アリーです。

 

今日は記臆をたどりながら

ある女性とのエピソードをお話しします。

 

 

私はニューヨークでの生活が
どんどん苦しくなり

家賃の安い所へ

引っ越して少し経った頃
 

出かけようとドアを開けると同時に
斜め向かいの部屋から出てきた

小柄だけれどシャキっとした
日本人であろう老婦人
を見て
それはもう驚きました。

こんなところ
日本人が住んでいるなんて

思わなかったのです。


それが

Norikoさんとの最初の出会いでした。


ハーレムのちょっと上の

ウエストサイドにある
複合アパートメント。

私は22階のハドソン川の見える

Studio(ワンルーム)に住んでいましたが


(↑その部屋からの眺め)

そこはもともと

プロジェクトといって


低所得者のための集合住宅

一部を改装して
一般の人が借りれるように

したものでした。

 

マンハッタンは

アパートの家賃が上がり続け
新しい場所が必要になってきたのです。

ちなみに私が10万くらい払っている
同じ部屋を低所得者の人々は

2万くらいで使っていて


そういう地域開発が

どんどん進んでいました。

 

以前はハーレムなんか

タクシーも止まってくれなかったのですが


この頃になると

タクシーも止まってくれるように

なっていました。

 

 

 

 

ある日、私が日本人だったので
ちょっとお願いしたいことがあると
Norikoさんから相談を受けました。

ミッドタウンに所有しているアパートを
借りている人が出てしまったので


代わりに入居する

日本人を探して欲しい

という相談でした。

以前日本人以外にも

貸したことがあるけれど
いろんなもの(絨毯まで!)盗まれて


日本人はいつも

綺麗に使ってくれるし

問題がないからと。

それだったらインターネットの

掲示板にだすといいですよ

と言ったら


わからないからやって欲しいと

依頼を受けました。

 

 

掲示板にマンションの写真や

情報を載せて

3日ぐらいで借主が見つかり


Norikoさんは上機嫌で
お礼よと言って

予想以上の報酬をくれました。

 

 

そして帰り際に

 

「インターネットとか

コンピューターの使い方、教えてくれる?」

 

今度はコンピューターの

レッスンを頼まれたのです。

 

インターネットは前から興味があって

ウエブなどプログラムの

仕事をしているプロ(私)に

マンツーマンで習いたいと。

 

 

 

 

かくして
コンピューターを触ったこともない

87歳のNorikoさん
コンピューターを教えることになりました。
 

自宅にコンピューターが

あったほうがいいけれど

インターネットとか

全て揃えないといけないから

まずは私ので練習しましょう。

 

そう言って別れた次の日。

 

「今日コンピューター買ってきて

週末にはインターネットつけてもらうから

すぐレッスンできる?」

Norikoさん、

素晴らしい行動力....

 


そして環境が整った日
コンピューターの電源をつけるところから
レッスンは始まりました。

もちろん

ブラインドタッチはできないから
左右の人差し指でキーを叩く。

手の置き方を教えるから
こういうふうに
キーを押してみてね

と教えた3日後には


5本指で打っていた

Norikoさん。

 

87歳でこんなにできるとは!

と驚愕しました。

 

 

 

 

 

そのあとすぐに私は
家賃が払えなくなり
やむなく別なところへ引っ越しました。

メールができたら離れてても
お話できるよと

ウエブでメールをする方法も教えると
これもすぐにマスター。


ログインもスムーズ。

うちの父より手際が良い。

 

覚えるのも速いけれど
できるようになりたい!

やってみよう!があるから

歳なんて関係ないんだな。

 


旦那さんとやりとりできると
練習にもなるからと

Norikoさんは旦那さんを説得し

旦那さんも最初から

レクチャーすることになったのですが

 

数週間後
どうにかお互いメールチェックしあうことが

できるようになりました。

 

Norikoさんの旦那さんは

プエルト・リコ人で
いつも仲良くおしどり夫婦。

 

散歩も一緒にでかけるのだけれど
旦那さんはおとなしく
Norikoさんの尻に敷かれてる感じでした。

 

 

 


それからしばらくして
私が日本に帰らなければいけなくなり
そのことをメールしたら

「寂しいけど、メールができるから嬉しい。
教えてくれて本当にありがとう。」

と返信がありました。




サンクスギビングも終わり
クリスマスが近づき
私の帰国も秒読みとなった頃

メールのレッスン中に
クリスマスに旦那さんに欲しいものを
メールでお願いしてみよう、と言うと

I want money for Christmas.
(クリスマスにお金が欲しい)」

と旦那さんにメールを送った

お茶目なNorikoさんでした。
 

 

 

 

 

あまり過去を話さない

Norikoさんでしたが

ある時こぼした一言。

 

「当時はねぇ

本当に覚悟のいることだったのよ。」

“すべて捨ててアメリカに来た”
40歳くらいのNorikoさんの
セピア色に褪せた写真を見せてくれました。



それ以上は
私も聞かなかったし


Norkoさんの口から

そのことについて
語られることはありませんでした。

 

 

 


私が日本に帰国してすぐに
エアメールが

Norikoさんから届きました。

健康法についての資料みたいなもので
「お体に気をつけて」という
走り書きだけ。


「手紙を送ったから読んでください。」と
メールも送ってくれました(笑)。


それから何度か
メールのやりとりをしていましたが

私も忙しい日々を過ごしていて
数ヶ月ほど音信が途絶えていたことにも
気づかないでいた頃

突然
長文のメールが届きました
 

送り主はNorikoさんではありませんでした。

 

 

:::

 

続きは後編に→(

 

 

 

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