と昔、殿がチャックを上げ忘れていた事件を思いだしたのであった。
あとでじっくり見ますれば、そういうデザインの衣裳だった。
ほっ。

あっという間の2時間半。

そしてとうとう、ふれあいタイムがやってきた。
選手がぐるりと席をまわってくれるというではないか。
目の前が氷上のエキサイティングシートの観客は、
ななななななんと!握手とかできるかもしれないというのだ。

大ちゃんと握手なんぞしたら、失神するかもしれん。



き・・・きたわ・・・・

どきどきどきどき。
こんなにドキドキしたの、佐渡ちゃんと握手した時以来かも。
いやいや、それ以上にドキドキしている。
野茂選手と握手したとき以来かも。←恵比寿のカフェでバッタリ。

どんがらがっしゃーーーーーーん!!!!!!!

私「ん!?」

後ろを振り返ると、どうやら大ちゃんに興奮した誰かが
足をすべらせて階段から落ちたようなのである。

た・・大変だ!!!!!!



大ちゃんも心配顔。

と思ったら、

「すみませーん、大丈夫ですぅぅぅぅ。」

という声が階段下から聞こえてきた(笑)

よかったよかった。
なぜか会場からパチパチと拍手。



お隣ゾーンまで来てる!!!

きゃーーーーー!!!!

そして私。

チョー舞い上がっておりましたが、
二言三言話しかけると、丁寧に返事をしてくれて、しかも写真を撮らせてもらえた。

きゅん。
あもちゃん、大ちゃんに惚れた。

お願いして撮らせてもらったその写真、なんとカメラ目線。
でもそれはアップしないんだー。
あもちゃんの恋人なんだもん。
あもちゃんの宝物。

大ちゃんの背中を見つめながら、じーん。としていると、

「あもるさん。」

という声が。
後ろを振り返ると、お姉さまがいた。←忘れてた(笑)

「きゃーーーーー。もうステキでしたーーーーーー!!!!」
「でしょー!でしょー!ステキでしょーーーー!!!!」

今年40のオバハンと40をちょっと超えたオバハンが、
2人手に手を取り合って、恋愛に浮かれる気持ち悪い光景。

大ちゃんと手に手を取り合って愛の逃避行、にはならなかったが、
すてきな愛の夢の物語は美しいまま終了したのであった。

そして帰宅。

私「はあああああ。大ちゃん、ステキだった~。は~~~~あ。」
夫「・・・(¬д¬。)。さっきからすげー気持ち悪い(¬д¬。)」

と一日中、気持ち悪がられていたあもちゃん。

それでも今回、本当に観に行ってよかった。
大ちゃんに会えたことはもちろんのことだが、
大ちゃんのスケートから大いに音楽的刺激や文学的刺激を受けた。

身体から音楽があふれる人ってほんとにいるんだなあ、と感動した。

てなわけで、大ちゃんに大いに刺激を受けたあもちゃん、
こちらをひたすらエンドレスで聴いている。
ピアノ好きなあもちゃんにしては珍しく、バイオリン小品集。

ヴァイオリン小品集/ヘンデル(イダ)

¥1,296
Amazon.co.jp

こちら、現在中古でのみ入手可となっております。

ギャンブル的に購入したのだが、これがなんとまあ、大当たり。
いい演奏ばかりが収録されている。
演奏を聴きながら、大ちゃんの写真を見て、うっとりんこ。

うーん、確かにこんなオバハン、気持ち悪い。
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平成26年7月18日(金)、『岡本太郎記念館』へ行く。

翌日、恋人と手に手を取り合っての愛の逃避行が予定されていたため、
美容院に行ってきた。
ひっさびさー。
ぼっさぼさー。

予約時間より少し早く到着したため、グルリと美容院の近所をブラブラしていると、
岡本太郎記念館を発見。

近くにあるのは知っていたけど、こんなに近くにあったんだー。
たいてい仕事帰りの夜、美容院に行くから、
こうしてブラブラすることなんてなかったもんなー。
帰りに寄ってみよっと。

という話を美容師さんにすると、
チーズケーキがおいしいらしいですよ。私は食べたことないけど(笑)
という情報をゲット。

チーズケーキを観賞後の楽しみに、
カラリと軽くなった髪をひっさげ(?)、いざ岡本太郎記念館へ。



ゲージュツは爆発だー!どかーん!!

入館すると係員から
「館内の撮影は自由となっております。」
と言われ、思わず私、
「はい・・え!?自由!?」
と漫画みたいな二度見をしてしまった。



というわけで、早速アトリエっぽいところをパチリ。



アトリエにあったピアノ。

うーん、銘柄がわからん・・・
しかしこれ以上、立ち入れないため、手を伸ばして写真を撮る。



あっっ!!!!
スマホ、落としちゃった!!!

と思ったら、ICHIRO並みの動体視力でナイスキャッチ!!

ふー。
まだまだ新品同様のiPhoneちゃん。
落としたりなんかしたら、死んじゃう。



スタインベルグ ベルリン

え!?
スタインベルグベルリン!?

本日二度目の二度見。

こ・・・これは!!!!
幻のピアノ!!!!!!
まさかの幻のピアノがこんなところに・・・ワナワナ。←喜びで震えております。

※スタインベルグ・ベルリンピアノとは
 ドイツ・ベルリンにて設立されたスタインベルグ・ベルリン社(1908~1940)のもの。
 わずか32年間で、幕を閉じたこのピアノメーカーは当時、
 ベルリンフィルなどから高い評価を得ていましたが大戦の影響で消滅。
 その短い間に製造されたピアノは世界的にも貴重な存在となっています。
 現在、日本で確認されているものはグランドが3台、
 アップライトを含めても10台に満たないと思われます。
 グランドピアノは昭和3~4年に昭和天皇御大典記念(即位のお祝い)として
 各学校に寄贈されたもので、アップライトも学校や病院などの公共機関所有のものが
 多いようです。
 又、著名人が使っていたことも知られており、日本を代表する作曲家である山田耕作や、
 近年では芸術家の岡本太郎氏もスタインベルグを弾いていたようです。
  ((参考)月刊ピアノ 2010年8月、9月号)
  参考HP →『有限会社光陽堂

思わぬ寄り道でええもん見た。



「らーん♪」

かわいいね。
うちのダッコマンに似てるかも。

見る角度によって、かわいい笑顔に見えたり、ちょっと困った顔に見える。
不思議な顔。



ひととおり眺めたので、外に出てみた。



「らーん♪」

きみはここにもいたのね。
かわいいね♪

外で見ると、もののけ姫のこだまみたい。



あれ、そうでもなかった。。。。

ふー。
小さな記念館だったので、あっという間に一回り終了。

そうだそうだ、チーズケーキを食べなければ。
カフェに行くと私一人。

ぽつーん。

私「チーズケーキください。」
店「チーズケーキは、こちらとこちらになりますが。」

えー!?
まさかの2種類。
美容師の言ってたチーズケーキ、ってどっち!?

私「ここのチーズケーキがおいしいって聞いたんですけど、どっちがおいしいですか?」
店「どっちもおいしいですよ☆」

・・・。
そんなのずるーい。
仕方ないので、2つのうち上に書かれていたニューヨークチーズケーキとやらを注文。



おいしゅうございました。

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いやいや、どもども、ああ、こちらさまもどもども。
え、こちらを歩くんですか、
いやいや、そんな、レッドカーペット&スタンディングオベーションでお出迎えだなんて
照れるなあ。おほほほほほほほほほーーーーー。

◇◆

2014年7月16日、直木賞が決定した。

芥川賞に柴崎友香さん、直木賞に黒川博行さん

第151回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日、
東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、
芥川賞は柴崎友香さん(40)の「春の庭」(文学界6月号)に、
直木賞は黒川博行さん(65)の「破門」(KADOKAWA)にそれぞれ決まった。

◇◆

黒川博行さん、おめでとうございます!!
くろちゃん、やったね!!!
今、日本でくろちゃんの受賞を一番喜んでいるのは、ご本人と奥様、そして私であろう。
自分のことのように嬉しいです。
というか、自分のことだから嬉しいです。
以上。

こうして勝利の美酒に酔い、いつまでも自画自賛記事を書き続けていたいが、
なんか三振ショーの反省記事の方が閲覧率が高いの。
人の不幸は蜜の味ーってか。
しどい!しどいわ!!

なんて茶番はさておき、さっさと早速答え合わせと参りましょう。
模範解答はいつもどおり、産経ニュースから。


【第151回直木賞講評】伊集院静選考委員「浪速の読み物キングに春」

この伊集院静氏の選評に照らし合わせ、ホームランクイーンの解答↓

あもる一人直木賞(第151回)選考会ースタートー
あもる一人直木賞(第151回)選考会ー途中経過1ー
あもる一人直木賞(第151回)選考会ー途中経過2ー
あもる一人直木賞(第151回)選考会ー結果発表・統括ー

を採点して行こう。

>あもる一人直木賞選考会(第151回)の受賞作品は
>黒川博行「破門」(KADOKAWA)
>で~す!!!
>くろちゃん、おめでとうございま~す!!!!

的確なインパクトから脱力して振り抜いた結果、会心の一撃、大ホームランであります!!!
ううう。
苦節十年(もやってないけど)、私、こんなの、初めて・・・←エロい。

インタビュアー「あもる選手、勝因はどこにあるのでしょう。」
私「そうですね、やはり、えこひいきしなかったことじゃないでしょうか。」

私、昔からえこひいきが過ぎる傾向がありまして、
好きな人のものなら何でも好き!みたいな・・・
ダメ上司、ダメ飼い主、ダメ親・・・などに通じる典型的なダメなヤツです。

しかし今回はそれじゃあいけない。
そんなえこひいきは、私も相手もダメになる、と心を鬼にして、←恋愛か。
曇りなきまんまるまなこで一人選考会を行ったのである。

その結果のくろちゃーん。
ま、そんなくろちゃんも、私の敬愛するヤンキース黒田博樹に名前が似てるということで
贔屓されてたんですがね。

「黒川博行さんの『破門』は、1回目の投票から圧倒的な支持で、否定するというか、
 何か少し(問題が)あるというような、選考委員はいず、
 全部◯ではありませんが、残りのなかに半数以上のものはありませんでした。」
「6作品のなかで読み物として一番面白い。」
「私もこういう1作だけ飛び抜けていたのは初めてなので、(略)」

>まあ、とにかく面白かった。
>あっさり栄冠はくろちゃんに輝いたのであった。

>10秒で結婚したくなっちゃった作品が出ましたよー!!!
>ヤンキースのくろちゃんこと黒田博樹と漢字たった二文字違いの
>黒川博行さんの『破門』である。
>ウィルユーマリミー?

くろちゃんに求婚までして、贔屓してない、とか、曇りなきまなこ、とかよく言えたなと。
いやいや、私はくろちゃんの作品に求婚しただけですからね!!
言い訳クイーン登場。

てなわけで、
私もグダグダ悩んではいたものの、結局最終的にはあっさりくろちゃん1本で決め、
本物の選考委員も(残り5作品の講評について)グダグダ言いながらも、
飛び抜けてくろちゃんがよい、とのことであっさり決めた、とのこと。

いやはや、選考委員たちと話が合うねえ~ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ
でも伊集院氏は好きじゃないけど。とにかく顔と身体がタイプじゃない!!
以上です。

しっかし、気が合う浅田氏の時には結果はふるわず、
顔と身体がタイプじゃない伊集院氏のときにはどんぴしゃってどうなっとるんじゃ。
恋愛と結婚は違うよってことかしら。違うか。

それにしても、ホームランだと語ることがあまりないな。
文句を言ってこそ価値のあるあもちゃんブログなのに。←そうなのか?
口べたあもちゃん、いつまでたってもトップギアに入らない。ぷすんぷすん。

それは伊集院氏も同じようで、どういう経緯で黒ちゃんに決まった、とか一切なし!
いつも懇切丁寧に語ってくれてる浅田次郎氏とは違い、ほんとなーんもない!!
唯一
「選考に時間がかかったのは、選考会の司会者が丁寧にやりすぎちゃって、
 5作(の論議)が終わったときにみんな疲れちゃったんです。
 べつにもめたわけではないんです。」
とだけおっしゃっており、司会者に文句を言ってるだけであった。

そして

「当人(くろちゃん)はこのうれしい知らせを雀荘で聞いたそうです。
 ひさびさに無頼といっては変ですけれども、
 きちんとした作家の(受賞の知らせの)聞き方だと思って私も喜んでいます。
 編集者と一緒に待たないという性格がよろしい、と僕は思います」

ど・・・どうでもええわ、んなもん。

何度も言うよ~♪
残さず言うよ~♪ 
どーっでもええわ、んなもん!!!!!

おもしろきゃ、なんだっていいんですよー。
編集者と待ってたっていいんですよー。
無頼じゃなくったっていいんですよー。
だって、ほら、くろちゃん、私が期待してた黒のスーツじゃなかったけど、
ラフとは言え、ジャージじゃなかったし、ちゃんとした格好してたでしょ。
しかもしかも、質問の受け答えも好感持てる感じだったでしょ。
私の好きな、酸いも甘いも噛み分けた、折り目正しいおじさまって感じだったでしょ。
だいたい雀荘にいたのだって、
「電話を受けた自分が落ちた瞬間にどんな顔してええか、すごく感じてまして。
 麻雀してるんやったらそんなに暗い顔もしないで普通に待てるかなと思いました。」
だってさ。
全然無頼じゃないっっ!!
お前(伊集院氏)の理想の作家像がふるすぎるんじゃっっっ!

ゼーハーゼーハー。
あもる選手、トップギア、入りました。

このままだと伊集院氏についての批評になりかねないので、
さっさとどんぴしゃホームランの第151回直木賞、各候補作品の講評を順に見ていこう。

1位 黒川博行『破門』(KADOKAWA)

「黒川博行さんの『破門』は、1回目の投票から圧倒的な支持」

うむうむ、そうであろうそうであろう。
余は満足じゃ。
私もこう述べている。

>文章の勢いといい、まとまりといい、文句なしの完成度。
>登場人物の台詞なんて、生きた人の言葉そのもの。

あの面白さは圧巻だったもの。
誰しも納得せざるを得ない説得力がある。
そりゃ私も求婚するわ。

「黒川さんが大阪でずっと同じものを書き続けられた忍耐力と、
 小説家の魂みたいなものが今回の受賞に至ったということ、
 そういう小説以外のことでも各委員が支持をした」

へー。
魂だとか、忍耐力だとか、そんな小説以外のことはわたくし、さっぱりピーマンだが、
作品そのものがとにかく面白かったのである。

「6作品のなかで読み物として一番面白い。
 どうしても若い人たちだと、一つの作品にいろんな理由付けであったり、
 根みたいなものを書かざるを得ないというか書いていく傾向があるけれども、
 (黒川さんは)そういうものは一切言わない。登場人物の心象風景を一切書いていない。
 それでこれだけ読ませる。それは素晴らしいと。」

選考委員らの言いたいことはよく分かる。
私も雑にざっくりこのように述べている。

>私のような花も恥じらうお年頃の婦女子までをも魅了するおもしろさ。
>過去、こんな内容が全くないようーな作品が直木賞を獲得したのことがあるのか?
>あるなら、この作品を直木賞に推してもいいんだけどな・・・

内容がないよーーとか、くろちゃんごめんちゃい。
でも、これ、褒め言葉なの。
何も書いてないけど、ひたすらおもしろい。ってやつ。
最上級の褒め言葉じゃないでしょうか。うむうむ、勝手に納得。

そしてー。

「黒川さんのこれまでの作品と違うのは、
 宮城谷(昌光)選考委員が『ペーソスというものが入った』と指摘しました。
 それは新しい形なんじゃないかと。」

ペ・・・ペペペペ、ペーソス!?
どこに!?
どこに、ペーソス、ありました?
私ったら見落としちゃったか??

と思ったら、黒川さんの会見でそのペーソスとやらが明らかに・・
 →「【直木賞会見】黒川博行さん「遊んでもらってありがとう」

記者「それから今回は作品に出てくるオカメインコのマキちゃんが
   ペーソスを与えていると高評価を得たようですが、(略)」

おまえだったか、ペーソスは。

そんなマキちゃんにも、わたくし、触れておりますぞ。

>マキちゃん(←インコ)、かわええええーーー。
>はーおもしろかったー!!!!!!

・・・おまえがペーソスだったとはねえ。。。

ってペーソスってなに!?と思って調べますれば、

ペーソスとは・・もの悲しい情緒。哀愁。哀感。

マキちゃんがねえ・・・。
哀愁ねえ・・・。
ま、かわいいからいいんだけど。ピヨピヨ。

インコねえ・・・と思っていたら、
その後、直木賞講評でも伊集院氏がペーソスについて触れていた。

「(黒川さんの作品のペーソスはまずね)、ひとつは死体が一つも出てない。
 普通こういうものを書くと、何か死ぬでしょう。
 そこはやっぱり作者がひとつのものを見据えているんだろうと。
 死体が出ていないということが、めりはりであったり、ペーソスであったり、
 黒川ワールド(の理想)に近づいているんでしょう。それは非常に印象的でした」

私もペーソスインコ以外のその点についても、きっちり触れている。キリッ。

>切った張ったの黒い世界を描いておきながら、誰も死なないという小粋な計らい。
>これ、大きい気がする。
>私のような花も恥じらうお年頃の婦女子までをも魅了するおもしろさ。

なんで伊集院氏と言うことが同じなのかなあ。
どうもこうも気に入らぬ。
しかし結果は大変気に入りました。

何はともあれ、くろちゃん、おめでとう。
私を助けてくれて、ありがとう(笑)


2位 米澤穂信『満願』(新潮社)

「米澤穂信さんの『満願』は、ちょっと過ちがあるという指摘があった。
 コレラがどういうふうに伝染していくか、証拠物件は返せるはずだとか、
 いわゆる推理として成立するかしないかというところで。
 まあ、山本周五郎賞を受賞した作品であるから、
 それはそれで評価されているのではないかと思います。」

どうやら、魔のあもる推し作家、選考委員らにはお気に召さなかった模様。

「それはそれで評価されているのではないか」
って、く・・・屈辱!!!
米澤さんの魅力が私がよくわかってるからね!!!!
これにくじけず、がんばってほしい!!!

以下、私の褒め言葉を並べておく。

>平織りのような日本語から紡がれる、この闇のような深さはなんだ、
>平易な単語からひたすら率直に紡がれていく美しさと怖さはどうしたものか。
>とおそれおののいたのである。

最高に縁起の悪い「魔のあもる推し」に負けず、次回こそがんばってほしい。


3位 千早茜『男ともだち』(文藝春秋)

「他の候補作で、比較的(評価が)高かったのは千早茜さんの『男ともだち』。」

あらあら、こちらの魔のあもる推し作家はわりと評価が高かった模様。
やれやれ、ホッ。

「これは『男友達というのは成立するのか?』という、
 リアリティーの問題で2つに分かれた。
 千早さんは新しい試みをしているんじゃないかと支持する声がある一方で、
 『男たちがみんなずるくなっている分、
 (自分たちに)都合良くなっているからリアルじゃない』という声もあった。」
「ある選考委員からは『セックスもしないヤツに腕枕はしない!』という話も(笑)。
 それぞれの選考委員の人生観で話が分かれた」

人生観で話が分かれた、というところ、わかる気がする。
私も以下のように述べている。

>とはいえ、そうは言っても全部わかるの。
>言いたいこともやりたいことも考えていることも全て。
>丁寧に描いているし、そういうこともあるのかも、ととりあえずは納得できる。
>けれど最終的には、でもさあ・・・と納得できないまま、
>で??と未消化のまま、混沌として終了してしまうのだ。
>それがどうも腑に落ちなかった。

あもる選考委員の人生観でも分かれました。


同率3位 伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文藝春秋)

「伊吹有喜さんの『ミッドナイト・バス』は宮城谷さんが非常に推されました。
『こういう古風なものに良いものがある』と。ただ全体の支持は得られませんでした。」

これだけ!!!
伊集院氏、くろちゃん以外はアウト・オブ・眼中。

仕方ないので私の褒め言葉を載せておく。
っていうか、なんで私が伊集院氏の補充をしなければならないのかって話よ。

>無理のない形で、登場人物を自然体で写し取っている、そんな姿勢に好感が持てた。
>常に一定の落ち着いたトーンで淡々と描かれており、
>ガツンと響いてくるわけではないが、じんわりと響いてくるよさがそこにはあった。
>直木賞への意欲が充分に感じられる作品である。
 
実際の作品を読むと、宮城谷さんのいう「古風」の意味がよくわかります。


5位 柚木麻子『本屋さんのダイアナ』(新潮社)
6位 貫井徳郎『私に似た人』(朝日新聞出版)

「柚木麻子さんの『本屋さんのダイアナ』、貫井徳郎さんの『私に似た人』、
 どちらもまだ小説としてのテーマが、スケールが狭いんじゃないか、と。
 もう一点は頭の中で書いていて、身体で書けていないのではないか、
 という指摘がありました」

残り2作品が一緒に語られてるし!!
伊集院氏、最後はもう投げやり。
おじいちゃん、疲れちゃったんですね、わかります。

ちなみにわたくしも、5位と6位を一緒にしてます。

>でも!絶対残りの2作品の受賞はない!!
>このカシオミニを賭けてもいい。

いやー、カシオミニ、ボッシュートされずに済んだ。
せっかくお越しいただいたのに恐縮ですが、草野さん、徹子さん、お帰り下さい。

それにしても「身体で書けてない」とは名言でました。
エロ淳の「人間が書けてない」に続く、「身体で書けてない」。
果たして次は、一体何が書けてない、何で書けてない、が出るのでありましょう。
お楽しみに☆

今回はくろちゃんに重きが置かれた結果発表記事となってしまったが、
それも仕方ないよね。
なんてったって、史上初のドンピシャ、会心の一撃ホームランなんだもの。by あもる
人間だもの。by みつお

そして最後にちょっと見てほしい部分がある。
黒川博行氏の作品について、私はこう言った。

>果たしてこの、
>なんだばかやろー、なんだばかやろー、のアウトレイジ的な作品に(観てませんが)
>なんて素敵な直木賞!を授与する勇気があるのだろうか??
(略)
>ハードボイルド作品って直木賞っぽくないじゃないですかあ。
>お堅い文学賞って感じでもないじゃないですかあ。
>なんだ、ヤーさんがウロウロしてる作品が受賞しても別におかしくないのか。

本物の選考委員はそれに対し、←別に私に意見したわけではないが。

「一部の選考委員からは、裏社会をテーマにしたものが、
 直木賞に値するかどうかと(意見があった)。
 それは『弱者の魂』というものがでているというところで、
 『素材としてはかまわないんじゃないか』ということで話が付きました」

と言っている。

つまりですね、ヤーさんがウロウロするような作品に、
私が指摘した
「なんて素敵な直木賞!を授与する勇気」
のある猛者が選考委員の中にいた、ということである。

伊集院氏は簡単にさらっと述べているが、これは大変喜ばしいことでありますよ。
こりゃあかんわ直木賞!の未来に、一筋の光が見えた瞬間である。
つーか、私のブログ継続が首の皮一枚でつながった瞬間であった。

というわけで、
直木賞の未来もそんなに暗くない!ことに幸福を覚え、
そしてさらにさらに、
あもる一人直木賞選考会もとりあえず半年後は開催するぞ、という気力に繋がった、
大変意味のある第151回直木賞であった。

次回の第152回も連続打席大ホームランを目指します!!!
振り切って、ドーン!!!

次回お会いするのは、半年後の冬。
素晴らしい作品に出会えることを期待して、半年後、またお会いしましょう!!!
さよなら、さよなら、さよなら。
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や・・・やったわ・・・。

第151回「芥川賞」は柴崎友香氏の『春の庭』 「直木賞」は黒川博行氏『破門』

(引用)
日本文学振興会は17日、『第151回芥川賞・直木賞(平成26年度上半期)』の選考会を
東京・築地「新喜楽」で開き、
芥川龍之介賞に柴崎友香氏(40)の『春の庭』(文學界6月号)、
直木三十五賞に黒川博行氏(65)の『破門』(KADOKAWA)を選出した。
なお、芥川賞の柴崎氏は候補4度目にして受賞を決め、
直木賞の黒川氏は候補6度目にして念願の受賞を手にした。
(引用終わり)

あもちゃんが、この三振王あもちゃんが、大ホームラーン!
久々の快挙!!!
 →参考記事『あもる一人直木賞(第151回)選考会ー結果発表・統括ー


おかーさーーーーーーん!!!!by マッチ


喜びにむせび泣くあもちゃん。
しかし誰も何も言ってきてくれないので、こっちから恩着せがましく皆にご報告。



後輩ともとも「おめでとうございます!!」



妹「まじ?(笑)」



夫「まじか!?」


えー・・と。
なぜ身内は、私が外すと思っているんでしょうか。

てな具合でちまちま恩着せがましい報告メールを作っていると、
saryaさんからメールが。




sarya「おめでとう♥ホームラン!ヒュー!!」

唯一、私からの恩着せがましいご報告より前におめでとうとのメール。
ヨヨヨ。泣ける。

近くの身内より、遠くの友・・・




私「祝勝会しようぜー!」 ←自分でお祝いをしろと持ちかける図々しい人。


じーん・・・。
自分で自分に感動中です。

後日、本物の直木賞講評がニュースに掲載され次第、総括記事をアップするが、
この感動をそのままに、過去のあもる一人直木賞選考会の成績について見ていきたい。
もはや何敗してるのか覚えていない私。
しかしいい加減整理しておかないと、今後の活動(?)に差し支える。
というわけで、大ホームランかっとばした今回やっておかないと、
この先、一生、絶対、やらない自信アリ。
いやいや、次回も大ホームランを打ちますけどもね!!!!!!←!の数が!!!!!



第139回受賞作 井上荒野「切羽へ」   結果:×(三崎亜記「鼓笛隊の襲来」)
 ◇第140回はインフルエンザ罹患のため休会
第141回受賞作 北村薫「鷺と雪」    結果:×(万城目学「プリンセス・トヨトミ」)
第142回受賞作 佐々木譲「廃墟に乞う」
         白石一文「ほかならぬ人へ」
                     結果:○(佐々木譲「廃墟に乞う」)
第143回受賞作 中島京子「小さいおうち」結果:×(道尾秀介「光媒の花」)
第144回受賞作 木内昇「漂砂のうたう」
         道尾秀介「月と蟹」
                     結果:○(道尾秀介「月と蟹」)
第145回受賞作 池井戸潤「下町ロケット」結果:△(葉室麟「恋しぐれ」)
第146回受賞作 葉室麟「蜩ノ記」    結果:×(桜木紫乃「ラブレス」)
第147回受賞作 辻村深月「鍵のない夢を見る」結果:×(原田マハ「楽園のカンヴァス」)
第148回受賞作 朝井リョウ「何者」
         安部龍太郎「等伯」
                     結果:×(西加奈子「ふくわらい」)
第149回受賞作 桜木紫乃「ホテルローヤル」結果:×(伊東潤「巨鯨の海」他)
第150回受賞作 朝井まかて「恋歌」
         姫野カオルコ「昭和の犬」
                     結果:×(伊東潤「王になろうとした男」)
第151回受賞作 黒川博行「破門」 結果:○(黒川博行『破門』)

 ※ダブル受賞の回については、どちらかが当たっていれば○とした。←自分に甘ーい。

内容は単純ではないが、簡単に結果を○と×にわけると、○、すくなっっ!!!
わかってはいたが、数字にするとあからさますぎる・・・

12回出場中、3勝8敗1分。
(1分は私の好みは当たっていた回だったから・・・←自分に甘い。)

しかも頭脳明晰なあもちゃん、気づいてしまった。
3勝中2勝はダブル受賞のうち片方を当てただけの回だということに。
ビシっと当てたの、今回が初めてだわ・・・

ワナワナ・・・
感動にうち震えております。
・・ってか、そんな勝率でいいのか、というご批判は現在受け付けておりません。

さ!あとは、くろちゃんが黒スーツをびしっと着こんでくるのを待つのみ☆

今夜は酒がうまいぞー!ぷっはー。
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週末、従姉の娘(ピチピチ20代)が岡山からはるばるうちに遊びに来た。

うちをホテル代わりに使い、友達かそれとも彼氏かと東京観光なんだろうと思っていたら
「あもちゃんと一緒に東京で遊びたい」
と言うではないか。

いやいや、若者が今年40のオバチャンとショッピングとか、それは本当に楽しいのか!?

でも結局、東京滞在3日間、ずっと一緒であった。
ほんと、それでいいのかーーー。

彼女の希望で、若者の町、表参道~原宿を歩き倒す。
いんやー。オバチャン浮くわー。
キディランドとか浮くわー。
と思っていたら、もっとケバイ異国のおばちゃんがわんさかいた(笑)!

パンケーキの店に並びたい、とか
ポップコーンの店に並びたい、とか
そんなこと言われたらどないしようー。オバチャン、絶対ムリ!←体力的にも精神的にも。

と内心ヒヤヒヤしていたのだが、そういうものにはあまり興味はない、とのこと。

ほっ。よかった。
オバチャン、心の叫び。



唯一並んだのは、フライング・タイガー。
たかがやっすい雑貨を見るのに行列・・・
おばちゃん、失神しそう。

従姉娘「ヒルナンデス!とかZIP!で取り上げられてたんじゃあ。行ってみたいんよ。」
私「さよか。」

ちなみに表参道付近には、アソコ、っちゅう、
思春期男子がにわかに色めき立っちゃうような名前の店もあるが、こちらにした。
似たような店なら、空飛ぶ虎、のほうがいい。ような気がする。

雑貨店をはしごしまくり、原宿~表参道を死ぬほど往復した。
オバチャン、翌日に大いに差し支えそうよ。

従姉娘「お茶とかせん?」
私「そうしようぜー。もう座りたい。←体力、ゼ~ロ~。
  あ、あのお店、わりと有名なチョコレートのお店だよ。」
従姉娘「え!?有名!?ならいってみたーい。」



てなわけで、メゾン・デュ・ショコラへ。
タイミングよく入店したため、窓際を占拠することができた。

私「はああああああ。長居するでーーーーーー。」




従姉娘「おいしいねー☆有名なだけあって。
    やっぱり東京は違うわあ。」←私含めて、田舎者の定番の台詞。

完全にブランド名に圧倒されている従姉娘。



私「あーん。」
従姉娘「あもちゃん、かわいい♪」
私「ええー。そう?そう?どれどれ。←うざいカメラチェック。」

若者に気遣われるオバチャン、今年40。

私「この店のチョコレートはねえ、今読んでる本にも出てくるんだよ。」
従姉娘「ほんとに!?
    東京ってやっぱりすげえなあ。」←私含めて、田舎者の定番の台詞、その2。


えー。
田舎者の定番の台詞が2種類ほど出ましたが、その他にも

・東京には何でもあるなあ。
・芸能人に会ったことある!?
・みんなおシャレじゃなあ。
・きれいな人が多い~。

などがあり、彼女は数日間の滞在で、全てを制覇した(笑)

私個人的には、きれいな人が多い、には異論反論オブジェクション!!

単に人口が多いだけでしょー。
本当は美人率はどこも同じで、東京は単に母数が多いだけ。
というのが、負けず嫌いの田舎者あもちゃんの持論であります。




メゾン・デュ・ショコラが出てくるシーン。(千早茜『男ともだち』より)

従姉娘「それ写真送ってー。小説に出てきた店に行ったってみんなに言うんじゃー。」

自慢はすれども、読む気はないようです。
ま、その気持ちはよく分かる。

男ともだち/文藝春秋

¥1,674
Amazon.co.jp

主人公の女性が、メゾン・ド・ショコラのチョコが好物なのであります。

お土産番長と称される女性が、手みやげとして「彩果の宝石」を選んでいた、
前回の直木賞候補作品の1つ、柚木麻子の『伊藤くん A to E』に比べて、
登場するお菓子についてはセンスあり。

そして彼女らに対抗すべく、お菓子番長あもちゃんが買ったお土産は・・・



木村屋あんバター(と、けしアンパン)。 ←東京駅に行く途中の銀座で購入。

フランスパンだわ、あんこだわ、バターたっぷりだわ、
カロリーを想像したただけでおそろしい、ヘビー級アンパン。

やだ、もう。
あもちゃんのお菓子センス、圧勝!!
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山椒は小粒でもぴりりと辛い。ってか。

直木賞候補作品発表から受賞作品発表まで1か月という長い時間は、
神経細やかで行き届いた100%の心配り、故に小心者の気にしぃあもちゃんにとって、
時間を気にせず、作品に没頭できる満足した時間であった。
候補作品発表直後は
なんだか心躍らない地味な顔ぶれー
とかとか、ぶひぶひ文句たれ子だった私であったが、
終わってみれば、大変満足した読書期間であった。

ま、だからって直木賞をあてられるわけでもないんですがね。

読了後すでに1週間が経っているにも関わらず、まだ決めてない。
というか、決まらない。
小さくまとまった作品がそろったが、それぞれキラリと個性の光る作品が多くてさー。

はー。
私の好きな作品が直木賞っぽくなーい。
でも他の作品はイマイチ、押しがたりなーい。
私の好きな作品って、たいてい直木賞を外すしー。いじいじ。

しかーし!!
私と意見の合わないエロ淳も選考委員からいなくなったことですし(先日ご逝去されました)、
これを機に、そろそろ当てたいんや。by 仙一 ←最近こればっか。
はー。
仙一ネタも使い過ぎて、骨董品的価値が出てきた・・・

と、悩むだけなら好きなだけ悩めるが、私には時間がないのだ。
発表まであと1日半。
よーし、もう決めちゃうぞ!!!

それではあもる一人直木賞選考会(第151回)の受賞作品の発表です!!!!!


はいっっ!ドラムロール、スタ~ト!!!!


ドロドロドロドロドロ~~~~~~


ドロドロドロドロドロ~~~~~~


ジャン!!!


黒川博行「破門」(KADOKAWA)


で~す!!!

くろちゃん、おめでとうございま~す!!!!

あれあれー。
あんなに悩んでたのに、意外とすんなり決められた。
女が腹をくくると(←大げさ)、1作品に絞るのもそんなに難しいことじゃないのかも。

しかし今回は(も)悩んだ。
6作品中、以下4作品で悩んでいた。

▽伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文藝春秋)
▽黒川博行『破門』(KADOKAWA)
▽千早茜『男ともだち』(文藝春秋)
▽米澤穂信『満願』(新潮社)

4作品も受賞候補を挙げたら、そりゃどれかは来るでしょ、くらいの多さ。
しかしそれでも外す、それがあもちゃん!!キリッ!

でも!絶対残りの2作品の受賞はない!!
このカシオミニを賭けてもいい。

それにしても読む順番によって大きく結果が左右されたかもしれない、今回の4作品。
フィギュアスケートで滑走順は結構大きい、というのがよくわかる。
そら絶対評価にしたいのはやまやまだが、どうしても相対評価になってしまうのよー。

そんな相対評価地獄から抜け出したのが、
くろちゃんこと黒川博行さんの『破門』であった。
えー、黒川氏は御年65歳のベテラン作家でありまして、
さらにマスコミからグリコ森永事件の犯人視され、裁判にまで発展した、という
大変な方らしいのでもあります。(←詳細は各自調べてくださいまし。)
そんなベテラン作家を、くろちゃん呼ばわり。
あもちゃん、向かうところ敵なし!

ハードボイルド作品って直木賞っぽくないじゃないですかあ。
お堅い文学賞って感じでもないじゃないですかあ。

などと、うだうだ思って過去20年の受賞作品をざっくり調べてみると、
思ってたよりハードボイルド系作品が受賞していることに驚き。←今更。
なんだ、ヤーさんがウロウロしてる作品が受賞しても別におかしくないのか。
それならば、と、あっさり栄冠はくろちゃんに輝いたのであった。

まず最初に、伊吹氏『ミッドナイト・バス』を読んだことが、
今回の迷った原因だと思われる。
いきなり水準が高かったのだ、これが。
それからくろちゃん、米澤氏の短編、そしてあもちゃん期待の作家、千早さんと続いた。
伊吹さんを基準にしたら、その他3作品との差がわからなくなってきた。
そんな混戦の中から、まずくろちゃんが頭一つ抜け出てたかな、と感じたのである。

ちなみに今回、あもちゃん期待の作家千早さんを推さない理由は、
ズバリ!外すから!!!
です。

道尾くんしかり、伊東潤さんしかり、私が好き、と公言する作家さんは、
たいてい直木賞受賞まで長いんだ、これが。
伊東さんなんて、毎回あと一歩ってとこまで来てるのに、未だ授賞せず。
きー!一体どーなってんだ!!!
桜庭さんは私に推される前に、さっさと授賞しててよかったよ。
ほんと。

そんなわけで、相当縁起が悪い「あもる推し」。
前回の候補作品では、千早さんの美しい日本語に見惚れたものであった。
しかし今回は千早さんを意識しながらも、見ないふりー。見ないふりー。

だがそんな千早さん以上に気になる存在があった。
それは、米澤穂信さんである。
今回の候補作品6作品の中で、唯一の短編を引っさげてのご登場である。
お恥ずかしながら、今回米澤さんとは初めての顔合わせであったのだが、
いやー、短編ってやっぱいいよね。と思わせる作品ばかりが並んでいた。
おっ!!と最初の数行を読んだところでいきなり引き込まれた。
彼の紡ぎ出す言葉はとても美しく、特別で、さすが山本周五郎賞受賞作品である。
いわくつきの山本周五郎賞ではあるが、
(山本周五郎賞受賞作品は直木賞が獲れないというジンクスがある)
黒ちゃんを1位にしたものの、正直、彼なら獲ってくれてもいい!!許す!!

そんなわけで、今回の判断基準はいつもと同じく、ずばり!好み!!!!
と言いたいが、ちょっとひねりをくわえてみた。
好きなものは好きだし、確かに好みから選んだが、えこひいきはしないぞ!!
という判断である。
あもちゃん、ちょっと成長した!!!
(それで外したら、一生立ち直れないかもしれん・・・いや、これ、マジで。)

というわけで、
私の順位の発表と各作品の簡単な総評を行いたい。
(各作品については、後日個別に書評をアップしたいなあ。・・・
 すでに150冊以上、手をつけていない書評がある気がするなあ・・。←遠い目
 もうどうしよう・・・)

1位 黒川博行『破門』(KADOKAWA)
作品全体から漂うベテラン臭がはんぱない。
文章の勢いといい、まとまりといい、文句なしの完成度。
疫病神シリーズの第5弾とのことで、過去のシリーズ作でも何度か直木賞候補になっている。
まあ、とにかく面白かった。
描かれる世界もでかいし、リズム感もいいし、登場人物の息づかいがすばらしかった。
ハードボイルドが好きな人はもちろんんこと、
私のような花も恥じらうお年頃の婦女子までをも魅了するおもしろさ。
私たちカタギの人間とは全く違う世界のことを描いているのに、
実はヤクザものが身近に潜んでいる、という現実とのバランス感覚もよかったなー。
しかも、切った張ったの黒い世界を描いておきながら、誰も死なないという小粋な計らい。
これ、大きい気がする。

今更直木賞なんて意識してないと思うが、あげちゃうよ、クロちゃん!
どぞどぞー。
どもどもー。
みたいな感じの会見が目に浮かびます!!!妄想中です。お静かに。
くろちゃんのお姿を拝見したことはないのだが、スーツで来てほしいなあ。


2位 米澤穂信『満願』(新潮社)
6編からなる短編集である。
最初の『夜警』で、あもちゃん、度肝を抜かれた。
平織りのような日本語から紡がれる、この闇のような深さはなんだ、
平易な単語からひたすら率直に紡がれていく美しさと怖さはどうしたものか。
とおそれおののいたのである。
またそんな言葉から繰り出されるストーリーそのものも恐怖。
幽霊とかそんなんじゃないのだ。
淡々と語られる普通の人の話。
こういう人、いるよねー。という人の死の真相。
こええええええええええ。
6編の中で一番よかったと思う。
こわいの。とにかくすっげーこわい。
最後の『満願』もよかったが、ちょっと狙っちゃったかも。
しかしかなり凝っていて、折り目正しい下宿先の女主人のキッチリ感がよく表現されており、
着物の衣擦れの音までもが聞こえてくるような静けさであった。
6編の水準はいずれも高く、言葉も美しく、大変よかったのだが、
イマイチ・・・と思われる作品がいくつかあったのが2位の原因である。
『夜警』と『満願』だけで勝負したなら、1位の黒川氏といい勝負をしたであろう。
次回はぜひぜひ期待したい。
最高に縁起の悪い「魔のあもる推し」ではありますが・・・。


同率3位 千早茜『男ともだち』(文藝春秋)
前回の直木賞候補作品『あとかた』で、私に強烈な印象を残した千早氏。
日本語が美しく、きりっとひきしまった作品で、好きになってしまった作家さん。
そんな期待を背負っての今作品であった。
うーん。
前回の研ぎ澄まされた、ちょっと狙い過ぎじゃね?くらいの美しい日本語が
普通になっちゃった・・・
その代わり作品自体は、登場人物も展開もよく練られていてよかったと思う。
じゃあなんで3位?
かと申しますれば、魔のあもる推しを避けた、というのも当然あるのだが、
なんといいますが、主人公の女性が魅力的じゃない、ということだろうか。
ゲージュツ家の女性が主人公なのだが、なんか不安定すぎる・・・
依存体質なのに妙に攻撃的。
こわいって!!
統一感がなくて不安にさせるのかもしれない。
とはいえ、そうは言っても全部わかるの。
言いたいこともやりたいことも考えていることも全て。
丁寧に描いているし、そういうこともあるのかも、ととりあえずは納得できる。
男ともだちを頼りながら、
少しずつ成長していくさまも、シンプルになっていくさまも、全て。
けれど最終的には、でもさあ・・・と納得できないまま、
で??と未消化のまま、混沌として終了してしまうのだ。
それがどうも腑に落ちなかった。
世の中には、そんなむちゃな!と思っても妙に引き込まれてしまう作品もある。
それだけの引力がこの作品には足りなかった。
まあ、結局のところ、作家は好きだが作品が好みじゃない、ということかもしれない。


同率3位 伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文藝春秋)
千早氏『男ともだち』と同位である。
両作品、全く毛色が違うのだが、どっちが上位かと問われれば、
どちらも全く譲らず、と言ったところ。
無理のない形で、登場人物を自然体で写し取っている、そんな姿勢に好感が持てた。
常に一定の落ち着いたトーンで淡々と描かれており、
ガツンと響いてくるわけではないが、じんわりと響いてくるよさがそこにはあった。
直木賞への意欲が充分に感じられる作品である。
直木賞選考委員、そういうの、好きそうやなー、みたいな、仕掛けがいくつも・・・
ただ、詳細に描き過ぎて雑さが目立つ、という一面もあった。
今後、物語を作る際の、間引き、のテクニックを磨いていくと、
おもしろい作品が作れるのではないか、と思う。


5位 柚木麻子『本屋さんのダイアナ』(新潮社)
選考会前半では4位につけていたが、終わってみれば5位。
しかし前回はダントツのビリッケツだったのだから、大健闘である。
とはいえ、正直まだまだ、全然まだまだなのだが、
いい作品を描きたいと思って力一杯描きました!
と作家さんが楽しんで描いた(であろう)ことを評価したい。
文句をつけようと思えば死ぬほどあるが、それ以上にいいところがあった。
今後も直木賞選考会でお会いして、その成長ぶりを見守りたい。


6位 貫井徳郎『私に似た人』(朝日新聞出版)
ぬっくんワールド炸裂。
そのお仕着せの偽善感はなんだ、と少々げんなり。
最初から最後までずーっとおいてけぼりの私であった。
まあ一言で言うと・・・つまらなかった!!
期待どおりのぬっくんワールド。
終始、イライラするーーーーーーーーぅぅぅぅ。
なのに、語りたいことが何もない。
イライラする偽善感はさておいても、
作品そのものも、これといっていいところもないし、かといってすっげー悪いわけでもない。
可もなく不可もなく、小さくまとめてきたことが残念ではある。
こちらの作品、迷うことなく最初の6位から微動だにせず。


今回は、直木賞候補6作品のうち短編小説は1作品のみであり、
ここ最近続いていた短編の流行が終了したのであろうか。
短編好きのあもちゃんとしては、ちょっと淋しい。

エンターテイントメント色の強い作品が並び、
教科書のような「文学臭」がするのは、
唯一短編の、米澤氏の『満願』だけであったことも、今回の特徴とも言えるであろう。

また、ゲームや映画から書きおこしたかのような作品が多くなりつつあった傾向の中、
エンターテイントメント色が強い作品が多くはあっても、
前回同様、文字から世界を描いた「小説」ばかりで、私を大変満足させてくれた。

これは!!!と思わせる強力な作品がない中、
文字から音がするってこと、あるんだなー、と思わせてくれた黒川氏の作品は、
私を大いに楽しませてくれた。
物語の進むスピード感にワクワクが止まらない時間であった。

いよいよひっさびさに当たっちゃうのか!?
「魔のあもる推し」の呪いにかかった千早氏と米澤氏の受賞はあるのか!?
はたまた、柚木氏と貫井氏の受賞は絶対にない!とか言っちゃって賭けたカシオミニ、
ボッシュートされちゃうのか!?

さあさ、お立ち会い!
結果発表は17日!!
(場合によっては、カシオミニ没収ショーもあるよ!
 草野さん、徹子さん、念のためスケジュール開けといてください。)

17日、乞うご期待!
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テーマ:
候補作の発表から直木賞作品の発表まで約1か月、
とながーい時間が与えられたおかげで、のんびりやっております。

苦行だ苦行だと毎回騒ぐ私のために1か月という時間が与えられたわけではないが、
おかげで、焦らずゆっくりじっくり楽しんで読み込むことができている。

しかーし!!
だからといって、大ホームランがかっとばせるわけではない。
時間があろうが、なかろうが、
いやいやむしろ時間があったほうが、悩む時間が無駄に長くなるだけで、
結局、何がなんだか悩んだまま、テキトーに結論をはじき出してしまうのだ。
ま、テキトーだろうが真剣だろうが、当たらないものは当たらない!キリッ。

そんな感じで開き直りつつ、
のろのろのんびり続けております、あもる一人直木賞選考会。

今のところ・・・

1位 黒川博行『破門』(KADOKAWA)
2位 伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文藝春秋)
3位 
4位 柚木麻子『本屋さんのダイアナ』(新潮社)
5位 
6位 貫井徳郎『私に似た人』(朝日新聞出版)

である。

早速やってくれました、私のぬっくんこと貫井氏。
毎度毎度、期待にこたえてくれるわー。
イライラするーーーーーーーーぅぅぅぅ。
前々作で直木賞候補になった、あの『乱反射』と全くおんなじイライラ感!!!!
天童荒太の『悼む人』と同じ偽善感!!!

でじゃぶー。←北斗の拳風に。

いわゆる「低層」に属する人たちが、
働いても働いても報われない貧しい暮らしにあえぎ、社会への不満を募らせ、
それが「小口テロ」という小さなテロという形で、
日本のあちこちで不特定多数の無関係な人たちを巻き込んで自爆する
というリアル社会を基軸に、仮想世界を描いたものである。

ですがー。

「小口テロ」というものに賛同する貧しい民
という存在が日本にそもそもいるだろうか、という、
もっとも物語の始まるの部分でまずこけるのだ。
私は。

よその国だったらまた違うと思いますよー。
実際頻繁にテロが起きてる国もあるわけで、
環境も違うし、宗教観も違うし、考え方も180度違うようだ。
私たち平和ボケの国ニッポンからしたら、
自国民を傷つけるテロをして何がしたいのかわからない。くらい理解不能な考え方。

そんな日本で小口テロが起きて、それを唆されて赤の他人を傷つけるところまで行くだろうか。
時に、無差別に人を傷つけて行く事件はたまにあるが、
それはテロではない。

ただ、この作品はおそらく、秋葉原の事件をちょっと意識してる部分があると思う。
ワーキング・プアと呼ばれる人が、テロに走りたくなる社会が悪い
的な描き方。

作者である貫井氏がそういう考え方だとは思わないが、
作品からはそういう空気がビシバシ感じられる。
社会が悪いから抗議のためにテロを起こすんだ、みたいな、
我こそ正義的なイライラポイントがあちこちに散りばめられている。

私、この作品(あくまでも作品です)と恋人になったら5分で別れる自信アリ。
全てにおいて、ちーーーーーーっともあわなーい!!

そして毎度毎度ラストでこけさせてくれるとこなんて、
ほんと「計画通り」ならぬ「期待通り」。
月(ライト)並みに悪い顔しちゃうよー。
被害者が加害者をそんなに簡単に許しちゃうわけー?
説明不足にもほどがある。
あれー加害者がめっちゃ正義感ぶって去って行っちゃったーーー!?みたいなー。
なんか、これ、悪い宗教かなんかですかーーー!?みたいなー。
被害者1名が恍惚とする中、読者全員置いてけぼり食らってます。

いやいや、おいおい、ちょっと待て!!
とぼんやりと加害者に心酔している被害者の代わりに引き止めたくなった。
いらいらしっぱなしだった私、ラストでぴしゃりとひっぱたきたくなりましたー。
このラストシーンとつき合うことになったら、1秒で往復ビンタ食らわせて別れる自信アリ!

しかも作品全体としては、小さくまとめてきた感にちょっと残念な気がした。
似ているとはいえ、『乱反射』の方が、
まとまりきれない荒さはさておいてにも、最後までぐっと入り込んで読めた。
今作品は、丁寧に描いている分だけ、話が小さくなってしまってもったいなかった。
せっかくテーマが壮大であるが故に、その小ささが目立ってしまうのであった。
直木賞狙ってんだったら、もっと小狡くやらんかーい。

そして今回は残念ながら、まあ6位ってことで異論はないと思われる。
だってさー。
ここだけの話さー。
つまんなかったんだもーん。・・・すんません。

前回の記事でも述べたが、
私の作品における、いい悪いの判断基準の一つに、心が動いたかどうか、がある。
感動したでもいいし、泣けたでもいいし、場合によっては、嫌悪でもいい。
何かしら私の心を刺激してくれた作品は、いい作品、なのだ。

なのに、この『私に似た人』で心が動いた箇所っていったら、あーた、
私が以前住んでいたマンションの最寄り駅(超マイナー)が出てきたページ。
以上です。

あんなマイナーな駅が出てくるなんて~~~!!
と友人知人に写メを送りまくりました。
あの時だけだったなー。心がうきうきしたのは。遠い目。

ちなみに『私に似た人』というタイトルだが、
みんなどこかこういう気持ちを持っているでしょ、と言いたいのだと思うのだが、
いんや、いんや。
まだまだ日本人も捨てたもんじゃないと思うのよ。やっぱり。
そしてたとえ日本人が捨てたもんだとしても、私は似たところを全く持ってません。
なので、タイトルは『私に似た人(但しあもちゃんには似ていない)』でお願いします。

そしてそんなイライラぬっくん作品と1秒ビンタで別れた直後、
10秒で結婚したくなっちゃった作品が出ましたよー!!!

ヤンキースのくろちゃんこと黒田博樹と漢字たった二文字違いの
黒川博行さんの『破門』である。
ウィルユーマリミー?

あのスピード感とヤクザ感、『アウトレイジ』かと見まごうばかり。
アウトレイジ、見たことないけど(笑)
でもでも、だって、アウトレイジってあんな感じなんでしょ??
この作品の中でヤクザが『アウトレイジ』のDVDを観ながら
「これ、なかなか、ようできとるのう」
って言ってたもーん。

作品全体から漂うベテラン臭がはんぱない。
文章の勢いといい、まとまりといい、文句なしの完成度。
登場人物の台詞なんて、生きた人の言葉そのもの。
その相手の言葉に主人公が心の中でツッコむ箇所が、たまーに鼻につくくらい。
ねばっこいヤクザの関西弁が作品に奥行きを持たせている。

こういうハードボイルド作品というものをあまり読んだことがないのだが、
任侠ものとか、ヤクザ映画とか、時代劇とか、あもちゃん、実は好き。
アウトレイジは観てないけども!
切った張ったの物語、どきどきはらはら、最後にゃスッとするから不思議なものだ。

香港やマカオにまで詐欺師を追いかけて行くあたりなんて、
描く世界がでかすぎるー。
そしてギャンブルのあれこれまでご高説をたまわれる、と。
1度で二度おいしい!!

はーおもしろかったー!!!!!!
桑原(←ヤクザ)、大好きーー。
マキちゃん(←インコ)、かわええええーーー。
はーおもしろかったー!!!!!!

ま、だからって直木賞獲れるかどうか、って言ったら、また別問題なんですが。
浅田次郎先生だっておっさってたじゃないの。

「直木賞というのはその作品を評価するのが一番ではあるが、
 選考委員としては直木賞作家というタイトル(を与えること)に対し
 責任を持たなければならない。」

ってさ。

そんな責任を感ずるほど大した賞じゃないような・・・→コラッ。

各選考委員が重々しい責任を背負いながら、果たしてこの、
なんだばかやろー、なんだばかやろー、のアウトレイジ的な作品に(観てませんが)
なんて素敵な直木賞!を授与する勇気があるのだろうか??

過去、こんな内容が全くないようーな作品が直木賞を獲得したのことがあるのか?
あるなら、この作品を直木賞に推してもいいんだけどな・・・
はー。これじゃまるで判例主義の裁判官のようだ。

あと2作品含めて、最終日ギリギリまで考えます・・・。
はー。困るなー。どうしようー。
考えれば考えるほど、ド・ツ・ボ。

※ちなみに、伊吹有喜『ミッドナイト・バス』を、
 3位から2位に気まぐれに押し上げてみました。
 残すところ、あと2作品。
 順位は常に気まぐれに変動しますので、あしからず。
 あもるごころと秋の空。
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先日、大学の会報が届いた。
毎度毎度ご丁寧に送っていただいているのが申し訳ないほど、興味ゼーロー。
しかしなぜかたまたま見た訃報欄。

○○期 ○学部 ××

私「あれ?私、何期だっけ?彼女、同級生じゃないかなあ・・・」

えー。わたくし、自分の期も覚えてなければ、何もかも覚えてない。
卒業して間もない頃、後輩ともともから

と「先輩の卒業花(←学年ごとに花が決まってる)はバラでしたよね。」
私「そうなの?知らんなあ・・・」
と「・・・・いやいや、卒業したの、こないだやーん。」
私「ほんとに卒業したのかしら、私。」

みたいな。
にわかに、裏口入学ならぬ裏口卒業疑惑。

他人にも無関心だが、自分のことも無関心。
この無関心ぶり、どうにかならないものか。

そこで押し入れの奥底にしまいこんだアルバム開いてみると、
やっぱり同級生だった。
なぜ亡くなったのか、どのように亡くなったのか、全くわからないが、
生きてりゃ40歳はオバサンだが、40歳で亡くなるなんて若すぎる。

今までの人生において、
10代や20代で亡くなった知人・友人もいたし、親戚が亡くなったりもしたけれど、
私にとってはずっと遠い世界のことであった。
しかし40歳で亡くなる知人友人が現れてくると、突然、死が身近なものに。

そんな私も今年40歳。
子宮頸がん、乳がん、その他もろもろ。
無料健診のお知らせがじゃんじゃん届いている。

にわかに40代突入の夜明け前という実感が湧いてくる。
まずは、人生初のマンモに挑戦してきます。

後輩きのこ「マンモって、めちゃくちゃ痛いらしいですよう~~~~」

やっぱ、やめようかな・・・
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記事の更新は怠っていても、
全く関係ない本を読みながらも、
お尻に矢を射られたヤックルを愛でながらも ←日本国民たるもの、ジブリは視聴すべし。
ひそひそひっそり続けております、あもる一人直木賞選考会。

発表日までまだまだ時間があると思えば、緊張感もゆるみがち。
数日ココナッツウォーターとやらを続けて飲んだら、お腹の調子もゆるみがち。
ピーゴロロ。
そんな身体だるだる、お腹ゆるゆるのあもる一人直木賞選考会。

今のところ・・・

1位 
2位
3位 伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文藝春秋)
4位 柚木麻子『本屋さんのダイアナ』(新潮社)
5位 
6位 

である。

いやいや、まさかのゆずあさ(柚木麻子氏)の大健闘に、思わず目頭が熱くなった。
というのは嘘だが、
あんなに読む前は、
いやだー、彩果の宝石が嫌いだー、まずいー、とかゴネゴネ言っていたのに、
いざ読了してみれば、成長したねえ、と子の成長を見守る親のような気持ちに。

とはいえ、正直まだまだ、全然まだまだだと思いますよ。
今のところとりあえず4位だが、
今後の作品によっては順位が下がる可能性は大いにある。
もちろんあがる可能性もある。
けれども、直木賞うんぬんがなければ、普通に楽しめる、いい作品であった。
彩果の宝石も出てこなかったよ☆

私の作品における、いい悪いの判断基準の一つに、心が動いたかどうか、がある。
その「心が動く」は、
感動したでもいいし、泣けたでもいいし、場合によっては、嫌悪でもいい。
何かしら私の心を刺激してくれた作品は、いい作品、なのだ。

で?とか、だから?とかいう作品には、どうしても評価が悪くなる。
例えば・・・・(略)

そういう点からみても、
柚木麻子氏の今作品は私の心を確実に動かした。
文句をつけようと思えば死ぬほどあるが、それ以上にいいところがあった。
2人の女の子が出会ってからの15年を描いた作品。
特に、小学生時代の描写がすばらしかった。
児童文学のようなきらめき。
私のアルバムのような懐かしさ。
ちょっとおませな女の子の心の動きの描写なんて、しびれた。
中学高校、そして大学になってからの展開については、あもちゃん、文句が出る出る。
そんな溢れ出るあもちゃんの文句はさておき、
何より、作者の作品や人物に対する猛烈な愛がそこにはあった。
私たち読者はその愛をビシビシ感じ取れる。だから幸せになれる。

まだまだ技術のつたなさとストーリーの荒さが目につく箇所もあったため、
とりあえず4位となったが、これは名誉の4位といっても過言ではない。

そんな名誉の4位から10歩ほど先を歩いての3位となったのが、
伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文藝春秋)
である。

伊吹氏の作品を初めて読んだのだが、作品のこなれた感に驚きが隠せず。
初の直木賞候補ということで、年下の方の作品だと勝手に思い込んでいて、
あまりの落ち着きっぷりに、読了後思わず年齢を確認してしまった。
普段はそういうことに全く興味が湧かないこの私が!である。
すると私より少し年上の方のようで、なるほど納得。
こういう話をこの落ち着いたテンションで描くのは20代じゃムリな気がする。
とある一人の男をめぐる家族と恋人と元妻とが、それぞれが一生懸命生きている。
そんな姿を無理のない形で、本当の自然体で写し取っている、そんな感じ。
子どもたちが最終的にちょっぴりイイコすぎるのが難点っちゃ難点だが、
そんなに受け入れがたいわけでもない。
何より主人公のオジサンが魅力的に描かれている。
魅力的と言ったらとってもステキな感じに聞こえるが、そうではなくて、
どこにでもいるオジサンで、
嫁姑問題を嫁に押しつけたまま放置して奥さんと離婚することになるダメ夫で、
難しい年齢の子どもたちと向き合うこともできなくて、
でもって再婚を考えてるんだけど、あと1歩進めなくて、
優しいっちゃ優しいんだけど、
自分も大事で、相手のためにとか言いながらその行為そのものが自分勝手で、
それすらわかっていない、そういう普通のオジサン。
こういう男の人って五万といるんだろうなー。でもかすかに匂ってくるステキ臭。
常に一定の落ち着いたトーンで語り、まさにミッドナイトラジオを聞いてるよう。
生きている1つの家族と家長をとりまく人間関係の物語がラジオの向こうから流れてくる。
オムニバス形式とみせかけて長篇で、
各章の終わりに別の角度から見た物語が語られる。
こざかしい、と感じる人もいるかもしれないが、
オムニバス形式をずるーいとか感じちゃう私ではあるが、
この作品のこういう展開を好意的に受けとった。
とにかく作品の至るところで、
私の思い出や記憶や想いや愛情がノックされまくって、じんじん響いたなー。
あえて文句をつけるとすれば、娘の描き方かなあ。
詳細に描いているのだが、その詳細さが逆に荒くなる、というか。
逆に息子の描き方の少なさの方が、密度の濃さを感じた。
描けば描くほど薄くなるだなんて不思議なことではあるが、
足し算は足して行くだけだから簡単だと思っていたけど、そうでもないようだ。
引き算は当然経験が必要なのだが、足し算も経験が必要なんだなあ。
と改めて感じたのであった。

はっ。
ベラベラ語ってしまった。
語りたいことが多いってのも、いい悪いの判断の一つでもありますな。

伊吹有喜氏と柚木麻子氏。
いずれも好印象だったにも関わらず、第3位、第4位、となったのは、
第1位にするだけの、これといった決め手が見当たらなかったからである。
柚木氏に関しては技術といい、仕方ない結果なのだが、
伊吹氏は1位にしてもおかしくないほどの技術も構成力もおもしろさもあったが、
絶対1位でしょ!というだけの説得力が少々足りなかった。
今後消去法により1位になることはあるかもしれないが、
積極的に1位にするには躊躇われた。
周りを見て順位を決めていきたい、そう思ったため、とりあえずの中間点。

伊吹氏は今後も直木賞に候補にあがってくるのだろうが、
個人的には直木賞とは関係ないところで心から楽しみたい、そんな風に思うのであった。

今回のあもる一人直木賞選考会、
どうやら絶対評価ではなく相対評価になりそうな予感。

なかなかよい作品ではあったが、置きに行った感のある選考会の始まりの2作。
バントでも出塁しようとするあもちゃんの安全策を、
どうだ打ってみろ!!とばかりに、豪速球を投げてくるような優秀作が、今後出てくるのか。

続く・・・
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「巨人の倒れる日」シリーズの続きである。

まずは「巨人の倒れる日」その1その2その3 をお読みください。

◇◆

巨人こと西日本最強母が脳梗塞で倒れたとの連絡を受け、新幹線に飛び乗り帰省した私。
入院している母のもとへ駆けつけると、ふっつーに話していたのであった・・・
ズコー!!

その翌朝。

ピロピロリーン。

私「あ、お母さんからメール・・つーか、もうメール打てるんかい。」

本当にあの人、脳梗塞で倒れたのだろうか。
しかも昨日。
日本の医療、あなおそろしや。

母【リップ、もってきて。テーブルの皿の上にある。】

全く片付いていない家の中の把握能力、おそるべし。
本当にあの人、脳梗塞で倒れたのだろうか。パート2。

家の中をきれいさっぱり掃除をし、リップやその他必需品を持参して病院へ。

私「リップ持ってきたよー。」
母「ありがとー。」
私「メールももう打てるんだね。すごいね。」
母「でもな、リップって言葉がなかなか出てこんでなあ。」

さすがに脳梗塞で倒れた翌日だからか、多少の弊害があるようである。
しかしせめてそれぐらいの被害がないと、わざわざ岡山まで戻ってきた甲斐がない。←?

だいたいリップなんて単語出なくても、しかも結局出たんだから、
改めて日本の医療ってすごいと感心したのであった。

としみじみ思っていたら、私を病院まで送ってくれた父の姿に気づいた母。

母「お父さん。いつまでそこにおるん。もう帰りねえ。
  私はあもちゃんがおってくれればええんじゃけえ。」

ひでえ。
これが40年連れ添った配偶者に言う台詞かっつーの。

しかしこれ幸いと、嬉しそうに帰って行った父。
・・・この2人、大丈夫なのかしらん。

そして怒濤のごとく、母から用事を言い渡される私。

母「○○さんと来週の予定が入っとるけえ、それをキャンセルの電話して。」
母「あと、××さんとの再来週の予定もキャンセルの電話して。」

あと・・・と延々続く、キャンセルの電話の命令。
今までの母がアイドル並みの忙しさであったことに驚く私。

そして手帳なんぞ一切見ておらず、次々と下される命令。
あんた、本当に脳梗塞で倒れたの!?

私「電話はするけどさ、脳梗塞で倒れたから・・って言っていいの?」
母「それは言わんとって。おおごとになるけえ。」

えー。
どうやってごまかしながら伝えればいいのか。
たかが体調不良ごときで娘が電話なんかしてくるか?普通。
あもちゃん、大女優の演技が試される!!!

プルルル。ガチャ。

私「あ、もしもし?」
○○「あんた、心配したでー。」
私「あ、あのっ・・」
○○「何回電話しても出んしー」
私「あ、あのっ・・」
○○「電話も書け直してこんしー。まあええわ、それでな・・・」
私「あ、あのっ・・」

なかなか私に話をさせない、典型的なオバチャン。
とりあえず私の話を聞いてーーーーー。

私「あの、私、××の娘のあもると申します。」
○○「ええー?!一人でベラベラ話してしもうたが。それならそうと、はよ言いねえ。」
(言っときますけど、このオバチャンと私は初対面ですからね。)

・・・早く言いたくても言わせなかったのは、どこのどいつだー!!

私「母がちょっと体調を崩しまして、ちょうど私が帰省してたので連絡したんですけどー。」

・・・我ながら苦しい言い訳だ・・・。

私「というわけで、来週の予定をキャンセルしたい、とのことですのでー」
○○「お母さんはもう大丈夫なの?」
私「あ、全然大丈夫です!!私も明日には東京に帰る予定なんで!!ご心配なく☆ミャハ☆」
○○「ああ、そう・・?」←不信度100%

結局○○さん、翌日、あらゆる田舎ネットワークを駆使し、病院に見舞いに来た。
田舎ネットワーク(またの名を噂好き)、おそるべし。
その巨大な田舎ネットワークの前に、女優あもるの熱演、無駄に終わる。

そして面会時間ギリギリまで母と話す。

母「うーちゃんがな。昨日の電話で、
  『お母さんが無事で、人生の中で一番嬉しかった』って言ったんよー。うふふ。」
私「・・・・・」

おいおいおいおいおい。
うーちゃんよ、いつからそんなおべっかが使えるようになったんだい?
昨日、私が岡山に帰省するという話をしたとき、
「喪服って用意してたほうがいいかなあ」
「とりあえずまだいいんじゃない?」
とか2人で冷静に話してませんでしたっけ!?←冷静に受け答えた私も私だが。

なぜか私の方がこっぱずかしくなり、

私「いやー。ダッコマンを出産したときが一番嬉しかったんじゃない?
  だから人生で二番目に嬉しかったのであろう。」

と思わず訂正してしまった。

後日、あまりのこっぱずかしさに、うーちゃんに聞いてみた。

私「人生で一番嬉しかったって言ったんだって?わたしゃ噴きそうになったよ」←コラッ。
妹「はーーーーーーーー!?私がーーーーー!?
  そんなこと思ってもないのに、この私が言うわけないじゃん!!!!」←コラッ。
私「なんだ、言ってないのか。でもお母さん、あちこちに言いまくってたよ。」
妹「ええええええ!?私がそんな人間だと思われるなんて、恥ずかしーーーーーい。」

別にそんな人間だと思われたってええやんー。
悪いことじゃないわよー。
ストレートな愛情表現、外人みたいやん。
でも私はノーサンキュー。

結論;脳梗塞で倒れた直後で、夢と現実と希望(笑)がゴッチャゴチャになった模様。

その後も実家にて、料理洗濯掃除など家事をひととおりこなし、
父親の世話をしたり、数日分のご飯を用意したり、とほぼ家政婦業務が続いた。
そんな私にめずらしく父親から感謝の言葉が述べられ、びっくり仰天。

翌日から仕事があるため、そのまま東京に帰った私だったが、
その数日後、母は退院した。
えーーーー!?脳梗塞ってそんなに早く退院できるもんなのー!?
日本の医療ってすばらしい・・・ヨヨヨ。

退院後しばらくは、
単語がすぐに出てこなかったり、文字がきれいに書けなかったり、
と日常生活に多少支障をきたしていた母だったが、
元来好奇心旺盛なタチなため、パズルや書き取りなどのリハビリ?を熱心に楽しく行い、
今ではすっかり元どおり。
しかも食生活にも気をつけるようになり、すっきりスリムになった、と喜んでいた。
(見た目は全く変わってない気がしますが、本人がそう言っているのでそうなんだと思います)

一時は西日本最強母の称号の返還の危機か!?と思われたが、見事数週間で復活。
相変わらずの傍若無人ぷりに、娘たちは辟易するのであった。

我が母ながら、おそろしあ。
私もこの人の血をひいてるんだよなあ・・なんかちょっとヤダ。

しかし健康第一。
今年40の大台に乗るあもちゃん、健康に気をつけようと思うのであった。
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