党を立て直せない者が、社会を立て直せるのか | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 まだ、確報ではなく、速報の段階だけれど、鳥取県選挙区選出の参議院議員、浜田和幸氏が、自民党離党の意向を、党に伝えているとの報を、先ほど目にした。

 一昔前と比べると、所属する政党を変更する国会議員の割合が増える中、大変申し上げにくいことだけれど、私は、入党時に、覚悟をして入党すべきであり、「離党するときは政治家を辞めるときである」ぐらいの気持ちで、議員活動をしていただきたいと、思っている。

 人は、一人では生きていくことができない。だから、社会を形成して社会の中で、つまり、異なる意見を持つ他人の中で、生きている。入党した党が、入党したときに期待した姿とかけ離れているなら、その党を立て直す努力をするべきである。
その党を立て直すことができない者が、常識が通じない人や身勝手な人など様々な人も、包含している社会を、立て直すことができるだろうか

 この地球の表面及びその近辺で活動をする人類の社会が、たとえ、宇宙人ジョーンズが指摘されているように、ろくでもない世界であったとしても、我々に与えられている選択肢は、この地球の表面及びその近辺で活動すること、その一つだけである。

 異なる意見を持つ他人や常識が通じない人、身勝手な人もいる社会と、折り合いをつけ、清濁併せのんだ上で、現に目の前にある問題を解決していこうとする気概を失わない者こそ、国士(statesman)と呼びたい。


神奈川県にて
佐藤 政則