こんにちは。
ビジュアル&サウンドヒーリング「HRTスタジオ スタイル21」です。
■先週末、月1回参加している明治大学の音楽療法講座参加者の一人から、
「トリップノートの連載、楽しみにしてますよ」と声をかけられました。
こんなところから、声がかかるとは思わなかったのでビックリ。
はい。がんばって、もう少し連載を続けてみます。
今回の「意識体験トリップノート」から、
時制に沿った記述ではなくなります。
強い印象を受けた経験は覚えているのですが、
いつそれを体験したかは、あまり覚えていなくて・・・。
今回、すぐに思い出せた体験は、
「これが、変性意識なんだ・・・」という八丈島での不思議な体験です。
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HRTオペレーターやあまんの「意識体験トリップノート」
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3.八丈島での変性意識体験
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(前回よりつづき)
■高校を卒業して、東京に進学してからは、
ちょくちょく叔父の事務所に顔を出して、
瞑想したり、講座のお手伝いをするようになりました。
このあたりからの意識体験は、はっきりと時制を覚えていませんので、
印象に残っている体験を、ランダムに書き綴ることにします。
■満月に合わせて、八丈島へ出かけたことがあります。
小さな釣竿を持って、岸壁釣りも楽しもうという気軽な旅です。
その時、初めて変性意識というものを体験しました。
■夜の砂浜で、月明かりの海を眺めながら瞑想していました。
場所が変わったからでしょうか、いつもと違う感覚が浮上してきて、
だんだん意識がメルトダウンしていくような感じになりました。
あまりにも強烈な感覚で、思わず目を開けてみたのですが、
その感覚は消えません。
明らかに、知覚が変化しています。
非日常感覚なのです。
周りの木々が、意識を持った存在のように感じられ、
彼らの話し声が聴こえます。
少し砂浜を歩いてみると、砂浜に残っている無数の足あとが、
月の光に照らされて、様々な陰影を作り出しています。
その陰影を眺めているうちに、それらが動き出し、
世界中の「名画」に変化していきました。
ピカソ、ゴーギャン、ルネッサンス時代の壁画・・・
■それらを眺めているうちに、
「名画と呼ばれるものは、
画家が描き出したものというよりも、
既に、この宇宙に存在している光景を描写したものなんだ」
と直感的に浮かんできました。
砂浜に浮かんでいるピカソの絵を、足でぐちゃぐちゃに壊すと、
すぐに別な絵画に変化します。
「Wow! 創造と破壊を行う神の意識はこんな感じなのか?」
と、とても楽しかったのを覚えています。
■しばらくすると、岸壁のほうから歓声が聞こえ、
人が集まっているようです。
岸壁に行ってみると、満月の影響なのでしょうか、
鯖の大群が、何度も何度も岸に押し寄せてきて、
釣り糸を垂らすと、入れ食いの状態です。
突然、水中が万華鏡のようにキラキラして、
次の瞬間には、数匹の鯖が釣れていて、
竿が折れそうなくらい重くなっています。
まだ日常意識に戻っていない僕は、
その光景を笑いながら眺めていました。
■ふと海の方へ伸びている岸壁の先を眺めると、
なぜかピラミッドが見えます。
「えっ? なぜピラミッド?」
引き寄せられるように先端に向かって行くと、
ターバンを巻いた執事のような男が立っています。
「お待ちしておりました。さあ、参りましょう」
と、ピラミッドの方に促します。
岸壁が道のようにずっとピラミッドまで伸びているのです。
そのまま、歩いていこうとして、ふと我に返りました。
その瞬間、道だった風景が岸壁に戻り、
自分は、岸壁の先の方に立っていました。
「やばい! 海に落っこちるところだった!」
■それから慎重に釣り人が集まっている場所に戻り、
宿に帰ったのですが、意識はかなり興奮していたようで、
頭の中では、様々な思いや思考がぐるぐる巡っていました。
その頃、リアリティや意識についての書籍を読んでいた時期で、
本に書かれている「変性意識状態」というのは、
このような状態なのかと、初めて理解しました。
現実(リアリティ)というのは、
意識が知覚・認識して初めて存在するもので、
認識されていない現実は、存在していないということ・・・。
砂浜と岸壁での体験で、この意味が良く分かったのでした。
■突然、意識変容した場合は仕方ないけど、
瞑想や音楽でも誘発される、この変性意識は、
安全な状態で体験したいものだと思いました。
そして、開発者が「意識の乗り物」と呼ぶ、
安全に、意識変容を促す「ヴァイブラサウンド」と出会ったのは、
それからずっと後のことでした。