読書感想(143)「天使はモップを持って◆近藤史恵」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

天使はモップを持って

近藤史恵著

文春文庫

2017.6.12読了

☆☆☆☆


タルト・タタンの夢 ”や“ヴァン・ショーをあなたに ”と同じような、ライトミステリー短編集です。異なるのは舞台がフレンチレストランではなくオフィスビルで、主人公がシェフではなくビルの清掃作業員の女の子ってとこ。夜、ビルを掃除してるといろいろ見えてくるものがあり、それが謎解きのヒントになる。裏方さん目線のストーリーはなかなか興味深い。それと掃除のプロ、主人公キリコちゃんの可愛く聡明なキャラも本書の大きな魅力です。