8月にSKE48を卒業し、女優を目指している松井 玲奈さんが、読売ﾃﾚﾋﾞ/日本ﾃﾚﾋﾞでｽﾍﾟｼｬﾙﾄﾞﾗﾏと連続ﾄﾞﾗﾏの計2つに出演する。来年1月に放送されるｽﾍﾟｼｬﾙﾄﾞﾗﾏ｢刑事ﾊﾞﾚﾘｰﾉ｣では、殺人事件を目撃する女子大生役を演じる。遂に、夢への第一歩を踏み出す。SKE48を卒業してから3ヵ月ほど経ち、今月14日に放送されたTBS系｢新ﾁｭｰﾎﾞｰですよ!｣や、NHK｢ｹｰﾀｲ大喜利｣などﾊﾞﾗｴﾃｨｰ番組に多数出演してきたが、"本業"とする女優での最初の出演作が決まった。
｢刑事ﾊﾞﾚﾘｰﾉ｣は、｢Hey!Say!JUMP｣の中島 裕翔さん主演で、｢金田一少年の事件簿｣や｢ｻｲｺﾒﾄﾗｰEIJI｣などを人気作に押し上げた堤 幸彦監督と櫨山 裕子ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰ、そしてｼﾞｬﾆｰｽﾞﾀﾚﾝﾄ主演というﾀｯｸﾞﾁｰﾑで制作する、日本ﾃﾚﾋﾞが力を入れる目玉作品である。都心近郊の病院で撮影に臨んだ玲奈さんは、高嶋 政宏さんを相手に堂々と熱演していた。
｢撮影中は、ﾒﾝﾊﾞｰもいなくて1人なんだなって実感しています。発見も多くて新鮮で楽しいです｣とも語った。服装も髪形も、少しﾗﾌな女子大生･古森 杏子役を演じる。殺人事件の目撃者で、ﾗｽﾄまで事件解決のｶｷﾞを握るｷｰﾊﾟｰｿﾝを全身全霊で演じ、｢今の私は役に寄っているかもしれません｣と話す。顔つきはより柔らかくなり、余裕が漂う印象になった。｢卒業後は、自分の時間も持つことができるようになって、そこで新しい知識や情報を得て、もっともっと先のことを考えられるようになってます。ただ余裕は全然ないんですよ｣と微笑んだ。ｱｲﾄﾞﾙ時代は、移動時間を寝るのに宛がっていたが、今では読書ができるほど時間を作ることもできているという。ｽｲｽなどへの海外渡航も出来るようになって、自分の引き出しを増やしていった。
恋愛は解禁されたが、ｱｲﾄﾞﾙﾃﾞﾋﾞｭｰ以前から一度も男性に恋をしたことがなかったという玲奈さんは、｢何もないんです。ﾏﾝｶﾞが好きで、そこで話はいっぱい読んできましたけど、『恋愛って大変そうだなぁ』って見てます。そもそも私は、対人関係において慎重なので｣と笑った。｢年内にﾌｧﾝの方々には、何も言わずに色々やっていたことが、年が明けたら出始めるので楽しみにしていてください｣と、自身の本格的な活動を示唆した。
そしてその言葉通り、来年1月下旬よりｽﾀｰﾄする読売ﾃﾚﾋﾞ/日本ﾃﾚﾋﾞ系｢ﾆｰﾁｪ先生｣にﾚｷﾞｭﾗｰ出演することが、25日に明らかとなった。間宮 祥太朗さんと浦井 健治さんによるW出演となる同作で、間宮さん演じる通称"ﾆｰﾁｪ先生"こと新人ｺﾝﾋﾞﾆ店員･仁井 智慧に恋する、常連客･塩山 楓役に起用された。100万部突破の大人気漫画｢ﾆｰﾁｪ先生 ～ｺﾝﾋﾞﾆに、さとり世代の新人が舞い降りた～｣(漫画･ﾊｼﾓﾄ/原作･松駒)を実写化した痛快ｺﾒﾃﾞｨｰ。大学の仏教学部に在籍し、悟りを開いたような態度で客や店員を翻弄する"ﾆｰﾁｪ先生"と、就職浪人中のｱﾙﾊﾞｲﾄ･松駒(浦井)など個性豊かなｺﾝﾋﾞﾆ店員たちの日常を描いた作品である。
玲奈さんが演じるのは、前述したｺﾝﾋﾞﾆ常連客の看護師で、｢ﾆｰﾁｪ先生｣に恋をするあまりｺﾝﾋﾞﾆのｺﾞﾐ箱を漁ったり変顔を披露するなど、奇抜な行動を取ったり思い切った演技に挑戦する個性派ﾋﾛｲﾝ。｢とても愛すべきｷｬﾗｸﾀｰ。見ている方に面白おかしく思ってもらえたら。もっと変顔してきたら良かったかな｣とﾆﾔﾘ笑みを浮かべ、｢四六時中、公共の場でぶつぶつｾﾘﾌを言いながら歩いています｣と、役にﾊﾏっていることを明かした。
脚本･演出は、｢勇者ﾖｼﾋｺ｣ｼﾘｰｽﾞなどで知られる福田 雄一監督が務め、玲奈さんは｢福田監督の作品にずっと出たいと思っていて、原作も凄く面白いと思って読んでいたので、とても嬉しいです｣と大喜びだという。福田監督は、撮影の度に｢今日も松井さんの演技は凄かった｣と絶賛の声を上げている。玲奈さんが、"ｺﾒﾃﾞｨｴﾝﾇ"として大化けするﾄﾞﾗﾏになっている。
この他のﾚｷﾞｭﾗｰｷｬｽﾄとして
1)｢立崎 萌｣役…内田 理央さん
2)子犬系新人ｱﾙﾊﾞｲﾄ｢柴田 健｣役…松田 凌さん
3)夕勤ｱﾙﾊﾞｲﾄ｢黒田｣役…菅 裕輔さん
4)お金大好きな先輩ｱﾙﾊﾞｲﾄ｢渡利さん｣役…芸人｢ｼｿﾝﾇ｣のじろうさん
5)舞台となるｺﾝﾋﾞﾆ｢ｽﾘｰｾﾌﾞﾝ｣ｵｰﾅｰ役…福田組常連の佐藤 二朗さん
といった面々が出演する。また友情出演には、｢ｼｿﾝﾇ｣のじろうさんの相方･長谷川 忍さんやﾑﾛﾂﾖｼさんが出るという。地上波放送の一週間前には、ｵﾝﾗｲﾝ動画配信ｻｰﾋﾞｽ｢Hulu｣で先行配信予定とされているので、二度楽しめることが可能である。原作ﾌｧﾝにとっても、また玲奈さんﾌｧﾝにとっても楽しめるﾄﾞﾗﾏに注目が集まります。
(参考資料:ｵﾘｺﾝ音楽情報ﾆｭｰｽ 11月26日付&ﾓﾊﾞｲﾙｻﾝｹｲｽﾎﾟｰﾂ芸能ﾆｭｰｽ 11月26日付&ﾆｯｶﾝ芸能ﾆｭｰｽ 11月16日付)