鍋島 三十六萬石  益々繁盛ボトル | 目指せ酒仙! 将来の店に置く旨い酒を求めて! 酒日記

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旨いもの大好き! そして、旨い酒大好き! 自宅で呑むのもいいけれど、知らない酒に出会う為に飲み歩いている今日この頃! お店で呑んだ、これは!という酒を、ジャンル問わずに公開していきまっせぇ。

こんばんは、酔っ払い管理人です。


ここ最近、また更新をサボっておりました。
本日より、気合が入るといいなぁ・・・と思い、キーボードに向かっております。


さて、身の周りの出来事として一番大きい変化が、会社を替わることになりました。
今までの会社から、違う会社へと移るってことですね。
別段転職活動をしていたわけではありません。


勿論、今の会社でもまだまだ自分のスキルアップのためにいろいろできることがたくさんあり、これからと思っていたところですが、最近ちょっと考えていた事がありました。
それは、“どこまでスキルをつけたら十分なんだろう?”ということです。
もともと独立志向があった私は、独立するためのスキルをアップさせたいといつも考えていたのですが、このスキルってぇやつが、求めれば求めるほどキリが無いって感じ始めました。
詳しい思考プロセスは省きますが、現時点で独立してもスキル的には何とかなると思い始めたんですね。
じゃぁ、何が足りないのか?
それは、人的ネットワークでしょうか。
私が1人立ちしても、仕事をくれような人とのつながりが薄いと考えていました。
なので、後5年くらいの間に今の会社で、この人的ネットワークを意識して育てていこうなんてことを3月中旬くらいに考えていたんですね。


そんな矢先に、旧知の社長から声がかかりました。
今と比べると小さな会社なのですが、その代わりに自分の活躍できるフィールドが格段にひろがります。
その分、責任と期待される仕事も大きくなりますので、プレッシャーは大きいですが、それはビジネスマンとして、自分を大きくしてくれるでしょう。
お話を聴いてから、史記の蘇秦伝にある「鶏口(けいこう)となるも牛後となるなかれ」(大きな団体で人のしりについているよりも、小さな団体でも頭(かしら)になるほうがよい。)ということわざを思い出しながら、約1週間ほどで転職を決意した次第です。
最終出勤日は4月30日。
1ヵ月前に告知しなければと、決めた次の日に上司に報告致しました。


さて、前置きが長くなりました。
何故、この話しをしたかというと、ここ一年でよく登場した佐賀の呑みどころから、離れてしまうことになります。
今の会社には佐賀にコールセンターがあり、そこに出かけることが多かったのですが、次の会社では佐賀に用事はありません。
まぁ、そのうちプライベートでも行こうと思ってはいるのですが、それでも今ほど頻繁に出没するのは不可能です。


で、ちょうど先日の4月2日が佐賀最終になったのですが、まだセンターには退職が告知されておらず、挨拶もせず最後の顔見せとなった人がたくさんいることが、現在も心残りであり、急なことだったのでみなさんと呑みに行くこともできませんでした。
そんな中で、ささやかながら送別会を執り行ってくれたのが、呑み屋の店長さん達だったというのが皮肉な話しで、やっと話しがつながります。
3/31~4/2の間に、もう最後と、呑み歩きましたので、そのひとつひとつを公開していきますね。


ちゅうことで、まずは、佐賀の 「旬の蔵パセリ 」 から。
実は、送別会もここの店長さんが声かけて、例の秘密のお店の店長に話して実現したんですね。
いやぁ、ほんとに感謝でございます。
で、パセリではちょっと珍しいものをいただきました。


シロウオです。
白魚泳ぎ
混同されやすい魚にシラウオがありますが、べつものらしい。
シロウオ(スズキ目ハゼ科シロウオ属)
大きさ 5センチ /分布 北海道南部から鹿児島県あたりの水のきれいな沿岸

シラウオ(サケ目シラウオ科シラウオ属)
大きさ 5~10センチ /分布 北海道から熊本県の河口、汽水域


シラウオはサケの仲間、シロウオはハゼの仲間ちゅうことですね。
体の色は透明で大きさも似ていますが、シロウオは頭が尖り頭よりも胴のほうが幅が広いのに対し、シロウオは頭が丸くずんどう。
アブラ鰭(しっぽの近くにある小さい背びれ)の有無で区別します。

私が食したのは、頭が丸くずんどう、顔がマンガのように目と口がはっきりしていたのでシロウオですね。


踊り喰いで頂きました。
白魚酢漬け
ちょっと分かりにくいですが、酢に漬けてそのまま噛まずに飲み込むのだそう。
酢の味と生きながら喉を通っていく食感は初めての体験で、病み付きになりそうです。


泳いでいるシロウオを見て、カウンター隣の女性二人組みが騒いでいるので、旅先ですし、一人前を私からご馳走してみました。
やっぱり女性にはきついのでしょうか?
1~2匹食べてギブアップ、後は私が頂きました。
でも、初めての体験でこんな機会がないと食べる事はなかったと、御礼を頂いたのですが、ちょっと無理矢理だったかなぁと反省しております。
(うちの相方なら、むしろ食べさせろ!と言うでしょうが・・・)


さて、もうひとつ、お酒・・・というよりボトルを紹介。
それが、


鍋島 三十六萬石  益々繁盛ボトル
鍋島益々繁盛ボトル
これは、呑んだわけではなく空きボトルを撮らせていただきました。
撮り方が悪かったのですが、小さいほうのボトルは4合瓶ではなく、一升瓶です。
その横のボトルが、4,500ml = 4.5リットル = 二升五合 の容量のボトル、でかい!
一升が1.8Lですから、二升五合。
「にしょうごんごう」と読むそうです。
実はこの二升五合という数字、飲食店では大変好まれる数字です。


『二升』は升が二つで『ますます』、『五合』は一升の半分で『半升=はんじょう=繁盛』という語呂合わせですね。
ということにて、益々繁盛ボトルとラベルの裏に記してありました。
旬の蔵パセリが開店するときに、空けたボトルだそうです。


そういえば、実家の寿司屋に「春夏冬 二升五合」という貼り紙がしてあったなぁ。
秋が無いので、秋ない=「商い」 二升五合=益々繁盛 で、「商い益々繁盛」と母に教えてもらったことがあったっす。
げんかつぎの一種ですね。
しかし、この繁盛ボトル呑んでみたかったなぁ。
味よりも雰囲気を呑みたい!