- 「2010年本屋大賞」にノミネートされている、三浦しをんくんの『神去なあなあ日常』を読みました。
- 神去なあなあ日常/三浦 しをん
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「神去(かむさり)」とは地名。
「なあなあ」は方言で「落ち着いて」「ゆっくり」と言った意味。
そして本作は、高校卒業間際、進路の決まっていなかった主人公平野勇気が、担任の教師に勝手に就職先を決められてしまったことから始まります。
就職先は何と、三重県の山奥の神去村の林業会社!
そう、本書は林業の世界を舞台にした小説なのです。
しぶしぶ向かった神去村の無人駅。携帯は圏外。
森林組合で研修を受けた勇気は、神去村でもさらに山奥の神去地区に連れて来られる。
ヨキという名の山仕事の天才の家に寝泊まりしながら始まった林業の日々。
最初は都会が恋しくて逃げ出すことを試みた勇気だったが、親方の子が神隠しにあったり、親方の義妹(年上の小学校教師)に惚れたり、花粉症になったり、山火事を消火したりするうちに次第に林業に馴染んでゆく。
そして物語はいよいよクライマックスのオオヤマヅミさんの祭りを迎える。
その祭りとは……。
ふむふむ。
これまた、なかなかですな。
今のところ、三浦しをんくんに外れなし。
評価 ☆☆☆☆
これで、本屋大賞ノミネート作品で読んだのは3冊目。
『神去なあなあ日常』、悪くはないんですが、いま一つ心にグッとくるものがありませんでした。
今のところ、
②『神去なあなあ日常』三浦しをん
といった順番ですね。
これまでに読んだその他の三浦しをんの本
むかしのはなし 評価 ☆☆☆
秘密の花園
評価 ☆☆☆