先日このブログで、関電のいい加減極まりない経費の問題を取り上げました。
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関電2013年度以降の経費は半分以上が原発関係 2/8は関電本社に乗り込もう！
・関電の2013年度の経費のうち半分以上を原発関係がしめる。
・3.11の原発事故後の2011年、12年度、関電は自治体などに25億3千万円の寄付を行っていた。
・今年1月28日に行われた公聴会で、関電はＯＢら顧問14人に支払う給与1億4千万円を料金算定のベースとなる原価に含めていることを明らかにした。
（こんなんで値上げ、値上げ言うな！（怒））
この記事の最後に直接関電に物申すチャンスとして、2月８日（金）に関電本社で行われる関電交渉への参加を呼びかけました。
ところが、この関電交渉を主催しておられる方からご丁寧なメールをいただき、
関電交渉のなかみは、関電の経費（原発推進の宣伝費や研究費）の問題ではありませんので、参加される方が誤解されませんように
というご指摘をいただきました。
関電のずさん経費の問題はわかりやすく腹立たしい事実ですが、今回の関電交渉で取り上げられるのは、もっと根本的な関電の経営の問題です。
関電も大手マスコミも、原発のかわりに使っている火力発電の燃料費が高いから、値上げをせざるを得ないということをしきりに宣伝していますね。
マスコミはご丁寧に、でも関電の経費はまだまだ無駄があって、値上げの前に無駄な経費を削るべきだと関電を批判しているっぽいことを書いていますが、無駄な経費を削るべきというのは正しいとしても、そもそも根本のところ
「原発にくらべ、火力発電の燃料費が高いから、経費がかさむ」
という言い分自体に大きなごまかしがあります。
関電のこの言い分はぜったいおかしいと多くの人が漠然と思っているのですが、それをちゃんと説明するのはむずかしい。でもこちら↓を読めば、関電の経営の問題点が非常によく分かります。
これは１月２５日に関電に提出された質問書です。少し長いのですが、ぜひじっくりお読みになることをお勧めします。勉強になりますよ。
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☆関西電力の電気料金値上げの本当の理由は、原発を推進してきた経営失敗である。 ☆関西電力は、全く発電していない日本原電に巨額の電力料を支払っている！ 関電は原電に電気料金の払戻を求め、電力購入契約を抜本的に改めるべきです。 ☆経営を圧迫しているのは、原発の巨額の固定費です。（固定費とは建設、維持、修繕費など）「原発は安い」というすでに破綻した宣伝を止め、「原発ゼロ」を前提に電気料金を見直すべきです。
☆フクシマ事故の賠償・除染費等は、電気料金として消費者に転嫁するのではなく、東京電力と電力会社の利益と資産処分でまかなうべきです。 ☆経営危機の責任を消費者に転嫁するのではなく、送電網を売却し発送電を分離すべきです。
質問書の内容をわかりやすくまとめたリーフレットはこちら
（主催者より）
私たちが追及しているのは、関電が値上げの理由としている火力発電の燃料費が高くついたのではなく、本当の理由は、原発を推進してきた企業経営に問題があることを明らかにすることです。
もっと平たく言えば、原発を維持させる費用を計上しているために、その維持のために経営負担が大きくのしかかり、電気料金の値上げに転嫁し、原発を推進してきた経営責任を逃れようとしていることをあばきたいと思っています。
ということで、あらためて２月８日の関電交渉のご案内です。
2月 8日（金） 午後４時から 関電交渉
16：00～17：00頃 関西電力本社（地下鉄四つ橋線「肥後橋駅」下車 徒歩５分）
1月25日、共同提出団体34団体、1個人により、電気料金に関する関電への公開質問状が提出されました（電気料金値上げに関する関西電力への要望と公開質問書）
この質問状に対する関電側の回答が 2月8日 午後4時から関電本社で行われます。
今回はたくさんの皆さんが関電交渉に参加してくださることを見込んで、関電側には広い部屋を用意してくれるように依頼してあるそうです。
ふだんは外から反対を叫ぶだけの関電本社。この交渉では関電の中に入り、直接関電の職員の回答を聞き、さらに回答についての質疑応答なども行われます。時間は約一時間。
電気料金のことですので、入りきれないくらいの人が集まって、外で待機するぐらい集まってほしいとのことです。たくさんの人数で関電に押しかけて、関電にプレッシャーをかけましょう！
みなさんの参加をお待ちしています！
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