半月前に実家から米を貰い、手を付けず楽しみに置いていました。
未だ、前の古い米が居座って居たからです。
しかし、やっと昨夜、一粒残らず全てを食らい尽くしました。
正直捨てたい程の代物でした。
しかし「御米」を捨てるのは流石に言語道断と思われ、この厳しい味を何とも10Kg、食いました。
そして今日、新しい米を研いでいて、気付いた事が有ります。
研ぎ心地手触り、全てが違う。
前の米は洗っている最中から細かい破片が浮いて、流れました。
この米は一粒浮上らず、じっと沈んでいる。
優しい、しっとりした感触。
一人暮らし始めた時。
初めて払う光熱費、ガスや電気や食費、家賃。
人一人生きて行く事には此だけ「金」がかかるものだと知りました。
何故か今、それを思い出します。
古い米は、私が買った財産。
不味かった、埃っぽい味がした。
でも、御飯でした。
作ってくれたどこかの人、有り難う。
文句ばかり言ってゴメン。
さて新しい米が炊けました。
しかもおかずの焼き餃子は失敗ですよ。
食卓に置いて、早速食べてみました。
プリプリだ。
餃子と逢わせてみる。
ああ、飯が旨ければ、相方悪くない。