今年の「AKB48総選挙」で「こじはる」や「玲奈ちゃん」などの辞退から見えること (後編) | 「365日の言の葉」

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【昨日書いた、『今年の「AKB48総選挙」で「こじはる」や「玲奈ちゃん」の辞退から見えること』の内容には、まだ続きがあります。まぁ、最後にはと書いたわけですから…。1つにしようとしたら長くなりそうだったので、前編と後編に分けたわけです。せっかく資料としてもまだあるので、続きの後編を書きました。夜には、いつも通り2つ目の更新もします】




また、特に年長の人気メンバーの場合、上位にならなくとも自身の活動にそれほど影響がないということも挙げられる。こじはるは、3月24日に発売したソロ写真集「どうする?」が週間5.4万部を売り上げ、オリコンBOOKランキングで総合首位を獲得した他、モデルとしての活動やCMにドラマ、そしてバラエティと引っ張りだこである。



一方で、松井 玲奈さんはドラマや映画などでの女優としての活動、"漫画・アニメ好き"が講じて4月期に始まったアニメ「電波教師」で声優に抜擢されるなど、グループ外でのソロ仕事が充実している。今後の芸能界で長く活動や活躍を鑑みるべきであるなら、「選抜総選挙」を敢えて辞退することで、ソロ仕事に充実させ注力させるという選択肢もあるだろう。まさに前編の冒頭で書いた、こじはるがイベントに参加して語ったあの言葉に相通じるものがあるのだ。



更に、後進(後輩)に席を譲るという意味合いも含まれているかもしれない。「あっちゃん」こと前田 敦子さん、「優子ちゃん」こと大島 優子さん、「麻里子さま」こと篠田 麻里子さんら人気メンバーの卒業により、いわゆる"神7"の顔ぶれは多少変化はしたものの、上位メンバーはほとんどが固定されている。それに加え、姉妹グループの年長メンバーが上位に食い込んでくるパターンも多いため、なかなか若手が入ってくる"隙"がなくなってしまう。しかし、今後5年や10年とグループが存続していくことを考えれば、若手メンバーの躍進は尚更必要不可欠であり最重要事項となるのは目に見えている。「選抜総選挙」に出馬しなくても、人気が依然として安定している年長メンバーがここで辞退することで、その分若手のメンバーが躍進できるチャンスが与えられ増えるため、"勇退"したという決意をしたことも考えられる。



「AKB48選抜総選挙」に限った話ではない。長く物事を続けていくことには、ある程度からの"マンネリ化"は仕方がなく付き物になる。しかし、相次ぐ「辞退」というイベントの根底を覆すようなトピックスが、また新しいドラマの誕生を早くも予感させてしまう。現に、様々な予想が飛び交っていることが、波乱含みの選抜総選挙を物語る。辞退が、選抜総選挙に刺激を与える。そして、この二度とないチャンスを活かし地元の福岡で首位奪還を狙う「さっしー」やHKT48グループの猛追、今年で最後となる「たかみな」の健闘がどうつながるかが見ものである。かつて篠田 麻里子さんは、選抜総選挙で名言を言い放った。「潰すつもりで来てください」と…。しかし、自分が望んで辞退した空席の16個の選抜メンバーに、確実に今まで下位で燻っていたメンバーが狙っているだろう。



6月6日に、その全ての結果が明らかになる。誰かが嬉し涙を流せば、誰かが悔し涙を流すだろう。その一部始終を見れば、多分改めて凄さや醍醐味に気付くかもしれない。




(参考資料:オリコン音楽情報 エンタメニュース)