悲喜こもごもの「NHK紅白歌合戦」 ~光で喜ぶ者と影で悔しい者~ | 「365日の言の葉」

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【この話題が聞こえてくると、本格的に2015年の終わりを意識してしまいますな…。今年の紅白歌合戦に初出場するアーティストがいれば、無念にも落選したアーティストもいるわけで、それについて書きました】




毎年大晦日恒例となっている「NHK紅白歌合戦」、その今年の「第66回 NHK紅白歌合戦」(午後19時15分~23時45分)の司会者及び出場歌手が、26日に都内のNHKで発表された。そして初出場アーティストも発表され、昨年の6組(紅組:4組、白組:2組)より4組多い10組(紅白5組ずつ)が初出場する。昨日行われた発表会見には、その内7組が登場した。田辺 誠一さんがデザインした「テーマシンボル」をバックに、緊張で泣き声になったり会場を笑わせたりと、それぞれが持ち味を出した会見となった。



男女4人組バンド「ゲスの極み乙女。」は、女性ドラマーのほな・いこかが「身も心もバンド名も乙女ですが、白組とは思ってなかった」と笑わせた。ボーカルの川谷 絵音さんは、「子供たちにも伝わるようなパフォーマンスをしたい」と話した。独自のポップなメロディーと高い演奏力などでファンを増やし、今年10月には横浜アリーナで自己最多の1万2000人を動員した、その人気と実力をお茶の間にアピールする。



NHKのコント番組「LIFE!」にも出演している星野 源さんは、開口一番「有働さん、俺、やったよ」と会場を笑わせた。自身の体調不良で、平成24年末から約1年を休養に当てていたが、その期間で「中学生のような気分で、音楽ってこんなに面白いんだ」と発見できたといい、「紅白という憧れの場所に立つことができて嬉しい」とコメントした。また、「LIFE!」で共演する内村 光良さんには、「仲良くさせてもらっているが、連絡先教えてくれないんですよ」とまだ報告しておらず、本番の舞台に「来てもらえたら嬉しい」と話した。



イケメン演歌歌手の山内 恵介さんは、デビュー15年目という節目の年での初出場となった。演歌ファンから熱い支持を受けており、記者会見では「うれしか~」と地元の博多弁で歌い、得意の桂 文枝さんの物真似を披露するなどノリノリだった。



一方の紅組は、緊張する初々しい姿が目立った。ギター女子を牽引し、歌手としても女優としても華々しい活躍を見せた大原 櫻子さんは、「こんなにたくさんの記者の方に囲まれるのは初めて。会見だけで緊張しているので、本番どうなってしまうんだろう」と照れ笑いし、初出場決定は「(発表会見の)今朝聞いた」といい、「まだ実感があまり沸いてないんですが、今こういう状況で(実感が)沸き始めています。緊張すると思いますが、一生懸命楽しく歌えればいいなと思います」と意気込みを語った。



乃木坂46は、結成4年で大晦日の晴れ舞台に立つ。昨年11月26日には、落選の一報にメンバーが悔し涙を流した。あれから丁度1年経ち、生駒(里奈)ちゃんの目には涙が溢れた。白組司会の井ノ原さんから「泣いてもいいんだよ」と声を掛けられながら、「ファンの皆さん、メンバー、スタッフさんと一緒にこの場所に来られてうれしいです」と口にすると、涙が頬を伝った。キャプテンの桜井 玲香さんは、「去年は、自分達の実力不足。落選をきっかけに、普段の活動態度や取り組み方を一から考え直して力を合わせて走ってきました」と語った。年始から今年の紅白に標準を定めて、公の場に出る度メンバーは「紅白に出たい」と言い続けた。メンバーもスタッフも一丸となり結束を深めてきた結果、その吉報は24日にスタッフから伝えられた。桜井さんは、「あまりの衝撃で言葉が出なかったのですが、すぐにみんなで『頑張ろう、頑張ろう』と言い合いました」と喜び合った。



グループや個人、どちらを取っても飛躍の1年だった。「まいやん」こと白石 麻衣さんに続き、今年に入って「なぁちゃん」こと西野 七瀬さんや「ななみん」こと橋本 奈々未さんらが、女性ファッション誌の専属モデルに就任した。"清楚なお嬢様グループ"は、男性のみならず女性ファンも獲得し、今や握手会では約3割が女性だという。CDも、年々リリースする毎に売り上げを伸ばしてきた。NHKの柴崎 哲也チーフプロデューサーは、「実績を含めて活躍した1年だった」と説明した。いこまちゃんは「乃木坂46らしい、いい音楽を届けたいです」と語り、涙を拭き目を輝かせた。



迫力のある歌声と歌唱力に定評のある「Superfly」の越智 志帆さんは、今年行ったツアーで観客から得たエネルギーを「紅白で放ちたい」と話し、今は和柄が好きで当日の衣装にも「和柄をちりばめたい」と話していた。



普段は"声優"として活躍しており、アニメ「ラブライブ」が大好きなファンのことを「ラブライバー」というほど、流行語にノミネートされ今年めざましい活躍を見せた「μ's」。その活動を鑑みて初出場になった彼女たちは、「私たちが紅白に出場するとは本当に嬉しいこと。今でも信じられない」と話し、「日本のアニメソングや、(アニメの)『ラブライブ』の魅力が伝わるようにパフォーマンスしたい」と話した。この他、初出場のBUMP OF CHICKENや三山 ひろしさん、レベッカのNOKKOさんもVTRでコメントを寄せた。



一方で、SKE48(3年連続出場)やHKT48(昨年初出場)の48グループから2組が落選した。前述した柴崎チーフプロデューサーは、落選した理由を「会見でも言ったように、今年の活躍の実績、私たちの調査による世論の支持、演出・企画に沿う出演者という3つの要素を総合的に判断して選定しました」と説明した。水樹 奈々さん(6年連続出場)、きゃりーぱみゅぱみゅ(3年連続出場)、ももいろクローバーZ(3年連続出場)の落選についても相次いで質問が飛ぶと、「さっき申し上げたところで総合的に判断しました」と語り、「個別の交渉については(コメントを)控えさせていただきますが、3つの理由を鑑みて判断しました」と話した。




(参考資料:オリコン音楽情報ニュース 11月26日付&日刊スポーツ 11月27日付&産経新聞エンタメニュース 11月26日付)