「2010年本屋大賞」にノミネートされている、有川浩くんの『植物図鑑』を読みました。
- 植物図鑑/有川 浩
- ¥1,575
- Amazon.co.jp
- 植物図鑑/有川 浩
- 初有川浩くんです。
- 前に一度『図書館戦争』を読みかけたのですが、設定が理解できなくて早々に断念してしまいました。
- 今回、「本屋大賞」にノミネートされたので読んでみる気になった本作、読み始めるまではちょっと不安でした。
- ところが。
- いきなり、やられちゃいました。
- この、出会いの場面。
- さやかは自分のマンションの前で生き倒れているイツキを見つける。
- 「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です」
- こんなこと言われたら、しかもそれがいい男だったら、そしてちょうどその時彼氏とかいなかったら、拾っちゃいますよねぇ。
- GIRL MEETS BOY.
- で、同居を始めるのですが、この後、もどかしいほど進展がありません。
- 延々と野草を狩って料理します。
- 巻末にはレシピまで載っており、料理本かっ! と思ったのですが、中盤過ぎ、ついに二人は……。
- そうしてせっかく良い関係になれたさやかとイツキなのですが、程なくイツキはさやかの前から姿を消してしまいます。
- ここですよ、理解できないのは!
- なんで黙っていなくなるかなぁ。
- 一応、理由は述べられていますが、到底理解できません。
- いなくなるにしても、ちゃんとさやかに説明した上でそうすべきではないでしょうか。
- イツキの問題もどうにか解決し、さやかの元に戻ってくる。
- そして二人は結婚をします。
- めでたしめでたし、かと思いきや、最後に悲しい結末が……危うく騙されてしまうところでした。
- うん、初有川浩くん、良かったです。
こういう感じの恋愛物ならまた読んでみたいですね。
評価 ☆☆☆☆
これで、本屋大賞ノミネート作品で読んだのは4冊目。
これまで読んだところでは、
③『植物図鑑』有川浩
といった順番ですね。