七夕の日はSCENAの5周年記念日。たまたま帰省できたので、仲のいいワイン仲間とお祝いを兼ねて訪問してきました。
SCENAは小町にある小さなワインバー。ソムリエールさんひとりで料理からワインのサーブまでやってます。自然派ワインと野菜中心の優しいメニューが人気で、最近は予約がないとなかなか入れないとか。
まずはスパークリングで乾杯。
CREMANT DE BOURGOGNE
品種はシャルドネ+アリゴテ。りんごのような爽やかな香りに、フルーティなテイスト。アリゴテが入ってるにしてはそれほど酸味は強くなかったかな。最初は盛大な泡立ちだったけど、すぐに収束してしまいました(笑)。
冬瓜、ゴーヤ、新生姜のおぼろスープ。ゴーヤの苦み、生姜の香りが暑いこの時期にはいいね。
定番の前菜盛り合せ、おつまミスト。この日は「焼ナス、糸瓜、レンコン、オクラのマリネ」「まびき大根、椎茸、お揚げの生姜煮」「赤じゃが芋、モロッコ豆のコチジャン炒め」「ラタトゥイユ」。いつもながらの素材の風味を生かす薄い味付けで、ソムリエールさんセレクトのワインと良く合ってます。
COUR CHEVERNY 2009
Benoit Daridan
ロモランタン100%。ロモランタンと聞くと、つい「ぐ~チョコランタン」を思い出してしまいます(笑)。まったりとした果実の風味ときれいな酸味のバランスが良かったです。
ズッキーニのフライ。軽~くてサクサク、ズッキーニの美味しさ再発見って感じ。
乾燥ソーセージ3種盛り。レバー入りの辛いのと白カビで熟成したのとクミン入りのと。
そして、ソーセージが出てきたところで赤ワインに。
SIX EIGHT NINE 2010
ナパバレーのワインで、品種はカベソー、ジンファンデル、メルロー、シラーとメジャーどころの揃い踏み(笑)。カシスやチェリーのような香りにジンファンデルの甘さが余韻になってまろやかなフィニッシュです。ちょっとスパイシーなソーセージなんかと相性良かったですね。
そしてボクの大好きな豆カレー。この豆カレー、食べるたびにどんどん変化してる(笑)。昔はもっとスパイシーでほんとに豆しか入ってなかったけど、この日のは野菜がいろいろ入ってて味はマイルド。カレースープみたいな仕上がりです。季節の野菜に合わせて変えてるのかな?。チーズの盛り合せ。
もう1本ボトルを空けるのはちょっとキツイので、次は赤ワインをグラスで。4人でそれぞれ違うものを頼んだけど、ボクがチョイスしたのはなんか複雑な味でちょっと好みと違ってました。まぁ、たまにはこんなこともあります(笑)。
BARON MOSCATEL PASA
モスカテルという品種のブドウから造られたシェリーで、フレッシュ感のある極甘。チーズにも合うし、食後酒としてはなかなか良かったです。
久しぶりのSCENAでしたが、料理もワインもサービスも、お店全体がなんとなくホッとできるような雰囲気は健在で、ゆっくり楽しむことができました。この日も途中からは満席。やっぱりいいお店は人気あるね。
さて、SCENAを出たあとブラブラ歩いていると、もう1杯飲みに行こう!ということになり・・・向ったのはwine bal ポルコ。某ワインショップに勤めてた方が5月にオープンしたお店です。しかし小町からポルコのある鉄砲町まで結構距離あるのに、フラフラ歩いて行くとあっという間だったような・・・恐ろしや酔っぱらい(笑)。
ここでも各自が飲みたいワインをグラスで。ボクはブルゴーニュの白を選びました。
Bourgogne Blanc Bigotes 2010
若々しく清涼感のある味わい。ブルゴーニュのシャルドネっぽくないけど、これはこれで美味しかったです。
他の2人は楠田さんとこのリースリングやイタリアのバルバレスコを飲んでたかな。
そして料理はラタトゥイユを。これ、ドライトマトがベースで一般的なトマト煮込みのラタトゥイユとは別物。かなり手の込んだ作り方をしているとのことで、みんなが絶賛するだけのことはあります。ってここまで書いておきながら、写真はありません(失礼!)。
そして、少しおなかが減ってたボクがオーダーした、タコとドライトマトのペペロンチーノもかなり美味しかったんだけど、こちらも写真はありません。写真撮る前につい食べてしまって・・・(笑)。
最後はエポワスのジェラート。
もっとエポワス臭いかと思ったけど(笑)、微かな香りと塩味でさっぱりと美味しかったです。
wine bal ポルコ、料理のレベルは高いですね!。もちろんワインのセレクトも信頼できるし、いいお店です。ちょっと狭いので、これから人気出るとなかなか入れなくなりそうで心配です。まぁそのときは外の舗道に椅子とテーブル出して、本場のbalっぽくやりますか?(笑)。