感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

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私の活字好きはどこからきたのだろう。
私の読書好きはどこからきたのだろう。
現在読んでいる本を記録し、語り、私の根っこを探しにいく。
ときどきクラシック。
ときどき演劇。
そしてときどき犬。


(書評についてのお知らせ)
基本的にすべて現在進行形で書いているため、
再読していない限り、
ブログを始める以前に読了している作品については書いていない。
NEW !
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一晩・・いやいや1時間でも・・1分1秒でもいいから(逆に不名誉?)抱かれたい男、
それがつっつんこと堤真一である。

いつ見ても好きやわ~。
誘われたら(そんな予定はないが)ホイホイついていく自信100%。

かれこれあもちゃんの人生もいろいろありました。
ダラダラ生きること40年。
そんな長い歴史を振り返ってみても、
これほどまでに愛情(主に発情面で)を感じた俳優さんがおりましょうか。
記憶にございません。

そんな男がドコモのCMに起用されている!



つっつん、鼻の穴が大きいわ~。

・・ってのはともかく~。
このCMのダサさはなんやねーん。
つっつんのかっこよさや面白さが台無しやわ。

このCMを見るたび、ぷんぷん怒っている私なのだが、褒めるべき点が一つある。

それは選曲のセンス。

この世に星の数ほどある曲の中から、『黒い炎(Get it on)』なんてよくぞ選んだ。
ナイス!選曲!!



Chase "Get It On" LIVE 1971




Chase Live in japan (Budokan-Hall)1972 "Get It On" 邦題【黒い炎】

※訳詞の「お前とメイク・ラブしたいんだ」に噴いた。イカしてる!!


ドコモのCMが流れるたび、
つっつんの鼻の穴を見上げながら、黒い炎に耳を傾け、つっつんの肢体に感じ入る、
ドコモ歴約20年の変態あもちゃんなのでした。


・・・20年・・・?
とりあえず話は家族をドコモ割に変更してからだ。
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後輩きのこから
「ミランダ・カーの黒烏龍茶のCM見てたら、トンカツ食べたくなりました!!」
との連絡があり、先月とんかつの会を催した。

そしていつもの流れで、うちの家でおしゃべり会。



きのこ「あれ~?あもるさん家のソファってこんなんでしたっけ?」
私「あれ~?言ってなかったっけ?去年のクリスマス会で甥っ子一家が来た翌日にさ~。
   →参考記事『私が伯母さんになっても。その16。~あわてん坊のサンタクロース~
  うちの汗かき夫が座った途端、脚がボッキリ折れちゃったんだよ。
  そしたら汗かき夫、後ろに転がっていったわ。チョーウケた。あはは。」
きのこ「マンガみたいじゃないですか。」
私「マンガみたいに転がっていったんだよ。ぷークスクス><」
きのこ「・・・・」



きのこ「あ、そだそだ。忘れないうちに東北旅行のお土産で~す。」
私「ありがとー。もぐもぐ・・・ドラちゃんのフィナンシェ、うまし!!」
きのこ「モロゾフですからね~」
私「あはは。その発音だと、大ちゃん(フィギュアの髙橋大輔氏)のコーチやん。」
きのこ「え?同じじゃないんですか?」
私「コーチは、モ↑ロ→ゾ→フ→ で、モにアクセントを置くでしょ。
  お菓子は、モ→ロ↑ゾ→フ→ で、ロにアクセントを置くんだってば~。」
きのこ「え~。そんなん初めて聞きましたよ。」
私「・・・岡山の方言なのかな・・・」
きのこ「ぜ~ったいそうですよ。田舎の匂いがする。」
私「きー。ぐやじい~~~~~~~~。」

てなわけで、岡山在住の後輩ともともに聞いてみた。

と「え?お菓子もコーチも同じ発音で、モ↑ロ→ゾ→フ→ ですよ。」→あっさり。

お菓子は、モ→ロ↑ゾ→フ→ は、
岡山の山奥のあもる家だけに伝わる、門外不出の一子相伝の発音だった模様。
岡山の都会の皆さん、後輩きのこが田舎呼ばわりしてすみません。




私「そんなあなたに、食べかけの残ったこの歌舞伎ケーキをあげる。
  見かけはただのお土産っぽいけど、そんな風貌に騙されちゃうほどおいしいから☆」
きのこ「はあ。家で食べます~。」

その日の夜・・・



きのこ「歌舞伎座ケーキ、美味しいったって所詮お土産でしょ・・・って
    一口で放り込んだら・・・うめええええええ!!!!!」

株式会社廣尾瓢月堂の歌舞伎座ケーキ、オススメです。

◇◆

ところで、近く後輩ともともが上京し、また東京旅行をすることになった。
 →2014年参考記事『東京逆接待劇場~1日目/その1~』など
 →2013年参考記事『東京おもてなし劇場~1日目~』など

今度の旅行先はともともが大好きなディズニーランドである。

私「・・・・過去に2度しか行ったことない。。。全然わかんない。」
とも「お友達とかに聞いて、色々情報を仕入れておいてください。」

というわけで、チラっと聞いて回りましたらば、
ぷーさんのハニーハントがよくて~
お魚がしゃべるのがよくて~
と教えてもらったので、そのままともともに伝えたところ、
そんな情報はとっくに知っとるわい
とチョー呆れられた~。

だって~~~~~~(泣)

そんなわけで、先日ディズニーシーに行ったという後輩きのこに助けを求めたところ・・・



きのこ「私の威信にかけて教えてあげます!・・・(以下、カタカナが延々続く。)」
私(この人、何語を話してるのかしら?・・そのまま、ともともに転送しちゃお。)



ともとも「こういう情報が欲しかったんです!!!」

お手柄ですぞ、ねずみ後輩。

近いうちに、おばちゃん、ねずみーらんどではしゃぎまくって、
後悔しまくりのシミを量産してまいります。
その様子はまた今度・・・
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その日は、エスカレーター上から無言で叱られることから始まった。

K(こらー!お前のその服はなんだーーー!!!!)
私「・・・あーーーっっっっ!!!!!!」

前回、元同僚Kと買い物をした際、かわいい服をお揃いで買った。

K「今度会う時は、これを着て会おうね~」
私「うん!」

で、本日。
ピーマン頭のあもちゃん、すっかり忘れてました。

私「それ、昨日、着ちゃった(汗)」



私の言う「昨日」着ていた証拠写真!
参考記事→『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2015

K「バカバカー!」
私「ほんと、すんません。次回は必ず・・・」
K「次回は夏真っ盛りで、こんな服、着られないでしょーが!」

ひとしきりお決まりの罵倒を受けたところで、買い物&おしゃべり(罵詈雑言9割)。
そしてランチ。

私「私、これにしよっと。」
K「早い~。ピカチン、メニュー決めるのいっつも早すぎ!私はいっつも迷うのに~。」
私「大いに迷いたまえ。」



大いに迷っているK、の図。



私はお店特製のハンバーグランチだよ~☆



もしゃもしゃ。



私「お誕生日おめでとー!(約半年遅れですが・・・。)」
K「ありがとー♪♪」



早速プレゼントのピアスを耳にぶっさすK。

K「うまく入らないな~。」
私「ちょっと~見てるだけでこわいんですけど><」

私「そういや、赤さんマン、元気?」
K「元気元気。プリキュアとか好きだね~。愛を信じてとかなんとかって歌ってるよ。」
私「うぷぷー。」

幼児が、愛を信じて・・・とか笑える。
いやいや、愛を信じることはいいことなんだけども!!

そこから、赤さんマンに近い将来習わせるかもしれないお稽古ごとの話になり、
そしてピアノの話に。

K「ハイブリッドピアノって知ってる?」
私「なに、それ。」
K「私も知らなかったんだけど、楽器店で見たんだけどさ~。
  本物のピアノと電子ピアノの間ぐらいのピアノらしいよ~。」
私「・・・それってどういうことやねん。」

というわけで、近くの楽器店でのぞいてみることに。

K「これなんだけどさ~。あれー。こないだ見たときは、中が開いてたんだけど~。
  中は本物のピアノらしくて、でも調律は要らないんだって。わかる?しくみ。」
私「あ、その説明を聞いて仕組みはわかった!」

おそらく、アクション(中身)は本物のピアノと同じ仕組みのものを使っていて、
調律が要らないってことは、弦は使ってないんだ。

K「ちょっと弾いてみて。」→真剣なママの顔。
私「おうおう。」

ピロピロ~♪

K「どうどう!?」
私「うーん、本物のピアノとはやっぱりちょっと違うかな。とは思うけど、
  今までの電子ピアノよりすんごく頑張ってピアノに近づけてる。」
K「なるほど~。」
私「しっかし結構なお値段するんだね。」
K「そうなんだよね~。」

時は経ったもんだよ。
音を消して弾きたいけど、電子ピアノの軽いタッチを嫌がる人のために、
本物のピアノに消音機械を無理矢理装着する技術もあるが、
あれってピアノの種類によっては、ピアノの一部を切断する必要があったりで、
(今は改良されたのかもしれませんが)
か~な~り、ムリがあったんだよね~。

本物のピアノを知ってる人でも、電子ピアノはムリだけどハイブリッドピアノならイケル!
という人は多いんじゃないだろうか。

 →参考サイト『ヤマハのハイブリッドピアノについて

それにしても、あんなにちっちゃかった赤さんマンが、
今やお稽古ごとを選ぶ時期にきてる、とか、時間の経過をつくづく感じた。



こんな小さな時もあったのに、あっという間に幼児に!!!
かわえ~。

うちのダッコマン(甥)もいつかはお稽古ごとをするのだろうか。

妹「第2の石川遼(もしくは松山英樹)くん目指して、ゴルフ習わせた~い。
  そんでもってガッポガッポ。うっしっし。」→捕らぬ狸のなんとやら。



甥「むーん」
私「・・・・これは無理そうだ~。」

◇◆

そしてお茶。



私「いぇい、いぇい!」
K「・・・ピカチン、老けた。」
私「がびーーん!!!」→ショックの受け方が昭和のオバハン。

日々、成長。
時の流れに身を任せ、老いに辿り着いた。ヨボヨボ。

赤ちゃんは大きくなり、大人は老ける。
時の流れは非情なり。
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平成27年5月4日(月)、
『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2015』を聴きに行く。



あもちゃん初の試み「1日パスポート券」で、体力のほとんどを奪われた前回の経験を生かし、
今回は再び、聴きたい演奏会を厳選して購入方式に戻した。
 →参考記事『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2014



今年もやってきました、有楽町。

最初の演奏会まで時間があったので、まずは恒例のグッズを漁りに行くで~!!



恐竜のお腹のような中を通り抜け、地下のグッズ売り場へ。

私「新しいキューピーちゃんがいるかな~♪」



私の過去の戦利品のキューピーたち。



お気に入りは左の数量限定バッハキューピーで~す。
か~わえ~。

ウホウホ言いながらグッズ売り場に到着すると・・・

私「なんか変わってない?」
汗「全体的にショボくなった。」→コラッ。

去年10周年を迎え、テーマも様変わり、グッズはもちろんのこと、
なんだか全体的に雰囲気が変わっている気がした。
そして一番の変化が、あの特徴的なイラストが消えたことだ。
(イラストレーターはチェコのアーティスト、イジー・ヴォトルバさん。
 イジーさんのサイト→ http://www.votruba.cz/?l=en

ちょっと気持ち悪くて、でも魅力的。
汗かき夫なんてクラシックに大して興味もないくせに、
作曲家が描かれたクリアファイルなどの文房具を大量に買っていたほど。
そして今も会社で大事に使ってるらしい。
私もそろそろ使おうかな~。→大事にため込むタイプ。

汗「版権がきれたんじゃない?予算をグッズとかにかけなくなったんだよ。」
私「そうなんだろうね~。」

キューピーどころかそれ以外のグッズも魅力なし。
記念の意味も込めて、毎回なにかしらのグッズを買っていた私だったが、
初めて何も手にすることなく去っていったのであった。

私「さ。気をとり直してご飯でも食べにいこうか!丸の内エリアはお任せあ~れ~。」

つい最近までここら周辺で働いてましたからね。
穴場的なスポットに参りましょう☆



緑を散らしていく風が気持ちいい。



私「次の演奏会について予習するぞ~」→今さら?

◇◆



今回はBホールにしたよ☆
前回のAホールはでかすぎてさ~。



私「Bホール・・うちの実家にある中央公民館みたい・・・」

とかなんとか言っているうちに、お時間です。

◇◆

324 16:00-16:55
“恋する作曲家たち~シューマンの愛妻に捧げる 五重奏”
ベアトリーチェ・ラナ(ピアノ)
アルデオ弦楽四重奏団
ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 op.35「葬送」
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44


シューマンのピアノ五重奏曲を聴きたくて、この演奏会を中心にチケットを取った。
シューマンじゃなくても、なかなかピアノ五重奏曲自体を聴く機会はないから。
そしてこのシューマンのピアノ五重奏曲(とドヴォルザークのピアノ五重奏曲)は
思い出深い曲なのだ。
以前も一度、その思い出を感じるために聴きに行ったなあ。
 →参考記事『ニューヨーク・フィルの仲間たち2014

思い出とは・・

「R.シューマンのピアノ五重奏曲 Op.44といえば、
 私がのびのびすくすく育った、岡山県内でも有数のチョー過疎化地域のど田舎村に、
 天下のTSUTAYA様がいらっしゃったのは、私が中学生の頃(小学生かも)であった。
 初物大好きあもちゃん一家、車かっ飛ばして皆でレンタルしに行ったのであります。
 (自販機で缶コーヒー1本買うにも車がないと動けない、それがチョー過疎化地域。)

 映画のビデオ(←昭和だ~)を借りていた父と母、そして妹。
 そんな中、私が借りたのはCD。
 それがこのシューマンのピアノ五重奏曲なのであった。」

で、このたび、そのとき借りたであろうCDが見つかった。

ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲/パネンカ(ヤン)

¥1,080
Amazon.co.jp

多分、これ。
ヤン・パネンカ、という名前に聞き覚えがある。

さて、このシューマンのピアノ五重奏曲であるが、ちょっと調べてみたところ、
クラシック史上重要な存在であるらしい。

「室内楽の編成は、モーツァルトやベートーヴェンが作曲してきたように
 ピアノを加えた室内楽においてはピアノ三重奏曲ピアノ四重奏曲は知られているが、
 弦楽四重奏にピアノを加えたピアノ五重奏曲はなく、弦楽四重奏曲のみが主流であった。
 ピアノを弦楽四重奏の中に置くことは,シューマンが試みたものであり、
 その後、ピアノ五重奏曲は多くの作曲家によって生み出されている。」
(鳴門教育大学研究紀要(芸術編)第19巻2004 村津由利子
 シューマン作曲「ピアノ五重奏曲変ホ長調作品44J についての一考察 より)

クラシック史上、初めてのピアノ五重奏曲と言っても過言ではないだろう。
こういう実験的な試みができたのも、
生まれながらの音楽家、ではなく、研究者から音楽の道に入ってきたシューマンならでは
という感じ。

さて肝心の演奏であるが、むむーん、というものであった。
これを楽しみに来たのに~。
あまりお上手ではない。
というか練習不足?
とにかくミスの目立つ、全く統一感のない、残念な演奏であった。
期待していただけに、トホホ~。
ただ、女性だけのグループは特異な感じもするし、存在だけで美しい、と思ったので、
ぜひ技術を磨いて世界に羽ばたいてほしい。



ちなみにこのシューマンのピアノ五重奏曲、
辻井伸行さんのヴァン・クライバーン国際コンクールセミファイナルの課題曲だった模様。

この演奏がすばらしい。
弦楽四重奏との息がピッタリ。弦の音の筋目をよく読んでる。
辻井くんはピアノソロより、誰かの伴奏とか、協奏曲とか、
そちら方面に才能があるんじゃないだろうか。とか勝手なことを言ってみる。

あとこの曲は、一楽章の出だしが全員でいっせーのせ、で出る曲なのだが、
盲目の辻井くんとどう合わせるのか非常に気になってみていた。
ううーん、すばらしいチームワーク!!

◇◆

325 18:30-19:15
“躍動のバロック~チェンバロ独奏篇”
鈴木優人(チェンバロ)
オーヴェルニュ室内管弦楽団
ロベルト・フォレス・ヴェセス(指揮)
C.P.E.バッハ:シンフォニア ト長調
C.P.E.バッハ:シンフォニア 変ロ長調
C.P.E.バッハ:チェンバロと2つのヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスのための協奏曲 ニ短調


いんやー、これがすばらしい演奏で、
恥ずかしがりやのあもちゃん、心の中でスタンディングオベーション。
さきほどのシューマンの残念な演奏を吹き飛ばしてくれた。

C.P.E.バッハとは、
パパバッハの次男の、カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ、である。
当時はパパバッハよりも有名だったとか。
そんな次男バッハの演奏をチェンバロで聴けるとか幸せすぎる。
と、なんとなくチケットをとってみたのだが、期待以上の演奏に至福の喜びであった。

いずれも聴いたことがない曲で、
いやいや、そもそも次男バッハの曲ってよく知らない。
ピアノ曲なら数曲知ってるけど、ちゃんと聴いたのはこれが初めて。

バロック的な曲をイメージしていたのだが、おどろきもものきさんしょのき。←古っ。
演奏が始まってみると、どちらかというとモーツァルトっぽい感じに驚いた。
あー、モーツァルトと一緒にしたらさすがにアマデウスが怒るとは思うが、
曲風がバロックというより古典風なのだ。
きっと当時はこの新鮮な感じが受けたのだと思う。

指揮者のロベルトさんも、オーヴェルニュ室内管弦楽団の方々も、
1曲1曲、音符1つ1つに真摯に向き合う演奏で好感がもてた。
そして当然だが、上手でした。
(そう考えるとあのシューマンの五重奏曲は一体・・・泣)

それにしても1曲目のシンフォニアについては、
終わりが突然やってきて、ズコーとなった。
次男バッハよ・・・まさか未完じゃないよね。

そしてしばしの休憩後、鈴木優人さんをお迎えしてのメインの演奏が始まった。

ドラマティックで、でもバロックの要素も残しながら、ちょっとモダン。
パパバッハとは違う、次男バッハの音楽センスに驚いた。
なんだろう、パパバッハとは全く違う音楽の作り方、というべきか。
ぬくもりがあって、親しみやすく、でもちょっとドキドキさせる。
わたくし、次男バッハのこの曲に、巨乳をわしづかみにされた。
惚れた~。

そして何より、鈴木さんのチェンバロの演奏が大変すばらしく、聞き惚れた。
容姿もなかなかな感じ。鉛筆のようにチョー細くて、髪の毛フサフサ。
その鉛筆&ふさふさ加減は、アルフィーの高見沢か鈴木さんか、というほど。

そのすばらしい演奏に鳴り止まない拍手。
私も手を真っ赤にして拍手を贈った。

私「私のこの想いを、ブラボーって言って。」
汗「うふふ~。ブラボーだね~。」

この役立たず!!!!!
お前、何のために私の隣にいるんだよ!!!!!
と心の中で悪態をついていると、なんとアンコールが始まった。

パパバッハの 《平均律クラヴィーア曲集 第1巻》の「前奏曲第1番 ハ長調」であった。
(グノーの「アヴェマリア」の伴奏、と言ったらわかりやすいだろうか。)

あまりに有名で、聞き飽きた感のある曲であるが、
チェンバロで聞くと全く違う煌めきを見せてくれる。
さざなみのように寄せては返す流れるようなメロディに、
この曲はチェンバロのために作られたんだなあ、と思い知った。

帰り道、
汗かき夫とさきほどのバッハの演奏会がいかにすばらしかったかについて激論を交わす。
(すばらしかったね~、の言い合いだけですが。)

汗「鈴木さんはきっと大変な人だよ~」
私「うぷぷ~。神経質っぽいよね笑」
汗「気難しそうだ~」
私「それにしても鈴木、鈴木ねえ。チェンバロの鈴木さん。。。
  あの鈴木さんの息子とかかなあ。」

あの鈴木さん、とは、バッハコレギウムジャパンの鈴木雅明さんである。

私「鈴木なんてありふれている普通の苗字だし、たまたま同じで関係ないのかなあ。」

と調べたら、やっぱり親子だった!!

しかも鈴木優人さんの経歴・・・

麻布中、高、ときて、東京芸大、である。。。

チョー優秀!!!

私「いやーん、チョーエリートやーん。」
汗「結婚したら大変だぞー」
私「オバカちゃんの私にはむりむりー><」

と勝手に結婚生活を思い描いて、勝手にお断りするのでありました。



私「ベートーヴェンになるー」
汗「こども?」



私「運命はこのように扉をたたくのでーす^ー^」
汗「・・・」

来年も今年と同じような感じだと、参加をちょっと考えちゃうな~
と思いながらの帰宅でありました。
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平成27年5月3日(日)、妹うーちゃん一家が遊びにやってきた。

私「いらっしゃーい!
  さあ、皆で記念写真だよ。ダッコマン(甥)はコッシーの椅子に座ってね。」



ダッコマンまたの名をビビリン坊、コッシーには怯えることなくちょこんと座れた。
 →参考記事『わかってらっしゃる。その2。



ハイ、チーズ。
皆(カメラマンの汗かき夫を除く)で記念写真。

さ。写真も撮ったし、私はご飯の仕上げだ。あとはよろしく。
と汗かき夫にカメラを渡し、かわいいダッコマンを激写するよう厳命する。



早速、本棚の本に手を伸ばし、
開いては読み(読んではいないが笑)、開いては読み、を繰り返す。
気づけば本棚の本、ほとんどを引っ張り出していた。

あ~あ~。ほこりが・・・。
キッチンからつぶやく私。

まさか本棚に興味を示すとは思わなかったため、掃除もテキトーにしていた場所。
予測もつかない子供の成長、そして行動。
今度は隅々まで掃除するからね~。

少しずつ料理が完成し、テーブルに運ぶ私。
その気配に気づくダッコマン。

甥「食べよっか♪」

ママ(妹)の口まねなのであろう、かわいい声で催促する。

私「ちょっと待っててね~。あと10分。」



う「かわいいね。」
私「ダッコマンのミニ春巻きだよ。」
う「何を巻いてるの?」
私「お海苔さんとチーズ。」
う「喜ぶわ~。すっごく喜ぶわ~。」



甥「食べよっか♪」
う「まだだよー。」

甥(じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー)

甥っ子の熱視線がプレッシャー。

私「もうすぐだから!あとちょっと待っててねーーーーーーーーーーーーー。」



甥「食べよっか♪」
義弟「まだ食ーべーなーい。」

私「食べよっか、をすでに50回くらい聞いてる気がするー汗」→キッチンから。



甥「食べよっか♪」
う「まだだよー。」

食べよっか、食べよっか、を念仏のように唱え、テーブルをグルグル回るダッコマン。
その様子を見て、もうちょっと待って~、待って~、と焦る私。



甥「わーーーーーん><」→涙は出ていない笑

とちょっと泣いてみたダッコマン。

が、泣いたところでご飯が出てくるわけではない。

ダッコマンの涙にいちいちかまっているようなタイプではない妹と
日常風景かのように動じない義弟と
黙って見守るしかない汗かき夫と
キッチンで焦る私。

甥「・・・・・。」

どうやら誰もかまってくれないご様子。
そんな空気を察したダッコマン、1秒で泣き止んだ。
お前はほんとにあきらめが早いのう。
もう少し粘れや。
ま、粘ったところでご飯が出てくるわけではないが。

私「あ!HDDにみぃつけた!を撮ってるから、気分転換に流してあげて~。」



甥「!!!!」



甥「コッシー♪」



甥「コッシー♪」

本物のコッシーじゃないから、椅子の裏を見ても何もないぞ笑

それにしてもさすが、みぃつけた!パワー。
大好きなテーマ曲が流れると、しばし凝視の甥っ子であった。

私「おーまーたーせーしましたーーーーーー♪」
甥「食べよっか♪」
皆「食べようね!!!!」



甥「しゅー。」→いただきます、のつもり。
皆「いただきま~す♪」



ダッコマンメニュー。
ミニ春巻き(後で細かく切った)、ササミとネギを蒸したもの、豆腐ダンゴ、お味噌汁
ふー。慣れない幼児食を作るのは気を遣うわ~。



ご飯を囲んで、ハイチーズ。

甥「もぐもぐ。」



皆「出た笑!!!」

いつもの、ご飯を食べる時のものすごい表情である。



前回のコレ。



前々回のコレ。

どうしても毎度、この顔なのかしら・・・?




そしてミニ春巻きを押し込むダッコマン、お口がひょっとこ。

私&妹「なんだ、その顔は笑」

甥「・・・・」
皆「?」
甥「ケホケホ!」→目が若干あべこべ。
う「まだ口に入ってるでしょ!次から次へと入れないの!」

みんなと楽しい食事に、嬉しさのあまりおかずを次々放り込むダッコマン。



ママの真似をしているのであろう、
フキンでテーブルを拭く(と見せかけて実は広げてる笑)ダッコマン。

私「えらいね~。誰かと大違いだね~。・・・・(じー。)」
汗「ほんとだねー。誰かと大違いだねー(棒)」



大人のメニュー。

妹「それでは恒例の順位発表にまいりま~す。」
私「ドキドキ」
妹「1位はダントツで決まってるんだ。ちょっと待ってね。あと一口ずつ食べて決めるから。」
私「ドキドキ」

妹「1位はダントツで茄子と鶏肉の南蛮煮~」
私「ちょっと待て。ずっと前に作ったら、そうでもない順位だったけど?」
妹「え?ホントに同じもの作った?」
私「同じだよ!あ、でもお出汁は今回は私の手作りだけど。」
妹「その違いかな。多分。」
私「・・・・」

ギットギトでテッカテカの料理が好きな妹。
・・・・そんな出汁の違いなんてわかる女なのか、お前は。

妹「2位と3位は同率くらいで迷ったんだけど、
  エビチリならぬササミチリと春巻き。
  4位がキュウリとハムと生姜のサラダ、5位豆腐団子、6位が五目煮でした~。」

小鉢にひじきもあったが順位をつけるのを忘れていた妹。
というか、存在そのものを皆が忘れていた。

ちなみに義弟の1位はササミチリであった。
さすがわかってらっしゃる。
このササミチリ、皆(半径1mの身内のみ)に大絶賛の新メニューなんだ~。

お腹いっぱい食べたマンマ小僧ことダッコマン、大いに満足したのか、

甥「ごっちちゅー。」

自ら白旗を挙げてごちそうさまを言った。

汗「よく食ったなあ。」

同じくマンマおじさんの汗かき夫も感心の食べっぷりであった。


う「今夜はご飯作らないつもりで来たから!」

と言いながらタッパーを取り出した妹。

私「たくさん持ってお帰り~♪」



私「・・・なんだか視線が気になるわ・・・。」

タッパーに詰め詰めしていた私の視線の先に、
お腹いっぱいで一回り大きくなった(特にお腹部分)マンマ小僧がまだいるではないか。

まだ食う気か?!

と思っていたら汗かき夫の方にタタタと去っていった。
どうやらご飯の行方を見守っていただけの模様。
マンマ小僧ではなく、マンマ奉行だったようである。



近所のスーパーで大安売りをしていたマグネットのおもちゃで遊ぶ
ダッコマンと汗かき夫。



嬉しすぎて嬉しすぎて舌をしまい忘れているダッコマン。

私「あ、また舌をしまい忘れてる笑」
汗「マイケルジョーダンじゃん。」
私「は?」
汗「マイケルジョーダンはね、力むのを防ぐために、
  うんたらかんたら・・・。 →あもちゃん、すでに聞いてない。
  大物になるかも!!!!」

ダッコマンの舌はそういうことではないと思うが、まあとにかく頑張れ。



甥「ぶーん♪」

切り抜いたマグネットの電車を走らせる。

私「ぶーん♪だね~。・・・あれ?そういやうーちゃんたちは?」



妹&義弟「すぴーすぴー」

寝てた!!!




今日のダッコマンにとって、私および父母は空気の存在。
珍しい存在の汗かき夫にロックオン!

汗かき夫にいいところを見せるべく、んしょんしょとチビクッションを運ぶ。




んしょんしょ。



は~~~~~。

私&汗「あれは絶対眠いよね。」
甥(ねむくないでちゅ!!!!)




甥(む~~~~~~ん。)

う「絶対眠いでしょ。ちょっと横になりましょ。」→妹夫妻、起きた笑
私「奥の部屋に布団敷いてるから。」

妹や私が何度も寝かしつけようとしたが、
甥(いんや、まだまだ)
と起きてくる。

う「大興奮で寝ないかも~。」
私「うーちゃんが買ってきてくれたケーキでおやつにしよっか。」
う「寝ないときのためにダッコマン用のおやつも持ってきたから。」



甥「しゅー」

何度もおかわりをするほどの牛乳好きのダッコマン。
大人があきれるほど、大量の牛乳をゴキュゴキュ飲んでいる。

そんなに飲んでお腹をくだしたりしないのかい?
牛乳好きはあもる一家の血筋なのか??



私「し・・・視線がイタイ・・・食べづらいわ・・・」

ケーキをむさぼり食う私をじっと見つめるダッコマン。
お前はもうオヤツを食べただろーーーーーー!!!!!



甥「コッシー・・もにゃもにゃ」

さっきからもにゃもにゃ言うわ、さかんに顔をゴシゴシするわ、で眠いオーラ全開。

皆「眠いんでしょ~寝なよ~。」
甥(寝ないでちゅ~~~~~。)



甥「コッシー♪」

うんうん。すご~くかわいい、いい笑顔なんだけど、
その顔、絶対眠いでしょ笑。



う「ちょっとこっちに来て寝よっか。」
甥「ふんがー」

すぐに起きてこちらに走ってくるダッコマン。

う「こりゃダメだ~。」



最高に眠いはずなのに、お前は一体誰と戦ってるんだ、というくらい意地でも寝ない。
もはや自分との戦いなのであろう。
がんばれ、ダッコマン。→?



突然、汗かき夫のヒゲをつついてきたダッコマン。

皆「なに、今の(笑)」
汗「このお海苔はなんでちゅか?って感じ?」
皆「つーか、今更そのお海苔に気づいたの笑?」

ずっと気にはなっていたけど、
その殺し屋的な、カタギじゃない、マフィアで893的な風貌が怖くて、→ひどい言いよう。
終盤慣れてきた頃、ようやく触れるようになったってことかしら?

ジジババをずっと避けていたダッコマンなのに、
殺し屋的な(以下、略)風貌の汗かき夫のなにがそんなにいいのだろうか。
ナゾすぎる。
動物の本能とやらで生命の危機は感じないのか。
それともやはり汗かき夫は、野獣の皮をかぶったインパラなのか・・・←元同僚K命名。

う「寝たら帰ろうと思ってたけど、寝る気配ないからそろそろ帰るわ~」
私「駅まで送るわ。」

帰る気配を感じたのか、突然ダッコマン、

甥「がおー!」→追いかけっこのときのかけ声。

と走り出した。

う「がおー、じゃない!」
甥「・・・・」

しょんぼり顔のダッコマンに萌えた笑

その後、疲労がピークに達したのであろう、おとなしくベビーカーに乗せられたダッコマン。



甥(ゴーゴーでちゅよ!!!)

と、最初こそ頑張って起きていたが・・・・



甥(む・・・無念でちゅ・・・ぐがーぐがー)



駅の改札で。。。

私「ぎょえーーーー。クビが折れる~~~~~(汗)」

◇◆

数時間後。。。。

汗「かわいかったな~。こんな感じで走ってた~~~~。バタバタ~~~。」
私「ぎょぎょー!!!!その動き、気持ち悪いからヤメレ。グーで殴るよ。」→ひでぇ。

その後もずっとしばらく、かわいかった、かわいかった、と大絶賛の汗かき夫。
あもる家イチの器量良しのあもちゃん。
その盤石の地位をおびやかす存在になるのか、ダッコマン!!
いざ、勝負!!!!→もうすぐ2才の子と張り合う醜いオバチャン。
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先日、中野の彼(毎回、中野交響楽団の演奏会チケットを無料でくれるステキな友人笑)から
→参考記事『中野区民交響楽団 第58回定期演奏会』)

知人がお食事会を兼ねた演奏会をするので、一緒に聴きに行きませんか?

という、半分デートを兼ねたお誘いがあった。

もちのろん(→古っ)、行く行くーーーーヾ(@^▽^@)ノ

と即答あもちゃん、早速出かけてまいりました!!!

常に5分以上前行動のわたくし、約束の場所に約束の時間の10分前に到着。
すると同じ頃、中野の彼も登場。

「はやいって!!
 あもるさん、いつも早いから今日こそは自分が先に待っていようと思ったのに~。」
「あり~、そんな気を遣ってもらっちゃってすんません。
 慣れない駅だから迷ったらいけない、と早めに来たら、
 やっぱり迷わなかったんですよ~。」→方向音痴じゃないもんで。

ちょっと早いけど、ここでぼーっとしているのもなんだから、と行ってみることに。



会場はここで~す。
おいしい料理(と演奏)を楽しみにしてますぞ。



本日はこの演奏会のため、貸し切りの模様。



時間になったので開場。
本日のプログラムを渡される。

私「色々な曲をするんですね~」
中「ほんとだね。」
私「あ、このピアノ五重奏曲の作曲者のファランって人、知らないなあ。知ってます?」
中「いやー。知らないね。」
私「よーし、じゃあこの曲はファランさんを想像しながら聞いてみよう!」



演奏者が舞台に登場。
聴衆の中には着物をお召しになっているご婦人もいらっしゃり、

しししし、しまったー><
キレイめの格好はしてきたけど、もっと格調高い服(どんなだ)の方がよかったか!?

と内心ビクビクしていたが、シャツとチノパンのおじさんもいて、ほっとした。

そして演奏が始まる。
演奏はお値段どおりだったが(→コラッ。)、
お料理がお値段以上でとってもおいしかった~。

ちなみに、私の気になっていたファランという方の演奏が始まったとき、

私(古典派からロマン派頃の時代の人かな。あとはー、モグモグ。)

おいしいお肉をほおばりながら、プログラムを眺めながら、音楽を聞きながら、色々と想像。
そして答え合わせをすべく、iPhoneでファランさんについて調べる。

私(なぬーーーー!!!!)

私「ちょっちょっと、中野さん!このファランさんって人、女性でした!」→ヒソヒソ
中「あ、そうなんだ!?」→ヒソヒソ

女性の作曲家、ということにまずは驚き。
私のカッチカチの固定概念をぶっこわしてくれたファランさん。
フランス人であることにも驚いた。
フランス人っぽくない曲の雰囲気なのに~。

その他については、wikiによると・・・

ルイーズ・ファランク(Louise Farrenc, 1804年3月31日 パリ-1875年9月15日 パリ)は
フランスの女性作曲家・ピアニスト・教育者・音楽学者。
パリ音楽院で女性として初めて教授職に就任し、
1861年と1869年に管絃楽曲に対してフランス学士院よりシャルティエ賞を授与された。
(略)
ファニー・メンデルスゾーンやクララ・シューマンとは対照的に、
ファランクは女性作曲家として健全な自覚を抱いていたにもかかわらず、
死後に忘却の憂き目に遭った。

だそうです。

健全な自覚・・・の部分はようわからんが、
ごめんね、ファランさん、忘却の憂き目に合わせちゃって。私も知らなかったよ。
反省の意味をこめ、つるっつるの脳みそにファランさんの知識を刻み込んだ。ゴリゴリ。

おいしいご飯とステキな演奏で、至福の時間を過ごした私たち。

私「たのしかった~。音楽とご飯で心とお腹が潤いました☆」
中「鞄を買いたいんだけど、もし時間があるようならつき合ってくれない?」
私「あ、いきま~す。」

野郎一人の買い物より、女性を連れた買い物の方が敷居が低い。・・はず。
いつもお世話になっている(無料チケット)お礼も兼ねて、おつきあいをすることにした。

銀ブラを楽しみ、鞄の専門店ではプロのすんばらしい接客(知識豊富)を経験し、
心地いい接客ってああいうことを言うんですね~!
などと二人で言い合った。

そして先ほどの演奏会について話し合うべく、カフェへ。



行こうとしていたカフェが満席だったので、たまたま見かけたダンヒルのカフェへ突撃。
するとここがなかなかの穴場で、二人で長居することができた。



ケーキセットを二人で頼む。

私「今日はお誘いくださってありがとうございました~。
  おかげで音楽や食事や接客で大満足した一日になりました。」
中「こちらこそつき合ってくれてありがとう。久しぶりに休日を楽しんだよ。」
私「モーツァルトの時、ヴィオラがムム!?って瞬間がありましたけどね笑」
中「あはは。あれはどうしたんだろうね。ま、中野オケより1000倍うまいけどね笑」



中「後ろの感じが、どこかの書斎っぽくていい感じ笑」
私「あ、じゃあ、私も中野さんを撮ってあげますよ~」
中「僕はいいや。痩せたら撮ってもらうから。」
私「そんな日は来るんですかー><」→コラッ。

もう少し痩せたら、またつきあってね。
との言葉を残して、中野さんは去っていったのでありました。

次のデート?の予定は、消えた肉の量次第。
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平成27年4月23日(木)、
『特別展「没後50年 谷崎潤一郎展 ―絢爛たる物語世界―」』(in神奈川近代文学館)
を観に行く。


今日はいい天気だ~。
あ!いつ行けるかもわからないから、今日行ってこようかな。
と、急に思い立ったのがお昼前。
そして横浜に到着したのが正午過ぎであった。



やっべー。
めっちゃ晴れてる~。
無防備お肌が日焼けしちゃう!!!!

のび太並みの学習能力のなさ、わたしゃ毎年毎年これでシミを増やしていくのだ。
(ド「んもー。のび太くんはいっつもいっつも~」)

無防備お肌を守るべく、日陰を選んで歩いていく。→意味はあるのか、それは。



高級住宅街的な空間を通り抜け、歩く歩く。



まだまだ歩く。
へー。大佛次郎記念館も近くにあるんだ~。
  (↑だいぶつじろう、ではないぞ。)



はー。ようやく到着~。あと50m・・・
と思ったら、50m先を左折だった!!!



50m先の左折ポイント。
まだまだ先。

駅から徒歩10分って絶対ウソだ。
それでもさすが外国風味あふれる横浜、炎天下を歩くだけでもなかなか散歩を楽しめた。



最後の難関、「霧笛橋」の階段を上る。
ぜーはーぜーはー。



「霧笛橋」の上から見える近代文学館。



ようやく到着です。

◇◆



足腰立たぬほど居座った展示会!

お世辞にも大きな館内、とは言いがたい、こじんまりとした近代文学館であったが、
展示物1つ1つにいちいち感嘆、新しい発見もあり、大いに楽しんだ。

谷崎展は、大きく掲げられた『神童』の一節で来場した客を出迎える。

「己は禅僧のやうな枯淡な禁欲生活を送るにはあんまり意地が弱過ぎる。あんまり感性が鋭過ぎる。恐らく己は霊魂の不滅を説くよりも、人間の美を歌ふために生れて来た男に違ひない。己はいまだに自分を凡人だと思ふ事が出来ぬ。己はどうしても天才を持つて居るやうな気がする。己が自分の本当の使命を自覚して、人間界の美を讃へ、宴楽を歌へば、己の天才は真実の光を発揮するのだ。」

結果を残した大谷崎だからこそ納得のこの一節。
おうおう、確かに凡人じゃないわな。
的な。

まずこの一節が入場口に掲げられていたこの展示会、
私はひそかにこの展示会の成功を期待した。
谷崎をいかに見せるか、真剣に考えてるな~と思ったから。

そしてその期待は確信に。
谷崎についてはまあまあ知っている方ではあると思うが、
そんな私でも、120%楽しめる展示会であった。

文学者としての谷崎、私生活がめちゃくちゃの谷崎、親である谷崎、
女性崇拝者としての谷崎、そして「永遠女性」を手に入れた谷崎・・・
どの角度からも丁寧に谷崎像を照らしていた。
千葉俊二さん、おみそれしました。会ったことないけど。

展示物いちいちに感想を述べたいのだが、それを始めたら1か月以上かかってしまう。
そして記事を書くのに飽きてしまうので、いくつかピックアップしたい。

まずは私が一番時間をかけて見ていたものについて。
それはとある新聞記事である。

「細君譲渡事件」(→谷崎が妻の千代夫人を友人である佐藤春夫に譲った事件)の際、
新聞はセンセーショナルに報じ(そらそうだ)、その後、
谷崎と千代夫人の間の娘の鮎子さんが、通学中の聖心女子中学(だったかな)から
そんな不道徳なことをするような家庭に育った子はうちの学校にふさわしくない
との理由で退学を宣告された

との内容であった。
そのこと自体もかなり衝撃だったのだが、
何が驚きって、渦中の鮎子さんの写真が単独で載っていたこと。
いつの時代もマスコミはマスゴミ・・・。

プライバシーもへったくれもない。
しかも一般人だし!
しかも未成年だし!
あまりの驚きに何度も読み返してしまった。

そして何度も読み返してしまったのは、この驚きのせいもあるが、
新聞記事の文字が小さいのと、
ガラスのショーケースの中に収められているせいで遠いのとで、
とにかく読みづらい!!というのもあった。
あまりに近づきすぎて、一度ガラスにピカピカのオデコをぶつけてしまったほど。
(デコの皮脂がガラスについていたらいけないので、タオルでちゃんと拭きましたよ。)

できれば拡大して展示してほしかったです~。

そして第二次世界大戦中の谷崎の執筆の様子。
源氏物語の現代語訳をしていたのだが、『若紫』の帖で、源氏の子を藤壺が宿してしまう箇所。
谷崎は、この箇所が検閲にひっかかることを危惧し、
何度も書いては消し、消しては書く、を繰り返し、
考えに考えて訳していた原稿が展示されている。
(結局、天皇陛下の奥方が陛下以外の子を宿す、という内容が検閲にひっかかり、
 ゴッソリ削除。)

何度も消しては書く谷崎の姿を思うと、なぜだか泣けてきた。
真っ黒に推敲されまくった原稿の前で、私はしばらく立ち尽くしていた。
そして戦争反対。と改めて思ったのであった。

わたしゃ、護憲派でもなければなんでもない。つーか、よくわからない。
けれどもこれぐらいのことで検閲で削除されちゃうような、そんな戦争なら絶対反対。

だいたい内容が悪いなら、谷崎じゃなく紫式部に言え、と。
あー。あったま悪いわ~。

マスコミも鮎子さんの写真載せてるヒマがあったら、
お得意の表現の自由とやらでこういう事件をかき立てればいいのに!
NHKやらテレ朝やらが政府に事情をちょっと聞かれたくらいで
圧力がーーー!
とか言ってる場合か。

ちなみに谷崎の『細雪』も検閲にひっかかり、出版禁止になっている。
(理由は、『細雪』の優雅さが戦時中の日本に合わない、とのこと・・・くだらなさすぎ。)
しかし出版はできなかったが原稿を書き続ける谷崎に、
中央公論の嶋中さんが谷崎に原稿料を払い続けていたのだが、それも政府から咎められ、
その後は谷崎は自腹で書き続けていたらしい。
執念。執念。ひたすら執念を感じる。

そして戦火が激しくなった終戦直前、なななななんと!!!!
谷崎は岡山県に疎開してることが判明。
・・・・し・・・知らなかった。。。。
え?有名なの?いや~、知らなかったわ~。
まさか疎開先はうちの近所とかじゃないでしょうね!!!!
だったら死ぬほど後悔する!!!!→なぜ?
と思ったら、津山と勝山だった。
・・・ほっ。あんまり近くなかった。
友達の家は近いけど。全然関係ないけど。

あとは娘の鮎子にあてて、たくさんの手紙が書かれていたことになぜかほっとした。
あんな谷崎だが、彼なりに娘を思う一面もあったのだ。
谷崎潤一郎=渡辺千萬子往復書簡』では娘をさんざん言っている箇所もあったが、
それはそれ、これはこれ。
愚妻が~、みたいなもんでしょ。(と思いたい。)

どこかの雑誌で、父親である谷崎潤一郎について語る鮎子のインタビュー記事に対し、
内容うんぬんはともかく、父親のことを書くときは父親である自分に了解を得なさい
と窘める手紙の内容に、
そりゃそうだよ鮎子ちゃん。谷崎ったら常識的なこと言ってるなあ、自分は非常識なくせに。
と思った私なのでありました(笑)


とまあ、いちいちこんな感じで回っていたので、とにかく疲れた。
展示場を出るときには、足腰が立たなくなるほど。
日頃の運動不足が祟られる。

ちなみに谷崎は、千代、丁美子、松子の3人の女性と結婚しているのだが、
一番存在感の薄い(結婚期間も短い)丁美子さんが一番美しいと思いました。

相変わらず谷崎の女性の趣味がわからない私であった。
(ま、白黒写真の顔だけしかわからないのでなんとも言えないが)

◇◆

どこかで休憩して帰りたい・・・と思った私。



あの坂をのぼれば海・・・は見えないが、洋館が見える。
(参考「あの坂をのぼれば海が見える」)

小さな町の風景 (偕成社の創作文学 (44))/杉 みき子

¥1,296
Amazon.co.jp

中1の教科書に載っていましたなあ。
子供ながらに、なんか好きでした、この言葉の響きが。




その洋館はカフェも兼ねていた。



テラスで海、庭を眺めながら・・・



おいしいおやつ。



谷崎潤一郎展の資料集を購入したら、缶バッヂがついてきた。
谷崎の顔入り・・・嬉しいような、ビミョーなような。

ちなみにこの展覧会では、
谷崎潤一郎全集をなんと10%引きで予約することができた。
お値段15万強。
つい、思い切って予約しちゃおうかと思った私であったが、
このお値段にさすがにちょっと待て、私。
と自制した。

うちの近所の図書館が仕入れてくれることを期待します・・・。




帰り道、「横浜地方気象台」を無料で見学できるとのことで立ち寄る。



新旧交わる気象台。
(新しいの方は、安藤忠雄設計だそうです~)



私の通っていた、ふるーい小学校の階段みたい。。。。



ここからは安藤忠雄ゾーン。
ここから先は、実際に勤務している方々がいたので、写真は撮れなかったが、
普通のつまらんコンクリートジャングルでした。→コラッ。

気象台を出るころはすっかり日も暮れて、急ぎ足で帰った。
充実した一日を過ごせて、幸せなのでした。


追伸:
平日であったにも関わらず、谷崎潤一郎展は大量のジジババがあふれて大盛況。
特に自分の谷崎知識を妻やら友人やらにひけらかしたいジジどもがうようよいて、
入れ歯ふがふがさせながら、喋り散らすのなんのって。
知識をひけらかしたいなら、頼むから静かにやってくれ。
あなたの召使いにしてください、と(未来の)妻に手紙をおくった谷崎を見習えっっ。
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先日、無事に片方の会社を退職した。
(そして、世界一短気なボスの元へ出戻り人生が始まるのだった。
 →参考記事『出戻りオバチャン。
      『嘘のようなホントの話。』)

私を除く女性陣がいがみ合ったり、言い争ったり、何かとお騒がせな職場ではあったが、
なんだかんだでようやく慣れてきたところでの退職で、
在職中は、いつ辞めてもいい、くらい思っていたが、
いざ退職となると、淋しくなるから不思議なものである。
(後輩きのこ「そんな労働環境で1年半も続いたんですか!?もしかしてドM!?」)


そして退職の日。
最後までバタバタと忙しく、ろくに挨拶することもできなかったが、
必要最低限の人間関係には挨拶をすることができた。

さすが女性の多い職場、餞別の贈り物をたくさんいただいた。
どこから私の退職を聞きつけたのか、予期せぬ人から餞別をもらったり。
ふはははは。
私からもお世話になった方々へのプチギフトは当然用意していたが、
そういうこと(予期せぬ事態)もあろうかと、
宛先不明(?)のプチプレゼントも用意していたのだ。
だてに女性同士が揉めまくってる職場で働いてないね。


ちなみにこういうときのプチギフトでたいてい思いつくのは・・・・

ミニタオル

じゃないですか!!!!

私もプチギフトとしてまずそれを思った。
いくらもらっても困らないもの、として思いつくのは、まずタオルだわなあ。

しかし私と同年代の女性が多い職場。
すなわちオババ。
すなわち出会いも別れも多く経験している人たち。
結構な量のタオルをもっているのではないだろうか。
私も山ほど持っている。

というわけで、
去っていく身の私からは、
会社に残るオフィスレディたちに、「ストッキング」をプレゼントすることにした。

という話を友人知人にしましたならば・・・・

妹「ストッキング、いいよね!私は嬉しい!!!」
sarya「ストッキングはいくらもらっても嬉しい!!ミニタオルは山ほど持ってるもん。」
すーちゃん「ストッキングは思いつかなかった~。確かにいい!!」
ともとも「ストッキングはいいアイデアですね!退職時の参考にします~。」

と大絶賛であった。




退職時にもらった餞別たち(の一部)。

ミニタオルが3枚も集まった。←みんな、考えることは同じ(笑)

あぶねーーーーー!!!!
あやうくミニタオルを贈って、ミニタオルを贈られる、という、
ミニタオルの交換会になるところであった。

危機回避能力に長けた私でよかったよ。

◇◆

そして今、再びボスのところで秘書として働いている。
就職した最初の数日、世界一短気なボスがめっちゃ私に気を遣っていて、

「やだ、あたいこわい。大地震でも来るんじゃ!?」

と、その気遣いに内心怯えていた。

その話を聞いた元同僚Kなんて

「二度とあもちゃんを逃がさないよ!ってことなんじゃないの~。ぷークスクス><」

と私をさらに怖がらせた。

しかし1週間もすれば元通り。
1000匹ほどかぶっていたネコはあっという間に逃走、元の短気なボスに戻った。

この再就職、失敗したかも~。
「危機回避能力に長けた私」は早速前言撤回いたします。
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平成27年4月16日(木)、
松竹創業120周年『中村翫雀改め四代目中村鴈治郎襲名披露 四月大歌舞伎』
(in 歌舞伎座)を観に行く。

久々、扇雀さんの歌舞伎を見たいわ~
という欲求と
扇雀さんのお兄さんである翫雀さんの襲名披露がある
というニュースが重なり、扇雀さんを見るために、お兄さんの襲名披露を観に行く。

チラシの演目を見ると、びしっと並んだ襲名披露の口上は夜の部で行われると思われ、
まあどうせ行くならそちらに行きたいなあ、と思ったのだが、
(新しい歌舞伎座での襲名披露はこれが初めてだそう。)
あもちゃんお目当ての扇雀さんが演目には出ない・・・(口上には出るけど)

仕方ない。
ここは扇雀さんラブを優先し、昼の部に参りましょうぞ!
と行ってきました、お昼の歌舞伎座。



汗「あもちゃん、もうちょっと前に・・」

なんでいるんだ、汗かき夫。

実は私一人で行こうとチケットサイトでクリックしようとしたところ、
邪魔が入った。

汗「あれ!?歌舞伎行くの?いつ行くの?俺もいきた~い。」
私「・・・歌舞伎、好きじゃないじゃん。」
汗「え!好きだよ!!全然わかんないけど。」
私「わかんないなら行くんじゃねえ。チケット代を無駄にすんじゃねえよ!!!」
汗「やだやだー。久しぶりに歌舞伎見た~い。」

と押し切られて二人で行くことになりました。
平日の真っ昼間に。

私「・・・仕事は大丈夫なんでしょうね。」

まさか、クビになってる、とかいうオチだったら笑える。
・・・って全然笑えない!!!



私「翫雀さん改め鴈治郎と撮って~」
汗「あいよ!」



汗「ぷーっ。クスクス><」

自分で撮ったアングルの写真に、自分でウケていた汗かき夫であった。
確かに笑える。



歌舞伎と言ったら、冥土の土産とばかりに一等席でぺちゃくちゃしゃべりまくるジジババ。
毎回、毎回、悩まされている、という私に
「ちょっと悪い席で見ると、歌舞伎好きが多かったりするから静かかもよ!」
というブログ友&リアル友のsaryaさんの助言に従い、2階席にしてみた。

ところが!
さらに悪い席に、大量の高校生が・・・。
どうやら修学旅行のようである。



私「とてつもなく嫌な予感がするわ~~~~~~~~汗」

嫌な予感に身を震わせながら、開演のお時間です。

◇◆




一、玩辞楼十二曲の内 碁盤太平記(ごばんたいへいき)
  山科閑居の場 一幕
(近松門左衛門 作 渡辺霞亭 脚色)

大石内蔵助      扇 雀
岡平実は高村逸平太 染五郎
大石主税      壱太郎
医者玄伯      寿治郎
空念実は武林唯七 亀 鶴
妻およし      孝太郎
母千寿      東 蔵

※宝永7年(1710年)に大坂竹本座で初演された
 近松門左衛門による全二段の時代物の浄瑠璃を渡辺霞亭が脚色、
 これを初世中村鴈治郎が初演、自らの当たり役として、
 後の家の芸である「玩辞楼十二曲」のひとつに加えたのが本作である。

(あらすじ)※プログラムより
ここは都の外れの山科。元赤穂藩国が郎の大石内蔵助の閑居では、
内蔵助の嫡男の大石主税(壱太郎)が、医者の玄白(寿治郎)と夜通しで碁を打っている。
その様子を案じるのは、山科に居を構えた大石家に仕えるようになった下僕の岡平(染五郎)。
碁の勝負は主税が勝利して、眠気を堪えかねた玄白は、岡平に案内されて奥へ入っていく。
そこへやって来たのは空念(亀鶴)という旅僧。
江戸から来たという空念と共に辺りに気を配る主税は、空念に向かい「武林殿」と声をかける。
実は空念は、元赤穂浪士の竹林唯七。
一年前、江戸城内において、赤穂藩主浅野内匠頭は高家筆頭吉良上野介に刃傷に及んだ。
そのため内匠頭は切腹、浅野家はお取潰しとなった。
家臣の内、内蔵助以下、四十七名は亡君の恨みを晴らすため、
吉良を討とうと艱難辛苦している。
既に江戸へ下っている唯七は、内蔵助へ宛てた原惣右衛門の密書を届けるためにやってきたのだ。
そんな唯七が耳にしたのは、近頃、内蔵助が乱行を重ねている噂であった。
内蔵助の江戸下向を促した唯七は、大坂へ向かう。
主税が見つめる密書について、無筆の岡平が興味を抱くところへ、
太鼓持ちや芸妓、仲居を供にした大石内蔵助(扇雀)が戻ってくる。
最前、唯七が聞いた噂の通り、近頃、祇園の茶屋に通い詰め、放蕩を尽くしている内蔵助は、
今宵も大酔していて、歩く足取りも覚束ない。
そんな内蔵助を出迎えた妻のおよし(孝太郎)は、
国許で内蔵助の放埒ぶりが取沙汰されていることに耐えきれず、
舅の千寿と共に都へ来たのである。
それゆえ、内蔵助の様子を無念に思い、奥へと入っていく。
主税は五番を枕に寝入った内蔵助を起こし、唯七が届けた密書を渡すが、
封を切ることなく、密書を破り捨ててしまう。
主税はもとより、主税を呼びにきたおよしは、夫の有様を目の当たりにして、
内蔵助を臆病者、腰抜武者と言って嘆く。
さらに母の千寿(東蔵)が現れ、命を惜しんで仇討ちを諦めたという息子の様子を見て、
携えてきた亡夫の位牌を持って、両親の折檻であると言って、散々に打ち据え、
およしと共に座を立とうとする。
すると内蔵助はおよしを止め、夫の自分を謗ったことを理由に離縁を申し渡すと、
これを咎める千寿に向かい、およしと共に早く家を出ていくようにと告げる。
その言葉を聞いた千寿は、内蔵助に勘当を言い渡し、およしを伴って家を出て行くのであった。

誰もいなくなった座敷に現れた玄白は、岡平を呼び出すと、
内蔵助の仇討ちの志はないと互いに確信した上、岡平に一通の書状を渡す。
実はふたりは吉良方の間者。内蔵助を様子を探っていたのだ。
玄白が立ち去ると岡平は庭の灯籠の灯で玄白から渡された書状を読み始める。
その様子をじっとみつめる主税。
一方、この時およしは千寿と共に家に戻り、裏へ忍ぶのであった。

無筆と言っていた岡平が書状を読んでいるのを見た主税は、
吉良の間者であろうと詰め寄った上、岡平を突き刺して、とどめを刺そうとする。
内蔵助はこれを止め、仇討ちを遂げるために腐心する自らの心を察してほしいと岡平に語る。
これを聞いた岡平は、内蔵助の忠義心に胸をうたれ、
自らが吉良家家臣高村逸平太という素性を明かし、
内蔵助の求めに任せて吉良邸の様子を語り始める。
碁盤を引き寄せ、黒白の石を用いて、深傷を負った岡平の話を確かめる内蔵助。
やがて岡平が息を引き取り、内蔵助父子は旅支度を始める。
そこへ千寿とおよしが姿を現して、内蔵助に詫びる。
既に夫婦、親子の縁を切った内蔵助たちは、表立って別れを惜しむことははばかられる身の上。
それゆえ、内蔵助は障子を閉じて、そこに映る互いの影をたよりにして名残を惜しむ。
そして降りしきる雪の中、主税を伴い、江戸へ向かって旅立つのであった。

◇◆

舞台が始まったばかりのころ、後ろのジジババと隣のババたちが
ふっつーに話してて(なーぜーだー)、めっちゃうるさかったのだが、
隣のむさいオヤジ(=汗かき夫)が注意してくれたおかげで →今日の役目は終わった!
静かに見ることができた。
この二組以外にはやかましい騒音ズはおらず、saryaさんの助言が奏功した。
助言に従ってよかったよ。ありがとう!!!

そして密かに身を震わせていた修学旅行生たちだが、これがまあ、なんとマナーのいいこと。
本当に静かに観ていた。
コトリとも音も立てず。
中には寝ていた子もいたのかもしれないが、寝るのは全然かまわなくてよ。
最近の若いものは・・・なんて、えらそーに言ってるジジババは若者たちに光速で謝るべき。

そんな観客の様子はさておき、肝心の芝居の内容だが、
とにかく私の扇雀さんが素敵すぎた~。
私の心の恋人扇雀さん、ますます惚れた。きゅーん。
できれば女役の扇雀さんが見たかったけど、大石内蔵助もやはりすばらしかった。

扇雀さんによると(プログラムより)
この『碁盤太平記』は上演自体、40年ぶり。大石内蔵助は初役。
だそう。
前回の上演時の音声記録と、初代鴈治郎の弟子の記録(松若本)が出てきたので、
これらをたよりに芝居作りをしたとか。

大石内蔵助が初役だなんて、微塵も感じさせない扇雀さん。
時間と労力をかけて研究したのだと思う。
最初に華やかな人たちを引き連れて帰宅した際の、扇雀さんの酔っぱらいのお大尽ぷりったら。
あんな上品でありつつ華やかに乱れる絶妙な演技を見せられたら、
あもちゃん、もう、ぐうの音も出ない。
それだけでぐぐっと胸をわしづかみ。

そこへ奥方であるおよしが現れて、乱れる自分の夫に向かって
「おひさしゅうございます」→厭味ね笑
とか言うもんだから、大爆笑してしまった。

私「あはは!!!・・えっ?あれっ・・・」

会場に響く、私だけの声。
笑いのツボを刺激されたのは私だけだったか。

今度から汗かき夫がグデングデンに酔っぱらって帰ってきたら、
「お久しぶりです」と言って出迎えよう。
と心に決めたのであった。

物語が進む間、舞台では雪がずっと降っているのだが、しかし舞台には降っていない。
ひたすらと太鼓がドン、ドン、と打ち鳴らされるのだ。
音で雪の降る様子を表すって不思議な演出だなあ。と思うと同時に、
雪の降る夜って、こういう音が遠くから聞こえる気がする。
これまた不思議である。
言い得て妙、というか、鳴り得て妙、というか。

わたくし、ここまで扇雀さんを大絶賛であったが、
かねてより気になっていた、saryaさんがごひいきの市川染五郎(通称:染ちゃん)、
こちらもまたうまくて、彼にも釘付けになった。
好き嫌いはさておき、染五郎ってやっぱりうまいなあと感心した。
松たか子もうまいし、おそろしい兄妹やで。

エビゾー(市川海老蔵)って、主役しかできないタイプの役者だが、
染五郎はどちらでもできるタイプ。
私は脇役にもスッと回れる演技派が断然好きよ。

このお芝居、「実は・・」という歌舞伎らしい物語なのだが、
その悪役を染五郎が見事に演じていた。
悪役と言っても赤穂方からしたら、の話で、彼は仕事をしているだけで人間的には悪くない。
だからこそ、大石内蔵助の話に胸を打たれ、今際の際に吉良の情報を伝え、息を引き取る。
という、という難しい役。

ちょっとペラペラしゃべりすぎやろ、仮にも吉良の人間でしょ!とは思ったが、
そこはお染ちゃん、見事な演技で強引に私を納得させてくれた笑

そして最後の、永遠の親子の別れ。
親子の縁を切ったため、表立って別れの挨拶もできない関係。
夜の闇にまぎれ、たった14~15才で母と永遠に別れる(すなわち死)主税の姿に、
場内のあちこちからシクシク嗚咽の声が漏れていた。

そこにはまた、もう一組の親子の別れがあった。
大石内蔵助と主税の祖母の千寿である。
大人同士の別れなので涙にくれることはないが、
障子を挟んで互いの影に無言で静かに別れを告げるのであった。
この静かな別れに私もうるうるしてしまった。

こういう、認められない関係とか、忍ぶ恋とか、日本人っぽーい。
親子の縁を切ったことで表立って別れができない、って言っても
誰も見てないんだからいいじゃーん、とも思うが、→コラッ。
古来から「形」を日本人は大事にしてきたんだな、と改めて思った。

ボロはまとえど心は錦、的な。
ちょっと違うか。

◇◆

はー。扇雀さん(と染ちゃん)を堪能したね~。
と、汗かき夫と今のお芝居について、語り合う。

やはり忠臣蔵はわかりやすい。
汗かき夫も苦労することなく、物語を理解できた模様。

さ。休憩時間30分で、「かべす」を堪能するよ~!
(※か→菓子、べ→弁当、す→寿司)




私「もぐもぐ~・・・むぅ~ん。」

お弁当は新橋演舞場の方が種類も豊富で美味しい。
歌舞伎座は、館内の弁当を充実させたほうがいいと思うの。
以上、食いしん坊オバチャンの主張。



以前、コメント欄にて教えていただいた「めでタイヤキ」。
紅白の団子が入っていて、ボリューム満点でおいしかった!!



そしてあっという間に売り切れ~。
買えてよかった!



珈琲カップも歌舞伎仕様。

お腹も心も大満足の中、第2幕の開幕です。

◇◆

二、六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)
僧正遍照、文屋康秀、在原業平、小野小町、喜撰法師、大伴黒主
〈遍照〉    
僧正遍照     左團次
小野小町     魁 春

〈文屋〉    
文屋康秀     仁左衛門

〈業平小町〉  
在原業平     梅 玉
小野小町     魁 春

〈喜撰〉    
喜撰法師     菊五郎
祇園のお梶     芝 雀
所化     團 蔵
同     萬次郎
同     権十郎
同     松 江
同     歌 昇
同     竹 松
同     廣太郎

〈黒主〉    
大伴黒主     吉右衛門
小野小町     魁 春

◇◆

紀貫之が優れた歌人として挙げた
僧正遍照、文屋康秀、在原業平、小野小町、喜撰法師、大伴黒主
は、後に「六歌仙」と呼ばれるようになる。
この六人を素材とした舞踊のうち、最も代表的なのが、この『六歌仙容彩』である。
(初演時の読み方は「うたあわせすがたのいろどり」)

多少は筋があると言っても、舞踊。
気持ちのいい音楽とほどよい場内の暗さで、場内は舟を漕ぐ人が多発していた。
ぺちゃくちゃおしゃべりしていたジジババたちも、しばし夢の中~。
おかげであもちゃん、音楽と舞踊を堪能できました~。
できれば引き続き静かに眠っていてもらいたいもんだ。と思いながら。。。

『喜撰法師』といえば、先日亡くなった三津五郎の十八番だったとか。
喜撰法師のお茶目な化粧を見て、思いだした。

三津五郎といえば、扇雀さん見たさに行った2011年の『四月大歌舞伎』で、
川口松太郎の現代歌舞伎『お江戸みやげ』でお辻を演じる彼の生の姿を見た。
そして
三津五郎さん扮するお辻オババの声が桂歌丸さんそっくし!
とか言っていたが、あれが私が見た最後の生の三津五郎さんの姿だったんだな~。
世界の街道をゆく、では、三津五郎さんの独特のナレーションをよく聞いてたんだけど。

切ない。
お茶目な喜撰法師のチョボクレを見ながら、切なくなる私なのであった。

そして最後はそれまでの場面とは雰囲気が変わり、衣冠束帯姿の黒主が登場する。
黒主を演じる吉右衛門の迫力がすごかった。
その姿はまるで前ローマ法王ベネディクト16世のよう。



そっくし!!!

衣裳の色は黒と白で違ったが、ポーズといい、衣裳の翻り方といい、まるでローマ法王。
吉右衛門の黒主はそれほどのインパクトの強さで、
今まで舟を漕いでいた観客もビビビと雷が落ちたかのように飛び起き、
その姿に驚き、割れんばかりの拍手を送っていた。

小野小町の十二単に黒主の荘重な趣が舞台を豪華で華やいだものにし、
本当にめでたい席にピッタリの演目となった。

二階で見ていたおかげで、
後見さんが大伴黒主の衣裳を猛スピードで着替えさせている際の
真剣な表情をじっくり見ることができた。
おそらくギリギリの時間内での攻防戦であったのであろう、めっちゃ焦ってた。
その表情一つも舞台に緊迫感を与えており、大変楽しむことができた。

◇◆

三、玩辞楼十二曲の内 廓文章(くるわぶんしょう)
吉田屋
劇中にて襲名口上申し上げ候

藤屋伊左衛門  翫雀改め鴈治郎
吉田屋喜左衛門     幸四郎
若い者松吉        又五郎
藤屋番頭藤助      歌 六
おきさ        秀太郎
扇屋夕霧        藤十郎

(あらすじ)※プログラムより
正月を間近に控えた大坂新町の吉田屋。
その店先へ姿を現した阿波の大尽は、
扇や抱えの遊女である夕霧が姿を見せぬことに腹を立てているが、
これをなだめすかす太鼓持ちや仲居たちの言葉に従って餅をつき始めると、
機嫌を直して店の中へ入っていく。
これと入れ違えるようにやってきたのは、
編み笠をかぶり、祖末な紙衣を着たみすぼらしい姿の男。

~♪
冬編み笠の垢張りて 紙子の火打ひざの皿
風吹きしのぐ忍ぶ草 忍ぶとすれど古の 花は嵐のことなり今日の寒さを食いしばる
はみ出し鍔も神寂びてこじりつまりし師走の日・・・

玄関先に立った男は主人の喜左衛門を呼ぶ。
その声を聞いて店の中から出てきた若い者の松吉(又五郎)は男の身なりを見て、
帚を振り上げて追い払おうとする。ここへ主人の喜左衛門(幸四郎)が現れ、松吉を窘め、
男に詫びを言いながら、笠の内の顔を覗き見る。
すると、その男は顔見知りの藤屋伊佐衛門(鴈治郎)だった。
大坂でも指折りの大店である藤屋の若旦那であった伊佐衛門だが、
扇屋抱えの傾城である夕霧に入れ揚げ、それが元で七百貫という借金を抱えた上、
家を勘当された。
そんな伊佐衛門がやってきたのは、夕霧が病で臥せっている噂を耳にしたゆえ。
これに対し、以前と変わらぬ態度で応対した喜左衛門は、伊佐衛門を店の内へ案内する。
正月の設えで飾られた吉田屋の大座敷へ通った伊佐衛門に、
紙衣では寒かろうと羽織を着せかける喜左衛門。
これを有り難がる伊佐衛門の様子を見た喜左衛門は、
羽振りの良かった頃の伊佐衛門の姿を思いだして涙に暮れる。
そんな喜左衛門に向かい、たとえ、どれほどの借金があろうとも、
びくともせぬと若旦那の気概を見せる伊佐衛門。
やがて喜左衛門が座を立ち、酒の支度を調えたおきさ(秀太郎)が現れる。
そして、夕霧の様子を尋ねる伊佐衛門に対し、夕霧の病は快方に向かっていると応える。
おきさの話を聞いた伊佐衛門は、夕霧が居るという座敷の内を窺う。
ところが夕霧は他の客と一緒に居た。この様子を見た伊佐衛門は、腹を立てて帰ると言い出す。
そんな伊佐衛門をおきさが宥めると、子供のように拗ねて寝てしまう伊佐衛門。
するとおきさは、伊佐衛門に枕をあて、案じた様子で座敷を出て行くのであった。
さて、隣の座敷から聞こえてくる唄を耳にした伊佐衛門は、
去年、夕霧を月見をしながら、三味線を連れ弾きしたことを思いだす。
そしてその時とは打って変わった自分の今の身の上と、
夕霧の心変わりを思って、再び帰ろうとする。
しかし喜蓙衛門夫婦の心遣いを思うとそれも出来ずに迷ううち、こたつに入って寝てしまう。
そこへ様子を窺いにきた禿に続き、夕霧(藤十郎)が姿を現し、
伊佐衛門を起こそうと声をかける。本心では、夕霧を待ちかねていた伊佐衛門であったが、
その心と裏腹に、夕霧への恨み言を言って寝た振りをしてしまう。
しかし再び夕霧に揺り起こされると、
他の客を相手にしていた夕霧を万才傾城と言って罵る伊佐衛門。
これに対して、伊佐衛門に会えぬ苦しみから病になり、
病み衰えていた身の上をかき口説く夕霧。
折からそこへ喜左衛門とおきさ、仲居たちがやってきて、
伊佐衛門の勘当が許され、夕霧の身請けの金が届けられたことを知らせる。
さらに藤屋の晩冬の藤助(歌六)を先頭にして、
千両箱を担いだ太鼓持ちや若い者が座敷へとやってくる。
こうして、無事に勘当が許された伊佐衛門は、晴れて夕霧と夫婦となり、
目出たい新春を迎えるのであった。

◇◆

劇中の口上というものを初めて観た。

舞台は新春を迎えようとしていためでたい座敷。

めでたい新春がやってきますなあ。
そうそう。めでたいと言えば、あなたもめでたいことがあったそうで・・・

と幸四郎演じる喜左衛門が鴈治郎に話しかけると、
今まで物語の中のお座敷が、現在にタイムスリップ、突然襲名口上のお座敷に様変わりした。

鴈治郎が襲名口上を述べる中、幸四郎の世話焼きっぷりがまるで喜左衛門のようであった。

幸四郎は好きでも嫌いでもなかったのだが、喜左衛門を見ているとちょっと好きになった。
喜左衛門にピッタリ☆

物語は、道楽息子が勘当されて貧乏を体験し、愛する人とも離れてしまい、
みすぼらしい格好で愛する人と再会。
ああ、かなしいことよ、とか思ってたら、勘当が解かれて万々歳!
あら、日も改めてお正月。
みなさんおめでとうございま~す☆

という、ひっじょーにご都合主義の物語であるが、
鴈治郎演じる伊左衛門もひょうきんで、元がええとこのボンボンなので、
貧乏でもなんだかさもしい感じもしなくて、全体的に華やか、
こういう目出たい席には大変いい物語なのではないだろうか。

この作品が始まる前の休憩で、この物語の筋書きをかいつまんで夫に説明していた私。

夫「あもちゃんの説明を聞いてなかったら、全くわかってなかったと思う~。ありがとう!」
私「・・・次から歌舞伎は見なくてよろしい!!!!!!ビシッッ!!!!!!」

◇◆



早めの夕ご飯は『銀の塔』のタンシチュー。

私「なつかしい!上京したての頃、ここ(正確には別館)で食べたなあ~。」



懐かしい味は全く変わっていませんでした。

タンシチューを味わいながら、
歌舞伎談義に花を咲かせた(← 一方的に花を咲かせる、花咲かバアさん。)夜でした。
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テーマ:
人と会う約束があったのだが、約束の時間までのんびりしていよう、とお茶。



ケーキセットを頼んだら、ペンギンセットなるものが!

かわええ~♪
ラ~ブリ~♪



ご丁寧に足までついている。
かわいすぎて食べられな~い。

とか、かわいいことを言っておきながら~・・・



グッサリ。

残酷過ぎる!
ひどい!!
かわいそう!!
等々、友人知人から非難囂々であった。


※この後、スタッフが美味しくいただきました。
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