■カゲロウプロジェクト じん(自然の敵P) 完全解釈マニュアル 4/4 | 墜落症候群

墜落症候群

墜ちていくというのは、とても怖くて暗いことのはずなのに、どこか愉しい。

 この記事は以前書いた記事を読みやすくした物です!

 コノハの過去に関わってる人物がモモっていう誤認がイテぇ……w 現時点の俺や皆さんは知っての通り、「また会いたい」って言ってるのはヒヨリだっつうの……。あと、コノハに突っ込み過ぎw あとこの時点では能力者を人造人間と考えていたんですよね……。付け加えまして、空想フォレストバッドエンド説は、解釈動画を見てくれた人なら知ってると想いますが、じんさん直々に否定された僕の誤読です。コノハの世界事情で泣いているメドゥーサはシオンだと考えられます。あと、この時点では、デッドアンドシークをヒヨリ視点の曲、シニガミレコードもヒヨリ視点の曲と考えていたのですよね……w デッドアンドシークはヒヨリが陽炎が発生する瞬間を見る曲(ヒヨリがヒビヤより陽炎ループに詳しい理由の補完)、シニガミレコードはヒヨリが還らないヒビヤを想う曲という感じに考えてましたw
 実際はどうだったかはアルバム聞いた皆さんは知っての通り。

■コノハの世界事情の続きからです。

■歌詞から読み取れる事。

 意味と夢と命を集めて作られてしまった身体は終わった命を蒸し返す機械らしい→このさあ、生命を集めて、って言うのとさあ、『作られてしまった』っていうのが実に意味深だよねえ。
 俺の中ではもうじんさんって考えられない程鬼畜なんだよねえ……。だから、コノハの原材料は、終末実験で殺された、人造人間の生命じゃねえの? って仮定する事に何の躊躇いも覚えないわ。
 コノハ……お前はハガレンの賢者の石のような存在なのだ。何人の生命を喰ったのかも分からないんだから、そんなボサッとした表情をしているのは止めなさい! 

 命を蒸し返す機械っつーのは、やっぱりコノハは死にかけているカゲロウの二人の意識に対するサポートとして作られたんじゃないか、って事です。
 精神干渉の能力に優れてんじゃないか、って事。まあ、実験都市の犠牲者を元にコノハが作られたって言うのは、コノハが生まれてからどの位経ってるのか? という問題があるんですが、コノハの動画の様子を見ると、どうも生まれたてっぽいので、そんなに矛盾はない気がします。

 【これは彼の昔のお話】人一人は涙を流して「また会いたい」と呟いた→これは如月アテンションで語られるであろう、コノハの過去っすね。

 ハリボテの街の終末実験は昨日時点で予想通りグダグダ過ぎてその時点でもう諦めた方が良いでしょう?→実験都市の終末には、コノハは手を出せないです。昨日の時点でぐだぐだ、というのは、八月十四日のヘッドフォンアクターの終末を指すのでしょうか。だとしたら、もうこの時点で実験都市は破壊されている事になりますし、精神干渉系のコノハには、実務的な人造人間の救出作業とかは難しいでしょうね。

 次の二人は街の隙間でそんな水色の夢見てた→この場面で明らかに『カゲロウ』の二人が『爆破された翌日』の『実験都市』の片隅で、『夢』を見ているという事が示唆されてますから、『カゲロウデイズ』は二人が見ている『夢』だ、って言う予想は確定的……だと思うのですが、その夢の中に新聞すら登場するのがリアル過ぎるので、やっぱり白衣の科学者が用意された仮想現実に意識を閉じ込められている説を主張します。

 目醒め無い僕は見ていた→目醒めろよ、という突っ込みが浮かびます。やっぱりコノハって部外者ちっくなんだよなあ。白衣の科学者に送られたサポートキャラって考えれば、この冷めようも頷けるのかな? 

 この夢は終わらない→ここでもやはり『夢』という単語が使われてますね。「この世界はどうやら少しヤバイらしい」→この意味は、俺はループしているヒビヤ達の意識がもうヤバいって事なんじゃないかな、と。爆発に巻き込まれて、意識不明な感じの状態で、ループし続ける夢に意識だけを置くのは、かなりキツいんじゃないでしょうか? 
 しかも何十年と繰り返すんです。コノハもこれはゲームではなく、実際にヒビヤ達の生命がヤバいって事に気付いたんじゃないですかね。だから、焦り始める。

 『作られてしまった心ではもう言葉も届かない』『ユラユラ揺れる透ける身体じゃ伸ばした手も届かなくて』思うに、コノハは元々がそうなのか、それとも『カゲロウデイズ』の世界に参戦するに当たってそうなったのか、現実に干渉出来ないんですよね。物理的に、ヒビヤ達に声を掛けてサポートしたり、身体を張って、ヒビヤ達を救ったり、そういう行動は禁じられているようです。

 機械仕掛けの世界を抜けて木の葉の落ちる未来の風景へと君の目で→やはり、『カゲロウデイズ』の世界も機械仕掛けの世界、人造の世界なのではないでしょうか? ちなみに木の葉の落ちる未来の風景って『秋』って言う『夏』の次の季節の暗示ですよね。この表現は上手いよね。単に主人公の名前だけじゃなくて、『秋』にヒビヤを導くっていう、ダブルミーニングがある訳だから。

 嗤う日差しはどこかに消えて8月は何度でも過ぎ去って「また来年だね」と笑いあうそんな未来なら?→コノハは、嗤う日差しの打倒を目指し始める。つまり、ループからの脱却を考え、奔走する。しかし、八月は何度でも過ぎ去るっていうのが良く分からん。
 コノハが出来るのは、ヒビヤの完全な救済ではないんだよね。コノハが出来るのは、陽炎を消す事、詰まり、『機械仕掛けの世界』において、二人をループから脱出させる所止まり。
 俺が考えるに、一番の目的ってさ、ループじゃないんだよね。ヒビヤ達が白衣の科学者が作った精巧な架空現実に自分達が囚われている、って事を気付けないのが最大の問題。
 カゲロウデイズの『抜けられないループ』は確かに大問題なんだけど、解決する必要のある事態、その一に過ぎないんだよね。
 科学者達を何とかしなきゃ。俺が考えるに、ヒビヤと少女だって、現実の実験都市に目覚めれば、多分さ、人造人間なんだろうし。研究者達の手から完全に逃れられないと、ハッピーエンドは迎えられない。
 コノハは八月を何度も過ぎさせる事を目指す。つまり、半日限りのループからは脱出可能だが、例えば、年末迄至るとループしてしまう、というような大きな時間ループに今度は至ってしまうのだろうか。

 期待ハズレの世界の隙間予報外れの雨が降ってきたその時に→陽炎ってのは仮想敵だと思うんですよね。ゲームで言う中ボスキャラ。コイツが存在する限り、ヒビヤと少女は『半日間ループ』から抜け出せない。
 コノハは何をしたかって言うと、可能性を模索した。シュタインズ・ゲートのオカリンのように。
 どうすれば半日のループを発生させている陽炎を打ち破れるだろうか? という事の模索。
 その果てに、陽炎の弱点を発見する。仮想敵として擬人化されている陽炎だけど、本質としては自然現象と同じだった。
 つまり『雨が降れば陽炎は存在出来ない』。
 これによって、ヒビヤ達は、『半日間のループ』からは抜け出し、少なくとも『また来年だねと笑い合う』事が出来るようになったのではないか? 
 つまり、少なくとも、この年の年末迄は行けるようになったのではないだろうか? 
 だけど、それは『現状の本当の意味』での打破じゃない。ヒビヤ達は本来は実験都市内の人造人間だったとするならば、八月十五日以降も存在する世界は、『白衣の科学者』によって作られた精巧な紛い物だから。

 彼らは『世界の真実』に気付き、現実で白衣の科学者達と対決しないと。『あの目』は、その仮想現実内のラスボスなんだと思う。『サポート役』の人造人間のコノハに対する『ラスボス役』の人造人間。
 『あの目』を打倒すれば、やっと、ヒビヤ達は世界の真実『自分達は人造人間で、今居る世界は夢見るような仮想現実で、現実の自分の身体は実験都市の爆破に巻き込まれていた』という事実を獲得出来るだろう。
 そこが一応の終着点だと思う。まあ、脱出したとしても、その先でまた手を打つ科学者がおり、またエネのようにモルモットにされる可能性もあるんだよなあ。
 ヒビヤ達はマジでキツいと思うよ。『カゲロウデイズ』も凄いショッキングだけど、これからもっと困難が待ち受けているかもしれないんだから。でも、かなり長いシリーズ物になるんじゃないかな、って思う。下手にこじんまりとしないで、小説も次作書いて欲しいなあ……。

■ここまででこの曲に関しては書き尽くしたので、解釈はなし。まあ、この曲はちょっと正直分かり難いよね。俺も歌詞の後半に付いては自信ないわ。コノハがやっているのは『可能性の模索』なんだろうとは思うんだけどさ。コノハによって、どれくらい事態が発展したんだよ? ヒビヤ達はループから脱出出来たの? 辺りが明確には分からんから、多分もやもやするんだと思う。
 そこら辺は今後の歌詞の表現が上手くなる事に期待かな。それにしても、今回はマリーだよ。マリー、マリー、マリー。ねえ、マリーファンの人は『マリーが黒髪の男の子と会えて良かったあ……』とか喜ばない方がいいぜ。百%彼女も悲惨な目に合うから。物語が全部バッドエンドっていうのは避けて欲しいな。ちょっとエネは酷過ぎだしさ。どんな過程を通っても良いし、その過程はキツい方が面白いよね。カゲロウデイズのループ然りさ。でも、最後にはハッピーエンドを迎えて欲しいもんなんだよ。

■メカクシティデイズ アルバムクロスフェード

■動画



■動画から分かる事。

 0:14~阿澄佳奈さんによるナレーション。アスミンが愛称で、ニャル子の声で今話題の声優さん。でも、ここでの声はかなり素に近いのか、何なのか、ちょっと舌足らずな感じ? で印象がかなりニャル子と違う。
 ナレーションはヘッドフォンアクターのように始まり、カゲロウデイズ風味を加えられてる感じ。

 始めの動画部分は、カゲロウデイズ、ヘッドフォンアクター、コノハの世界事情の混合らしい。収録PVは四曲。透明アンサー辺りが来るかなあ、と思っている。

 三曲目如月アテンション。凄い可愛らしいよなあ。でも、ここでも一つの『別れ』があったんだと思う。コノハとアテンション主人公の間で。『目を奪う話』だってさ。まあ、電脳紀行→人造エネの流れと、前々曲のヘッドフォンアクターから、まず一人の少女の物語の流れって事は何となく分かるよね。
 電脳紀行の始まりには、明らかにヘッドフォンからの接続があるしね。想像フォレストには妄想フォレストっていうアレンジもあるんだよね。アルバム収録は更にリメイク、空想フォレスト。

 デッドアンドシーク。新曲、神曲。やっぱ気になるよなあ……。登場人物が『殺す』って意志を明確にするのも初めてだよ。俺の考えだと、カゲロウデイズの『少女』視点で、そもそもループに巻き込まれる原因が書かれるんじゃないか。
 つまり、ヘッドフォン→カゲロウの接続だよね。これを聞けば、皆『カゲロウデイズ』が起きているのは現実じゃないです、説を受け入れてくれるのでは。そういう曲になる事を期待。シニガミレコードはどうなのかなあ。コノハの世界事情で、カゲロウデイズの二人はどんな風になったの? 一応は救われたの? って事をはっきりさせる曲だと予想。カゲロウデイズの正式な解決編は、『あの目』VS『ヒビヤ&少女』になると思う。それでも白衣の科学者達の思う壺かもしれないけどさあ……。

■メカクシティアクターズ収録曲。これはまあ、サクっと。

■カイエンパンザマスト。作品終了のインスト。この曲とコノハの文字列によって、物語の舞台が千葉県柏市の未来だと判明する。以下コピペ。

■パンザマストとは、Wikipedia「新方言」では、『千葉県柏市および我孫子市の一部、大阪府松原市で夕刻に防災行政無線で児童の帰宅を促す放送をいう。
 本来は防災行政無線機などを設置する柱(継ぎ足し式の鋼管柱)のことを指すが柏市では市内の小・中学校で「パンザマストが鳴ったら帰宅」するよう指導するほか、市の広報でも以前は「パンザマスト(防災行政無線)」と記載していた。
 また、松原市は市のホームページで「防災行政無線(通称:パンザマスト)」という表現を用いている。防災行政無線そのものを「パンザマスト」と呼称する市町村は現在のところ、これら3市で確認されているのみである』ということだ。

■まあ、千葉県柏市と言っても、未来のだけどね。人造人間だけの都市とか、現実と見分けが付かない仮想現実とか、そういうのが作られた後。流れる夕焼けこやけとタイトルで舞台を暗示した訳だね。

■透明アンサー。『目を逸らす話』

■歌詞。

目まぐるしくもない
そんな毎日を
漂う様に何度も席に座って

「さぁ、どうかな?君は。」
また試す様に
数字の無い教科書が何かを言った

出来栄えならそれは
まぁ、良いほうだろう。
三桁満点の再生紙を貰って

隣の席では
照れ笑いながら
桁の低い点数の君が席についた

窓の外、求め無いのは
答がすぐ浮かんでしまうから

「それじゃほら、つまらないよ」と
君はいつも楽しそうだ

これ以上消えたい心に触れないで
今日も地球なんてどこにも見えないよ

鳴り出したアラームに
一人「冷たい奴だな」と語りかけてる

今更不思議そうに答を合わせても
何でか全て解りきってしまうから
「このまま死んだって
誰かが代わりになるから」と
呟くことも馬鹿らしいよ

漂う様な日々は繰り返すけど
君が休むなんて違和感があって

まぁ、どうあれ明日返るテストも
代わり映えしない結果なんだろうな

目まぐるしくもないそんな毎日は
何処かがもう
狂ってしまったかもしれない

君の髪の色
君の笑顔を
誰かがもう覚えていないかもしれない

「窓の中空いた席は
そこからどう映っていますか」と

君の事知ったように
何一つ解っていなくて

少しでもそれを解っていられたなら
ずっと続いていてくれた様な日々は
鳴り出したアラームを止める度に無い物だと、
気付かされてる

教室で消えたい心を傷つけて
何度も隠し通して笑っていた

ここから飛び降りていなくなった君の笑顔を

僕は明日も忘れないよ

■歌詞から読み取れる事。

 アルバム限定曲なんでさっくり行きます。

 教科書が何かを言った→教科書が何かを言うなんて普通はありえない。教科書が人工知能を持っている。ではこの都市は実験都市なのでは、という発想。ヘッドフォン以前の実験都市の学校のお話。ヘッドフォンの一年前の冬の話でしょうかね。

 「このまま死んだって誰かが代わりになるから」→これは一人の天才少年の単なる述懐なのか、自分のスペアが用意されている(人造人間だと言う事実を知っている)という事なのか。
 エネにも身体は異なるが、声が同じという存在がいた。まあ、天才少年と、頭が悪いんだけど、それでも笑顔で振舞っている道化を演じる少女の対比ですよね。これに関しては解釈小説を書いて、http://ameblo.jp/allaround999/entry-11251956695.html色々と想像を巡らせました。詳しくはそちらをどうぞ。

■エネの電脳紀行。『目を覚ます話』

■超重要曲だが、ニコニコには未だアップされてない。この曲を聞くか否かで、エネという少女に関しての解釈が出来るかが決まる。

■歌詞。

世界終了の折に逃げ切って終焉を見た
そんなので私は「特例」なんだって
ホルマリンの香りが溢れかえる部屋で

眠る様に心と身体が離されて
繋がった電脳心理 糸クズの様

ディスプレイ端末からの 私は随分派手で
気が付いたらもう 完全に息を引き取っていた

あれでもない これでもない
それでもない 指示電波が秒速で部屋に響く

「逃げ出したい」
苦しみが 繋がらないドアを開けた

さぁ、Eの波間漂う影 無機質な文字列の談笑
蜘蛛の糸を縫うかの様に 駆ける炎を纏った狐

電子欲の旅は続く 蒼い羅針盤が指す先へ
息を止めて イキヲトメテ
全てが嘘を吐く真実なんて
今日はうんざり もう眠ってしまおう

この世界の考えは 110度安定してて
捻じ切った倫理観が流行なんだって

お好みのチャンネルは 2つ目を推奨してる

「Q.好きなモノはなんだい?」
「A.ずいぶん簡単なことだ、ヒトのフコウのアジだ。」
「ゴミクズだね。」

それはそれで良いけれど
「何かおかしい!」だなんて
発想が陳腐だよ?
もう死んじゃえば良いのになぁ

それでもさ その中で浮遊した
この感度は どうやらもう馴染みかけて

逃げ出したい 膨らみは 加速して

息を止める

あぁ、トロイの夢詰み込まれた
継ぎ接ぎだらけの木馬が言う
「意味は要らない、愉しくなれ」
惰性で溶け出す炎の壁

電子欲の旅は続く 蒼い羅針盤は今日もまた
誰を殺す? 君を殺す?
くるくるくるくると廻ってさ

Eの空が 0と1を今日も平然と垂れ流して
圧縮した逸る心 稲妻の鳥を追い越したら
電子欲の旅の終わり 蒼い羅針盤が指していた
ディスプレイの向こう側で
冴えない君だけが見ていた

もう世界はうんざり
目を覚ましちゃおう

なんていうか正直
ちょっと笑えてさ

■アルバムを買ってない人にも歌詞を公開するのは、買った人に不誠実だって人も居るかもしれませんが、現実歌詞で調べれば見れちゃいますし、それどころか『そのもの』すらありますよね。一応俺は買って売りましたけど。という訳で調べれば得られる情報の纏めという事です。

■歌詞から。

 一番大事なのは、ヘッドフォンと人造エネの接続ですよね。

 世界終了の折に逃げ切って終焉を見た→これでまず、ヘッドフォンの少女が主人公だと確定。

 ホルマリンの香りが溢れかえる部屋で眠るようにココロと身体が離されてつながった電脳心理糸クズのようディスプレイ端末からの私は随分派手で気が付いたらもう完全に息を引き取っていた→ここでホルマリン漬けにされ、電脳世界に意識が行った時に、身体の方は事切れたって言う事が分かる。酷い話だね。
 如月アテンションの女の子もホルマリン漬け? かどうかは分からないけど、何か液体の中にいるよね。だとすると、やっぱりコノハとアテンションの女の子を作ったのと、エネに酷い事をする科学者は同一集団なのかな。

 ディスプレイ端末からの私は随分派手で、と言う文言で、電脳化したエネは、ヘッドフォンの姿から変身した事が分かる。ヘッドフォンアクターにて、案内人の少女の姿を目撃したのが印象に残る→電脳化の変身の際にその案内人の姿を模す、という流れ。

 最後。ディスプレイの向こう側で冴えない君だけが見ていた。→人造エネミーとの接続。エネは電脳化した後『君』の話相手になっていた。人造エネミーでは、エネが最後崩壊する近くまで行き、『君』に飽きられるんだけど、この曲ではもう世界はうんざり目を覚ましちゃおうなんていうか正直ちょっと笑えてさ→現実の身体が死んでいるのに、目を覚ます、詰まり自分から自殺を選んだように取れる。凄い酷い曲なんだけど、音が酷く格好良くて、ネットの用語を上手くアレンジして、独特のファンタジー世界観を作っている。詳しい用語解説は以前やったし今回は避けます。

■幾つかの時系列の纏め。全部を年表にするのは無理なので、幾つかの物語毎に分けます。

■エネの人生。コノハラッシュの学校の笑顔→ヘッドフォンアクター→エネの電脳紀行→人造エネミー。

■カゲロウデイズ関連。

 ヘッドフォンアクター(爆発に巻き込まれる)→デッドアンドシーク(ループ開始。精巧な仮想現実へ。本体は実験都市で夢見ている)→カゲロウデイズ(ループ)→コノハの世界事情(二人が長く保たない事に気付き、陽炎ループ打破。問題点1、『あの目』というラスボス的存在がおり、それを倒さない事には、ヒビヤは自分達の現実を思い出せないだろう。問題点2、目覚めたとして、エネの次のモルモットにされる可能性アリ。)→シニガミレコード(コノハの世界事情補足。ヒビヤ達はどうなったのか?)→これ以降、ヒビヤと少女と、『あの目』の対決。→仮想現実を抜け出し科学者と対面→科学者死なないかなあ。

■メカクシ団関連。コノハ登場人物ラッシュメカクシ団。養護施設のような場所。白髪の女性が白衣を着ている(ように見える)のが不吉な感じ。シルエットは、そのラッシュに出て来る茶髪とキド、そして、想像フォレストの黒髪の少年だと思われる。→メカクシコード。これはおそらく、ヘッドフォンの後に起きた出来事。→想像フォレスト。マリー救済。マリー入団。→マリーの目の前で誰かが酷い事に。黒髪が死んでたりしたら、じんさん許さないぞ……! 

■透明アンサー→ヘッドフォンアクター。透明アンサーは、未だ平和な頃の実権都市の様子、具体的にはヘッドフォンの起こる前年の冬の出来事ではないだろうか。

■目~~話の纏め。『人造エネミー』目を背ける話、『メカクシコード』目を隠す話、『カゲロウデイズ』目も眩む話、『ヘッドフォンアクター』目を疑う話、『空想フォレスト』目を合わせる話、『透明アンサー』目を逸らす話、『エネの電脳紀行』目を覚ます話、『コノハの世界事情』目を醒ます話、『如月アテンション』目を奪う話、『シニガミレコード』目を掛ける話、『デッドアンドシーク』目が冴える話。

■いかがでしたでしょうか。個人的には現時点の情報では解釈はやりつくしました。謂わば決定版です。これからちょっと編集作業に入ります。なるべく皆さんが見やすいように……。この解釈記事を読み終えれば、貴方も一端のじんさんの楽曲考察者に成れる筈です。俺の解釈の模倣だけでなく、データベースとしても、これだけの集積は珍しいので、貴方の考察の一助にもなると思います。読まれた方は本当お疲れ様でした! 俺も正直滅茶苦茶頑張ったぜ! ともかくお疲れ!

■カゲロウプロジェクト じん(自然の敵P) 完全解釈マニュアル 動画終了後補足




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