感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

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私の活字好きはどこからきたのだろう。
私の読書好きはどこからきたのだろう。
現在読んでいる本を記録し、語り、私の根っこを探しにいく。
ときどきクラシック。
ときどき演劇。
そしてときどき犬。


(書評についてのお知らせ)
基本的にすべて現在進行形で書いているため、
再読していない限り、
ブログを始める以前に読了している作品については書いていない。
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や・・・やったわ・・・

 

芥川賞に石井さん、若竹さん=直木賞は門井さん (JIJI.com)

 

(引用)

第158回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日夕、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞には石井遊佳さん(54)の「百年泥」(新潮11月号)と若竹千佐子さん(63)の「おらおらでひとりいぐも」(文芸冬号)の2作が、直木賞には門井慶喜さん(46)の「銀河鉄道の父」(講談社)がそれぞれ選ばれた。
 (略)
 一方、門井さんは3回目の候補。作品は「銀河鉄道の夜」で知られる宮沢賢治とその父・政次郎の関係を描く。何事にも前のめりな息子への愛と、親としての建前のはざまで揺れる父の姿が浮き彫りにされる。
 選考委員の伊集院静さんは「歴史的事実だけでなく、賢治を思う父、父を思う賢治という、人間の感情が非常にうまく書かれていた。門井ワールドと言える短い文章で端的に表し、ユーモアもある」とたたえた。
 人気バンド「SEKAI NO OWARI」で活動し、デビュー作で直木賞の候補となった藤崎彩織さん(31)は受賞を逃した。(2018/01/16-20:01)

(引用終わり)

 

 

銀河鉄道の父 銀河鉄道の父
 
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ひっさびさの大ホームランやでーーーーーー!!!!

そしておめでとう、門井さん!!!

 

あまりの喜びについ、

あらあら、私ったらこんなビッグアーチをぶっ放したのはいつ以来のことかしら

とウッキウキでブログを見返してみたら(すぐくだらんことをする私)、2年前のことであった。

→『ホームラン(第154回)速報。

→『ホームラン速報。』(第151回/アイラブ黒ちゃん受賞回)

 

三振王の異名をとる私ではあるが、2年前かあ・・案外打ってんじゃん!そう、自画自賛!!

とはいえ、もう少し打率を上げたいところであるが、とにかく今回はまぐれ当たりじゃなく、直球ど真ん中、バットの芯で捕らえたホームランでありました!!

そして結果的に、仙一に捧ぐホームラン、になった・・・多分。

→『あもる一人直木賞(第158回)選考会ー結果発表・総括ー

 

 

しかしそれにしてもご存知の方も多いとは思うが、なんだか今回は発表がすごく早くなかったですか?

私の妄想どおり、さっくり決まったんでしょうか・・・

 

だいたいいつも20時くらいに発表だから・・と、ちょっとその前にお昼寝ならぬお夕寝でも、とウトウトしておりまして、数十分後、虫の知らせかふと目が覚めたのが18時50分頃。

ん〜・・となんとなくテレビをつけたら、一瞬画面に

「銀河鉄道の父」

と映ったではありませんか!!

 

私「え!?」

 

と思ったら画面が切り替わり、そしてニュースが終わった。

 

私「え?もう発表されたの!?ヤホーを見なくては!!」

 

あれーー?ヤホーで確認しても全然出てないしーー!!!!

 

私「・・・夢かな・・?見間違いかな・・?」

 

 

ピロピローン♪♪

 

私「あ、sarya(リアル友&ブログ友)だ。」

 

sarya「ホームラーン!!イヤッホー!!」

 

・・ってことは、さっき見たのは夢じゃなかったんだわ・・笑

 

 

私「ありがとー♪

  というか、私、さっきまでウトウトしてて、

  テレビつけたら一瞬映っただけで自信なかったんだけど、当たってたんだよね!?」

私「こんなに早く決まると思ってなくて、ぬかった。まだYahoo!にも出てなくてさ。

  まさに夢じゃないかと・・・笑」

sarya「私も今ちょうどYouTube見たとこ。

    たしかホワイトボードに、銀河鉄道の父って出た気がする!」

 

私「YouTube・・ちょっとナニソレ、現代人って感じ笑」

sarya「生中継してるっしょ。YouTubeで」

 

ほぼ同世代のくせに、YouTubeなんぞで確認して現代人ぶってるところがムカツクッ笑!

古代人の私は文藝春秋のHPで確認しました!

 

うんやっぱり、確かに当たってたーー!!!!

 

ようやく喜ぶことができた。

あやうくヌカ喜びするところであった。

どうでもいいけど、こんな大事な日にグースカ寝てる場合じゃなかった。反省反省。

 

おくれること30分後。

後輩ともともからラインが。

 

私「あらあら、お祝いメッセージかしら。オホホ。」

 

と思って開いたら、全然違うことだった。

 

 

私「ちょっとあなた、そんなことより言うことあるでしょ」

 

とお祝いを求めるどん欲あもちゃん。

 

ともとも「ん?」

私「ちょっと〜」

ともとも「あ」

ともとも「おめでとうございます(祝)」

 

ん?じゃねえよ!!!!

 

 

ともとも「タイトルだけ見ての選考で、直木賞受賞しそうだと私も思いました」

ともとも「直木賞取りそうなタイトルですやん」

 

1冊も読んでないくせに当てられるその才能を私にくれ(笑)!!!

 

 

というかー、せっかく大当たりしたのに、なにその切ない対応。

それもこれもきっと、私が大当たりしたからに違いない!!!

 

前日のラインで・・・

 

ともとも「いよいよ明日ですねー。直木賞の発表。」

私「いよいよねー。当たることを祈ってて。」

 

ともとも「いや、ハズれることを祈ってます。その方がおもしろ〜い」

 

ホームランより三振の方がおもしろいって、

こんなヒドイ後輩には、あの世に逝った際には鉄拳を食らわしてやるよう、仙一に告げ口してやる!!


そんなわけで詳細な講評が出ましたらば、また答え合わせをウキウキでやりますよ、と。
ウッキウキ~♪

 

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銀河鉄道の父 銀河鉄道の父
 
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(あらすじ)※Amazonより

明治29年(1896年)、岩手県花巻に生まれた宮沢賢治は、昭和8年(1933年)に亡くなるまで、主に東京と花巻を行き来しながら多数の詩や童話を創作した。
賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、創作に情熱を注ぎ続けた。
地元の名士であり、熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、このユニークな息子をいかに育て上げたのか。
父の信念とは異なる信仰への目覚めや最愛の妹トシとの死別など、決して長くはないが紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、父・政次郎の視点から描く、気鋭作家の意欲作。

生涯夢を追い続けた賢治と、父でありすぎた父政次郎との対立と慈愛の月日。

 

 

◇◆

※ちょっこし内容に触れていたりもします。

 

第158回直木賞候補作である。

 2018年1月16日以降、第158回直木賞受賞作、と訂正できるはずです!

 そうじゃないとわたしゃ困る〜。

 なぜなら・・→『あもる一人直木賞(第158回)選考会ー結果発表・総括ー

 

そして見事、第158回直木賞受賞作となりました!! ※2018年1月16日 19:00 訂正!!

 

 

銀河鉄道と言ったら999・・じゃなくて〜、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」である。

というわけで、この作品は宮沢賢治の父親に焦点を当てた作品である。

宮沢賢治といったらどんなイメージがあるか。

私の中の宮沢賢治は、クラムボンが笑ったよ〜・・ってナンジャコレ、であり、2匹の忠犬がかわいすぎる注文の多い料理店(※)を書いた人、である。

 ※本来はそういう話ではない。

 

また、どこぞの番組でマツコが

「宮沢賢治ってピュアすぎて、まぶしくて、私みたいなヨゴレが読んじゃいけない」

とかなんとか言っていて、確かに、まっすぐすぎる人、愚直に生きた人、みたいなイメージもある。アメニモマケズ〜・・不器用ですから・・(高倉健風に)

 

しかーし!この作品ではそんな宮沢賢治は一切登場しない。

門井さんからは、そんな世の中に定着しつつある宮沢賢治像を壊したかった、とかそういう意気込みは全く感じないが、結果、とっても宮沢賢治が身近に感じたね〜。

というか、結構クズやろうです笑

作家の中でキングオブクズを挙げろと言ったら真っ先に挙がるのは、太宰治であろうが(注:あも調べによる)、この宮沢賢治くんもなかなかなものであります。

両者共通しているのは、お金持ちってところだろうか。

宮沢賢治も裕福な家に生まれたこともあり、金は湧いてくるとでも思っているのか、あらゆることに手を出しては失敗して、でも子どものために親がお金を出して当然でしょ、という態度。

・・・そんな賢治にお父ちゃん甘いからさ〜なんだかんだで出しちゃうんだ。

ぐぬぬぬ〜。イライラするぅぅぅぅぅ。

たくさんの息子・娘をもうけ、質屋という事業も安定させ、またここぞというときに方向転換させるなど、立派でやさしいお父ちゃんではあったが、賢治といい、妹のトシといい、自分より子どもに先立たれるというかなしい人生でもあった。

 

そんなお父さんの姿を終始温かい目で見守っていたのは、他の誰でもない、門井さんだと思う。

読者も親バカっぷり、時にはバカ親っぷりに、ヤキモキするところもたくさんあったが、それでも「父でありすぎる父」のお父ちゃんに嫌悪を全く抱かせなかったのは門井さんの手腕。

そして何より、愚鈍どころかちょっと小賢しい、という宮沢賢治の新しい姿を描き出せたのも門井さんが父を温かく描き、その「父」として温かい目で出来損ないの子どもたちを描いたからであろう。

宮沢賢治って正直、愚鈍でノロマのおじさん(裸の大将的な)って勝手なイメージがあったのだが、全然違っていて、むしろ小賢しくて憎たらしくて、また偉大な父に常に歯向かうプライドの高い人間で、ピュアでもなければ愚鈍でもない、生きることにもがいていた、ある意味普通の人間であった。

妹トシの最期のシーンなんて、私がお父ちゃんなら賢治をぶん殴るが、作家宮沢賢治としてはある意味正しかった。

門井さんはその人間像を持ち上げるでもなく、批判するでもなく(父の目で見たときに批判すべき点はあれども)、常に冷静であったことを私は評価したい。

入れ込み過ぎはよくねえ。自分を顧みて反省反省。

そしてつくづく親になるって大変だなあ・・と親になったことのない私は思うでありました。

 

お父ちゃんは哀しい人ではあったが、子どもたちを愛する愛の人でもあった。

時代遅れの人間でなかったのが、ますます宮沢賢治に劣等感を感じさせる原因でもあったが、そのおかげで学校にも行けたし、好きなこともできた。これがジレンマ〜。

賢司は最期の最期まで父に抵抗して、父が部屋から退出したのを確認してからこの世を去る、死ぬ瞬間は意地でも父だけには見せない、という姿がなんだかいじらしかった。お前は猫か。

そんな息子が本を出版したと聞けば、嬉しくて100冊も買ったり、近所の親戚たちに持って行っては賢司の話をしたり、もう親ばか100%。

親の心、子知らず。

このビミョーな親子関係の描写がとてもよかったです。

 

作品後半、賢司が亡くなり、お父ちゃんも隠居し息子(賢司の弟)に家業を譲り、孫が登場する時代に変わると、円卓でみんなで食べるシーンがとても印象的。

一見チープにも見えるその素直な描写に私は好感が持てた。

 

今まで筆頭者がお誕生日席に座り、その左右縦に並んで、長男から座って・・というのが今までの食事風景だったのだが、時代が代わり上座下座というものがない円卓に好きなように座る。

おじいちゃんが孫に賢司の詩を朗読してやる。アメニモマケズ・・・

つまらなそうにしている孫たちに、おじいちゃんは

「これは説教とかじゃないよ。言葉遊びだと思って。」

というのだ。立派なことを述べて、最後に「そういう人間にわたしはなりたい」ってなりたいだけかーい!って遊びだと思って読んでごらん。という。

賢司のよき理解者であった父、読者としてもよき読者であった。

 

お父ちゃんから賢司らへ、そして孫へ。時は流れる。

時代は変わったのだ。・・そして賢司のいるお空に旅立つのだ。

あ、でも賢司は改宗してるからお空でも会えないか・・妹トシはどこにいるかな、兄のとこかな。じゃあ、父も改宗しちゃおうかな・・

どこまで本当なのか、どこからフィクションなのかはわからない。

ただ、まさに「父でありすぎた父」を最後まで描ききった良作でした!!

 

前回の直木賞候補作の『家康、江戸を建てる』、多少気になった(前々回直木賞候補作『東京帝大叡古教授』は特に気になった)文章のザックリ感は全くなくなり、かといって目が細か過ぎて息が詰まるでもなく、呼吸のしやすいとてもバランスのよい文体であったと思う。

 

前回直木賞候補作。

 

前々回(初ノミネート)直木賞候補作。

 

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勝ちたいんや!

 

 

いつしかこれが定番の台詞になっていた、あもる一人直木賞選考会。

しかしこの台詞を使うのも、今回が最後になるかもしれません。

 

闘将仙一、死す!!!

 

あれほどエネルギッシュで、鉄拳制裁でおなじみ(?)のパワーあふれる人がいざ逝くとなると本当にあっけないものである。

訃報を聞いた時は、闘病してたことすら知らなかったため、腰が抜ける程びっくりした。

 

あもる一人直木賞選考会と全く関係ない星野仙一氏ではあったが、その名台詞は本当に使い勝手がよく、大変お世話になった。

闘将仙一の在りし日を偲びながら、このあもる一人直木賞選考会の結果発表と参りたい。

 

ちなみに闘将仙一の在りし日といえばあの日しかない。

宇野選手の頭ぽ〜ん、からの〜グラブを地面に叩き付ける仙一。→通称:宇野ヘディング事件

・・いつ思いだしても、元気になれる面白映像(笑)

闘将仙一の在りし日、というより、宇野選手メイン・・・

 

とりあえず仙一の話は一旦置いときまして、気づけば本物の直木賞発表はもう明日(16日)。

まずはその前に、あもる一人直木賞(第158回)の受賞作発表で予習をしておいてください!
 →第158回の選考会の様子はこちら・・

あもる一人直木賞(第158回)選考会ースタートー

あもる一人直木賞(第158回)選考会ー途中経過1ー

あもる一人直木賞(第158回)選考会ー途中経過2ー

 

今回は生理的に受け付けない〜という作品がなかったせいか、順調に読み進みあっという間に読了いたしました。

そしてあまり迷うことなく、受賞作を決定することができた。

(のわりにノロノロウダウダしていて記事アップが遅れる体たらく。)

自分で言うのもなんだが、わりとこの直木賞に関しては攻めの姿勢のあもちゃん、気でも触れたか、と言われたり言われなかったりするような(どっちだ)候補作を選びがちなのだが、今回は結局これしかないのかな、という結論に辿り着きましたよ、と。

 

ささ、さくっと発表してしまおう。

それではあもる一人直木賞選考会(第158回)の受賞作品の発表です!!!!!


はいっっ!ドラムロール、スタ~ト!!!!


ドロドロドロドロドロ~~~~~~



ジャン!!!

 

 

▽門井慶喜「銀河鉄道の父」(講談社)

 

です!!

 

 

おめでとうございま〜〜〜〜〜〜す!!!!

 

門井さん、3回目のノミネートからの受賞、本当におめでとうございます!!

この結果にきっと直木賞ファンの方も、そうでありましょう、と納得の結果ではないでしょうか。

 

思えば初めてのノミネート作品はこの結果を見据えてのノミネートだったのであろう。

 

 

第153回直木賞候補作。初ノミネート作品。

何ちゅう作品を読ませてくれとんのや!とゲキオコあもちゃんであったが、この後の作品で劇的な進化を遂げた門井さん。

 

 

 

第155回直木賞候補作。

惜しくもあもる一人直木賞2位!

 →参考記事『あもる一人直木賞(第155回)選考会ー結果発表・統括ー

 

回を追うごとに確実に力をつけていることと同時に注目したいのは、そういう力作をコンスタントに世の中に発表してきているということである。これはとても高く評価したいところ。

そして今回、とうとう直木賞に値する良作を発表することができたのである。

このことにきっと誰より一番ホッとしているのは、直木賞選考委員の諸先生方でありましょう。

何回か候補に挙がった方の作品がさほどふるわなかったら、話題のセカオワのサオリも視野に入れないといけなくなるからである。

いやいや視野に入れてもいいのだが、それならそれでもう荒れると思うわ〜。いろんな意味で。

私としてはそんな荒野も見てはみたいが、なんだかんだで落ち着くとこに落ち着いたという結果にホッとしているのも事実。

 

そんな私と同様、きっと安堵に胸をなでおろしているであろう文学界の重鎮らによる本物の選考会の様子をいつものように私が妄想してみたい。

 

まず

▽伊吹有喜「彼方(かなた)の友へ」(実業之日本社)

が落ちるであろう。

 

前回の初ノミネート作品が(私に)好評だっただけに、この結果は残念である。

ただ、工夫して手を入れると朝ドラとかアニメとかでこの作品が生きてくる可能性は充分アリ。

 

じゃあ次は・・という話になると

 

▽彩瀬まる「くちなし」(文芸春秋)

▽澤田瞳子「火定(かじょう)」(PHP研究所)

▽藤崎彩織「ふたご」(文芸春秋)

 

門井さんを除く、3作品について多少話し合われることになるでありましょう。

ただ、おそらく1回の投票で門井さんの作品に決まると思うのね〜。

私のように彩瀬さんの独特な作風や今後の活躍について触れる人がいたり、澤田さんの「火定」の勢いと力強さに賛辞を与える人がいるにはいるであろうが、じゃあ直木賞として投票するのか、と言えば多分、否、でありましょう。

 

▽門井慶喜「銀河鉄道の父」(講談社)

 

結局、門井さんの作品で決まりだよね、という感じで落ち着くんじゃないかなあ。

 

しかしここ最近は、とんでもない作品、というのがノミネートされなくなったなあ。

ありがたいことではあるが、罵詈雑言吐けないのもつらいわあ・・笑

 

キラ星のごとく私の眼前に登場した彩瀬まるさんの今後に期待しつつ、以下、私の順位の発表と各作品の簡単な総評を行っていく。

 

 

1位 門井慶喜「銀河鉄道の父」(講談社)

 

銀河鉄道の父 銀河鉄道の父
 
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銀河鉄道と言ったら999・・じゃなくて〜、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」である。

というわけで、この作品は宮沢賢治の父親に焦点を当てた作品である。

宮沢賢治といったらどんなイメージがあるか。

私の中の宮沢賢治は、クラムボンが笑ったよ〜・・ってナンジャコレ、であり、2匹の忠犬がかわいすぎる注文の多い料理店(※)を書いた人、である。

 ※本来はそういう話ではない。

 

また、どこぞの番組でマツコが

「宮沢賢治ってピュアすぎて、まぶしくて、私みたいなヨゴレが読んじゃいけない」

とかなんとか言っていて、確かに、まっすぐすぎる人、愚直に生きた人、みたいなイメージもある。アメニモマケズ〜・・不器用ですから・・(高倉健風に)

 

しかーし!この作品ではそんな宮沢賢治は一切登場しない。

門井さんからは、そんな世の中に定着しつつある宮沢賢治像を壊したかった、とかそういう意気込みは全く感じないが、結果、とっても宮沢賢治が身近に感じたね〜。

というか、結構クズやろうです笑

作家の中でキングオブクズを挙げろと言ったら真っ先に挙がるのは、太宰治であろうが(注:あも調べによる)、この宮沢賢治くんもなかなかなものであります。

両者共通しているのは、お金持ちってところだろうか。

宮沢賢治も裕福な家に生まれたこともあり、金は湧いてくるとでも思っているのか、あらゆることに手を出しては失敗して、でも子どものために親がお金を出して当然でしょ、という態度。

・・・そんな賢治にお父ちゃん甘いからさ〜なんだかんだで出しちゃうんだ。

ぐぬぬぬ〜。イライラするぅぅぅぅぅ。

たくさんの息子・娘をもうけ、質屋という事業も安定させ、またここぞというときに方向転換させるなど、立派でやさしいお父ちゃんではあったが、賢治といい、妹のトシといい、自分より子どもに先立たれるというかなしい人生でもあった。

 

そんなお父さんの姿を終始温かい目で見守っていたのは、他の誰でもない、門井さんだと思う。

読者も親バカっぷり、時にはバカ親っぷりに、ヤキモキするところもたくさんあったが、それでも「父でありすぎる父」のお父ちゃんに嫌悪を全く抱かせなかったのは門井さんの手腕。

そして何より、愚鈍どころかちょっと小賢しい、という宮沢賢治の新しい姿を描き出せたのも門井さんが父を温かく描き、その「父」として温かい目で出来損ないの子どもたちを描いたからであろう。

宮沢賢治って正直、愚鈍でノロマのおじさん(裸の大将的な)って勝手なイメージがあったのだが、全然違っていて、むしろ小賢しくて憎たらしくて、また偉大な父に常に歯向かうプライドの高い人間で、ピュアでもなければ愚鈍でもない、生きることにもがいていた、ある意味普通の人間であった。

妹トシの最期のシーンなんて、私がお父ちゃんなら賢治をぶん殴るが、作家宮沢賢治としてはある意味正しかった。

門井さんはその人間像を持ち上げるでもなく、批判するでもなく(父の目で見たときに批判すべき点はあれども)、常に冷静であったことを私は評価したい。

入れ込み過ぎはよくねえ。自分を顧みて反省反省。

 

お父ちゃんは哀しい人ではあったが、子どもたちを愛する愛の人でもあった。

時代遅れの人間でなかったのが、ますます宮沢賢治に劣等感を感じさせる原因でもあったが、そのおかげで学校にも行けたし、好きなこともできた。これがジレンマ〜。

このビミョーな感じがいい!!!!

作品後半、賢司が亡くなり、お父ちゃんも隠居し息子(賢司の弟)に稼業を譲り、お父さんの孫が登場する時代に変わると、円卓でみんなで食べるシーンがとても印象的。

わかりやすい描写ではあるが、その素直な描写に私は好感が持てた。

今まで筆頭者がお誕生日席に座り、その左右縦に並んで、長男から座って・・という今までの食事風景だったのが、時代が代わりどこが上座下座というものがない円卓に好きなように座り、なんならおじいちゃんのお膝の上に座る孫もいる。

時代は変わったのだ。・・そして賢司のいるお空に旅立つのだ。

あ、でも賢司は改宗してるからお空でも会えないか・・妹トシはどこにいるかな、兄のとこかな。じゃあ、父も改宗しちゃおうかな・・

どこまで本当なのか、どこからフィクションなのかはわからない。

ただ、まさに「父でありすぎた父」を最後まで描ききった良作でありました!!

 

前回、多少気になった(前々回は特に気になった)文章のザックリ感は全くなくなり、かといって目が細か過ぎて息が詰まるでもなく、呼吸のしやすいとてもバランスのよい文体であったと思う。

そういったことも高ポイントであった!

この作品が直木賞で文句なしだと思います。

 

 

2位 彩瀬まる「くちなし」(文芸春秋)

 

くちなし くちなし
 
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あもちゃんを一目惚れさせた彩瀬さん、2位という輝かしい結果を修めた!!

あと1歩のところで、複数回候補経験者の門井さんに破れはしたが、その健闘は私の胸にしかと刻まれた。

この作家さんにこそ、本物の直木賞定番の名台詞がふさわしい。

「次の作品に期待したい」

である。

まるさん、ほかにどんな作品を書くんだろう。ちょっと・・どころかかなり次の作品に期待したい。

作品の内容についての詳しい説明はこちら→

 『あもる一人直木賞(第158回)選考会ー途中経過1ー

 『くちなし

 

 

3位 澤田瞳子「火定(かじょう)」(PHP研究所)

 

火定 火定
 
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2回目の候補にして見事(?)3位!!

前回初の候補作『若冲』ではイマイチだったが、今回の作品はよかったで〜。3位だけど。

1位2位の作品と比較して何が足りなかったか、とあえて考えてみると、人物に輝きが失われてしまっていったことだろうか。前半はドロドロした人間関係と鬱屈とした思いなどが写し取られていたが、後半はなんだか説明くさくなっちゃったような気がする。

だからといってけして悪い作品ではなかったし、平安時代の時代小説作品を読む経験がないので、そういう意味ではとてもいい作品であった。

 

作品の内容についての詳しい説明はこちら→

 『あもる一人直木賞(第158回)選考会ー途中経過2ー

 

 

4位 藤崎彩織「ふたご」(文芸春秋)

 

ふたご ふたご
 
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初めて書いた小説で直木賞ノミネート、一気に直木賞受賞!とまではいかなかったものの、小説としても立派に形になっていたし、よく描けていたと素直に感心した。

事実、最下位じゃないし・・立派な作家さんを差し置いての4位。これは誇れる順位ですぞ。

しかし結果4位になったのは何が悪かったのか、と言いますれば、まあこれが色々あるのだが、1つ挙げるとするならば、次の作品がどんな作品になるのか予想がつき、その作品に期待が持てないから、でありましょう。

 

作品の内容についての詳しい説明はこちら→

 『あもる一人直木賞(第158回)選考会ー途中経過2ー

 

 

5位 伊吹有喜「彼方(かなた)の友へ」(実業之日本社)

 

彼方の友へ 彼方の友へ
 
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ほんと色々と惜しい!!

話も面白いし、出てくる小物もステキだし、文章も作品もポップに仕上げてあって読みやすいし、最後までこの調子でいけば上位を狙えたのだと思うが、いかんせんなんだか後半グッダグダになってしまったのがとにかく惜しかった。

最大の戦犯は主人公。

主人公のハッちゃんが全然かわいくなかったのがマイナスポイント。

また、登場させたものの扱いがビミョーになり、そのまま消えて行ってしまった人も多し。

人間関係なんてそんなもんではあるが、もう少しなんとかならんかったか。。。。

 

ただ長所も多く、上記でも述べたが方法によっては朝ドラとかなんかに生きる気がする。

このまま捨て置くにはさすがにもったいない作品・・・

 

作品の内容についての詳しい説明はこちら→

 『あもる一人直木賞(第158回)選考会ー途中経過1ー
◇◆

今回はなんの障害(父母の来訪、どっかにお出かけ・・という自業自得)もなく、順調に全作品を読了した。

そして驚きなのは何の迷いもなく、直木賞受賞作品を決めることができたことである。

あらあら、これはいよいよ、久々、とうとう、当たっちゃうんじゃないのー><

(と毎回言っている気がする。)

素敵な初めましての作家さん(彩瀬まるさん)にも出会えたし、たとえ万が一外したとしても、収穫のある選考会と言えると思う(あ、言い訳・・)。


さあさ、お立ち会い!
16日の夜、門井さんが登場いたします〜!

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平成30年1月6日(土)、『藝大130周年記念音楽祭 邦楽 百花繚乱』(in 東京藝術大学奏楽堂)を聴きに行く。

 

新年を迎えてめでたい話はなかろうか、というわけで、日々孫の育児に励んでいる母を誘って「邦楽演奏会」を聴きに行くことにした。

 

前日、母はダッコマン(甥っ子)を寝ている時の会話。

 

母「明日はバァバはあもおばちゃんとおでかけしてご飯食べて帰ってくるからね〜」

甥「僕も一緒に行く?」

母「ダッコマンは明日はスイミングだから。」

甥「そっかー。汗おじちゃんは?」

母「汗おじちゃんは仕事よ。」←ほんとは違うけどテキトー

 

私と汗おじちゃんはセット、ということはわかっているらしい笑

 

そんなわけでダッコマンはスイミングへ、そして一人で母は日比谷にやってきました。

いやはや一人で電車で来ていただけるとこちらも助かる。

迎えに行くとかめんどくさいもん・・。

 

藝大は上野にあるのだが、なぜ日比谷待ち合わせかと申しますれば・・

 

帝国ホテルに到着〜。

 

母が以前初めて食べた際、その美味しさに感動して、

久しぶりにまた食べに行きたいわ〜

と言っていた帝国ホテルのパンケーキを食べにきたのだ!

 →『明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会

 

私&母「やっぱり焼き色がきれい!」

母「どうやって焼いとるんじゃろうなあ・・」

私「しかもまんまるじゃん?匠の技だよね〜」

 

たこ焼き機みたいなのがあるのかしら・・

調理場にはまんまるのフライパンみたいなのが並んでいて、次々焼いて行き、くるくるひっくり返して行く、みたいな感じ?

 

ホイップバターを乗せるとさらにおいしさ感が出た!

・・なんかお腹空いてきた・・

 

ホイップバターを溶かしながらパンケーキを切り、ポイポイ口に運ぶ私たち。

おいしい珈琲をおかわりしながら、母の得意技「全方位愚痴」キャノン砲を浴びる私。

そうかいそうかい、とひたすら聴く私。

まさに拝聴。

まるでありがたい教えを聞いているような態度の私でした〜。

 

2時間ほどかけてゆっくり食べ、母はもちろん私も久々のんびりした食事をとることができてよかった。

 

そして上野へ移動。

 

母「藝大って上野にあるんじゃなあ。」

私「ああ、それね。昨日汗かき夫も同じこと言ってたわ。岡山から出てきたお母さんが言うならともかく、東京出身の汗かき夫が『芸大って上野にあるって初めて知った』って言うからひっくり返りそうになったわ〜。この私でも知ってるのに!そこらへんの芸大じゃないよ。芸大としては日本一の難関大学だよ!日本最高峰の芸大の場所くらい知っとけや。って思ったねえ。」

 

とはいえ、興味なければ学力日本最高峰の東大だってどこにあるか知らない人もいるかもしれない・・いないか・・?

 

パンダのシャンシャンに湧く上野公園を通過し、ようやく芸大に到着しました。

こんなとこ、こういう機会でもない限り来ないもんね。

 

天気はいいが寒い。

コートの下にウルトラダウンを着込む&お腹にカイロを貼る、という万全の態勢!

演奏会が思った以上に長く、終わるころには外はもう真っ暗。

暖かくして来て正解であった。

 

◇◆

 

 

チケットをよく見てなかったのだが、はいってみればなんと前から数列目のど真ん中!

 

私&母「めっちゃいい席じゃん!」

 

音楽鑑賞的にはもう少し後ろのほうがいいのだが、後半は能とかあるし、前半も雅楽があったりするので、前で楽器や舞人をじっくり眺めたかったから、もう大正解!

こりゃー春から縁起がいいや。

 

邦楽演奏会なんて誰が聴きにくるんや・・と思っていたが、開演してみればぎゅうぎゅうの満員御礼状態であった。

西洋音楽は西洋音楽でもいいところもあるし、邦楽は邦楽でステキなところがたくさん。

愛好家がいることはすばらしいね。。と思っているところに開演時間がやってきた!

 

 

▊第一部

「正札附」
【立    方】花柳輔太朗 花柳寿美
【   唄    】東音西垣和彦 東音味見純 東音小澤拓也 杵屋勝英治 杵屋巳津二朗
【三味線】杵屋五三郎 東音小島直文 東音塚原勝利  杵屋五助
【囃    子】福原徹彦 望月庸子 藤舎円秀 福原百之助 慮 慶順 梅屋喜三郎   
        正田温子 住田福十郎  望月左太晃郎
【後    見】藤間豊彦


「松竹梅」
【    箏    】山勢松韻(日本藝術院会員・人間国宝) 萩岡松韻 深海さとみ 岸辺美千賀

     福永千恵子 鈴木厚一 三古谷裕 山岸妃貞子
【三 絃】富山清琴(人間国宝)  上條妙子 村田章子 帯名久仁子 平野裕子
【尺 八】竹村皓盟 青木彰時 野村峰山 藤原道山


「平調音取・越殿楽」
三浦元則 八槻純子 高多祥司 増田千斐 大西貴子 袴田志保 多田奏大 纐纈拓也


「晴天の鶴」
【    唄    】東音宮田哲男(日本藝術院会員·人間国宝) 東音味見純 杵屋秀子
【三味線】東音味見亨(名誉教授) 東音小島直文 東音新井康子
【    箏    】萩岡松韻 深海さとみ

 

▊第二部

(観世流) 素謡「神歌」 野村四郎(人間国宝) 関根知孝

(宝生流) 仕舞「高砂」 武田孝史

(観世流) 仕舞「羽衣」 関根知孝

(観・宝)  半能「石橋」     白獅子 観世清和(観世流宗家)   
                                        赤獅子    宝生和英(宝生流宗家)
                  (ワ キ)  宝生欣哉   (  笛  ) 一噌庸二 
                  (小鼓)   曾和正博   (大鼓)    柿原崇志      
                  (太鼓)   観世元伯

(観世流)  岡久廣 浅見重好 藤波重彦 清水義也 坂口貴信  金子聡哉
(宝生流)  朝倉俊樹 小倉健太郎 水上優 金森良充 田崎甫 辰巳和磨 木谷哲也  

 
 
幕が上がる前、幕の向こうから琴の調子を確認する音が聞こえてきた。
 
私「(ヒソヒソ)調子の合わせ方はどこも一緒なのね」←当然か
母「(ヒソヒソ)私は5からとってたけど」
私「(ヒソヒソ)幕の向こうの人も5から合わせてたね」
 
そして幕が上がった。
 
いやー、邦楽なんて滅多に聞かないから、感想がど素人で申し訳ないがとてもよかったです。
「平調音取・越殿楽」(雅楽)なんてこんな機会でもない限り、生で聴くことなんてないもんね。
雅楽なんて日常で耳にすることはほとんどないが、この「越殿楽」だけはさすがに知っていた。
というか、雅楽で知ってる曲ってこれしかない笑
見たことのない楽器がたくさんあって、どういうしくみで鳴っているのか全くわからない楽器まであった。
篳篥、龍笛、笙・・などなどがあったが、そもそもどれがどれなのかもわからない・・。
 
大発見だったのは、雅楽の「箏」は今の「箏」と全く違うものであること!
形は同じだが弾き方が全く違う〜。
爪も違うし、現代の箏みたいにじゃらじゃら鳴らさず、ボヨンボヨンと糸を弾く感じ。
母はさすがにそれは知ってたらしい。
 
光源氏や紫の上もこういう「箏」を弾いてたのかなあ・・
そう思うと、勝手に想像していた
源氏物語の箏の演奏場面といえば、やはり「若菜」巻の女性4人の演奏でありましょう。
女子十二楽坊並みの華やかさ。勝手な想像だけど。
 
筝(そう)の琴は明石女御、琵琶を明石御方、紫の上には和琴、そして女三の宮が琴の琴で・・
 
もはや琴の種類が多過ぎてどれがどれだか・・琵琶しかわからん。
全くわからないから、
現代のように、琴も琵琶もじゃんじゃんかき鳴らして、それはそれは華やかな演奏会だった
と勝手に脳内で造り上げておりました・・
でも雅楽の感じだとしたら、華やかというよりむしろ、厳かだったのかも。
 
wikiで紫の上の和琴について調べてみたら・・
和琴(わごん)は、雅楽国風歌舞でもちいられる日本固有の弦楽器で、日本最古の楽器大和琴(やまとごと)、東琴(あずまごと)とも。現在日本でよく知られるは大陸からの渡来楽器が基となっており、和琴とは起源や系統が異なる。 なお、和琴の起源は神代紀の「天沼琴」(あめのぬごと)である。「天石窟(あめのいわや)前で天香弓六張をならべ弦を叩いて音を調べた」とある
とのことであった。
やっぱり私の知ってる箏とは違った〜。
今度、あさきゆめみしの絵をじっくり見てみよう。
 
さて話はだいぶそれたが、演奏会の感想に戻ります。
 
1部は最後の「晴天の鶴」が一番私の耳に心地よく響いた。
おそらく一番現代に近い(明治初期のもの。そして箏のパートは昭和に作られた)時代の曲だからに違いない。
箏の萩岡松韻(山田流)さんの箏の音が本当に優しくて柔らかで、気持ちが穏やかになった。
今まで男性の箏の演奏家ってあまり見なかったし、勝手な思い込みでものすごく激しい音を出すんじゃないか、と思っていたのだが、むしろ一緒に弾いていた女性の深海さん(生田流)のほうがギンギンの音を出しておりました。
 
私&母「萩岡松韻さん、いい音出してたね〜。聞いてるこっちが優しくなれる感じ。」
 
そして休憩後は第二部、能やお仕舞であった。
やはり最後の「石橋(しゃっきょう)」が華やかでよかったです〜。
 
赤獅子を演じていたのは白獅子に比べて若い方だと思われるのだが、動きが俊敏で力強く、そして舞台上からあの面で睨まれて、ひぇ〜〜〜〜と震え上がりました。
白獅子が舞台上の箱から出てきたときは、そこから出てくるんかーい!
と思いました笑
(赤獅子は舞台袖から普通に出てきたもんで・・。うっかり舞台真ん中にある不自然な箱の存在を忘れ、油断した。)
 
赤獅子&白獅子だけじゃなく、演奏もよかったし、一年とてもいいことがありそうな気持ちになれた。
 
私&母「おめでたい気持ちにもなれたし、ほんとにいい演奏だったね〜」
私「とってもいい気分だよ。これで気持ちよく仕事も辞められそうだよ〜」
母「あら、辞めるの?」
私「意気込みだけはね!!!!」
母「まあ、無事に辞められるといいねえ・・」
私「・・」
 
わたし、辞めるときはいつだって急に思い立つので、明日にでも辞めるかもしれん!!!!!
 
帰りは上野駅前のビルにある上野精養軒にてご飯を食べて帰りました〜。
 
あ、どうでもいいことだが、今回の演奏会で使われていた藝大の「奏楽堂」だが、びっくりするほどトイレの数が多くて、感心した。
休憩中、母と2人でトイレに並んだのだが、並んだ時は長蛇の列。
これ、休憩時間内にトイレにたどりつけるのかしら・・
と不安だった。
しかしどんどん前に進み、あっという間にトイレに辿り着くとその理由が判明。
めっちゃトイレの数が多かったからだ!!!!
トイレの数が多い(特に女性用)、というのはすばらしいことだと思います。
 
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くちなし くちなし
 
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(あらすじ)※Amazonより

別れた愛人の左腕と暮らす。運命の相手の身体には、自分にだけ見える花が咲く。獣になった女は、愛する者を頭から食らう。繊細に紡がれる、七編の傑作短編集。

 

◇◆

※ちょっこし内容に触れていたりもします。

 

第158回直木賞候補作である。

(2018年1月16日以降、第158回直木賞受賞作、と訂正できるといいなあ・・・)

 

今作品で初めてお目にかかった作家さんなのだが、いやー、正直うなった。そして最後に泣きそうになったね。

外出先だったから泣かなかったが。 →参考記事『大学生の夫に会いに。

 

こういう作品を書く作家さんが久々出てきたか・・と感慨深くなった。

日本の作家さんであり、当然描かれた世界は日本の風景ではあるのだが、どこにも属さない、無国籍な空気を感じさせる作品である。


7編の短編で構成されている作品はどの作品も色っぽく艶めいていて、どの作品からも色香漂う。それでいてけして下品ではなく極めてエレガント。

7編のうち2編がわりとリアル世界の話なのだが、残り5編はまるで普通にあることのように超常現象を語る。要するに不思議系(ファンタジー)小説。

このリアル系小説2編もよかったのだが、とにかくこの不思議系小説5編の巧みさについて私は語りたくて仕方ない!!!

 

最初の「くちなし」という話では、不倫カップル(既婚男と独身女)が別れ話をするところから始まる。

既婚男が、妻がね・・と言い出し、要するに独身女は既婚男から別れ話を切り出される、そんなふっつーーーーーの話から始まる。

 

ほうほう。なるほど。

文章がシンプルであるにも関わらず大変美しいですな。

 

という印象をもって読み進める私。

 

10年も不倫を続けてきて、別れるのだから何か贈り物を・・という既婚男に対し、何も要らない、と答える独身女。

 

10年も!!バッカじゃないの!?

 

とか、そんなゴシップな感想はとりあえず潜めつつ、さらに読み進めると、そうは言っても10年もつきあったんだからどうしても何かをあげたい、と言う既婚男に独身女が、じゃあ・・と欲しいものを口にする。

 

「じゃあ、腕がいい」

 

は?

何の話?

 

と混乱する私。

 

そんな混乱する私を放置して話は一方的に進む。

腕が欲しい、と言われた男は

 

「いいよ。」

 

驚くでもなく、あっさりOK。

 

・・あ!多分この不倫既婚男は義手なんだわ。それでこの女は腕が欲しいって言ってるんだわ。

 

と無理矢理描かれた状況を飲み込んで読み進める私。

 

と思ってたら、全然違った!!!!!!!

 

 

昨日空を飛んでたら、向こうから飛んで来た神様と接触しそうになったよ〜

という夢みたいな話と、

今日の晩ご飯はカレーだよ、

的な日々の話を同一レベルで語り、読者が読み進めていくうちに普通に理解できる、この現実と幻想が見事に融け合った世界に私は賛辞を送りたい。

他の作品を私は知らないので何とも言えないのだが、きっと相当考えられて作られたものにちがいない、とは思うのだが、それをこの彩瀬まるさんはわりとふっつーにやっているような気がする。

そういう世界観を普通に持っていて、普通に表現できちゃう人っていると思う。

努力していないとかそういうことではなくて、書こうと思って簡単に書けるファンタジー作品ではないのだ。

 

また文章も一級品で、どこから読んでも大変美しく、大変繊細。

まるで繊細な刺繍糸で1針1針刺しているような、とても繊細な作品に仕上がっているにも関わらず、とてもたおやかなのである。

また、不思議系小説5編がとくにそうなのだが、どの作品もうっすら靄がかかっているような感覚がある。手を差し出せば届きそうなのに、けして触れることができない、そんな向こう岸の世界。

ああ、そうだ。

リアル小説も含めて全体的にこの「くちなし」は、あちら側、つまりあの世の空気を纏っているのだ。

なんとなく小川洋子的な世界観なのだが、直木賞候補なんだよなあ。芥川賞でもよかったのでは・・?

 

最後に、この7編の作品の配置が絶妙であったことに触れたい。

「くちなし」で不思議系小説のジャブ、所々にリアル小説を入れたり、不思議を入れたりして、最後に「山の同窓会」という、それこそ「死と生」が目の前で繰り広げられる不思議な世界、を読者に提示して終えている。

 

ちなみにこの「山の同窓会」はファンタジー小説としてこの7編の中では難易度高し。だからこそ最後に置いてこそ価値が出る。

私は「山の同窓会」が一番好きだった。それを言い出すと他の作品も好きなんだけど。ああ〜どの作品もとにかく好きだった〜。

 

見事な「遠ざかるほど、愛に近づく」世界であった。

帯の「遠ざかるほど、愛に近づく」は本当に秀逸。この7編の小説に通ずるテーマであった。

ぜひ「帯」の台詞も味わい尽くしてほしい。

 

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2017年最後の大晦日、母のお手製おせちを強奪するため、そのついでに年の瀬のご挨拶のため、汗かき夫(おせち運搬要員)とともに、妹の家を訪れた。

 

駅に到着するとダッコマン(甥っ子)と妹が迎えにきてくれた。

 

私&汗「ダッコマン、こんにちは〜」

甥「こんにちは〜。あ!あもおばちゃん、今日は何持ってきた?」

私「今日は大きなケーキを持ってきたよ〜。」

甥「ケ・・ケーキ!!!ウププ(・∀・)♪」

私&汗「嬉しそう・・・」

 

妹の家に着きますれば、早速部屋の隅に隠れるモチコ(姪っ子)を発見(笑)

・・・一体いつになったら覚えてくれる&慣れてくれるんだー!?

 

saryaんとこの娘をちったあ見習ってくれ。

 →参考記事『2017ボジョレーヌーボーを飲まない会

 

義弟にダッコされて隅から出てきたモチコ、なぜか目を瞑っている。

なんと「寝たフリ」という高度なテクニックを繰り出してきたのだ!!!

そんなに目を合わせたくないんかー!!

人見知りにもほどがある・・・ここまで来ると逆に感心するわい。

(そして寝たフリから本当に寝てしまった・・)

 

そんな寝たフリモチコは置いといて、手でも洗おうと洗面所に行くと、私にくっついていたダッコマン、急に思いついたんでしょうな、とあるフレーズを口にした。

 

甥「オッケーグーグル、電気をつけて。」

私「アハハ、なにそれ(大爆笑)!あっちにいる汗おじちゃんにもう一度言ってごらん。」

甥「うん」

 

テッテケテー ←タラちゃんの走る音で。

 

甥「汗おじちゃ〜ん。オッケーグーグル、電気をつけて。」

汗「ゲラゲラ(爆笑)。ダッコマンすごいなあ。」

 

オッケーグーグルと言ったら何が起こるのかはわかっていないようだが、とにかくこのフレーズが気に入ったらしい。

かわいいダッコマンの声でグーグルに指示するサマが、私と汗かき夫のツボにどんぴしゃなのであった。

 

年明けにその話をボスにしますれば、ボスのお孫さんも

「オッケーグーグル」

と時々口にするらしい。

家族の誰もそんなこと言わないのに、ダッコマンもお孫さんもきっとCMのフレーズがただただ気に入って口にしているのだ。

 

CMのキャッチコピーの目指すとこってそこなんだろうなあ。

オッケーグーグル、さすがグーグル。

 

ブログ友の風香さんから

「よかったら、鉄オタのダッコマンにどうぞ~」

と電車のカレンダーをもらったので、ダッコマンに渡しますれば満面の笑みで受け取った!

 

私「ダッコマン、これあもおばちゃんのお友達からプレゼントだよ♪」

甥「これ僕の!?これ僕の!?」

私「そうよ〜。ダッコマンのカレンダーだよ。」

甥「僕のカレンダー、壁に飾る〜。」

 

中身よりカレンダーという大人のアイテムを入手したことに喜びを見いだした模様。

風香さんありがとう!

 

甥「汗おじちゃん~」

汗「なんだ~い」

 

覗き合う二人。

早速「僕の大事なカレンダー」が正しく使われていない(笑)

 

そして昼食。

私たちが買って行った惣菜やら、母らが用意したお寿司やらお吸い物をいただく。

2017年最後の親戚一同そろっての昼食。

 

ぶきっちょダッコマン、なんとか食べる姿がサマにはなってきた。

が、まだまだ頑張る余地アリ。

がんばれ、ダッコマン!

 

甥「あもおばちゃん、お外に遊びに行く?」

私「そうね。おやつの時間まで公園で遊ぼうか。汗おじちゃんも一緒に。」

汗「おお、行くか。」

甥「行くー!」

妹「もし起きたらモッちゃんも連れて行って。」

私「いやいや、寝たフリモチコを連れて行くなんて絶対ムリでしょ。」

母「この2人じゃモッちゃんはムリやで。」

私「そんなに連れて行きたいなら、うーちゃんも来なよ。」

妹「いやだ。あ、私、洗い物があるから。」

私「じー・・(¬_¬)」

妹「義弟くんが連れて行ったらいいよ。」

義弟「いやだ、寒い。」

 

甥「あもおばちゃん、モッちゃんは置いて行くもんね〜。」

私「ね〜」←つい釣られた(笑)

妹「そんな意地悪な言い方しないでよ!」

 

甥&私「しゅん・・」

 

怒られた〜。

 

そんなわけで寝ているモチコは置いて行き、私と汗かき夫とダッコマンの3人で公園に行くことにした。

 

その前に、あ!と急にダッコマンが整理箱をモゾモゾ探り出した。

 

甥「・・・!!!!(どやぁ)」

私「わあ!なにそれー!!!ダッコマン、ちょっと見せて〜。かっこいい時計〜!!よく似合ってるじゃーーーーん!!!!!!」

 

クリスマス会でサンタさん(近所のオジサン笑)におもちゃの時計をプレゼントされたらしいのだが、それをいたくダッコマンが気に入り、幼稚園にまでつけていこうとするほどだったらしい。

妹が

「幼稚園はダメだけど、お正月にパパジィジの家に行くときにつけたらいいよ」

と言いますれば

「パパじぃじ・・かっこいいって言ってくれるかなあ。」

と期待半分/心配半分で言っていたらしい。

なにそれ、萌える。きゅ〜ん。

 

そんなわけで妹から

「もし年末まで気に入っていて、時計をつけていたら褒めてあげてください」

と事前に聞いていた私。

甥っ子がどんびきするほど、大げさにほめあげておきました!

 

そして外に出て待っていた汗かき夫にも時計を見せに行くダッコマン!

フフフ、あもちゃんぬかりなし。

事前に汗かき夫にも言っておいたので汗かき夫も当然褒める。

 

汗「お、ダッコマン、かっこいい時計つけてるなあ。」

甥「ンフフ!」

 

男に褒められた方が嬉しいのか?

それとも私の演技がダイコンだったのか?

 

 

ストライダーでゴー!!!

 

汗「公園の場所がわかんないんだけど。」

私「ダッコマンについていけば大丈夫だよ。」

 

あっという間に着きました〜。

 

私「大晦日だけあって誰もいないね・・」

汗「めっちゃ寒いしね・・」

 

子どもは風の子、元気な子。

寒かろうが大晦日だろうが関係なし!

ブランコに乗って遊んだり。

 

かくれんぼをしたり。

 

半年前はかくれんぼのルールがさっぱりわかっていないダッコマンだったが、

 →参考記事『私が2人の伯母さんになっても。その53。

今はルールもばっちり、ストライダーに乗って私や汗かき夫を探しに来た笑

(それでもまだ1人で隠れるのは不安らしく、すぐ出てくる笑)

 

3人でキャーキャーかくれんぼして遊んでいると、モチコが三輪車に乗って(妹が渋々押してやってきた笑)やってきた。

 

甥「・・・モッちゃん、来ないで!!!!」

妹「一緒に遊んであげてよー」

私「モッちゃん、遊びましょ。」

 

姪「・・・」

 

出た!寝たフリ作戦!!!

何しに来たんや笑

 

と思ったら、大粒の雨が落ちてきた。

 

私&妹「ちょっとこれ、本降りになりそう。」

汗「とりあえず帰ろうか。」

 

もう一度言おう!

モチコ、何しに来たんや!

来たと思ったらすぐ帰ることに〜。

 

なんだかんだで仲良く帰る2人。

 

モチコとメルちゃんで遊んであげるダッコマン、と遊ぶ私。←ダッコマンを介す笑

少しずつモチコ、私に慣れてきた模様(但し、義弟の膝上に限る)。

 

しかし見慣れない汗かき夫には・・・

 

姪「ぐいーーーーーん!!!!!!(近寄るんじゃないでちゅよ!)」

 

首が折れるんじゃないかってくらい、首を反らしておりました。

 

汗「ヒドイ・・笑」

 

ま、泣かれないだけマシじゃないかと・・・?

 

ようやく私には慣れました〜。

私の背中でモチコピース(あの形がモチコ的には正解)!!

 

母「おやつだよー!!」

皆「わーーーい!!!」

 

安定の高野のホールケーキ!!!

 

甥「ケーキ!!!」

 

ダッコマン、目を輝かせる!!

 

今か今かと待つダッコマン。

そしてその後ろで光る二つの瞳・・

 

姪「ペロリ」

 

楽しみにしているところ悪いのだが、お前さんはまだ食べられないぞ(笑)

 

私がケーキを切っているのを、ひたすら見つめるダッコマン。

の後ろで見つめるモチコ。

 

ホントに期待しているところ申し訳ないのだが、モチコは食べられないのよー。

 

ダッコマンの好きなフー!が出来るように、高野の人にロウソクを少し入れておいてもらいました。

 

甥「フーーーーーー!!!!!^ー^」

 

嬉しそうで何よりじゃ。

それじゃ、みんなでいただきます!

 

父「このケーキ、うまいな。」

母「やっぱり高野のケーキだから美味しいのね。」

 

高野のケーキ、相変わらずの大絶賛(特にジジババ)であった。

高野には宣伝費をもらってもいいんじゃないかってくらい、ブログに登場しているぞい!!

 

私「あら、雨が止んだっぽい」

甥「公園に遊びに行こ!」

私「公園まで行くとまた雨が降ると帰ってこないといけないから〜」

妹「家の前で遊べばいいじゃん〜」※家の前はどんづまりで、ほぼ私道。

私「じゃ、家の前であそぼっか。」

甥「うん!!」

妹「モチコも連れてって。」

私「だからー今日は私じゃムリだって。うーちゃんがくればいいでしょ。」

妹「あ、私は洗い物があるから!」

私「じー・・(¬д¬。)また? 」

妹「じゃ、義弟くんが遊んでくれるって。」

義弟「寒いからやだ!!」

妹「ジロリ」

 

義弟くんが遊びに出てくれましたー笑

かかあ天下〜。

 

モチコ(+義弟)、ダッコマン、私

 

の3人でしばらく競争をしていたのだが、ダッコマン、ずっと優勝!

 

甥「僕、速いのー!今度も優勝するんだーーー!!!!」

義弟「どうかな〜?今度は勝てるかな〜!?」

 

あ!そういや、saryaも娘ちゃんとの競争で時々勝つことで、負けることもあるんだよってことを教えてた!!

 →参考記事『2017ボジョレーヌーボーを飲まない会

 

ということを思いだしてからの〜

 

よーい、どん!!!!!

 

ダッシュする私。

ダッシュして三輪車を押す義弟。

ぎょえーーーー!!!!と追いかけてくるダッコマン!!

 

1位はモチコ(+義弟)、2位は私、そして残念ながら3位はダッコマン。

 

甥「僕は何位だった!!!!」

 

いやいやどう見てもビリ笑

 

私「今回は3位だったね。」

甥「いやだ!!!」

義弟「いやだ、じゃなくて、3位なの。」

私「たまにはモッちゃんに優勝させてあげたら?モッちゃんもうれしいよきっと。」

甥「モッちゃんは3がよかったの!!!僕が1がよかったの!!!!」

 

私&義弟&汗「・・・(器がちいせぇ笑)」

 

おっとりさんのくせに、妙なところで負けず嫌いということが判明!!

死ぬ程イヤだった3になってしまい、モチコにだけは負けてなるものか、と異様な闘志を燃やしたダッコマンは学習した!!!

 

甥「もう一回!!!」

姪「もういっかい!!」←この人はこの人で楽しいらしい笑

 

よーーーい、どん!!!!

 

ぎゅいーーーーーん!!!!

 

義弟「あ、こら、危ない!!!」

 

なんとダッコマン、モチコの三輪車の前に割り込み、その前を走り出したのだ!!!

ザ・進路妨害!

お前は斜行の名人、デムーロか!!!

 ※これを言ってわかってくれたのは汗かき夫だけであった笑

 

私「ちょっとダッコマン!!!危ないでしょ!!!!まっすぐ走りなさい!!」

甥「優勝したよーーーー!!!!」

 

皆「はい、ダメです。失格です。ビリッケツです。3位です。」

甥「3はいやなのーーーーー!!!!!」

私「モチコの前を邪魔したら危ないし、そんなことをしたらダメなんだよ!」

甥「1がいいの!!!!!」

私「じゃあまっすぐ走りなさい!!!」

甥「いや!!!!!!」

 

器がちいせえええ!!!!

おちょこ並みにちいせえええええ!!!!

 

私「こりゃダメだわ。疲れたし家に入ろ。」

義弟「そうですね、僕も疲れた。」

甥「やだー!!!もう1回やるー」

姪「もういっかいー」←KY笑

 

汗「ダッコマンがちゃんとまっすぐ走らないからだぞ。モチコを邪魔するからだぞ。」

甥「ぐすぐす(嘘泣き)。モッちゃんを1位にさせてあげたかったの・・1位にさせてあげるから・・まっすぐ走る・・」

 

はい、うっそ〜。

さすがにダッコマンラブの私でも、嘘泣きは見破れる笑

1位を譲る譲らないはともかく、モチコにケガをさせるような行為だけは絶対イカン!!

 

というわけで、泣こうがわめこうがおしまいにしたのであった。

 

じゃ、そろそろ帰ろうか。

あ、その前に大事なことを忘れていたわ。

 

私「はい、おとしだま。」

姪「ありがと。」

 

私「はい、ダッコマンもお年玉。」

甥「ありがと。スイミングの帰りにお菓子買おうね、ママ!」

妹「そうしようね〜。」

 

お金の意味が少しわかってきたらしい。

ストライダーの反則行為を叱られたことは遠ざかり、お菓子楽しみ〜、とウホホなダッコマンであった。

・・・嫌なことを上手に忘れるところ、私にソックリじゃ。困ったもんや。

 

そして来年もどうぞよろしくね、と母に挨拶し、おせちを抱えたのであった。

運搬要員を連れて行っても重かった!!!

なにせ、お餅(岡山の親戚が杵と臼でついた、つきたての餅!)も持って帰ったもんですけえ・・

 

来年はダッコマンの器がおちょこから紙コップくらいにはなるといいねえ・・

と、汗かき夫と言い合いながら帰ったのであった。

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直木賞 ひねもすのたり のたりかな

 

そんなわけでなんだかんだでとうの昔に読了しているものの、一向に記事をアップしない私の今の心の状態を表現してみた。

 

結論を出してないわけではない!・・ではない・・わけでもない・・

まあ、結論も完全に出せているわけではないのだが、とにかくちょっとダラけ気味なのである。

ちょっとここらで気を引き締めて、途中経過を書いてみたい!

(結論を先延ばしにしているだけじゃないか、と言った人、ちょっと前に出てきなさい。・・そのとおりだっ!!!キリッ!)

 

これまでの様子はこちら・・

 

あもる一人直木賞(第158回)選考会ースタートー

あもる一人直木賞(第158回)選考会ー途中経過1ー

 

そんなわけで、あもる一人直木賞選考会途中経過2である。

(次の記事であもる一人直木賞が決定します!!・・)

 

※一部、内容に詳しく触れている部分があります。お気をつけあそばせ。

 

 

1位 
2位 彩瀬まる「くちなし」(文芸春秋)

3位 澤田瞳子「火定(かじょう)」(PHP研究所)
 

4位 藤崎彩織「ふたご」(文芸春秋)

 

5位 伊吹有喜「彼方(かなた)の友へ」(実業之日本社)


である。

 

あ〜れ〜〜〜。

夢にまで出てきた伊吹さんが5位になっちゃった〜〜〜〜〜〜〜。

 

というか、今回の直木賞の注目の的となったセカオワのサオリこと藤崎さんが善戦していることに注目していただきたい!!

とはいえ4位ではあるのだが、正直3位〜5位の作品はほぼ同率3位といっても過言ではない。

ええ、犬好きあもちゃん、単なる「まる」びいきです。

あ〜あ、魔のあもる推し(※)がでた。嫌な予感しかしませんなあ。

 

※魔のあもる推しとは、私に好かれた作家は直木賞受賞が遅れるという鈍い(ノロイ)のことである。

 

彩瀬まるさん、今回本物の直木賞受賞を逃すと直木賞受賞が確実に遅れます・・。好きになってごめんちゃい。

 

 

ふたご ふたご
 
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まずは藤崎彩織さん作品についてである。

いやー、これが本当に自分で初めて書いた小説だって言うんならすごいと思います。

よっぽど編集さんが優秀か、藤崎さんがこれしか書けない、というものがあったか、どっちともか。

とんでもないもの読まされるんじゃないか、と正直辟易してたのだが、いい意味で期待を裏切られた。

セカオワというバンド(?)を少しでも知っていたら、この小説が何を描いているのかすぐわかると思う。私程度の知識でもわかる。

これは藤崎彩織という人間の私小説、もっと言えば藤崎彩織がフカセ?とか言う人との人生を落とし込んだ作品である。

一言で言ってしまうと、主人公のナツコと月島の共依存の関係について描いた物語であり、その関係性を出会った中学の頃からセカオワというバンドがメジャーデビューする頃までを描いた物語である。

 

人の心にはあらゆる「核」みたいなものがあって、それが何に共鳴するか、それこそ個性で人それぞれだと思うのだが、この月島という少年はナツコという心の核を病的に掴んでぶん回す、はっきり言ってめんどくさいタイプである。

ナツコも振り回されてきて、正直疲れているのにそれでも月島から離れることができない、まさに共依存の関係性。そんな関係の2人の物語である。

 

色々なことに敏感で、繊細で、そんな思春期に2人は出会うが、交際に発展するでもなく、それでも一番大切なパートナーのような微妙な関係性。

そういう繊細な時期の心の「ゆらぎ」がこの作品ではよく書けていた。

思春期にそういう経験をしたことがある人とない人では受け止め方に差がでるのだろうか。

私はどちらかというと藤崎さんのような思春期を過ごした気がする。

(と言っても月島のように精神病院入院とかそんな病的な話ではなく、ただの恋愛の話として。)

藤崎さんはナツコと月島、つまり自分とフカセの関係を「ふたご」と表現し、タイトルにまでしたが、私がその時を思い返してみたり、この作品を思い返してみても、そんなステキなWordにならない気がする。

この2人の関係を正しく言い換えれば「癒着」だと思う。「癒着」じゃなければ「浸潤」でもいい。

要するに2人とも病気なのだ。大きな意味で。

(実際月島は精神病院に入院したし、ナツコはセカオワハウス的なものに入り浸って風呂にもロクに入らない生活をしていた。身なりの崩れは精神の崩れである。)

お互いがお互いの人生に縛って、その人生を犯し続けているのだと思う。

自分の精神が健康体であるためには、痛みを覚悟して、自分の細胞を持って行かれるレベルの痛みとベリベリと剥がされる鈍い音を聞く勇気をもって、お互いの存在から離れるしかないのだが、ナツコと月島はそうしなかった。

そしてお互いにからみついたまま、セカオワというバンドを成功させた。

・・ってセカオワの話をなぜするかと申しますれば、この作品、最後にあとがきがなぜかあって(単行本で作者のあとがきってあまり見ない)、あとがきも彼女の作品の一部、と考えた方がしっくりくる。そのあとがきにセカオワのことやフカセのことが書いてあり、月島=フカセ、とは言ってなかったが、もうそうとしか読めないんだって!


ちゃんと書けていると思って読んでいたのだが、思春期の2人の読者がイライラするやりとりに時間をしっかりかけたわりに、急にバンドを始めて、急に歌詞書き始めて、セカオワまで一気に到達して、あまりのスピードアップにえええええってなりました。

ま、全体を通して言えることは、この2人の関係性にイライラしっぱなし、ということである。月島はクズだし、そんなクズに振り回されるナツコもナツコ。

私がナツコならグーで一発月島を殴ってると思う。それくらいしても許される。

んもー!!!ええ加減にせえ!!

 

というか、月島はともかくナツコの母は自分の娘が月島という男性に雑に扱われていることについて、知ってて放置なんですがそれでいいんでしょうか・・

私がナツコのお母さんなら、

うちの娘になんちゅーことしてくれとんのや!!

と月島の家に怒鳴り込んじゃうよ・・

子どもに興味ない変わり者のお母さんなら理解もできるのだが、わりと普通の優しいお母さんなのだ。

 

あとは作品そのものに触れると、言葉選びにいちいち力入れすぎ、というのが少し気になった。

こだわりは当然あっていいのだが、緊張度が常に高く、意識高い系の言葉が並べられすぎて、与えられた方の読者は少々疲れるのではなかろうか・・。

そんなに人間って、星のようにきらめく心と流れる雲のように切ない心と・・とかそんな意識高く空なんて見てませんって。

空ってのは、ぼや〜・・・っと心がからっぽになって見るもんだ。

そういや大人になると空ってあまり見ないなあ、とふと気づかされたのは、この本を読んでよかったことではあった。

 

あとがきに書いてあったが、この作品で色々とカットされた箇所があるらしく、次はこういう部分をクローズアップして書きたい、とのこと。

・・うーん・・それ、私は読みたいかな・・

そう考えた時、どうしてもあもる一人直木賞はないな、と思うしかなかった。

本物の直木賞選考会での選評に「次の作品を見たい」というお決まりの台詞があるが、次の作品といってもまたセカオワの話でしょ?ってなっちゃうのね〜。

まあ、それを読みたい人もいるのだろうし、また違ったアプローチがあるのかもしれないが、果して藤崎さんにそれが出来るのか。

同じ私小説で、ひたすら自分をモデルとした貫太と同棲している秋恵との話を書いている西村賢太はそれで芥川賞を撮ったし、実際どの私小説作品も面白い。

アプローチは微妙に変えてはいるが、基本はほぼ同じ、だが文章のセンスはとびきりで、しかもよく練られている。ひたすらどストレートのいい球を読者に投げてくる。

 

藤崎さんにこの西村賢太レベルを求めて(求めるのも酷なのだが)、彼女はそれに応えてくれるだろうか。。とこの作品に問うた時、どうしても想像できなかったんす〜。

というわけで、4位です。

 

どうでもいいけどフカセはこの小説を読んでるんでしょうな・・

私がフカセなら、フカセモデルの月島のあまりにひどいクズっぷりに名誉毀損で訴えるレベル(笑)

サオリも別の男性と結婚して出産もしているようだが、なんというか色々と思うところはないんでしょうかね・・ま、よそさまのことなんでどうでもいいのだが。

 

 

引き続きまして、3位の澤田瞳子さんの登場です。

 

火定 火定
 
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前回の直木賞候補作『若冲』に比べて、随分成長したものだ・・と母のような気持ちになった。って澤田さん、私より3つ下のようなのですが笑

 

こんなに人って成長するのか、ってくらい成長著しく、この作品が直木賞獲ってもはっきり言っておかしくない。異論はない。あとは単なる好み、というだけ。

現在2位にいる彩瀬さんを推したい、ただそれだけで澤田さんを3位にしたが、この作品も本当にすばらしかった。

あらすじをざっくり言うと、平安時代の医療物語である。

平安時代の医師たちの日常のたわいない揉め事や政治的な話からなんとなく始まるのだが、そこへ天然痘というおそろしい病気が京都にはいってきたことで場面は一転、都を阿鼻叫喚の事態へと陥らせる、この天然痘のパンデミックに立ち向かう医者たちの奮闘ぶり、また都の阿鼻叫喚っぷりをじっくりと腰を据えて書き付けている。

そういう物語である。

人々を狂わせ、地獄に落とすこの「天然痘」という病気について思わず調べちゃったね。天然痘、おそろしや。

 ※現在は、研究施設等は別として、地球上からは消滅しているそうです〜。ホッ。

 

この小説のよかったところは、あまり馴染みのない平安時代についてじっくり書けているところである。よく知らなかった世界と時代だが、私なりに京都の町や医療施設について思い描くことができた。

ま、私の脳内に描いた世界が全体的に芥川龍之介の「羅生門」っぽくなっちゃったのは否めないが・・笑

 

 

病気を逆手にとってしたたかに生きる人もいれば、病気をひたすら怖れて人間世界から遠ざかる人、やみくもに宗教やなにやに飛びつく人、人生をはかなんで狂ってしまう人、そしてそんな人たちを必死に救おうとした人・・

姿の見えない恐怖に向き合わざるを得ない人間のあらゆる面を表現した作品であった。

 

子どもを押し込めるところは哀しかったけど、他にやりようはなかったのかしら・・と今でも疑問には思う。

病原菌を持っているかもしれない可能性がある子どもたちを、違う施設に隔離しておくだけ、ってことがそんなに難しいのかなあ・・

(作品内では全く言うことを聞かない遊びたい盛りの子どもたちを家にずっと居させることは不可能だから・・みたいな理由だったが・・)

病気になっている人たちを医療施設で治療して、可能性があるかも、レベルの子どもを蔵に押し込めて一緒に殺しちゃう・・ううーむ・・イマイチ納得が・・

でも子どもたちが亡くなった様子は凄惨過ぎて、よくこんなに描けたなあ・・と読みながら一人澤田さんの苦労を労った。

 

見えない病気“疫神(天然痘)”への恐怖にかられた人々が、怒りを誰にぶつけるべきか正常な判断ができないまま段々と暴徒と化していくさまは、恐怖でしかない。

病気について正しい知識がないからなあ・・とかそういう問題ではない。

今だって暴徒まではいかないにしろ、誤った情報で右往左往することは多々ある。

阪神淡路大震災の時だって、東日本大震災のときだって、情報が乱れ飛び、全然震災と関係ない地方の人まで電池を買い漁ったり、色々なものがなくなったり、そして泥棒が多発したり・・

この平安時代の様子と全然変わらないじゃないか。

そういう恐怖すらも私たちに見せてくれる作品となった。

 

こんなにほめあげているのに、なぜ3位かと申しますれば、

猪名部諸男という、もとは優秀な医者が他の医者の嫉妬のせいでワナに陥れられて、人生転落し、そこから悪者に変わるのだが、最後、やはり悪者になれない、というまでのストーリーがとても単純で〜・・いやいや水戸黄門的でいいんだけどさ。

そこはなんといいますか、もう少し悪者であってほしかったです・・

 

あとは主人公の蜂田名代という見習いが働く施薬院で、患者のために誠心誠意尽くす綱手というお医者様について、ちゃきちゃきした、細かいことは全く気にしない、とにかく患者ひとすじの優しいおじちゃん先生という感じで描かれていたのだが、後半、この名代が、急にこのおじちゃん先生について分析するシーンがある。

学歴コンプレックスを抱えている、的なことや

顔面コンプレックス(過去天然痘を患った)を抱えている、という感じのことを分析し、でもそれも人間、そういうこともあるよね。

みたいな。

・・・勝手に想像して、勝手に納得しちゃった。

なぜ、急にそれを入れた?

学歴コンプレックスとか、このおじちゃんちっとも抱えてないっぽいですけど?

っていうか今までそんな感じじゃなかったじゃーん。

突然、この綱手先生にも触れなくては・・という感じで思いついちゃったのかな・・?

 

という具合に後半、ちょっとムム?という箇所があったので、3位になりましたー。

 

とはいえ、本当に読み応えのある作品。

そして、外から帰ったら手洗いうがいは必ずしよう、と思ったね。

伝染病、マジこわい!!!!

インフルエンザ罹患経験2回のあもちゃん(1回は死にかける)、本当に気をつけようと思った〜。

 

 

銀河鉄道の父 銀河鉄道の父
 
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残すところ、この1作品。

果してこの作品、何位になるのでしょうか!!!!

 

次回はいよいよ、あもる一人直木賞選考会の結果はっぴょーーーーです!!!

お楽しみに〜。

 

※あれこれ熟考した挙句、今日発表した順位が変わるかもしれませんが、そこはあしからず〜。今の順位はあくまでも暫定順位なもんですけえ。

 

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平成28年12月某日、盆暮れ正月クリスマスにもひけをとらない恒例行事である

『ボジョレーヌーボーを飲まない会』が、今年も盛大に開催された(in saryaん家)。

過去記事はこちら・・・

→『2016ボジョレーヌーボーを飲まない会

→『2015ボジョレーヌーボーを飲まない会
→『2014ボジョレーヌーボーを飲まない単なるお茶会
→『2013ボジョレーヌーボーを飲まない会
→『2012ボジョレーヌーボーを飲まない会。
→『2011ボジョレーヌーボーを飲まない会。
→『死ぬまでに知ってよかった1のこと。(2010)

 

最初の頃は外での開催だったのだが、いつしかワイン(ボジョレーヌーボー以外)と場所(saryaん家)はsaryaが提供し、私がご飯とおやつを持って行く、という役割が定着していった。

 

saryaがいつもどおり車で迎えに来てくれたのだが、その車にsaryaの娘(通称:暴れるちゃん)が乗っていた。

 

私「こんにちは、暴れるちゃん。」

暴れるちゃん「こんにちは〜。」

 

モジモジ。

 

sarya「ちょっとクリーニング取りに行ってくるから、車内で待ってて。」

私「ちょっ。暴れるちゃんと2人になって大丈夫?泣かない?」

sarya「大丈夫大丈夫。」

 

私&暴れるちゃん「・・・・」

私「このコートかわいいね。あ、スカートとお揃いなんだね〜。」

暴れるちゃん「・・そうなの。このコートがね・・・」

 

と嬉しそうに本日のファッションについて語ってくれるではありませんか。

 

モチコ(姪っ子)よ・・この人なつっこさを1mgでも見習いたまえ・・・

 →最近の人見知りの様子『私が2人の伯母さんになっても。その61。〜風邪っぴきサンタがやってきた〜

 

 

ものすんごい笑顔とものすんごいお口で食べる!!

 

暴れるちゃん「あもちゃん、おいしいよ!!!」

 

齢3歳で大人に気が遣えるとはなんちゅうしっかりもの!!

というか〜

あもちゃんあもちゃん、ととびきりの笑顔でなついてくれるこの姿勢、モチコにも見習ってほしい・・・この後も、何度も思います・・・(遠い目)

 

◇◆

 

sarya「全部盛りつけたよ〜〜〜!」

私「わーい!早く食べよ〜。お腹すいた!さて私はどこに座ればいいかな。」

暴れるちゃん「ん〜。あもちゃんはココ!」

私「じゃあ、ソコに座るね。」

sarya「じゃ、鞄をちょっと移動させるよ。・・ひぇっ!重っっっっ!」

私「ごめんごめん、重いんだ。というのも・・」

sarya「あ、直木賞か。」

私「そそ。」

 

・・本物の直木賞以上に私の一人直木賞選考会が浸透してるんじゃないか、というくらい普通にsaryaの口から出てきたことに笑えた。

 →参考記事『あもる一人直木賞(第158回)選考会ースタートー』など・・

 

 

 

最初に飲んだワインは「グリュークリーク」とかいうベルギーのホットビール。

私、初めて飲んだのだが、ビールとホットワインの混合って感じの不思議なお酒。

 

sarya「鍋であっためてもいいし、レンジでもいいらしいんだけどどうしようか。」

私「レンジでチンでいいじゃん、鍋使うのめんどくさいでしょ。」

sarya「じゃ、そうしよー。」

 

なるべく洗い物は少ないに限る。

お互い主婦ですもの、そんなん当然のことであります。

 

私と暴れるちゃん「かんぱーい!!!」

 

私「あらま、このグリューなんとか美味しいね!!」

 

しかしその後の暴れるちゃんとの楽しいひとときで、すっかりこのワイン、そしてその後に飲んだワインの銘柄も全て忘れる(笑)

リブログ先のsaryaさんの記事に紹介されていたので、早速ポチった。

(早く届くといいなあ。・・と思ったら、今日届きましたー!)

 

saryaと暴れるちゃん「かんぱーい」

 

子どもって乾杯が好きよね〜。

ダッコマン(うちの甥っ子)ともよく乾杯をしております。

 

私「うわあ、暴れるちゃん、箸を使うのチョー上手〜。」

 

この写真では3点箸を使っていたが、普通の割り箸も難なく使っていて驚いた。

うちの超絶ぶきっちょダッコマン、フォークですらようやくもたもた使えるレベルなのに・・

 

私「しかもお野菜もちゃんと食べて、おりこうさんね〜」

暴れるちゃん「テヘヘ。あ!あもちゃん、食べたら何して遊ぶ?!自転車は!?」

私「じゃあ、お外で自転車して遊ぼうか?」

暴れるちゃん「うん!!!!」

 

3歳にして普通におしゃべり。

しかも子どもと話してる気が全然しないんですけど!

 

恐ろしい子・・・!(ガラスの仮面より)

 

◇◆

 

暴れるちゃんの言う自転車とはストライダーのことであった。

(玄関を出る際、暴れるちゃんのブーツを左右逆に履かせていた私・・

 この後気づいて、履かせ直した。なので左右逆の奇跡の1枚。←ものは言いよう)

 

最初はストライダーを押して歩く。

私「上手上手〜」

暴れるちゃん「上手〜」

 

競争だーーーー!!!

 

まさか外で遊ぶことになるとは思わなかったので、ヒールを履いてきてしまった。

あもちゃん、ぬかった。

 

saryaと私と暴れるちゃんで何度か競争。

私は基本的に甘やかしおばちゃんなので、負けてあげていたのだが、saryaがダッシュして時々1位に躍り出る笑

 

sarya「負けることもあるんだ、ってことを教えて上げるのだ。」

 

なるほど、なるほど。甘やかすだけじゃだめなのね。

フムフム勉強になりますφ( ̄^ ̄ )

 ←この勉強が年末ダッコマンに活かされる(?)、そんな話はまた後で・・

 

暴れるちゃん「今度はあもちゃん、ピアノして遊ぼ!!」

私「いいよー」

 

なんか大酒飲んだ後、急に走ったから酒が回ってきた・・汗

2人で連弾する(フリ)。

 

一流のピアニストのように、心を込めて弾く(フリ)暴れるちゃん。

音を聞かなければ完璧なピアニスト!!

しっかり指もアーチを描いて鍵盤に乗せる様子がサマになってて笑ってしまった。

 

暴れるちゃんが嫌がるオムツ替えの時、私がテキトーにピアノを弾きますれば、オムツ替えの終わった暴れるちゃんが横に立っていて

「上手上手ーーーー!!」

と拍手してくれるではありませんか。

おしゃべりも上手な上に、おべっかも上手(笑)。

 

※この時ベートーベンのピアノソナタテンペストを弾いたのだが、ちゃんとした練習をしなくなって早や20年超。あまりのド下手ぶりに自分で驚いた!!

暴れるちゃんもピアノを習っているようなので、私も再び習いに行こうかしら・・

と3歳児に闘志を燃やす、大人げないアラフォーおばさん。

 

ままごと遊びをしたり〜。

サマになっている包丁さばき。

基本的にこの子は器用なのかもしれん。

 

絵本も読みました。

 

暴れるちゃん「あもちゃん、読んで〜」

私「いいよー」

 

しまじろうが妹のはなちゃんが泣いている理由を探って行く、という内容だったのだが・・

 

私「お腹が空いているのかな?なんで泣いているんだろう・・?」

暴れるちゃん「あもちゃん・・」

私「なあに」

暴れるちゃん「おしっこだよ」※

私「は?」

 

と思ったら、最後に泣いている理由がおしっこと判明する絵本だった!!!

得意げに途中で答えを教えてくれる暴れるちゃんであった笑

 

※答えはおしっこじゃなかったかも。

 とにかく言いたいことは、暴れるちゃんが私に絵本を読んでくれ、と言ったそばからそのオチを親切に教えてくれる、というおもしろ風景。

 

 

sarya「おやつにしよー」

私&暴れるちゃん「わーいヾ(@°▽°@)ノ」

 ↑40もとうに越えたおばちゃんと3歳児が同じ反応・・

 

sarya「あもちゃんが買ってきてくれたんだよ〜」

暴れるちゃん「うわあああああ!!!!!」

 

手を口にあて、目を輝かせて嬉しさを表現!!

お前は北島マヤか!!

 

恐ろしい子・・・!(ガラスの仮面より) ←本日2回目

 

 

ケーキは安定の高野。

やっぱり高野のケーキはおいしいなあ。

 

暴れるちゃん「あもちゃん、カメラ貸して〜」

私「いいよ〜」

 

谷崎潤一郎ばりに足と脚を撮る、暴れるちゃんならぬあばれる紀信。

足の写真もあるのだが、モデルの足があまりに汚いので自主規制。

 

暴れるちゃん「あもちゃん、そのズボンかわいいね。」

私「ほんと?ありがとー」

 

一流の写真家並みにモデルを褒めあげる。

 

お父さんの背中ばりに広いあもちゃんの背中を撮る、どん欲なあばれる紀信。

 

モデルのおばちゃん、手がきったないんですが、どうしてもピントがドンピシャのこの写真をアップしたくて、しっわしわのきったない手ですんません。

でもピントといい、構図といい、全く無修正の写真!偶然とはいえすごすぎる。

 

しかし案外偶然じゃないのかも・・と思ったのが、それまではピンぼけ写真もあったのだが、これくらいからピントがドンピシャに合いはじめる。

 

ドキンちゃんとメロンパンナしゃんとしまじろうのなんかのキャラ。

ピントバッチリ。

 

そしていよいよ本日のあばれる紀信最高の一枚が登場!!

 

見よ!このアーティスティックな写真を!!!

全くの無修正です。

この才能・・・

 

恐ろしい子・・・!(ガラスの仮面より) ←本日3回目

 

 

その後、お気に入りのかぞえてんぐのDVDを一緒に見ようと誘われ、3人でテレビの前で鑑賞。

 

 

「かぞえてんぐ」を流し見ながら、saryaと私がおしゃべりしていると・・

 

暴れるちゃん「ママ!あもちゃん!ブイディーディー(かわいい言い間違い)をちゃんと見て!!」

 

こわーい笑

 

私「ごめんごめん笑」

sarya「いいじゃん、別に〜。あもちゃんは私の友達なんだよ。ぷんすこ。」

 

そしてお別れの時。

 

私「じゃそろそろ帰らねば。」

sarya「駅まで歩いて送るわ。」←見送りは歩き。飲酒運転になるからね。

暴れるちゃん「・・・やだ。もっと遊ぶ。」

sarya「あもちゃん、家に帰らなきゃ真っ暗になって帰れなくなるでしょ。」

暴れるちゃん「やだ、もっとぶいでぃーでぃー見る。やだ。帰らない。」

 

しくしく泣き出す暴れるちゃん。

 

か・・・かわえええ・・モチコ(姪っ子)も見習っ(略)

 

私「私を駅までお見送りしてくれる?」

暴れるちゃん「いいよ。最後にこのぶいでぃーでぃー見て帰る」

私「うふふ。じゃあ最後にこれを一緒に見て帰ろうかな。」

 

暴れるちゃんの中で気持ちの整理がついた模様。

最後の一枚をみんなで仲良く見て、駅まで仲良く歩いて帰ったのであった。

 

私&暴れるちゃん「バイバイ。またね。」

 

ちょっとかわいすぎるんですけどーーーーーー!!!!

帰りの電車、ワインと外を走った疲労でグースカ寝てしまい、直木賞どころではなかったが、楽しいひとときであった。

 

翌日。

暴れるちゃん、ホームセンターの店員さんにまで、私と遊んだ話を報告したらしい。

(店員さんは、あもちゃんって誰や・・と思ったであろう笑)

 

ちょっと〜〜〜どこまで私を萌え死にさせる気か!!!

 

恐ろしい子・・・! ←本日最後。

 

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みんな!!紅白は楽しみましたかな!?

ドボちゃんの『新世界より』は何度聞いてもいいよね。ロックとクラシックって本当に相性がいいんだな、って改めて思いました。

 

・・え?違う違う!安室ちゃんとか出てた紅白じゃなくって!同じNHKの紅白でも第1回クラシカロイド紅白歌合戦のことだよ〜。

いやー、以前もどこかの記事で言いましたが、あもちゃん、NHKの『クラシカロイド』っちゅうアニメにハマっておりますのや。

年末年始、全放送分を一挙に放送していたが見てくれたかな!?私はもちろん見たよ!!←ヒマか!

 

ドボちゃん(コビトカバ)の新世界のムジークをどうぞ!

ロック×クラシックの正統派編曲って感じでイイ!

編曲者の千聖って誰や・・と思ったら、PENICILLINのギタリストだった。

 

ほかにも色々話したいのだが、その話を始めると直木賞なんてどうでもよくなるので(コラッ)、また別の機会に・・・

 

あもる一人直木賞(第158回)選考会ースタートー

 

てなわけで、孤独のグルメならぬ孤独のあもる、餅を食い散らかしながら一人直木賞選考中なのである。

(好きな食べ物を挙げろ、と言われましたらば、餅は3位までに確実に入る。

 おばあちゃんになってうっかり餅を詰まらせて死なないようにしたいものです。)

 

クラシカロイド全放送分を見直したりなんかしてるから、直木賞なんて放置されっぱなしなんでしょうなあ、と思った、日本全国に数名いるとかいないとかいう(どっちだ)コアなあもるファンの皆さん!

期待を裏切って申し訳ないのですが、今回はなんだか順調なんですよ〜。作品についてはほぼ読了。毎度崖っぷちの自分がそんな自分に一番驚いている。

 

苦手な時代小説の序盤で若干歩みが止まったが、←参考記事『”わらしべあもる、早々に挫折する。”

その後は怒濤の集中力を発揮。あとは記事を書くだけ〜。

・・・ええ、書くだけ、なのだがこれがねえ、どんだけ苦しい作業か。

気軽に書きたいよ〜。当たっても外れてもそんなこと関係なしでテキトーなこと言い散らかしたいよ〜。

ま、毎回テキトーなこと言い散らかしてるんですけども!

それでも一応、あれこれ熟考してからの言い散らかし記事なのである。そして外すまでが様式美。

 

さあさ、コアなあもるファンの皆様、16日の本物の選考会で外すまでの道なき道、三振王あもると手に手を取ってともに進もうではありませんか!!

 

そんなわけで前置きが長くなったが、あもる一人直木賞選考会途中経過である。

 

※一部、内容に詳しく触れている部分があります。お気をつけあそばせ。

 

 

1位 
2位 彩瀬まる「くちなし」(文芸春秋)
3位 伊吹有喜「彼方(かなた)の友へ」(実業之日本社)
4位 
5位

である。

 

くちなし くちなし
 
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1冊目からのダークホースの登場に驚く私。

犬・・!?と思った彩瀬まるさんの「くちなし」である。

初めましての作品なのだが、いやー、正直うなった。そして最後に泣きそうになったね。外出先だったから泣かなかったけど。

 →参考記事『大学生の夫に会いに。

 

私より一回りも下の作家さんらしいのだが、こういう作品を書く作家さんが久々出てきたんだなあ・・と感慨深くなった。

直木賞主催の文藝春秋から出ている作品だが、よくぞこの作品を候補に入れてくれた、と文藝春秋社員を讃えたい。


7編の短編集なのだが、どの作品も色っぽく艶めいていて、どの作品からも色香漂う。それでいてけして下品ではなく極めてエレガント。

7編のうち2編がわりとリアル世界の話なのだが、残り5編はまるで普通にあることのように超常現象を語る。要するに不思議系小説。

このリアル系小説もよかったのだが、とにかくこの不思議系小説5編の巧みさについて私は語りたくて仕方ない!!!

 

最初の「くちなし」という話では、不倫カップル(既婚男と独身女)が別れ話をするところから始まる。

既婚男が、妻がね・・と言い出し、要するに独身女は既婚男から別れ話を切り出される、そんなふっつーーーーーの話から始まる。

 

ほうほう。なるほど。

文章がシンプルであるにも関わらず大変美しいですな。

 

という印象をもって読み進める私。

 

10年も不倫を続けてきて、別れるのだから何か贈り物を・・という既婚男に対し、何も要らない、と答える独身女。

 

10年!!バッカじゃないの!?

 

とか、そんなゴシップな感想はとりあえず潜めつつ、さらに読み進めると独身女が、じゃあ・・と欲しいものを口にする。

 

「じゃあ、腕がいい」

 

は?

何の話?

 

と混乱する私。

 

あ!多分この不倫既婚男は義手なんだわ。それでこの女は腕が欲しいって言ってるんだわ。

 

と無理矢理描かれた状況を飲み込んで読み進める私。

 

と思ってたら、全然違った!!!!!!!

 

そんな具合で(どんな具合だ)、

昨日空を飛んでたら、向こうから飛んで来た神様と接触しそうになったよ〜

という夢みたいな話と、

今日の晩ご飯はカレーだよ、

的な日々の話を同一に語り、それを読者が読み進めていくうちに普通に理解できる、この現実と幻想が見事に融け合った世界に私は賛辞を送りたい。

また文章も一級品で、どこから読んでも大変美しく、大変繊細。

まるで蜘蛛の糸で紡がれているようなものすごく繊細な作品に仕上がっている。

なのにそんな糸で紡がれた作品はとてもたおやかなのである。

また、不思議系小説5編がとくにそうなのだが、どの作品もうっすら靄がかかっているような感覚がある。手を差し出せば届きそうなのに、けして触れることができない、そんな向こう岸の世界。

ああ、そうだ。リアル小説も含めて全体的にこの「くちなし」は、あちら側、つまりあの世の空気を纏っているのだ。

なんとなく小川洋子的な世界観なのだが、直木賞エントリーなんだなあ。芥川賞でもよかったのでは・・?

 

最後に、この7編の作品の配置が絶妙であったことに触れたい。

「くちなし」で不思議系小説のジャブ、所々にリアル小説を入れたり、不思議を入れたりして、最後に「山の同窓会」という、それこそ「死と生」が目の前で繰り広げられる不思議な世界、を読者に提示して終えている。

見事な「遠ざかるほど、愛に近づく」世界であった。

帯の「遠ざかるほど、愛に近づく」は秀逸。まさにこの7編の小説に通ずるテーマであった。

 

直木賞受賞についてだが、なぜ2位か。

とりあえず1位は空席にしておきたいのと、初ノミネート、がネックかな、ということ、ただそれだけである。

どうせ次の作品を見てみたい、とか言われたりするんでしょ〜と完全なる疑心暗鬼。

しかし今んとこ私は、彼女を1位にした〜い!!!

最終的な判断についてはしばらくお待ち下さい。

 

 

彼方の友へ 彼方の友へ
 
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伊吹さん、2回目のノミネート作品である。

久々のノミネートに期待に胸躍らせていたのだが、うーん、いやいやさすが伊吹さん、話の内容はおもしろかったし、結末が気になる〜と途中までは前のめりだったんですが、なんというかこう、魅力がイマイチ足りなかった・・・

朝ドラ的なほっこり温かな世界(内容的にも朝ドラにぴったり)で、大正ロマンあふれる(昭和の戦中の話だが)情熱的な話もよかったのだが、いかんせん設定がちょっと甘かった気がする。

主人公のハツのおじさん、と称する謎の(でもないが)人物の行動がイマイチよくわかんないし、スパイの偵察なら手ぬるすぎじゃありませんかね?って感じだし、最初と途中に出てくるコジマ(ワーグナーの奥さんの名前をあだ名にしている)なる人物もなんか中途半端だったし。

なにより、主役のハツさんとその相手役の有賀が魅力的じゃなかったの・・・。

(史絵里ちゃんがすごく魅力的でかわいかった。この作品での唯一の癒しや。)

有賀と長谷川純司のようなゴールデンコンビには劣るかもしれないが、それに近づけるようになりたい、とハツが房江先生を見いだした話はもう少し広げられそうだったのになってほしかったなあ。房江先生、せっかく大空襲の中でも生き残ったのに消えちゃった・・・

 

全体的なノリとリズム感がほぼ「はいからさんが通る」で、平成のハツさんと戦中のハツさんが交互するという話の構成はほぼ中島京子さんの「小さいおうち」である。

 

この「彼方の友へ」を読んで、私は「はいからさんが通る」のすごさを思い知った。

 

あもる一人直木賞選考会での結果はふるわなかったが(笑)、作品そのものはおもしろかった。なので当然のごとく本物の直木賞を受賞した。

 

平成と戦中を交互する、というやり方、この「小さいおうち」ではわりと効果的だったが、この「彼方の友へ」では効果が薄い気がした。

しかもハツちゃん目線じゃない、ハツちゃんが全く居合わせない場所での有賀と美蘭先生とのやりとり(結末に大いに関係してくる重要箇所)が突然差しこまれて、2人のうちどちらかが誰かに話して伝わった、ってことならまだ納得できるが、2人とも墓場に持って行ったようだし、誰もそのやりとりを知らないのに読者にだけは知っててね、とぶっこんでくる、ある意味、読者へのバカ丁寧な描写に違和感が〜。

結末にものすごく関係する描写なのだから、なんかもう少し秘めた別やり方があったと思うんだ〜。

 

そんなわけでとりあえず暫定3位である。

この後に登場する作品次第ではさらに下がる可能性はあるが、2位の「くちなし」を上回ることはないんじゃ〜。

 

 

どうでもいいツッコミを一つ〜。

「彼方の友へ」の394頁。

 

「(略)熱風が体を取り囲む。それは飛行機の熱なのか、地上からの炎熱なのか、もはや判別できない。顔を上げておられず、がたがたとふるえながら波津子はうずくまる。

 怖い。爆撃機の下に身一つでいるのは。あまりの無防備さに震えがとまらない。

 それでも倫子とトミが心配で顔を上げると、倫子がよろよろとハトゴヤの戸口に現れた。」

 

倫子、何人いるんや。

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明けましておめでとうございます。

今年は一応喪中だったので、毎年恒例のあもちゃん手作り年賀状はございません。

せっかくの戌年だったのに!!!!

犬が描きたかったよー><

犬好きあもちゃん、残念無念。

 

というわけで、新年にふさわしく(かどうか知らんが)、あもちゃん読書人生について振り返ってみたい。

 

私を本好きにしたきっかけは「世界の名作文学」とかいう図鑑並みにぶっとい1冊だった。

※Amazonで探してみたが、それらしきものが見当たらなかった。厚さが10cmくらいあって、中身も2段組み(字も小さい)のイラストなんぞ一切ない本だった。

 今思えば、平成も終わろうとする現在は萌え絵などで楽しい本が多いが、昭和な私が小さい頃は書物について容赦なかった気がする・・

 シンデレラ(魔法使いがいなくて、しかもグロテスクでチビあもには結構ショッキングな内容)などもあったので童話も多かったかもしれない。

 

その本を幼稚園の頃からずっと繰り返し読んでいて(ひらがなや簡単な漢字は読めた)、なぜそんなことを覚えているかというと、

それしかうちには本がなかったから!

である。

私以外の家族は皆、書物に全くの無関心でその本だって誰かにもらったものに違いないのだ。

とにかく家にはその本しかなかったので、ねだるということを知らなかった私はその本を繰り返し読んでいた。

ちなみにその姿を見た母は

「あもちゃんはその本が好きなのね。同じ本ばかり繰り返し読んでるわ。」

とずっと思っていたらしい。

 

ママン・・全然違うよ・・・

 

しかし私の年齢のわりに難しい書籍のおかげで字も言葉も覚えたし、なにより繰り返しの単純作業がちーーーーっとも苦にならない性格になりました笑

 

そして小学校にあがった私は図書室なる存在を知る!!!

そこで出会った本は数知れず。

同じ本を繰り返し読む、ということから解放された瞬間!

 

その中で私が愛してやまなかった本はこの「森からのてがみ」であった。

かわいらしい話がある一方、不気味な話や残酷な話も収録されていて、不思議系小説やドM物語にアレルギーがないのはこの一冊のおかげかもしれない。

 

 

※こんな表紙じゃなかった気が・・挿絵が所々にちょっと入ってる本だった・・

 

図書室に通い詰めて読んだのはシートン動物記であった。

動物かわいい、とかそんな話じゃなくて、冷酷で残酷で厳しい話が多かった。

ものすごくハマって何度も読んだ気がする。←結局繰り返しが好き・・

 

 

地味に好きだったのは「学年別:なぜだろうなぜかしら」シリーズ。

海がなぜ青いのか、など、この世の色々な事象について簡単にわかりやすく教えてくれる本。

 

小学生あもちゃんに感銘を与えた1冊。

誰かにこの興奮を伝えたくて、西部警察(もしくは太陽にほえろ)を見ようとしていた父親に、この本がいかにおもしろかったかを話し続け、話し終わった頃には番組も終わっていた記憶が鮮明に残っている・・・

1時間もくだらん話を聞いてくれた父親に感謝!

後にも先にも1時間以上も話し続けたのはこの作品だけである。

 

 

女子だったが三国志が大好きだった。

ちなみにチビあもの推しメン(笑)は、曹操でした(一方、孔明は嫌い)!

今でもそうだが、昔からクセのある敵役が好きなのです。

そして「長坂の戦い」からの「十万本の矢」そして「赤壁の戦い」までの流れが好きでした〜。

 

 

そこから年齢が一気にジャンプアーップ!!高校時代へGO!

中学生の頃の読書(だけじゃなく全て)の記憶があまりない。

 

初めて読んだ時、キレのいい文章に衝撃を受けた志賀直哉の「城の崎にて」。

大したこと書いてないのに(←小説の神様に向かってなんたる暴言)、質素で簡素な文章の積み上げ方一つでこんな世界が変わるのか、と衝撃を受けた。

短編の魅力を知ったのもこの作品から。

 

ちなみに志賀直哉が亡くなったのは1971年10月21日。あら、私の誕生日だわ(生まれ年は違うが)。

じゃなくてー。

亡くなった日が私の誕生日なのはさておき、私が問題にしたいのは亡くなった年、つまり著作権の保護期間についてである。

志賀直哉はなかなかの長寿で、2018年現在、死後50年を経過していないため、青空文庫などで読めないの・・・

著作権保護は大事なことだと思うのだが、作家への恩恵を考えても死後50年はちょっと長い!!

しかも「城の崎にて」なんて1917年の作品である。それこそ発表してからちょうど100年経過している・・さすがにもういいんじゃないの〜?

 

 

そしていよいよあもちゃん人生に爆弾を落とした大作家の登場です!

(こちらもご長寿、著作権がきれたばかりです・・)

 

痴人の愛 痴人の愛
 
Amazon

 

 

みなさまご存知!大谷崎こと谷崎潤一郎御大である!

大文豪といって怖れることなかれ、まずはこの『痴人の愛』を読んでみるがいい。

めっちゃおもしろいから〜。

初めて読んだ時、本当に腹抱えて笑った。まさか大文豪の作品で大爆笑するとは思わなんだ。

谷崎潤一郎を読もう、と思っているならば、この作品がおすすめです。

 

内容はドSあもる大満足のドM小説で、男が女にひざまずくだけの小説です笑

 

谷崎潤一郎にハマったら、あとはどれを読んでも面白い。

「鍵/瘋癲老人日記」「春琴抄」「細雪」などなど・・

「細雪」が近代文学史上3本の指に入るほどの名作だと思うのだが、読みづらいところもあるので、谷崎潤一郎に慣れてから読むのがオススメ〜。

 

「鍵」は奇抜な構成で読物として面白い。物語の構成力に度肝を抜かれた。

 

美しくてグロテスク。そしてやはりドS物語。

 

 

 

文章がたおやかで、ひたすらタフな物語。

これを美しい日本の風景の礼賛として読むと面白みが半減、女性のタフさを愛した谷崎を愛してほしい。

 

こんな感じで今に至り、そして一人さみしく直木賞選考会なんぞ開催する人生であります。

あら・・・大した人生じゃない・・困ったわ。

 

 

番外編。

「30歳までに読んでおいたほうがいい本」として挙げたいのは・・

 

 

です。

本の厚さにも驚くが、内容の厚さにも驚く。

とにかく濃厚。

こちら「谷崎潤一郎賞」を受賞している。

谷崎潤一郎賞の受賞作はかなり読み応えのある作品が多く、なかなかあなどれない。

 

そんなわけで2018年も細々、本レビュー記事もアップしていきたいと思いまする〜

今年もよろしくお願いします。

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