こんにちは。
ビジュアル&サウンドヒーリング「HRTスタジオ スタイル21」です。
■今号は、昨日に引き続き「バイノーラルビート」体験についてです。
あれだけ共振した刺激を受け取っているのに、
「とても静かな世界」。
印象に残る体験でした。
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HRTオペレーターやあまんの「意識体験トリップノート」
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6.バイノーラルビートでの体外離脱体験 (2)
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■共振しはじめたビート音は、頭の中だけでなく、
全身に細かな振動として広がっていくようだった。
絵の具を何色も混ぜ合わせて、複雑な色を作り出すように、
そのビートは、いくつもの周波数が重なりあって、
生み出されているサウンドと振動だった。
「重ねる周波数は、数多いほど面白い」
鼻腔だけでハミングしていた僕は、
その響きが波打つように全身へ広がるよう意識した。
この時僕が受け取っていた周波数は、
*左右の耳のバイノーラルビート
*ゴーグルの光の点滅周波数
*ウォーターベッドから響く振動周波数
*ハミングによって体内に響く微細振動
このあたりになると、ビートや振動がぐるぐると渦巻いて、
訳が分からなくなってくる。
「ハイになる」という表現があるが、
まさに、気分がハイになり、
意識が変容し始めた感覚である。
■そして、その日のセッションでは、
10歳の頃の瞑想指導で体験したように、
肉体とエネルギー体がずれるような感覚を感じ始めた。
ハミングの微細振動は、エネルギー体に響いているように感じられ、
ヴァイブラサウンドの振動は、肉体に響きあう。
それぞれの振動数が微妙にずれ始め、
肉体の振動とエネルギー体の振動が大きくずれてくるのを感じる。
そして、自然と意識が肉体から離れ、自由になった。
しかし今回の体験は、前回の体験のような強烈な感覚はなく、
自然体でこの体験を受けとめているような落ち着いた気分だった。
聴いているはずのヘッドホンのサウンドは、
聴こえていなかったと思う。
全身で感じているはずの振動も、感覚から消えていた。
ずっと続けるのが大変だったハミングも、いつの間にか止めていた。
■あれだけ感覚刺激を受けているはずなのに、「とても静かな世界」。
この体験は、とても興味深い体験だった。
このような状態が、ダンエステスの言う「感覚共振状態」と分かるまでには、
彼の理論をもう少し理解する必要があった。
「意識体験は、脳の働きによって引き起こされる」
科学的、技術的なアプローチによっても、
精神世界系の神秘体験を誘導できることを知り、
僕はブレインマシンの情報や体験に深く関わるようになった。
そして、ヴァイブラサウンドのオペレートを通じて
多くの人からセッション体験の内容を聞くことによって、
瞑想系の意識体験とテクノロジー系の意識体験の一致点を
多数発見することになった。
洞窟の中で、何年も何年も瞑想する体験と、
1時間のヴァイブラサウンドセッションとの間に、
果たして大きな違いがあるのだろうか?
多くの伝統的な修行法で説かれている「ヒエラルキー化された境地」に
疑問を感じ始めたのも、この頃である。