「岡田総理、小泉副総理、佐々事故担当相」での組閣 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 デジカメを持って浜辺へ行けば、たとえ防水仕様のデジカメであっても、極力、潮風に当てないようにし、塩水がかからないように、気をつける。別段、理系の人間でなくても、そうする。なのに、今回の原発事故の当初、海水を大量に、原子炉に向けて放水した。
ど素人の私が見ても、「海水をそんなにかけたら、機材に錆びが生じたりしないのか。塩分を含んだ水をかけること自体に、それなりの意味があって、あえて、塩分を含んだ水を、放水し続けているのだろうか」と、思っていた。

 今回の事象は、東京電力にとって、マニュアルさえ作成していなかった、想定外の事象なのだろうか。そうだとすれば、あまりにお粗末で、「東電は公害の加害者企業である」と、言わざるを得ない。

 「水素濃度と酸素濃度が、ある一定の値以上になると、水素爆発の危険があるので、窒素を格納容器内に封入する作業を行っている」との報道を、聞いた。ということは、現在は、水素濃度と酸素濃度は、計測できているということなのか。いずれにせよ、密閉された容器の中に、さらに、窒素を封入すれば、容器内の圧力が高まる。早晩、圧力を下げるために、再度、弁を開け、放射性物質を含んだ空気を、外部に放出するのだろうか。

 放射性物質を含んだ汚染水を、事前に充分な説明をすることなく、太平洋に投棄し、海洋汚染を実行した菅直人政権なら、柔軟性を失った頭で、「こうするしか方法はないので、弁を開けて大気を汚染しました」と、言うだろうと、想像してしまうのは、私だけだろうか。

 民主党の衆議院議員74名が造反すれば、内閣不信任案が可決する可能性がある。非民主党政権が望ましいが、常に、保身に恋々とするのが議員だから、「岡田克也首相、小泉純一郎副首相、佐々淳行原発事故担当相、石破茂防衛相、石原伸晃外相、林芳正財務相、他の大臣は民主党議員か民間人」で、調整し、菅内閣の不信任案を可決させることは、できないのか。
心ある国会議員の先生方の即断と素早い行動を、期待する。


神奈川県にて
佐藤 政則