天田龍太郎の世捨てメモ

自分なりに考えて、自分なりに作品を書く

 このサイトには、あまり根拠のない自分の考えや、小説未満の作品ネタ、あとは出来れば自作小説を掲載できればと思っている。
 思っているが、現状は由さんとのやり取りを行うスペースと化してしまっている。

テーマ:
ネットハイ
出品者:ウォーズ
価格: ¥ 5,180

2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 超絶に! 好み!! でした, 2016/6/1

レビュー対象商品: ネットハイ (Video Game)

 俺はネット中毒患者ですので、バッチリ作品の方向性と趣味の方向性がマッチしました。
 ニコニコ動画、ツイッター、ボーカロイド、炎上、ここら辺の事情を周知していると、より世界にハマれると思います。
 ただ、そういった要素に馴染みがないと楽しめないかというと、そんなことはないと思います。
『リア充の正体を暴いて爆発炎上』。
 確かにそう聞くと、陰湿・邪道なイメージが付きまとうかもしれません。
 しかし物語そのものは、超・王・道! と言っていいデキだと考えています。キャラデザが同じ人だからなのか(多分)、ちょっとテイストは違いますが、グレンラガンやキルラキルのように、根底には熱血系が流れていると思います。
 ネタ元と言われているダンガンロンパ・逆転裁判は基本『監禁状態でのバトルロワイヤル』、『殺人事件の裁判』と何だかんだでミステリや殺人が絡んできますが、この作品の基本は『人生』『人からの評価』だと思います。各々、自分を守りたかったり、評価を上げたかったりして、ネットのイメージを糊塗していく訳ですが(このゲーム世界内ではそれで現実の姿までも上塗りされてしまいます)、それが本当に幸せなのかと言うとそうじゃない、実は身近にいる人と心が通じ合うことの方が大事なんじゃないの? と素朴に問いかけるゲームです。主人公はドンドンフォロワーを増やしますが(億突破)、しかし、彼自身はずっとコンビニのフリーターです。しかしカッコいい。
 事件によって舞台を変えていく逆転裁判、仲間が減っていくダンガンロンパと違い、ネットハイでは調べる場所はずっと同じ街(非比谷)ですし、話すことの出来る仲間は進めるごとに増えていきます。ピクトグラムで表現されるキャラにも話数毎に流れていく人生があり、それもショートストーリーになっており、愛着が湧きます。この街そのものが馴染みの場所になっていく感覚です。
 仲間と協力し、そして相棒とタッグを組み、勝利を掴む。
 王道です。が、かつての小学生時代の親友と決着を付けることになってしまったり、目的を見失ってしまったり、相棒と離れ離れになったり、何だかんだで緩急が付いています。
 事件が比較的小規模だったり、終盤、驚きの展開はあったりするのですが、ダンガンロンパや逆転裁判よりも捻った展開はないかもしれません。また、ノリだけで解決してしまい、設定の練り込みが足りないと思われる箇所もあります。
 それでもこのゲームに、数度泣かされました。
 ちゃんと感情のムーヴを作ってくる作品はとても好印象です。
 人が次々と死んでいくような作品では、膝を打つことはあっても、感動はなかなか出来ませんし。
 暗くて複雑な作品が多い中で、あくまでもノリを重視し、感情を揺さぶられる勢いのある、ベタで王道なゲームです。
 消されてしまった女の子のために、世界や強敵と戦う主人公の物語です。彼一人だけでは少々頼りなさすぎるので、毒舌でポンコツなナビキャラも一緒に。
 ゲームの形式は、逆転裁判やダンガンロンパのオマージュが含まれますけれど、ゲームの雰囲気はグレンラガン・キルラキル(のネット風味)みたいな感じでしょうか。謎の勢いです。
 とても良く出来たストーリーゲーであり、なかなかいいキャラゲーです(それがメインでありアドベンチャーとしての難易度はあまり高くないです)。
 感情移入できるキャラがいっぱいいるので、活きのいいキャラが好きな人にもオススメ! 声優さんも熱演です!!
 この物語は世界の大きな構造の問題を解き明かす作品なのではなくて、あくまでボーイ・ミーツ・ガールであり、主人公やキャラクターの『人生』を語るゲームなのだと感じます。だから、スケールは小さくても、感情移入の度合いが違うのではないか、と考えています。





ネットハイ
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
とある魔術の禁書目録×電脳戦機バーチャロン とある魔術の電脳戦機 (電撃文庫)
鎌池和馬著
エディション: 文庫
価格: ¥ 724

5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 これ一本でアニメ映画化して欲しいくらいのデキ, 2016/5/19

Amazonで購入(詳細)
レビュー対象商品: とある魔術の禁書目録×電脳戦機バーチャロン とある魔術の電脳戦機 (電撃文庫) (文庫)
 面白かったー!
 他の人のレビューにもあったけれど、最近の本編新約よりも読者が求める禁書の面白さが詰まっている感じ。
 まあ、人気ラノベシリーズが巻を重ねるごとに、作者の技能が増していって、読者のニーズよりも自分の表現を優先し始めるのってあるあるネタだし、最近の新約は新約で楽しめているけれど。どうしても異能バトルってインフレしていく中二設定が主眼になってしまって、新約の上条くんも何かとてつもない力を秘めたヤツみたくなっているし、大体の学園都市の連中はもはやそのバトルに噛むことすら出来ない。その割に本分は学生だから留年でピンチです、って感じでもあるから、立ち位置がよくわからない。
 今回、このコラボは禁書をアニメでしか知らないような人、あるいはバーチャロンの方のファンであるような人に、禁書ってこういう話なんだぜー、っていう部分を突き詰めて伝えるように書いているから、分かりやすい面白さが宿っているのかもしれない。
 これを読んで、そうだよな日常性って留年だぜヤバイぜ、みたいな唐突に挟まれる要素じゃなくって、主人公と周囲のキャラにおける人間関係で表現されるべきなんだよな、という基本を再確認した気分。
 主人公の上条当麻がいて、非戦闘員で腹ペコヒロインのインデックスがいて、エロでバカな日常の悪友である青髪ピアスがいて、事情通である土御門がいて、違う路線で人を救おうと足掻く行動派ヒロインの御坂美琴がいて、主人公には出来ない汚れ仕事や情報収集を行えるピカレスクな一方通行がいる。そしてもちろん、この巻を象徴する巻ヒロインもいる。ああ、ベタっていいなあ。
 後半の展開についても、オティヌスレベルとは流石に言えないまでも、学園都市が丸ごと融解するというクライシス、メインキャラも容赦なく生命を落としていくし、タイトルにも書いたけれど、映像化するとしたらアニメ映画になるくらいのスケールだよな、と思ったり。
 助けて欲しいと願う少女、その手を取ろうとする少年、それでも理不尽な世界のルール、何だかんだで悪どい手段で訴えかけるヤツって厄介だよね、という悪役。
 何となく禁書の面白さって、第一巻から確立していると思うし、このコラボは間違いなくいい意味で水戸黄門的な禁書。そして、当然、旧約第一巻から、文章の技量、破壊の範囲、どんでん返しの巧みさは進化しているワケだから、これは面白いと安心して膝を打つことが出来るだろう。
 惜しむらくはバーチャロン戦闘の決着が割とあっさり目なところだけれど、禁書の本領である少女の救済については二転三転してハラハラ出来たので良かった。

 ……にしても上条さんはどうしても一発殴らないと気が済まないんだなあ。そこも彼らしいけど。





とある魔術の禁書目録×電脳戦機バーチャロン とある魔術の電脳戦機 (電撃文庫)
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
極黒のブリュンヒルデ 18 (ヤングジャンプコミックス)
岡本 倫著
エディション: コミック
価格: ¥ 555

53 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 4.0 手放しでの賞賛は出来ないが、, 2016/5/19

レビュー対象商品: 極黒のブリュンヒルデ 18 (ヤングジャンプコミックス) (コミック)
 まとめサイトでまるで打ち切りみたいな終わり方をしたという噂を聞き、実際週刊誌で最終話だけ見て、どうしてこんな感じになっちゃったかなあ……と首を傾げていた。極黒のブリュンヒルデは少なくとも打ち切りを喰らうくらいに低人気ではなかったのではないか、と思っていたし、アマゾンレビューでもそこそこ原作の評価は良かった。単行本もそれなりに売れている方ではなかったか。
 取り合えず、今回最終二巻を見てみて、作者のやりたいことは詰め込めはしたのかな、という気はした。
 ちょっと尺が足らず、急ぎ足で、展開的にもパニックの連続という印象が強いし、せっかく人気作品なんだからラストももっと余韻があっても良かったんじゃないかとは思ったが。
 第一部の方が、ラスボスとも因縁があって面白かったとは思うけれど、この作品としてのラストである第二部の〆も、酷評するほどではないかな、という印象。より良くできたのではないか、とは思うけれど。
 ブリュンヒルデはエルフェンリートとは違って、明確な作品のコンセプトとなるメインヒロインが決まってきっていなかったような印象を受ける。いわばハーレム作品としての性質が強かった。そのため話が広がった部分もあると思うし、エンタメ作品として色々な展開を作りやすくはなったと思うのだけれど、やはり余韻としてはテーマのはっきりしていたエルフェンリートの方が良かったな、と感じる。
 ともあれ作者のSF系作品はなかなか面白いので、またこの系統で次回作が出るのであれば、それを期待して待つことにしよう。





極黒のブリュンヒルデ 18 (ヤングジャンプコミックス)
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
人類最強の純愛 (講談社ノベルス)
西尾 維新著
エディション: 新書
価格: ¥ 950

6 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 最強シリーズは哀川潤の婚活的なシリーズらしい, 2016/5/14
レビュー対象商品: 人類最強の純愛 (講談社ノベルス) (新書)
 今巻も面白かった。
 個人的には、西尾維新の書くシリーズは、戯言シリーズ、物語シリーズ、忘却探偵シリーズと、実はシリーズを重ねるだけ、登場人物のメンタリティが一般人に近付いていってしまっているのではないか、という感じもある。
 最強シリーズは、戯言シリーズにおける人類最強・哀川潤が語り部ということで、なかなか舞台装置や物語がなかなかぶっ飛んでいて、興味深い。やはり、語り部は戯言遣いのような皮肉屋の方がハマっているという人もいるようだが、最強シリーズの特異性というのは、語り部がどうのというよりは、哀川潤だからこそ出会うことの出来る異常事態だ、という風に自分には感じられる。主人公への共感よりも、より現実的ではない独特の、イレギュラーな事態こそを読みたいという読者にはオススメ出来ると思う。その意味では、テンプレ好きよりも独自性に惹かれる人向きのシリーズと言える。
 章ごとの感想を書いてみるとすれば、人類最強の熱愛は、ほぼ依頼内容の提示だけで物語が閉じているので、少し物足りない。人類最強の求愛はなかなか素敵なお話だった。星の王子様といえば言い過ぎだろうけれど、童話ちっくというか、人は死ねば星になるという言葉、あるいは臨死体験などが絡んだ、人生観や死生観を含む話で、かなり好みだった。人類最強の純愛は、今回の話の中でも冒険色が強い話と言える。前回の月旅行は話し運びが少し地味に感じられたけれど、今回の深海探査は、哀川潤が出会う異界が、なかなかにグロテスクなのも手伝って、かなり面白かった。いくらハイテク潜水服を着ているからといって、人体は深海からの急浮上に耐えられるのかという疑問はあったが、割とファンタジー的な大雑把さを含むのが西尾維新の作風であるので、あまり気にならなかった。
 巻末の哀川潤の失敗はボリュームの点から言ってもオマケ感があるが、こちらは哀川潤と関わった一般人の小ネタ集という印象。メフィスト2010への収録で、人類最強の熱愛からみると四年以上前の原稿ということになる。やはり、近年の原稿の方が、主に文体において読み応えや充実度が増しているという印象だった。





人類最強の純愛 (講談社ノベルス)
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
なぜ、俺にとってカオスチャイルドは『くそったれなゲーム』になってしまっ…
コメントほぼ同意見ですbytom
削除

05月28日 11:53
IP:114.184.81.86
他のポチポチの揚げ足取りは気になさらない方がいいかと思います。

主人公が日和見というのは実際真実が重すぎるのでちょっと違うようにも思いますが、世莉架がやはり願いから生まれた常識外の存在で、勝手に暴走されたイメージが強く、個人的にはヘイト集めた以外の何物でもありませんでしたね…。
僕なら間違いなく全て世莉架の責任で押し通します。
メインヒロインとしても空気と感じましたし。

終盤の老化現象の告知含め、展開が詰め切れていないのかなぁと思いました。カオヘはそこらへん結構ストレートな展開だったから良かったのかもしれないと思ったり。

サスペンス寄りになっていて、本当に犯人絞り込みまでは面白かったんですけどね…。しんみりさせる物語でギミックも多彩だとは思いますが、あと一歩という感想です。



 記事にレスした方が伸びるのかなあ、と思いつつ、クセで返信記事を作ってしまう俺。
 主人公については、何ていうか、ちょっと突き抜けて欲しかった感はありますかね……突き抜けて欲しかったというか、スタンスをキッチリと定めて欲しかったというか。
 前作、カオスヘッドについては主人公の正体が実は××だったりするし、表面的に見て、もう取り返しがつかないほどにオタクですよねw まあ、一般受けはしないとは思うんですけれど、あれはあれで良かったと思うんです。
 カオスチャイルドは、主人公もゲーム世界観も、何となくこじんまりまとまって、良くも悪くも新規の広い層を満足させる方向に行ったのかな、と。評価見てみると、それは成功しているのではないかと感じますね。

 主人公については、もっと『日常を守る』ことを主軸にしたキャラか、あるいは『英雄願望という隠れた衝動がある』ということを明確に示して欲しかったです。日常の平穏を守るために世莉架と対峙するか、それか自分の中の悪性を認めて世莉架の計略に乗るか、どっちかに転んで欲しかった感はあります。
 そう。世莉架とはもっと真正面からぶつかって欲しかったというか。
 断罪するなり、その悲哀を鑑みるなり。
 何かもっと、違う帰結はなかったのだろうか?
 そもそも、主人公の願望によって生まれた世莉架が、その願望の履行のために計画を練ってきたとして、主人公はただその世莉架に自分の現在の理想を押し付けたようにしか感じられないんですよね。結局、世莉架を日常に返したのって、残酷な世莉架を認めたくないがための現実逃避に過ぎないのではないか。凄く幼稚に感じてしまうんです。

 世莉架も悪なんですけれど、彼女をメインヒロインとして成立させるためには拓留の器が足りなかったのかな、という感じはします。

 俺はご都合主義的な老化現象の提示は、要するに構造を分かりやすく示したかったんだろうと思ったので、そこまで気になりませんでした。結局、一周目の主人公とメインヒロインの関係が気に入らなかった、というのを最後まで引きずってしまった感じです。

 ミステリとしての詰めというよりは、何というか人間の感情面の動きが俺にはうまく納得出来ない部分がありました。『それでよかったのかな?』という感じです。

 まあ、多くの人が引っ掛からないところで引っ掛かってしまったのかな……という感じですね。俺は大体ほとんどの物語を「まあいいんじゃない」と受け止める方なのですが、カオスチャイルドは歴代指折り数えられるくらいに俺の悪感情を掻き立ててくれました。その意味では稀有です。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
なぜ、俺にとってカオスチャイルドは『くそったれなゲーム』になってしまっ…
コメント無題byななし
削除

05月24日 19:29
IP:124.215.92.55
これ程本編をしっかり読み込んでないことが分かる感想も中々ないですよ。
熱中してポチポチしまくっていたって・・・ノベルゲームの感想で堂々と僕はこの作品をまともに読んでいませんと宣言するのは流石に良識を疑います。
あなたがこの作品の不満点、疑問点として感想に書かれていることは原作にしっかり描写されています。
trueルート、メインルートにおいて拓留が情強としての態度を貫いていないことに苛立っているよですが、それはそのはず。彼は情強であることに執着していないのです。読んでいて理解できませんでしたか?
恐らく、貴方が読み飛ばした部分にその答えが書いてあるでしょう。
その他のあなたが言う不満点においても同じことです。
そもそも流し読みで感想を書くのはよろしくないですよ。
自らの発信する情報に責任を持ちましょう。
それがあなたの言う情報強者の態度なのではないですか?

 カオスチャイルドのディスレビューに、未だにコメントがつくのがちょっと面白いですね。
 世間的には名作認定されてますから、俺の意見は異端っぽいんだろうな、とは思うんですが。
 ただ、何か俺はメジャー作品は大抵楽しめる人なので、カオスチャイルドについては珍しく、著しく好みに合わなかった、ってことなんだろうな、と自分では思っています。

 カオスチャイルドが俺にとって面白くなかった理由は、簡単に言うと、

1 メインヒロインが大量殺人鬼の実行犯であること。
2 主人公がメインヒロインの生みの親の責任を取らないこと。

 の二つです。
 まず、俺は尾上世莉架というメイン扱いのヒロインに全く感情移入出来ませんでした。
 だってサイコパスじゃん。
 主人公を英雄にするために、ラスボスの手足として、連続殺人事件を演出するって、明らかにミステリにおける犯人のポジショニングでしょ。裏切りは感じても、流石に「主人公のことをそこまで考えて、自分の人生を投げうってくれるなんて、世莉架好き好き」とは俺はならなかったよ(笑)
 普通に裁かれるべき人間でしょ。
 そして、尾上は主人公の願望を単純に具現化する人形っていう訳でもなかったでしょ。
 主人公の二重人格的な、裏の側面が現実に具現化してしまった存在、というのがもっと確定的だったら罪悪感も強くなったかもしれないけれど、世莉架完全にエゴで動いてるよね?
 世莉架は、英雄願望のある主人公が好きだったから、主人公に日常を与える家族とか友人が許せなくて、それを壊していったっていう感情面も感じられてしまうじゃん? 俺が好きだった来栖乃々(よっぽどヒロインっぽい)も嫉妬で殺しに掛かった側面があるだろうし。それってエゴじゃん。
 結局、世莉架は主人公に自分の好きな主人公であって欲しいという、私利私欲に塗れた願望のために、主人公の家族を殺し、主人公の友達を殺人者にしたりしちゃうんだよね。あと無関係な人を何人も殺してるよね?
 俺はどう考えても世莉架を好きになり得る要素がないと思うし、普通に連続殺人事件の犯人の彼女を許せない。

 後は追加項目として、それでも主人公が世莉架に感情移入して、自分で責任を取らなくては、と思うのだったら……「記憶を消して日常に返す」は、選択として温すぎでしょ。自己犠牲にすらなってない意味不明な選択にしか思えなかった。
 主人公の英雄願望の傀儡として、一人の女の子の人生を駄目にしてしまったと本気で考えるなら、世莉架をちゃんと英雄として殺してやれよ。又はその計略に乗って、ちゃんと事件の首謀者として仕立て上げられて、群衆の目の前で自殺しろよ。そこまでやって初めて『責任を取った』ってことだろ? 世莉架を生み出してしまった人間としてさ。いや、拓留を遠因として何人死んだと思ってんだよw っつー話(笑)
 世莉架を連続殺人犯として断罪するなら殺すしかないし、ある意味、世莉架もそういう終わりを望んでいたんじゃない? 後は、世莉架の人生の計略にちゃんと沿ってあげるなら、一つのバッドエンドとしてちゃんと群衆の目の前で自殺してあげるとかさ。大量殺人者を生み出してしまった親としてもさ。
 何かこう、主人公は本当の意味で連続殺人犯となってしまった悲劇の世莉架そのものに向き合えなかったと思うんだよね。
 あくまで仮初であった、日常の世莉架っていう幻影の方に感情移入してた。
 だから、本当の『大量殺人者』の世莉架を消して、自分に都合の良い幻想の方に塗り替えましたよ、と。
 正直、そんな風にしか見えなかったから、俺には胸糞悪かったわ。
 ただ、別に世間評としては『面白い』っていう意見のが多いんだから、別にそれでいいんでない? と思うんだけれど。
 どんな作品だって、どんな人気作だって好みに合わないって人は出てくるよ。しょうがないじゃない。
 それに元々、カオスチャイルドは『好みに合わない人もいるよね』っていうゲームだと俺は勝手に思っているけれどね。やっぱり王道とは言えないし、カオスヘッドより事件のスケールも内輪話だもの。『万人向けのシュタゲと肩を並べる名作!』みたいな扱いの方が、ちょっとブームっぽすぎない? とは思うけれど、多くの人がそう感じているならそれはそれでいいんでない? という感じ……。俺はそのお祭りにはうまく乗れなかったぜw ってだけです。

 逆に聞きたいんだけど、お前らはカオスチャイルドのどこがそんなに面白かったの?
 あと、尾上世莉架は許せるヒロインなの? どこが好きなの??
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
20 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

☆☆☆☆☆ いよいよ核心へと迫り始める, 2016/3/18

 これまでジョジョリオンに登場してきた敵の中でも一際手強そうなヤツに襲撃を受ける中、とうとう仗助がどのようにして仗助になったのか、その過去編が語られ始めました! 皆大好き吉良吉影と『あのスタンド』の活躍を久し振りに見られただけでも感無量です。次巻で仗助の謎が本格的に明かされそうなので、早くも楽しみ!



ジョジョリオン 12 (ジャンプコミックス)
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
28 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
☆☆☆☆☆ なかなか濃ゆい巻です, 2016/3/18

 対エト戦において、危うい均衡の中にある主人公佐々木排世/金木研の精神のバランスがまた変動したり、エトの発言から『隻眼の王』が誰を指すのかが不明になったり、雛実ちゃん(成長後)が廃棄されかけたりするなど、CCGでもアオギリの樹でも事態の進展が見られました。
 最後に作家・高槻泉が記者会見においてある爆弾を落として次巻への引きになるんですけれど、reに入ってからは特にひたすらにCCG VS 喰種という構図がずっと続いていたので、ここらで世間一般のリアクションも見てみたいなとちょっと思ってしまいました。次巻も楽しみにしています。



東京喰種トーキョーグール:re 6 (ヤングジャンプコミックス)
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

☆☆☆☆★ 今巻は抑えめ, 2016/3/13

 5巻巻末の予告から、ちょっとはエロにも期待したんですが、どうもエロを描くのは得意じゃなさそうだな、という感じ。悪役も何かこう、エロ同人に出てくる不良のようなエロ下衆さは持ってはいないですし。この作者にはあまりその方面での期待は出来なさそう。
 前半は『トモダチゲーム特別編』というか、番外編的扱いなので、いつもより緊迫感がないです。
 ともあれ、後半の第4ゲーム『友罪裁判』はそこそこ楽しめそうなので次巻に期待。
 トモダチゲームという作品自体は、俺はそれなりに気に入っていて、最近デスゲーム系って増えたんですけれど、やっぱり主人公が仲間を大事にしようとか、あるいは自分の死を何とも思ってない献身とか、どうしてもメンタルイケメン系の集団の中心リーダーになっちゃうんですよね。
 今作の主人公は『過去に殺人行為を犯している』という前提の、仲間(友達)から完全な信用を得にくいキャラクターですし、敵に対してはかなり容赦がない印象です(デスゲーム系漫画内の当社比)。
 過去に悪を背負った主人公って、テンプレと言えばテンプレなのかもしれないですけれど、俺は好みです。ダークヒーロー系のデスゲームが読んでみたいならオススメ。
 『神様の言うとおり』みたいに、黒幕サイドがぶっ飛んでいる作品ではなくて、ゲーム運営の正体に謎があって、その謎にどうやら友達の一人が関わっているらしい、というような作品です。



トモダチゲーム(6) (講談社コミックス)
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
☆☆☆☆★ 描くことを積み重ねる, 2016/3/13

 やはり久井諒子さんと言えば、今や一世を風靡する代表作となった『ダンジョン飯』になってようやく、一般に『エンタメ』として確かに提供できる技量を獲得したという印象で、このショートショート、ひきだしにテラリウムについても、半分弱くらいまではあまり面白いとまでは思えません。
 独特なファンタジー世界に現実味を持たせるのが久井さんの作風だと感じますけれど、前半は独自性のある世界を切り取ってはいても、切り取るだけに終わっていて、物語としてはかなり薄く感じられます。
 世界が提示されて、その中で何かが展開するわけでもなく、すぐに終わってしまう感。
 そういう印象が薄れていくのは、『えぐちみ代このスットコ訪問記 トーワ国編辺りから。ここら辺からある世界を提示した上で、興味深い物語に仕立て上げているというか、読んでいて面白いし、オチも捻ってくるという印象が強くなってきます。
 前作の『九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子』については、独特な世界観を誇ってはいたけれど、面白いとは思わなかったし、好みでもなかった。『通好みの作品だよね』という印象だったけれど、この作品はしっかりエンタメし始めているし、物語としての質も上ってきていると思う。
 独特な世界観を武器にしている漫画家も、続けて描くことによって物語を描くことに秀でていくわけで、やっぱり継続って力だな、とか感じちゃいました。



ひきだしにテラリウム
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。