題名のない音楽会〜テレビ公開収録・その1〜 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

あもちゃんの、新しいページがめくられた!!!!

私の、世界の佐渡ちゃんが司会をするようになってから、
再び、ほぼ欠かさず見るようになった『題名のない音楽会』。
 ♥公式HPはこちら→『題名のない音楽会

そして、一念岩をも通すとばかりに、公開番組収録にひたすら応募をしていた私。
それが、なんと、ようやく、当たったのだ!しかも2回連続で。。。
という記事を先日、書いた。
 →参考記事「愛する執念高倍率をも通す」「下手な鉄砲、百発百中。

このたび、1回目の収録に喜び勇んで行ってまいりました~~~~。
1回目の収録は、文京シビックホール、である。

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整理番号順に引き換えをする、とのことで、
大ホールの前には、どこから湧いてでたんだ、というほどのうじゃうじゃ人だかり。
日本にはこんなにも、クラシック♥ラブ、な人がいるんだろうか。
不思議な気がする。

すると、ちょうど私の番号(640番台)が呼ばれた。
ふひー。ぴったり!

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入り口のおしらせ掲示。
あまりの興奮でブレまくり。
本日のゲストの「岩井直溥(いわいなおひろ)」氏が病気で出演がキャンセルになった
とのことである。
いいんだ~。佐渡ちゃんが見られれば。
とこの時は思っていた。

中に入ると、さらにそこにはうじゃうじゃと人だかりが。
うへー。
まだ引き換えられないのー!?
と思ったら、私の番号が呼ばれた。

なんつータイミング♪
全く待たされることなく、引き換えることができた。

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わーい。なんか、いい席っぽい!!!
さすが一人で来ただけある。余ってるとこにどんどん座らせていくのであろう。

開演まで1時間ほど時間があるので、お茶をしながら本を読む。

あ!そうそう!
みんなにこの喜びをメールしなくっちゃ。→メーワク。

(カメラがぶっこわれたので→参考記事『ted(テッド)』、メールの写真ナシ・・)

私 「チケットを引き換えたら、なんだかよさげな席なの!
   映るかもしれーん。
   こうしちゃおれん。お化粧お化粧♪」
sarya「最近のテレビは肌荒れまでバッチリ映すから、念入りに化粧直ししないと!」
私 「・・・・」

さかのぼること数週間前、この収録が当たった、と直接話したとき、
「まーじでっっっ!?!?すごいじゃん!!!!!!!!」
と、saryaさんが、私が宝くじ1億円に当たった、くらいの驚き方をされ、
え?ん?う・・うん。
と違和感&温度差を感じていたのだが、このメールで疑惑が確信に変わった。

saryaさん、スタジオ収録が当たった、と勘違いしてた。
ええ、ええ、ちゃんと説明しなかった私がわるうございました。
私の世界の佐渡ちゃんの「題名のない音楽会」は、
日本全国民、視聴率100%だと勘違いしておりました。

いくらあもちゃんがかわいいからって →は~?という抗議の声は華麗にスルー。
文京シビック大ホールで、さすがに肌荒れが映るまでアップにはならん。

さあ!お時間です。ホールに戻るで~♪

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おお!
「題名のない音楽会」って書いてある~。
わくわく。

さ、私の席はどこかな~。

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たいしてよくなかった・・・
たとえテレビに映ったとしても、肌荒れどころか、眉毛がなくてもわかるまい。

6時45分。
予定時間ぴったりに佐渡ちゃんが舞台上に現れた。

スラリと背が高く、立派な体躯をしてるから、外見もとっても魅力的。
すかさず、スチャっとオペラグラスを構え、佐渡ちゃんの姿をとらえる。
あは~ん。
ズームで見てもやっぱりス・テ・キ♥

まずは観客の緊張をほぐすべく、佐渡ちゃんが年末年始の出来事を話し始めた。

私の世界の佐渡ちゃん、年末はパリの楽団の年越し演奏会で指揮していたそうである。
そこで舞台上の照明がパリンと割れるハプニングが起こったそうである。
おそらく観客が持ち込んだシャンパンの栓だかおもちゃのピストルだかが
照明をぶっこわしたのであろう、とのこと。
(なんつーハプニングやねん。さすが外人、やることがハデ。)

で、パラパラ~と照明のガラスの破片がバイオリンのおばちゃんの頭に落ちてきて、
そこまではよかったのだが(よくないけど)
おばちゃんの頭から煙がモクモクと出始め、髪の毛が燃え出したのだそうだ。
髪の毛が燃え出したおばちゃんの後ろにいた同じくバイオリンのおじちゃんが、
素手でパタパタとおばちゃんの頭を払い、無事消火。
観客も楽団員も佐渡ちゃんも、
照明割れ~の、髪の毛燃え~の、消火し~の、の一連の流れを呆然と見た後、
何事もなかったかのように、演奏を再開したのだそうだ。
それがおかしかった、というエピソードを語ってくれた。

また、年始は日本でゆっくり、という予定だったのだが、
ロンドン交響楽団(←一流ですぞ)で指揮する予定だった、
コリン・デイビス氏が病気で指揮ができなくなり、急遽佐渡ちゃんに依頼が来たそうで、
あわててロンドンに行ったのだそうだ。
曲目は、モーツァルトの『レクイエム』で、
佐渡ちゃん、過去、一度もこの曲を指揮したことがなかったらしく、
でも引き受けた以上、振ったことありません、とは言えず、
少ない限られた日数で、めちゃくちゃ勉強したらしい。
こんなに勉強したの、人生で一度か二度か、くらいの猛勉強だったそう。
さすが私の世界の佐渡ちゃん、天才な上に努力家なんだわ~♥
しかも私、気づいた。

佐渡ちゃん、そういう話をするときに、
コリン・デイビスとかロンドン交響楽団とか当然みんな知ってる、という前提で話さない。
ちゃんと簡単に説明を付け加える。
saryaに題名のない音楽会について全く説明しなかった私の未熟さが恥ずかしいわ(●´ω`●)

そんなエピソードを語り、観客の心がほぐれてきたところで、
佐渡ちゃんが例のキメ台詞の練習をしましょう、とみんなで練習をした。
1度でみんなお上手にできたので(そりゃ毎週見てる人ばかりだろうからね)、
佐渡ちゃんは舞台袖に引っ込み、入れ替わるように本間智恵アナウンサーが登場。
そのまま収録開始!!

本日の公開収録は、2週分収録するらしい。

第1部は、
「岩井直溥90年の軌跡~「吹奏楽ポップスの父」の原点」
と題しての演奏であった。

岩井直溥氏は病気で来られないため、
第2部で出演予定だった、富樫鉄火さんが第1部でも登場することになった。
いやー。
この富樫さんが、ものすご~く博学で、話もわかりやすく、大変タメになった。

そして~
佐渡ちゃんがみんなに声をかける。

佐渡ちゃん「あたらしいページを!!」
みんな「めくりましょう!!!!!!」 →ポーズ付き。

佐渡ちゃん応援団長あもちゃん、
張り切って声を張り上げ、めくりましょう~って言ってやったで~。一人だったけど。
自分が映るためではない。
あくまでも佐渡ちゃんのためである。

パチパチパチ~。
感動した~。 →感動屋さん。

さて。
第一部は、日本の吹奏楽ポップスの父、岩井直溥氏の功績を見ていくものであった。

1曲目は岩井直溥氏編曲「ロシア民謡/黒い瞳」
ルー大柴さんのパフォーマンス付き。
ここでルー大柴さんが登場!
前もルー大柴さんが突然客席から出てきたんだよね~。
 →参考記事『佐渡×シエナ 文京シビックホール公演
佐渡ちゃんと交流があるのね~、いいな~。

ルーさんの「寝耳にウォーター」に一人で大爆笑していた私。
あはは!!!!
え!?
あれ!?
キョロキョロ。
・・・・笑ってるの、私だけ!?

観客席にはルーさんの笑いを理解できないちょっと上の世代の、ジジババが多かった模様。
あ~ん、もう。じれったい。
定番の「薮からスティック」も飛び出したのに~。
一人で笑っててむなしい~。
そして演奏が始まり、ルーさんのパフォーマンスが始まる。

ルーさん、緊張してたのかしら。ちょっこし失敗してた(笑)
でも、撮り直しはしない模様。
どうやって放映されるのか、それはそれで興味あり。

二曲目は「岩井直溥編曲/チェイス・黒い炎」であった。
これが、すんばらしくいい演奏で、私、感動にうち震えて心臓バクバクであった。

ここで私の話を少々。
私、中学高校と吹奏楽部でフルートを吹いていたんですがね。
これがちーっとも楽しくなかったのだ。
楽しく音楽をやる、という環境じゃ全くなかったのだ。
音楽の理解もろくにないくせに(こらー)、
後輩指導とか言って(音楽全く関係ない)、先輩らが取り囲んで泣くまで帰らせない、とか。
確かに私が小生意気なせいもあったのでありましょう。
フルートに触るのも初めて、だった私が、楽譜見ていきなり先輩より上手く吹いたら、
そら、先輩だっておもしろくはないわな。
さらにさらに、
私は音楽をするために吹奏楽部に入ったんやで~。先輩のいじめに耐えるためではない。
とかいう態度を隠さないから先輩らのやっかみに余計に火をつける、と。
などというくろ~い思い出が、吹奏楽にはありました。

吹奏楽なんてちーっとも楽しくなかったよな~。
と湧いて出てくる黒い想い出を必死に打ち消しているうちに、
東京佼成ウインドオーケストラの演奏が始まった。

なんつーかっこいい演奏!!!
なんつーかっこいいアレンジ!!!
ロック、最高!!!!!

岩井直溥氏が、なぜ日本吹奏楽の父、と呼ばれるか、はみんな大好きwikiを見て・・・
と言いたかったが、全く触れてない!!!

ここであもちゃんが簡単に説明しますれば、
当時の日本の吹奏楽は、
マーチ(行進曲)、かクラシック吹奏楽バージョン、が定番だったのである。
しかし岩井氏は、吹奏楽にはもっと可能性がある、と今では当たり前だが、
映画音楽であったり、ロックであったり、ポップスであったり、を
吹奏楽バージョンに編曲して、世の中に送り出し、それでも浸透しないのを見かね、
全国の学校に押し掛けて、楽しく吹奏楽をやろうぜ!と指導を始めるのでありました・・・
吹奏楽コンクールの課題曲にもポップスを初めて提供したのが、岩井氏である。
そしてそのころ中学生だった佐渡ちゃんもフルート担当で(きゃ♥私と一緒♥)
岩井氏が浸透させつつあった時代のポップス曲を吹いていたそうである。
今では当たり前、という吹奏楽の定番を築き上げたのが岩井氏なのであります~。

とはいいましても、
私の吹奏楽に対するいや~な思い出は根深く、
岩井氏のそんなステキな話もあっそ、くらいだったのだが、
この「黒い炎」の演奏を聞いて、私、新しいページが開いちゃったのだ。

私、吹奏楽部でこういう演奏がしたかったんだなああ!!!!
技術の上手下手はともかく、
こういう楽しい、音楽にひたむきな演奏がしたかったんだな~。
そう心の底から思ったら、吹奏楽の音を聞くのがなんだかとっても楽しくなった。

何がすばらしいって、東京佼成ウインドオーケストラの演奏がすんばらしかったのだ。
エリックミヤシロ(トランペッター)を迎えて、張り切っていたのだろうか、
キレキレでノリノリでどこを切り取って聞いても完璧!という演奏であった。
カッコイイ!!!
そしてそのカッコイイ演奏を支えていたのが、岩井氏の編曲である。

岩井直溥 初期作品集~アーリー・アレンジメンツ/EMIミュージックジャパン

¥3,500
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すばらしいわ~。
試聴だけ聞いてもゾクゾクする。
(岩井氏編曲の動画がなかった・・・)

私、やっぱりロック大好き!
今日、出演予定だった岩井氏が病気で来られなかったのが残念でならない。
岩井さんのお話が聞きたかったなあ。

あ、佐渡ちゃんはどうしてるかな~、と
ストーカーばりにオペラグラスで佐渡ちゃんの姿をとらえる。
すると、私と同じく、ノリノリであった。
やっぱり!!!
佐渡ちゃんもロック大好きだもんね!!!

私、40を前にして(→きゃーホラーよーーー!!!)
ようやく吹奏楽をちゃんと真正面からとらえることができそう。
残念ながら、先日聞いた佐渡ちゃん指揮のシエナの演奏ではそう思えなかったのだが、
この東京佼成ウインドオーケストラの演奏は私の心を開いてくれた。

そして演奏終了。
は~かっこいいぞ!!!とあもちゃん、大拍手。

佐渡ちゃんは、
「いや~、かっこよかったなあ。東京佼成、うますぎる。シエナに言っとかないと。」
と言っていた。
感じることはみんな一緒。

そして
第3曲目の「シンコペーテッドマーチ」第4曲目の「靴が鳴る」の演奏を終え、
第一部は終了した。

時間にして約45分である。
45分の収録を30分にまとめるのか。
わりとそのまんま使うのね。
ルーさんのミスは使われちゃうのかしら(笑)

それにしても今日のアナウンサー本間さんのカミっぷりがちょっとひどくて気になった。
佐渡ちゃんと富樫さんがいたからよかったけどさ~。
いやいや、私、女子アナにきびしいマツコとは違うわよ。
客観的に申し上げているだけですぞ。

そして20分の休憩。
ホール内のトイレがいっぱいだったので、いったん外に出て、建物内のトイレに行く。
案の定、ガラガラであった(おほほ、都内のホールのトイレ事情はよく知ってるの。)。
さっさと済ませ、ホールの入り口でチケット半券を見せようとすると、
ああ、先ほどのお客様ですよね。どぞどぞ。
と私だけ、チケットを確認されることなく通してくれた。
私の服装が個性的だったから(←どパープルワンピ+でっかい模様が肩に一つ)、
覚えられていたのだろう・・・
個性的な、どパープルワンピを着た妙に浮かれたオバハンが映ったら、
それ、私ですのでヨロシコ。

第2部。
「吹奏楽ファンが選ぶ 岩井直溥・人気曲ベスト10」
であった。

本間アナも佐渡ちゃんも服を着替えての、登場である。
2週目の収録ですからね。
(佐渡ちゃんはジャケットを変えただけだったけど。)
私も次の公開収録は、着替えの服を用意してたほうがいいかしらね。→誰も見てないって。

そして例のかけごえである。

佐渡ちゃん「新しいぺーじを!!!」
みんな「めくりましょう!!!!!!」

・・・私よりも大声(しかも金切り声)で叫んでいた女性がいた・・・
くそーーーー!!!!
負けた!!!!!!→なにが!?

吹奏楽曲の定番曲がランキング形式でどんどん発表され、演奏されていく。
そのたびにため息をつく私。
ほんと、私、こういう吹奏楽がしたかったんだなあ。
みんなで音楽を作り上げて、研ぎ澄まされた一つ一つの音を極めて行きたかったんだなあ。
吹奏楽っていいなあ。
ようやくここまで来ました、あもちゃん。
暗い闇から新しいページがめくられました!!!

ここでは上位5曲が演奏されたのだが、
肝心のランキングについては番組でのお楽しみってことで。

何位であったかは伏せておくが、ディズニーメドレーがすんごくよかった。
ディスニーの曲って吹奏楽とよく合う。
映画も一流だが、音楽も一流で、ほんとよく出来ている楽曲だから、
吹奏楽に乗せてもすばらしいデキになるのだろう。
もちろん岩井氏の編曲能力が一流であることは言うまでもない。

いつまでも東京佼成ウインドオーケストラの演奏にひたっていたかったのに、
あっという間に終わってしまった・・・・

はーーーー。と感動しながら、
終わってしまった・・・・と淋しくなった。

この感動をみんなに伝えねば!!! →メーワク!
と思ったが、夜も遅かったので、どこで何してんだかわからない夫にだけメールしといた。

「佐渡ちゃんかっこよかった!心臓バクバク!!!!!」←なんのこっちゃ。

ほんと、あもちゃん、今でもあの演奏を思いだすと、心臓バクバク!!!なのだ。

今回の収録の模様は、4月下旬に放送予定だそう。
本間アナの服装が、春っぽかったのも納得である。→観客は冬衣裳でモッコモコだが。
春か・・。
それはまだまだ当分先。
録画、忘れそう・・・

さ。
次の公開収録が俄然楽しみになってきた。
誰に頼まれたわけでもないが、春らしい服装で臨もうか!?