姿勢矯正専門店KCSセンター静岡草薙
椎間板ヘルニアを引き起こす大きな要因として、腰椎のカーブが無くなることがあげられます。
では、なぜ本来あるはずのカーブが無くなっていってしまうのでしょうか?
座った状態での猫背姿勢が原因のひとつというのは紹介しましたが、このように直接的に腰を曲げた状態以外にも腰椎のカーブが無くなる原因があります。
【 ストレートネック 】
間接的な原因としては、頸椎(首)の前弯が無くなるストレートネックが深く関係しています。
ストレートネックの人は首が前傾していることが多く、その前傾が強くなると頭(視線)はどんどん下に向いていきます。
しかし、常に下を向きながら生活するのは困難です。どうにかして視線を上げようとしたときに、一番楽な方法が骨盤を下げることなのです。
身体の構造上、骨盤が下がると腰椎のカーブは無くなるように出来ています。
この状態が長く続くことでカーブが無い状態が固定化し、日常的に腰椎がまっすぐな状態になってしまいます。
【 生理弯曲の重要性 】
生理弯曲とは、
頸椎(首)の前弯
胸椎(背中)の後弯
腰椎(腰)の前弯
からなる
脊椎(背骨)のS字状のカーブのことです。
脊椎のS字カーブには重力などによる身体の負担を吸収して逃がす役目があります。
しかし、カーブが失われたまっすぐな脊椎は例えるなら『釘』と同様の状態、つまり衝撃を逃がせず全て身体に伝えてしまうのです。
腰椎部では、上半身の重みを逃がすことが出来なくなって、更に歩行時の足元からの衝撃も逃がすことが出来きなくなる為に、腰に相当の負担がかかってきます。
つまり、S字カーブがなくなる事で
重力による負担で腰椎の椎間板がストレスを受け続ける
↓
弱くなった椎間板が重みに耐えられなくなり潰されていく
↓
潰れた椎間板の一部が後方に飛び出してしまう
というようなメカニズムでヘルニアが発生します。
【 日常に潜む悪い習慣 】
生理弯曲は、急に無くなることはありません。
日常の習慣や癖などが原因で徐々に崩れていきます。
□椅子に浅く腰掛けて背もたれにもたれて座る
□背中を丸めて座る
□頬杖をつく
□片方の足に体重をのせて立つ
□うつむきがちで歩く
□寝っころがってテレビなどを見る
□高枕で寝ている
□やわらかいマットや敷布団で寝ている
上記のような癖や習慣はありませんか?
もし日常的にこのような行動をとっているとしたら、正しいS字カーブが無くなり知らず知らずのうちに身体に負担がかかってる可能性が高いです。
生理弯曲が崩れる原因は人それぞれ違います。
当院では、ひとりひとり違う歪み方に対してその原因を探り、
それぞれに適した施術方法で歪みを改善していきます。