あれから、15年。(4) | 泣き虫デザイナーのニューヨーク奮闘記、 のその後、それからの ご あきうえ

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ファッションデザイナー「GO AKIUE(ごあきうえ)」のブログです。
I am a fashion designer.
Creating clothes is my passion. I've designed clothes and accessories for actors, singers, and other media personalities.

先週末の土日は忘年会や飲み会続きで更新出来ませんでしたー! (^_^;)
早くしろ!ってメールで急かされたりしたんですが… (≧∇≦)
焦らない、焦らない☆
読んで下さってありがとうございます♪






「あれから、15年。④」


canalで生地を購入し、素材がやっと揃っていざ、課題制作です。

おんぼろアパートのダイニングでSくんと僕は机を並べて作業するんですよね。

だから、互いの課題のデザインや進み具合も普通にわかるんです。



まぁ、必死で作業してたから
もう、自分の作業に没頭してるんですけどね。

そんな時、僕のミシンが故障しちゃったんですよ!


僕らのミシンはね、各々が日本から持って来たんですよ。
けど、空輸と言うかNY行き自体がみんな凄く慌しく決まって
(ASAYANってね、番組観てのとおり、出演者にさえも本当になんでもかんでも突然発表なんですよ…笑)
東京のスタッフルームに送った後、みんな(僕以外ね)で預け荷物として飛行機に乗せて持って来たんですよ。
ロックミシンも全部ね。
遅れた僕のは誰がマンハッタンまで運んだんだろうか…??



日本だと故障してもね、なんとか応急修理手段あるんだけど、
この時は課題納期も刻々と迫ってるし、パニクりましたよ!

そしてなんだか、日本が無性に恋しくなった…
この時は泣いてないですけどね。 笑
まだNY来て一週間たってないんですよ???

そんな時、Sくんがなんとなくね、なんでもない事だったと思うんだけど
気遣いの言葉を掛けてくれたんですね。

あのね、僕らNYに行ったメンバーは日本で何千人の中から5組6人が選ばれて、
そしてNYで自分の店を持つ、チャンスを掴み取るただ一人(もしくは一組)になる為に戦ってるわけじゃないですか?

他の歌手やアーティストのコーナー、特に海外審査があったASAYANのオーディションはね、
画面で観てても、やはりわかるくらいの人間関係のドロドロしたものも多少はあったらしいんですよね。
それはそれでいろんな意味で、当たり前だと思う。


けどね、僕らの「世界にはばたくファッションデザイナーオーディション」。
その点ではみんな結構仲良かったんですよ。

もちろん、激しいライバル心も審査過程での嫉妬心もあったと思う。
僕自身もありましたもん。

だけど、足の引っ張り合いや蹴落とし合いとかそう言うのはなかった。
みんな、結構自分に自信と言うか、自分の創る作品にかなりの自信と自尊心を持ってたんですよ。

一応、何千人の中から選ばれてNYに来たんです。
実力的にはかなり拮抗してたし、言葉は悪いけど、どんぐりの背比べですよ。
ハイレベルな意味でね。

あとはほんの少しの運、本来の実力を発揮出来るかどうか。
でもね、やっぱりライバル達が不運に合うと
みんなそれぞれ思い遣りの気持ちで気遣ってたんですよ。
みんな互いを認め合ってる分ね。


番組制作側からしたら、もしかしたらもっとバトルがあった方が良かったのかも知れないけど…
そこの点だけはちょっと心残りと気掛かりがあります☆


話それるけどね、昔僕がやってた教室を受講して下さってたある方がいらっしゃいまして、
その方は僕が教室でデザインやソーイングを教えてた頃から、アイデアに溢れた創作意欲のある方でした。
逆にその意欲に僕は講師の立場からしても、沢山触発されたんですよ。

今は他ジャンルのあるアートをされてて、教室なんかもされてます。

本当にチャレンジ精神が豊富で、そのアートはここ数年に掛けて、今をときめくジャンルのアートなんですが、
その方は本当に色んなチャレンジ精神を持ってそれを展開していらっしゃいます。
お歳は上の女性ですが、なんか
やんちゃで可愛らしい方です☆

しかし、そのジャンルにはやはり先人達がいて
その方の展開方法やチャレンジして行く事を阻む様な事を言ったり、恨み辛み少し陰湿に接する方々もいらっしゃるんです。

僕ね、それを知って
あぁ、勝ちだ!って思いました。
その方が、先人達に勝ってるんだ!いずれ必ず先人さん達を追い抜いて彼方へきっと登って行くなぁって。

その方のチャレンジ精神やセルフプロデュース能力に恐れをなしてるんじゃないかってね。

僕はそのジャンルのアートに携わってはいないけど、
その方のチャレンジ精神やセルフプロデュース能力に対して少し羨ましく思います。

ドラマじゃないんだし、ドロドロと足を引っ張ったり蹴落とそうとしてる方々には
きっとそこまでの実力も自信もないんだなぁって、思います。
ドラマだったら、なおさらきっとその方がヒロイン、蹴落とそうとしてる側はガヤです、脇役に過ぎません。
まぁ、結論的に言うと僕には直接関係ないんですが、
もしその場面に遭遇したら
「黙れ!!!ガヤ!!!シンデレラの姉か!!!」
の一言を言って差し上げたいくらいです。
書いてるとなんだか、無性にめっちゃ腹が立って来ましたよ。




話をNYに戻します。
ちょうど時を同じくし、Kさんも同時期にミシントラブルにあったみたいで。

僕とKさんはCigさんに助けて貰ってタイムズスクエアの「SINGER」に走りました!







余談なんですけどね、日本だとミシン=sewing machineは
brother 」さんや「JUKI 」さんが二大ミシンメーカーなんですけど、
アメリカでは「SINGER 」のが多いんですよね。



NYメンバーは僕以外はみんな「JUKI」で僕は学生時代から使ってた「brother」のミシンでした。
学生時代はね、「brotherのヌーベルクチュール」派と「JUKIのシュプール」派に別れてました☆
なんだか、懐かしい!

(今は番組でグランプリを獲った後、日本で「brother」さんにも「JUKI」さんにも色んなイベントや出演番組でスポンサードして頂いてて、保持してるミシンの7台を全部提供して頂いてます!
ありがとうございます☆)

けど、その時はアメリカでメジャーな「SINGER」にCigさんの顔ききで駆け込んでどうにかこうにか、その場でミシンを見て貰って無事、
また制作活動に戻る事が出来ました!
なんか、その時は心からホッ☆としましたよ。



そしていよいよ課題の作品を、
East VillageのSHOP「UNTITLE」に納める日を迎えたのでした。

一緒にNYに行ったTさんが、先日更新したブログ見て、SHOP名教えてくれたぁ!ありがとー☆)

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NY編の今までのお話はこちら☆

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