BOTTLE PROJECT 2ND STAGE #2 | ALL THAT BLADE RUNNER by NYzeki

BOTTLE PROJECT 2ND STAGE #2


旧ボトルプロジェクトは終了し、新ボトルプロジェクトになっております。 詳しくは こちら




BOTTLE PROJECT 2ND STAGE #1 (前回の記事)は → こちら




【サイズの確定 2】


ボトルのサイズの確定の続きです。



昨日の写真をもう一度ご覧下さい。

ALL THAT BLADE RUNNER     by NYzeki-photo
←スチル写真。クリックすると大きくなります。














重要なのはボトルがグラスとともに写っている点です。



このグラスはCibiのダブル・オールド・ファッションド グラスであるのが判明しております。


(過去記事は→ こちら )



現物を私も所有しているため、サイズがわかります。



Cibiのグラスを実測すると高さは95mm(9.5cm)。


それが私の所有するスチル写真上では21mm(2.1cm)で写っています。


乱暴な計算ですが、


写真上の大きさを 約4.52倍すれば大体実際の大きさになるということですね。



カメラのレンズを通して撮られた写真はゆがみというものが避けられないのでしょうが、


そう言っていたら話が前に進まないので、もう乱暴でもなんでもゴーアヘッドです。



そして写真上のボトルですが一つ注意が必要です。


どうもキャップが中途半端な位置で止まっているようなので実際より長く見えているようです。



実際にはもっと短い隠れて見えないボトルの先端部 (口部分) を推測し,


そこを起点に底部までを全長としてスチル写真上で計測します。結果は 約67mm(約6.7cm)。

4.52倍すると実際のボトルの大きさは 約303mm(約30.3cm)と推測されます。



もちろん誤差はあるでしょうが、



ボトルの全長(キャップ含まず)が大体30センチ前後と推測されます。





さて次に2枚の写真をご覧ください。


テーブル上の通称チンタオグラスにご注目。


(チンタオグラスの過去記事は → こちら )




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このタイプのグラスは何種類かあるようでサイズも微妙に違うのですが私の所有するものは、


高さが約7.3センチ。



本当は2枚目の低い位置で撮ったカラー写真の方が、


テーブルと水平に近いので、ボトルとチンタオグラスを比較するのにいいのですが、グラスが上の白黒写


真よりずっと奥に移動しているんですよ・・・


お皿みたいなのがあって、その後ろに行っちゃってる。



しかたないので1枚目の、ややグラスがボトルの後ろに位置するこの白黒写真から解析しましょう。



さてずぼらな私のとった方法。


写真をコンビニのコピー機で、


写っているチンタオグラスの大きさが大体73mm(7.3cm)強になるまで拡大コピー。


強、というのはグラスがボトルよりややうしろにある(小さく写ってる)ことを考慮して。



これでボトルがほぼ原寸大の写真ができたわけです(笑)。


できたのがこれ↓




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なお、ボトルですがこれも注意が必要です。


明らかにキャップが中途半端な位置で止まっているので実際より長く見えています。




で、それを考慮してコピー上でボトルを測ってみると大体310mm(31cm)くらい。





先ほどのCibiのグラスから割り出した寸法と大体一致するので、


いい線いってるようです。




今回はいろいろ加味して(といっても野生の勘ですが)309mm(30.9cm)にしました。

そして、2枚目のカラー写真、これを今度は拡大コピーにかけ、


コピー上でボトルの長さが309mm(30.9cm)になるまで調整します。



もちろん、これもキャップが中途半端な位置で止まっているのを考慮します。


なぜカラー写真の方かというと、繰り返しますが、


テーブルと水平に近い位置から撮っているので、


白黒写真のように斜め上からでなく、ほぼ横からボトルが写っているという点で、


プロポーションがつかみやすいからです。




これを実際に計測すれば各部分の上下(垂直)方向の寸法(比率)がまるわかりなわけです。


もちろん誤差はあるでしょうが、ゴーアヘッド、メイクマイデイ、です(笑)。


できたのがこれ↓



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赤字でコピー上の実測値が書き込まれているのが見えますでしょうか?↑


こんな感じです↓



ALL THAT BLADE RUNNER     by NYzeki-copy







さて昨日推測した張り出し部分と、


メインラベルが貼ってある部分(胴)の横(水平)方向の寸法データとあわせると、


ほぼ全体像がつかめてきました。



ここで私はプラ板で一度実際のサイズで試作することにしました。


実は私には苦い思い出が。


昨日も書きましたが以前ボトルを段ボールで作ったことがありました。


過去記事は→ こちら




あの後分厚い透明アクリル板を買い込んでボトルにチャレンジしたのですが、



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分厚いアクリルの加工なぞ素人の手におえず、あえなく挫折。



今回はリベンジになります。



過去の失敗から学び、今回は加工しやすい薄いプラ板にしました。

サイズのわかっている水平方向を先に組んでいきます。


立体で現物を組んでいくと頭の中だけではわからなかった部分がわかってきますね。



余談ですがメトロキャブ鋭意製作中のひらパ~さん


http://d.hatena.ne.jp/evolution1/

(過去記事は→ こちら )



・・・は 「図面がないと作れない人」 なんだそうです。


対してTVC-15のや~もとさんこと山本さんは、


「図面があったら作れない人」 なんだとか(笑)


山本さんのは半分は冗談かもしれないがなんだかとても納得できる(笑)

私は絶対山本さん派だな(笑)


図面の中で考えるなんて芸当は私には無理だ。






私の目論見として、プラ板でモックアップ的なモデルがうまいことできたら、


それをガラスの製瓶屋さんに持ち込んでそれを元に商談できたらなぁというのがありました。


図面なんて書けそうにないし。



ところがこの辺まで進んだ段階で、



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こりゃ図面を書いた方が早いな


・・・・と悟りました。



要するに商談できるほどのレベルのモデルを作るスキルがなかった(笑)



しかし図面なんて中学校の技術・家庭以来?いや高校でもやったっけ?



そんなんできるのか自分?とプチパニックに・・・

つづく