誰が卑怯で面の皮が厚いのか? | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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枝野幹事長の暴言がエスカレートする一方だ。先日は自民党の公約を「盗っ人たけだけしい」と盗っ人呼ばわりしたが、今度はひきょう者よばわりである。

 


舌戦・参院選(12日)【16参院選】
◇首相はひきょう者
 民進党・枝野幸男幹事長(さいたま市で講演) 憲法を変えようとすること自体は駄目じゃない。(安倍晋三首相が)ごまかして(改憲を)やろうとするひきょう者だから許せない。(首相は)堂々と「ここをこう変えたい。だから自民党を勝たせてください」と逃げ隠れしないで言え首相のひきょう者さは参院選の争点だ。

全文はこちら➡http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061200074&g=pol


憲法に対するスタンスが定まらず、憲法の議論を避けたいのは自分たちのほうなのに、それを隠すために安倍総理が争点をそらそうとしていると言いがかりをつけている。人は具体的に反論できないと言葉の過激さでカバーしようとする。

 

最近の枝野氏が公党の幹事長とは思えない暴言を吐くのは、語るべき具体的な政策がないからだ。安倍政権のリベラル色の強い政策への具体的な対案を示せない焦りがあるから、「ごまかし」「ひきょう者」「盗っ人たけだけしい」といった罵詈雑言に逃げる。

 

また、枝野幹事長はその対案がないと指摘されていることについて、こんなことも言っている。


【大阪】枝野幹事長「対案を64本出しているのに議論しなかったのは安倍自民党」
(一部抜粋)

 最後に演説した枝野幹事長は、「安倍総理の話を聞いているとあれくらい面の皮が厚くないと総理はできないのかと思ってしまう。自分たちの実績を訴えればいいのに野党の批判ばかりしている。最近は『民進党には対案がない』と言っている。冗談言ってもらっては困る。国民の暮らしと経済を立て直すために介護や保育の底上げの対案を出している。64本対案を出しているのに、議論をしようとしなかったのは安倍自民党だ」と安倍総理の民進党に対する姿勢を批判した。
全文はこちら➡http://blogos.com/article/179067/


64本の法案を出しとはいっても、それがどんな対案なのかは決して語らない。このたくさんの法案の中には、先日のエントリでご紹介した「クオータ制導入法案(公職選挙法改正案)」も含まれるはずだが、これは超党派議連で検討中のものを横取りし、会期末に提出したものだ。

そのあたりのいきさつについては下記記事に書いた。


『反民主主義の民主党』
http://ameblo.jp/akiran1969/entry-12165940740.html


この法案は女性の政治参加を推進する超党派議員連盟で議論が重ねられてきたが、まだ煮詰まっていない。それを、この党が抜け駆けして国会に単独提出したのだ。彼らは自民党より女性活躍に積極的だと思わせるためにだまし討ちのようにして法案の数だけを稼いだのである。

 

議論に値しないガラクタ法案を、議論する暇もないタイミングで出して、中身を説明もせず(できず)対案があるという。法案の数ではなく、中身を言えば議論が始まるのにそれを避ける。こういうのこそ「卑怯」「面の皮が厚い」と言うのだ。

 

枝野氏は「自分たちの実績を訴えればいいのに、野党の批判ばかりしている。」言っているが、これは、そこを突かれて困っていると白状しているようなものだ。
そして、その批判に何とか反撃しようとすると、以下のような支離滅裂な話になる。


(続き)

 さらに、「安倍さんが一番おかしいのは経済のことで旧民主党政権を批判すること。経済にはいろいろな側面がある。お互い都合のいい数字を並べる部分はある。でもどこで成績を評価するか。実質GDPだ。国内の経済を全部足し算したものが実質GDP。名目ではだめ。名目GDPはインフレになるほどプラスになる。実質でGDPがどうなっているのか。旧民主党政権時代は東日本大震災で落ち込んだ時も含めて、年平均プラス1.7%だった。威張れる数字ではないが、安倍政権になってからは0.8%。半分だ。皆さんの多くがアベノミクスで景気の良さを実感されていない、そう調査で答えている。その実感が正しい。半分に落ちているのだから。安倍政権は目先でなんとなく良く感じる株価を上げることに一生懸命だが、本当の病を良くしていない。それをやらせていただきたい」などとアベノミクスからの経済政策の転換を訴えた。
http://blogos.com/article/179067/


自民党が都合のいい数字だけを出しているように言いながら、自分たちに都合のいい実質GDPを挙げている。また、「国民の多くがアベノミクスで景気の良さを実感できていない」との調査結果を持ち出して、自分たちの経済政策のほうが良かったと言いたいらしい。

 

枝野氏は「その実感が正しい」と言うが、国民が実感できていないのは景気の「良さ」であり、それは民主党政権時代のほうが景気が良かったという意味ではない。多くの国民は「まだ景気が良くなったとは実感できないが、民主党政権のときよりよほどマシ」と考えているのだ。

 

そこが分かっていないから平気でこんな屁理屈が言えるのである。

過去の失政に対する反省の言葉もなく、このような言い訳をすればするほど国民はあの混乱の時代を思い出す。この調子でどんどん言い訳を繰り返せばいいのだ。

 

最初の憲法論議の話に戻るが、枝野氏がいくら憲法を議論しよう、安倍総理は逃げるなと言っても、肝心の党首のほうは安倍自民党とは議論すらしないと言っている。


安倍政権とは改憲議論せず=民進代表
 民進党の岡田克也代表は11日、憲法改正に向けた議論について、「安倍晋三首相の憲法についての考え方は基本的に誤っているので、そういう人と議論しても良い結果にはならない」と述べ、安倍政権が続く限りは応じない考えを重ねて示した。滋賀県草津市で記者団の質問に答えた。
 岡田氏は「自民党にも良識が残っていると思うので、首相が代われば信頼関係に基づいて議論は可能だ」とも指摘。憲法9条に関しては、堅持する考えを強調した。(2016/06/11-17:58)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061100214&g=pol


枝野氏は「議論しないのは卑怯だ」と安倍総理に言ったつもりかもしれないが、「卑怯だ」とののしるべき相手は「議論しない」と言っている岡田代表のほうだ。「卑怯」「盗っ人たけだけしい」「面の皮が厚い」などなど、今日もブーメランを投げ続ける政党に明日はない。

 

(以上)

 

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