天野統康のブログ 金融システムから見る経済社会論


21日に元阿久根市長の竹原信一さんと早稲田大学の授業でジョイント講演を行った。


政治関係の授業に竹原さんが講演に呼ばれ、その講演に私を誘って頂いた。


前半30分はマネーと政治経済の仕組みについて私が、後半30分は市長の体験談も含めて竹原さんが、残りは学生からの質疑応答であった。


竹原さんの話は、言葉を濁すようなことをせずに、はっきりと自らの意見を述べるので聞いていて面白い。


聞き様によっては暴論に聞こえるが、本質も突いているので、エキサイティングである。


学生の方たちにとっても良い刺激になっただろう。


印象深かったのは、竹原さんが社会の仕組みと個人の幸福は別であると力説していたことだ。


私もそうだが社会に関心が強い人間は、社会システムが良くならなければ、個人も幸せになれない、と思い込みやすくなる。


しかし、社会がどうであろうと、個人の幸せは個人の中に既に存在しているものだと。


ある条件でないと、幸せとはいえない、という世間の幸せの定義のマインドコントロールを受けていると。


世間体を気にしやすい多くの日本人に気づきを与える言葉である。


条件付けや脅迫観念を市民に植え付けること。


これこそが社会コントロールの基本になる。


借金経済システムの資本主義は毎年、経済的m精神的な問題で多くの自殺者を作り出している。


金融権力が作り出す、異常な競争社会、冷酷なマネー至上主義が幅をきかせる世の中だからこそ、個人の幸せを見つけ出す思想が必要になる。


個人救済としての仏教的な観点だ。


同時に、社会変革の行動も重要である。


戦争や極端な貧困は多くの不幸をもたらすのは事実だからだ。


最大多数の最大幸福を実現する、多数の幸福願望が満たされる社会にしなければならない。


これは社会救済としての儒教的な観点だ。


個人救済と社会救済を調和させる必要がある。


イスラムやキリスト教、仏教など、個人救済の宗教と社会救済の政治が、結合しやすいのはそのような理由からであろう。


現在の日本は、個人主義を基盤にした民主主義社会である。


個人と社会を関連付けさせた民主的価値(自由、平等、友愛、真理)の調和(相互発展、相互規制)を「意識化」することが、個人と社会の幸せを実現する鍵である。


個人と社会のバランスについて考えさせられた講演だった。


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