ROOM237 | 記憶のための映画メモ

記憶のための映画メモ

こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。


ROOM237


2012年/アメリカ/103分
監督:ロドニー・アッシャー
おすすめ度(5点中) → 3.5


――― あらすじ ―――――――
スティーヴン・キングの原作を基に、巨匠スタンリー・キューブリック監督が1980年に手がけた伝説的ホラー映画「シャイニング」。そこには天才キューブリックが仕掛けた様々な謎が隠されているといわれる。そして、その謎を解き明かそうと深読みして楽しむのは映画ファンの特権であり、それを可能にしてくれるのは紛れもなく作品そのものの力。本作にはそんな作品の魔力に取り憑かれた深読みの猛者たちが登場し、独自の分析と推理をもとに解き明かした驚愕の秘密を開陳していく映画ファン必見の「シャイニング」徹底解剖ドキュメンタリー。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――
キューブリックの「シャイニング」を徹底的に考察するドキュメンタリー。5人の超オタクたちが独自の論点で「シャイニング論」を展開します。コレ、「シャイニング」が好きじゃないと、まず楽しめませんね(^▽^)。


もしかしたら撮影時のミスだったかもしれない部分まで「あのキューブリックだからきっと意味がある!」と深読みしまくった論説には興味深いものから、笑えるものまで色々あり。


詳しくは、CINEMA TOPICS ONLINEのストーリー解説のところ に書かれています。


▲「シャイニング」を徹底考察するドキュメンタリー。

「シャイニング」の映像はもちろん、ナレーションベース用に他のキューブリック作品の映像もたくさん出てきます。


「シャイニング」は

・ホロコーストを扱った映画であるとか

・キューブリックがアポロ計画の月面着陸映像のねつ造に参加しておりソレを告発する映画であるとか

・性的メッセージが隠されているとか

挙げればキリがないほどいろんな説が出ていました。


▲そもそも、なぜ「237号室」なのか?スティーヴン・キングの原作では「217号室」だったらしい。2×3×7=42。1942年はナチがユダヤ人絶滅を決めた日である。っていうような考察も出てきます。



▲この映像を観て、キューブリックが月面着陸映像のねつ造に加担しており、ソレについて告発していると“確信する”研究家に、おののいてしまいますね。



▲ジャックと支配人が握手したその時!机の上のペーパートレイが支配人の男根と化す!性的なサブリミナル効果。さすがにコレは笑ってしまいました。



▲ダニーが三輪車でホテル内を走り回るシーンから、ホテルの構造を計算し、さらに意味を見つけていくていく作業は面白かったなー。


「シャイニング」が好きな人なら、観ておいて損はないと思います。真剣でもあり、馬鹿馬鹿しくもあり、映画の影響力ってスゲー!と改めて感心してしまいます。キューブリックだから、ここまでみんな考えてくれるんでしょうね。やっぱり偉大な作家なんだな~:*:・( ̄∀ ̄)・:*: