「あれから、15年。⑧」
体調が悪くても、寂しくてもオレは勝ち抜いて行かないと行けない!
勝ち抜くんだ、負けたくない!
って、自分を奮い立たせて
今度はどんなところに住むんだろう?
一泊くらいはホテルに泊まれんのかなぁ☆とか
次の瞬間にはゲンキンな考えを起こすほど立ち直ってました!
立ち直りが早いの、オレ!
後ろは振り向かない…
スタッフさん達の指示で、オレ達四人はまた数台のCABに別けて
ミシンやボディの各種道具と荷物を乗せて移動してん☆
カメラは相変わらず、CABの中からも、後ろのCABからも回ってる。
どこに行くのか説明がないー。
オレ達は今からどうすんの???
それぞれがこれから住むアパートメントで一人ずつ、一組ずつ降ろされるのかな?
まぁ、みんなお互いの家わかってた方が何かといいもんね!
今回は飛び抜けておんぼろとかなく、公平なんだろうねー。
人数が少なくなったしさ… (´・_・`)
で、最初は誰んちに行くんだろう。
楽しみ☆
Cigさんが乗る先頭のCABに僕らがそれぞれ乗るCABも付いて行ったの。
なんか、ちょっと観光っぽい。 (^ー^)ノ
CigさんCABは前回のデザイナーバトルの現場のUNTITTLEがあるEast Villageのとある通りで止まった。
オレ達のCABも止まる。
なんか、新しくないけどNY若者な雰囲気のアパートメントの建物の前で止まったの。
ここか、ここは誰が住むのかなぁ…
番組プロデューサーのTさん
「はい、みんなここで
それぞれの道具と荷物を降ろして下さい。」
え!?ええ!?
なんで、そんな面倒な事を???
このアパートメントにはエレベーターがないの。
なんでなんやろう…
二階だっけ???
三階だっけ???
忘れた… (^^;;
Tさん、何階か覚えてたらまたFacebookのコメントで教えてちょ♪
それでねとりあえず、二階か三階のエレベーター無しのビルの階段で
ひとつのアパートメント部屋に道具や荷物一式を運んで僕等は部屋に入ったの、とりあえずね。
カメラはもちろん階段でも回ってるし。
部屋の中は、なんだか日本で言う長屋って言うのかな?
廊下が無くて、部屋がずーっと続いてるの。
入り口を開けると、キッチン&ダイニングリビングがあって、
続いて、書斎とその上にメゾネットのベッドルーム。
続いて、部屋1
その奥に続いて部屋2。
ダイニングに集まったオレ達四人に唐突にプロデューサーのTさんが言うの。
「はい、ここで四人共同生活をしていただきます。
部屋割りは四人で自由に決めてね。」
えー!エェ~!?
まじ???
オレはいつになったら、マンハッタンで綺麗なアパートメントで華のNew Yorkerっぽく一人暮らし出来るの???
まぁ、前のおんぼろより100倍綺麗し、可愛いアパートメントだけど
続き間だし、前はSくんと寝室離れてたし!
それに前より人数増えてるし!
一泊くらいホテル泊まりたいし!!!
この時は素直にそう思ったんだ…
一人の海外のアパートメントで暮らす寂しさなんて全然わからずさ…
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