麒麟の翼
東野圭吾著
講談社文庫
2015.10.4読了
☆☆☆☆
これを読んでたから日本橋 に行きたくなったんです(笑)。
東野圭吾の作品では、ガリレオに代表されるような、緻密に計算されて理論的にもスキの無い、読み終って思わず唸るようなものが好きなんだけど、最近はどちらかというとヒューマンドラマチックなものが多いような気がする。そしてそれらは、状況設定や展開がちょっと強引だったりして、著者特有のおもしろさが少し希薄なんだよね。本作品も決しておもしろくないわけじゃないけど、ボクが期待する東野圭吾作品とはちょっと違うかな。ラストは意外さは相変わらずだけどね。
ところで加賀恭一郎、いつから日本橋署勤務になったんだ?と思って調べたら、この作品 からだったんですね。読む順番間違えました(笑)。