「あれから、15年。~暇話(6)~」
オレ達には渡米する前、オーディションのNYステージに進む前に、いくつかの約束事がありました。
そのうちのひとつにね、スタッフさん達と以外は日本に連絡取らないって事があった。
やっぱり、どこからどこで情報漏れるかわかんないやん。
番組はもちろん生放送ではないから、リアルと放送する日時とにはタイムラグもあるからね。
守秘義務って、大事やねん。
みんなが住んでた各アパートメントには電話もあるんだけどね、
スタッフさんやメンバー同士にしか使わなかった。
まぁ、ここで15年経ったからちょっと暴露話☆
けどさ、やっぱどうしてもさ
そう言うわけにはいかないやん。
日本に大切な家族だったり、大切な人を残して来てるやん。
そんなメンバーは一応ルールとしてみんな部屋の電話は使わなかった。
うん、普通に真冬のNYの極寒の中
外に出掛けて行くの。
でもね、オレ達はみんな大人だし、解ってても「優しい知らんぷり」。
誰もそれを口に出して聞いたり、ましてやスタッフさんに報告したりしなかったね。
みんな、正々堂々と実力で勝負してたし。
まぁ、スタッフさん達もわかってて知らんぷりしてくれてたとこもあると思うよ。
ASAYANのスタッフさん達は優しい。
いろいろと、厳しい事言って来たりとんでもない課題を出したりするけど、人間味があって暖かくて優しかったよ。
と、言うかね携帯の普及でNYの公衆電話が廃止されるんだって。
つい最近、去年11月に発表された。
↓↓↓
ちなみに、日本みたいに個室になったドア付きの「電話BOX」ってManhattanには、ほとんどない。
確か全体に四つあるかないかって、そんなレベルって聞いたから、BOXは見た記憶がないな。
だから、極寒の公衆電話からcollect callで日本に電話するのって
なんだか、映画みたいだなってオレはなんか勝手に感動してた。
シチュエーションも、冬の摩天楼煌めく「雪のManhattan」だよ!
時差があるのも映画のシーンみたいやん!
なんか、ピュアでいいなぁって。
オレは当時も、家族や友達以外に大切な人居なかったからなぁ。 (^^;;
あ、これはオレの得意の妄想だから
メンバーが決してそう言う人に電話してたってわけじゃないよ! (^-^)
ちなみに、故障してる電話がめっちゃ多かったよ、Manhattan。
オレはたまたま、グランプリ獲るまでは、日本に連絡とかしなかった。
グランプリ獲るまではね。 (^^;;
↑これも内緒だけど☆
で、
まぁ、連絡も出来ないし、しなかったオレ。
そんな
2000年の1月に妹に二人目の女の子が生まれた。
ちょうど15年前の今頃。
三組の共同生活真っ最中の頃。
あぁ、そろそろ産まれるかなぁって心の中で心配してたけど連絡しなかったの。
ある夜、一日の報告なんかを毎日
東京のスタッフルームにメールしなきゃいけないから
VAIOを開いたんですよ。
そしたらね、東京のスタッフルームのAPの女性、Hさんからメールが来てた。
開いて見たら、産まれたての赤ちゃんの画像が。
「妹さん、無事女の子をご出産されましたよ☆
GOくん心配してたから、こちらから連絡して赤ちゃんの画像を送って頂きました。
安心して頑張ってね♪」
あ!産まれた!
可愛いー☆
ちっちゃいー!
早く会いたいなぁ!
妹ちゃん、おめでとう!
婿よ(歳上だけど…)、おめでとう!
ってのと同時に、あぁASAYANのスタッフさんって湯たんぽみたいにあったかいなぁ。
って思ったなぁ。
Hさん、今どうしてるんだろ?
もうとっくにプロデューサーさんとかになってんのかな?
妙に、良い意味で実年齢より
ちょっと5歳以上は歳上に見える女性でした。
そして
その時、産まれた姪っ子RIOがもう15歳かぁ。
早いなぁ☆
あ、これも内緒だったし初めて話すけど
オレが最初に日本に電話したのは
コレクトコールじゃなく、ダイレクトコール。
先に帰国したライバル、カップルのKくんあてだった。
15年前のあの日…
#CollectCall #雪のマンハッタン #コレクトコール #国際電話