猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじのブログです。


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危機に直面すると人は驚くほどの力を発揮する。火事場の馬鹿力というが、体力的なことだけではなく、五感が研ぎ澄まされ、思考のスピードが上がり、普段はできないことも可能になるのである。そして、その危機をうまく乗り切ればチャンスにつながることもある。

 

鳥越氏のスキャンダルが反安倍勢力にとって大きな打撃であることは間違いない。さらに第2弾3弾もあるらしく、すでに彼は当選圏外で場合によっては途中で降りるとの見方もある。しかし、ボケていると言われていた彼はこの危機で覚醒したようである。

 

一時は応援弁士をキャンセルするなど野党連合が支援から撤退するとみる向きもあった。しかし、実際はそれと逆で、昨日から党首クラスを応援演説に出し、反安倍色をさらに強めて大々的な街頭演説会を行っている。

 

報道によると聴衆もかなり集めている感じで『謎の鳥氏』はむしろ意気軒昂な様子である。


【東京都知事選】
鳥越俊太郎氏「的外れな容疑。小沢一郎氏擁護したのは私だけ」
産経 2016.7.22 23:20

 鳥越俊太郎氏は22日、東京・有楽町で街頭演説に立った。応援演説には民進党の枝野幸男幹事長、生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表ら野党4党幹部がそろって参加した。鳥越氏の街頭演説に党首を含めた野党幹部がそろうのは初めて。

 

 鳥越氏は、小沢氏の資金管理団体をめぐる問題に触れ、「全く的外れの容疑を受け、ほとんどのマスコミは小沢一郎を『黒い政治家』と呼んだが、擁護したのは私だけ」などとアピール。「(都政に)反安倍の政権を立てる。反安倍の旗を立てる」と訴えた。

 

 応援演説には共産党の志位和夫委員長、社民党の又市征治幹事長らも参加。民進党はこれまで無党派層への浸透を狙い、4党が前面に出ることに慎重な姿勢を示していたが、野党丸抱えの実相が浮き彫りになった形だ。枝野氏は「鳥越さんに何とか勝ってもらいたい」と呼びかけ、志位氏は「平和と憲法を守る都政をつくる。鳥越さんしかいない」と強調した。

 鳥越氏はこれに先立ち、新国立競技場(新宿区)の建設予定地を敷地外から視察。「世界に平和を伝えられる(五輪の)大会にしたい」と語った。
http://www.sankei.com/politics/news/160722/plt1607220040-n1.html

 

(演説の詳細は下記)↓

 

【東京都知事選】
鳥越俊太郎氏演説詳報(22日)「東京都からはっきりと『反安倍』の旗を立てます」
産経 2016.7.23 07:00

http://www.sankei.com/politics/news/160723/plt1607230007-n1.html


ボケの疑いがあった鳥越氏が相変わらず中身がないとはいえ政策を語り、結構それらしく聞こえる長い演説をこなしている。本当にボケていたら無理だろう。そして、注目したいのは、自分の生い立ち、家族、そして小沢氏の黒い疑惑について饒舌に語っていることだ。

 

これは、自身のスキャンダルや出自についてもネットなどでいろいろ言われていることを意識しているのだろう。私はこの記事を読んで、橋下前大阪市長のような捨て身の開き直りを感じた。そして、文春の記事でぺしゃんとなるどころか、逆に元気になっているのである。

 

野党各党も同様だ。これまで都知事選で憲法反対、反安倍を前面に出すのには及び腰で、街頭演説の応援など表立った動きは少なかった。しかし、今回の危機をきっかけにその迷いを捨て『反安倍』一本で結束し、強力な動員をかけ、対決姿勢を明確にしてきたのだろう。

 

この動きは鳥越氏のスキャンダルで一度離れた支持者をかなり引き戻すのではないか。多くの支持者が街頭演説に集まって盛り上がっているのを見て、『反安倍』という絶対的な目的のためには、他には目をつぶろうと考え直す人はきっといる。

 

それに、21名の立候補者の中では鳥越氏の知名度は圧倒的に高い。人物や政策はともかく、野党連合の組織がバックについた有名人であることを忘れてはいけないのである。
だから、当選圏外どころか三つ巴の状態はまだ続いているとみるべきなのだ。

 

むしろ、序盤は出遅れていると言われた増田氏が追い上げていることでアベノミクスを支持する勢力の票が割れ、それだけ鳥越氏に有利になっていると考えるべきだ。彼が脱落したと思い込んで、それなら桜井氏に投票しようかとなどと余裕を見せる状況ではないのである。


各メディアの発表する選挙情勢の最終段階で、小池氏か増田氏の勝っているほうに票を集中させないと鳥越都知事誕生という最悪の結果もありうるのだ。
何となく伝わってくる楽勝ムードには、ちょっと違和感を感じるのである。

 

(以上)

 

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経済政策の規模が20兆円を超えるとかでニュースになっているが、こんな時に甘利大臣がいてくれたらなあと思う。もうすぐ改造人事があるが、党の仕事や官邸の裏方などあまり目立たないポジションでいいから経済政策に関わる仕事に復帰できないものか。

 

もっともそのためには、すでに不起訴が確定しているとはいえ、何らかの形でこの問題にけりをつける必要がある。ただ、現在の政治資金規正法の元では際どい話は誰しもありそうだから、会見を開いてすっきりと説明するには準備とタイミングが必要だ。

 

甘利氏はすでに長時間の会見を開いて自身にも責任があることを認め、自ら大臣を辞職している。もう一度会見を開いてその後の経過を素直に説明するなど、そこを何とか乗り切って復帰を果たしてもらいたいものである。

 

一方、ガソリーヌこと山尾政調会長は自らの責任をすべて否定し、弁護士を通じて秘書と話し合い中だとしたまま3カ月以上が過ぎている。その間、定例会見などもあるから記者の追及は続いているのに、本人は一向に説明をしないばかりかまるで動じる様子もない。

 

野党とはいえ第一党の政調会長という立場もまったく負担にならないようで、平気な顔でテレビの討論に登場する。舛添氏や甘利氏の批判までするし、自身のことを指摘されてもたいして動揺するでもなくやり過ごす。いやはや、ある意味大したものである。

 

やったことはあの野々村君より悪質だと思うが、異様に動揺してどんどん泥沼にはまっていった彼とは違い、彼女は議員辞職どころかいまも政調会長の座にいる。いさぎよく辞職を決断した甘利氏でも睡眠障害になったのに、いったいどんな面の皮を持っているのか。

 

私は前からこの面の皮の厚さは民主党議員に共通する特徴だと思っている。ルーピー氏はちょっと違うタイプかもしれないが、小沢、菅、野田、岡田、枝野、山井、小西、緒方各氏など、名前を挙げていたらきりがないほどだ。

 

彼らは全員ブーメラン投げの名人だが、それよりすごいのは自分の投げたブーメランに当たってもたいしてダメージを受けていないことだ。普通の人間ならかつての自分の発言が現在の自分を批判していると知れば黙るしかないが、彼らは気にせず反論してくる。

 

そして、やはり彼ら民主党の連中と同類だと納得させられたのが、スキャンダルが表面化してからの鳥越氏の態度である。

 

普通の神経の人間なら立候補取り下げだし、踏みとどまるとしても街頭演説を支持者集会に切り替えるなど戦法を変えるだろう。もちろん潔白なら青山繁晴氏のように徹底的に反論するのが最善かつ当たり前の対応だ。

 

しかし、本人も彼を担ぐ周りも同類だから対応は山尾氏とまったく同じである。
そして、何事もなかったかのように、いや、むしろボケが覚醒したかようにお花畑の幻想を語りながら、安倍政権の政策を幻想だと言い募る。


【東京都知事選】
鳥越俊太郎氏が安倍首相批判「某総理が…某って言わなくていいか、幻想振りまいている」 演説詳報(21日)
産経 2016.7.22 07:00

http://www.sankei.com/politics/news/160722/plt1607220006-n1.html


まあ、言っていることは相変わらずボケているが、いくつものスキャンダルを抱えて絶体絶命とは思えない余裕がある。記者の質問に対しても本当なのかワザとなのか見分けがつかないボケをかまして矛先をそらしている。

 

また、文春発売の21日には決まっていた応援演説者の欄が『調整中』となっていたが、今日は党首、幹事長クラスが一斉に応援に入っている。つまり、彼を担ぐ野党連合も彼と同様に知らん顔でやり過ごすつもりなのである。

 

いくらマスコミが味方とはいえ、この往生際の悪さは何なのか。
そう思っていたら、作家の四方輝夫さんのフェイスブックに次のような記述があった。
尚、太字強調はブログ主。


(四方 輝夫氏のフェイスブックから)
 
鳥越俊太郎は日本左翼の8つの特徴、すなわちナルシズム、身勝手、愚劣、卑怯、怠慢、軽薄、頑迷、姑息すべてをパーフェクトに備えた戦後日本の退廃を象徴する人物です。

 

サルの惑星におけるグローバル・スタンダードですね

 

たとえば、日米同盟をゼロベースで見直すべきだ、といったような、いかにも世俗まみれの子ども然とした言辞を平気で喋々するのですが、テレビが、こういうアカ提灯の知的怠慢を執拗に保護し続けるために、鏡を持つ習慣のない無自覚なKing of Streakingとしての悲痛な存在を続けてしまったのですね。

 

この男はしばしば「アメリカは日本を守っているのではなく、在日米軍を守っているんだ」などと、いかにも賢らしげなサルが好んで使いそうな下劣かつ無意味で無責任な言い分をくりかえしてきましたが、第七艦隊の台湾海峡派遣に際しても、国防長官が尖閣諸島を日米同盟の範囲内だと明言しても、太平洋軍が東日本大震災において未曾有の規模で日本国民の直接救護活動にあたっても、自説について、何ら釈明した形跡はありませんね。

 

そもそも、今の揺るぎない日本を根底で支えているのは、西太平洋を遊弋する72発のトライデント・ミサイルです。

 

「日米同盟をゼロベースで」

 

といったような真冬の盆踊りをマジメにクチにする昆虫ジャーナリストが、いうに事欠いて、都知事選立候補の理由を安倍政権ハンタイだというのですから、東京都民の知性もナメられたものですね。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=987895814664486&set=a.812918888828847.1073741828.100003322295629&type=3&theater


氏が指摘するとおり、日本左翼の8つの特徴、すなわちナルシズム、身勝手、愚劣、卑怯、怠慢、軽薄、頑迷、姑息を完璧に備えている人物だから、ブーメランを投げることも平気だし、自分に当たってもなんとも感じない。8つの特徴が自分を守ってくれているのである。

 

もちろん、完璧な人などこの世にはいないから、だれでも多かれ少なかれ上記のような傾向はあるだろう。しかし、政治家でもジャーナリストでも自分の仕事、生き方に対する『矜持』を完全に捨てなければ、この8つの特徴をパーフェクトに備えることはない。

 

鳥越氏もそれを応援する政治家も『矜持』などはとっくの昔に捨ててきたか、はじめから持っていないから、こんな事態でも何事もなかったかのようにふるまえるのだ。
8つの特徴を備えた怪獣を退治するのはそれほど簡単ではないのである。

 

(以上)

 

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今朝のNHKニュースで英独首脳会談の様子が流れていたが、首相になって間なしのメイ氏が実に堂々としているのにちょっと驚いた。長く首相の座に居て世界でも存在感を示しているメルケル首相にまったく位負けしていないのだ。

 


英独首脳会談 英のEU離脱問題を協議
NHK 7月21日 5時13分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160721/k10010602861000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001


共同記者会見でメイ氏は、先に「女性2人で大変建設的な会談ができた」と述べ、メルケル氏も笑顔で「その通り」と応じている。メルケル氏の余裕の対応もさすがだが、メイ氏も急きょ首相に選ばれたとは思えない落ち着きがあり、貫禄さえ感じさせる。

 

テレビには女性首脳が揃って儀仗兵を閲兵する様子が映し出されていたが、これまで見たことのない光景だ。この二人が今後の欧州の進む方向を決めていくことになるわけで、政治の世界でも女性の活躍は当たり前の時代になっていることを実感した。

 

さて、メルケル氏は現在のG7首脳の中では最長の在職期間でサミットにも11回も参加している。ドイツは首相の在職期間が長く、メルケル氏の前のシュレーダー氏はサミットに7回参加し、その前のコール首相に至っては16回も参加している。

 

日本と政治制度が違うとはいえ、第一次安倍政権発足から野田内閣が終わる2012年12月までの約6年間に6人もの首相が登場している。ちなみに、この間、鳩山氏はサミットに一度も行けなかったが、菅氏が2回も行って日本が恥をかいている。

 

イギリスはキャメロン氏が7回、その前のブラウン氏は2回と少なく、さらにその前のブレア氏は11回参加と多い。カナダも現在のトルドー氏の前のハーパー氏は10回で、日本のようにしょちゅう首相が変わるのはイタリアだけである。

 

そんな中、安倍総理は前日の伊勢志摩サミットで第一次安倍政権の時の1回を含めて5回となり、中曽根氏と並んだ。これは6回の小泉氏に次ぐ回数だが、2018年までの任期を全うすれば7回と我が国最多となる。

 

とはいえ、それでも海外に比べるとシュレーダー氏、キャメロン氏に並ぶだけで主要国の首脳として特に長いとは言えない。それに、いまの我が国に初めての首脳会談でメイ氏のように振る舞い、国益を背負って交渉できる後継者がいるのかという問題がある。

 

だから当然、後継が育つまで安倍総理の任期を延長して、もう少し頑張ってもらおうという話が繰り返し出てくることになる。


安倍首相の総裁任期延長に前向き 自民・二階俊博総務会長「中曽根元首相以上の活躍」実績評価
産経 2016.7.19 13:48

 自民党の二階俊博総務会長は19日の記者会見で、平成30年9月までの安倍晋三総裁(首相)の任期延長について、「大いに検討に値する」と述べ、容認する考えを示した。

 

 二階氏は、中曽根康弘元首相が昭和61年7月に衆参同日選で圧勝し総裁任期の1年延長が認められたことを踏まえ、「安倍首相は、中曽根元首相と同等、それ以上の活躍をしている」と安倍首相の実績を評価。「周囲の政治情勢をみて、延長したほうがいいとまとまれば、それでいい。しかるべき機関で検討するのもひとつの方法だ」と述べた。
http://www.sankei.com/politics/news/160719/plt1607190020-n1.html


総理の仕事は精神的にも肉体的に極めてハードで、何年も続けられるようなものではない。それは、途中で挫折した安倍総理自身が一番よく分かっているだろう。小泉元首相のように誰かに丸投げしてしまうタイプとは違うからなおさらだ。

 

ただ、政治家の体力と精神力は常人と違うところがある。安倍総理には第一次安倍政権のみじめな終わりかたのイメージが残っているからひ弱な坊ちゃんのイメージもあるが、一度でも生で演説を聞いたり間近で見た人なら、品の良さと同時に強いエネルギーを感じるだろう。

 

生来の明るさや恵まれた体格に加え、一度挫折を経験し、そこから再び甦るまでの過程でさらに鍛えられた意志の強さも感じられるのだ。以前にもご紹介したが、安倍総理が2012年の総裁選に出馬を決断した時、明恵夫人との間で次のようなやり取りがあったという。


「あなた、本当に出るの?森喜朗先生も、『若いんだから、あと十年も経てば安倍待望論が出る。それまで待った方がいい』と言っている。今回落ちたら、もう二度とチャンスはないと言われているわよ」

 

「明恵、俺は自分のことなんてどうだっていいんだ。いま、日本が壊れかけている。今回落ちても、また出ればいい。何度でも出てやるさ」
(WILL二〇一五年二月号 大下栄治氏の『凄みが出てきた安倍晋三 岸信介のDNA』)より


そうして、安倍総理が再度総理となったとき、明恵夫人は次のように語っている。


ただ、やるからには、命を懸けてやってもらいたい。こうして総理にならせていただいた以上、主人が死んでもこの国の為に頑張る、そう貫いてもらいたいと思っています。(安倍晋三発言集より)

 

二人とも覚悟がそこいらの政治家と妻とは違う。

アベノミクスは道半ばだが、もっと大きな志である『日本を取り戻す』までの道のりはまだ遠い。有力な後継者が見つかるまで、安倍総理にはまだまだ頑張ってもらわねばならない。

 

(以上)

 

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2009年9月鳩山由紀夫内閣で財務副大臣に就任した野田佳彦氏は翌年に菅政権が成立すると昇格する形で財務大臣に就任する。もちろん、初めての入閣である。そして、鳩山内閣が4年間は議論もしないと明言していた消費増税は菅内閣の時に政府・与党の決定事項となる。

 

その間ずっと財務大臣だった野田氏がこれに大きくかかわったはずで、それが財務省が野田内閣誕生に大きく貢献したとの見方もある。そして、野田氏はそれこそ政治生命をかけて消費増税に取り組み、ついに三党合意に成功する。

 

つまり、自身が財務副大臣に就任する直前まで消費増税を強く否定していた野田氏が、4年間は議論すらしないはずの政策を持ち出し、3年かけて現実のものとしてしまったのである。結果的に、すべて財務省の思い通りになったのではないか。

 

それに自民党も含む三党合意だから、いくら安倍政権が税率アップに否定的でも簡単に税率アップの凍結とか中止と言えない。しかも、社会保障の安定財源とすることが盛り込まれているのも、それを防ぐ歯止めの役割を果たしている。

 

こうして現在の与党も含めて既定の路線となっていることを、すべてひっくり返すのは極めて難しい。結局、高い支持率の安倍総理も増税を延期することすらできず、予定通り2014年4月に税率は引き上げられた。

 

そして、この消費増税はこれに強く反対していた人でも驚くほどダメージは大きかった。
今さら言っても仕方のない話だが、消費増税さえなければ我が国はデフレから脱却し、世界経済をもっと力強く引っ張っていたはずだ。

 

特に消費動向は1997年の5%への税率アップ時と比べても落ち込みが大きく回復が遅い。
なぜこれほどダメージが大きかったのかについて様々な議論があるが、当ブログでも何度か考えを述べてきた。

 

それらのエントリから1997年と2014年のをまとめると次のような要因が考えられる。


1.税率アップ分が2%ではなく3%と大きかった

 

2.長いインフレに慣れていたのとデフレに慣れていたことの違い
 ・1997年当時は物価は上がるものとの認識。デフレに慣れた現代人は価格上昇に敏感。
 ・今回は物価上昇と消費増税さらに便乗値上げのトリプルパンチ。

 

  (関連エントリ)

          『消費増税のダメージが想定以上だった訳』
          http://ameblo.jp/akiran1969/entry-12148090819.html
          『消費者は「インフレ期待」より「インフレ怖い」?』
          http://ameblo.jp/akiran1969/entry-12156494398.html


3.団塊世代の大量定年、非正規化、年金生活者化 
  ・現役世代に比べ消費額の少ない高齢者世帯の比率が上がり消費額を押し下げ。

 

  (関連エントリ)

          『消費を増やすカギは高齢者と外国人』
          http://ameblo.jp/akiran1969/entry-12179168067.html


4.民主党政権時に決まった社会保険料の増加が国民の可処分所得を減らした

  ・現役世代は毎年賃金は上がっているが、賃金が増えれば社会保険料の負担も多

   くなり、 しかも、毎年のように保険料率が上がっている。

 

   (関連エントリ)

          『意外に増えていない可処分所得』
                   http://ameblo.jp/akiran1969/entry-12147722848.html


今回の景気対策には経済成長に資する公共事業も含めたインフラ投資や開発投資を対象に建設国債や財投債の発行が見込まれている。もちろんこれも思い切った額を期待したいが、上記のような消費を阻害する要因を吹き飛ばすような減税や給付もぜひ思い切ったものにしてほしい。

 

そして、まずは減税ではないが雇用状況の改善を背景に雇用保険料の引き下げが実現しそうな状況だ。

 

経済対策で雇用保険料の引き下げを検討へ
NHK 7月15日 4時20分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160715/k10010596301000.html

 

ただし、これだけでは消費者の根強いデフレマインドを払拭することは到底無理だ。住宅ローン減税やエコカー減税のような消費を直接刺激する政策と共に、所得税の時限的な減税なども含む可処分所得増に直結する施策を期待したい。

 

(以上)
 

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自分の生まれた年や投票日を間違えるなどボケぶりが話題になっている鳥越氏だが、76歳でもタレント、自称ジャーナリストとして活動しているのは事実だ。だから、本人にその気はなくても一億総活躍の一翼をになっているとは言える。

 

とはいえ、いくら一億総活躍社会でも、できもしない仕事に手を出して現役世代や将来世代に迷惑をかけてはいけない。しかも、彼は猛暑のなかでずっと待っていてくれた巣鴨のお年寄りまで怒らせてしまっている。

 

高齢でも活躍しているといえば、ネットでは評判がもう一つの森元首相は79歳でも活躍中だ。また、我らが麻生副総理も75歳と後期高齢者の仲間入りをしたが、こちらはバリバリの財務大臣として、黒いマフィアルックに身を包んで世界をまたにかけ飛び回っている。

 

鳥越氏のように周りに迷惑をかけるのは困りものだが、年寄りがそれぞれの持ち味や経験を生かして世の中のお役に立つことはいいことだ。

 

政治家の年齢といえば、麻生さんとほぼ同年代ながらずいぶん前に政界を引退した小泉元首相は74歳だ。その小泉さんが昨日の毎日新聞のコラム『風知草』に登場している。筆者は
毎日新聞の中ではバランスの取れたものの見方をする山田孝男氏だ。

 

参院選の与党勝利を受け、小泉氏が安倍政権をどう見ているかなどを聞いたものだが、氏独特の短い言葉には抜群の政局勘を感じさせるものがある。もっとも、政権担当時も具体的なことは丸投げだったこの人らしく話は極めて大雑把だ。

 

まずは、コラム前半の両者のやり取りの部分から。

尚、太字強調はブログ主。


風知草
浮かれてられないよ=山田孝男
毎日新聞2016年7月18日

 

 参院選で安倍政権は力を増したが、四海波高く、未来は五里霧中だ。

 安倍晋三首相(61)の政治の師、小泉純一郎元首相(74)はどう見ているのか。聞いてみた。

 

    ◇

 

 −−ご感想は?

 

 「与党が大勝したからって、そんなに変わるもんじゃないよ。これから大変だよ。アベノミクス」

 

 「これまで、目標はわかるけど、その通りにいってるか、実証しなくちゃいけない。『目標と実態が違うじゃないか』っていう人が出てくるよ。勝ったからって、浮かれていられる状況じゃないんだよ。もっと厳しくなるんだよ」

 

 −−でも、勝利は力。

 

 「足場は固まるさ」

 

 −−外交はやりやすい。

 

 「(安倍外交は)安定感あるよね」

 

 −−勝負度胸、政権運営術は小泉譲りでは?

 

 「いやいや(笑い)。まあ、時代だよ、時代。民主党(現・民進党)の失敗のおかげでもあるな」

 

 −−民進党が苦しい。

 

 「ひどいよ、あれ。ガッタガタじゃないか。何やってんだよ

 

 −−改憲は?

 

 「あれは民進党と相談しなけりゃダメよ。最初から自民党案突き付けて『やろう』ったって、できるわけねえじゃねえか

 

 −−いまの自民党改憲草案、小泉政権の時の案よりも復古調ですね。

 

 「見てないよ

(以上、コラムの前半部分)


最後の「見てないよ」がいかにも小泉元総理らしい。アベノミクスについても、中身がどんなものかは同年代のほとんどの老人と同じく、ほとんど知らないのではないか。しかし、民進党と相談うんぬんは安倍総理自身も言っていることで、現実的にはそうなのだろう。

 

アベノミクスに関してのもっと厳しくなるとの直感的な感想も、あながち外れていないと思う。また、安倍総理の政権運営がうまくいっているのは民主党の失敗のおかげでもあるとの指摘もその通りだ。民主党がもう少しマシだったら総裁選勝利はなかったかもしれない。

 

筆者が小泉氏に一番聞きたかったのは最後の憲法に関することのようで、コラムの後半では参院選で『改憲勢力』が3分の2を超えたことに関連して次のようなことを書いている。


(以下、コラムの後半)

 

 参院選で、いわゆる「改憲勢力」が、改憲発議に必要な両院の3分の2を超えたが、<9条改憲>が動き出す気配はない。

 

 それもそのはず、そもそも、「改憲勢力」の分類に疑問がある

 

 日本のマスコミは、憲法の条項を問わず、なんであれ、憲法改正自体を否定しない政党、政治家を「改憲勢力」と呼んでいる

 

 他方、ニュースを眺める側は、「改憲勢力」と聞けば、<9条改憲>に積極的な勢力のことだと思ってしまう

 

 実態を見れば、「改憲勢力」に分類されている公明党は、<9条改憲>に抑制的である。自民党にも<9条護憲>派がいるし、「護憲勢力」の民進党にも<9条改憲>派はいる。

 

 つまり、国会の3分の2を占めたのは「憲法改正自体は否定しない勢力」であって、急進的な「9条改憲勢力」ではない

 

 日本人が突然、右傾化したわけではない

 

    ◇

 

 第二次大戦後、日本人の憲法観にはさまざまな変遷があった。冷戦終結後の1990年代以降は、グローバリゼーションを背景として、曲折を経ながらも「必要なら憲法改正を」という考え方が増えた。

 

 毎日新聞の世論調査によれば、一般論で「憲法改正に賛成」は、2006年と12年に65%に達した。

 

 それが、自衛隊・航空幕僚長の憲法軽視発言や安保法制の混乱が注目を浴びた局面では急落した。

 

 今春の調査では、「憲法改正に賛成」が42%(反対も42%)、9条改憲賛成は27%(反対52%)という比率になっている。

 

 国民は議論の進め方に敏感であり、力任せの<9条改憲>など「できるわけねえ」現実がある。

 

    ◇

 

 眼前の不安は経済だ。

 

 なるほど、代案が見当たらないが、アベノミクスが手放しで支持されたとは思わない。安倍首相は財政出動「加速」を宣言し、財政赤字は制御不能に陥りつつある。強気が虚勢に見えてしまう。浮かれていられる状況ではない。=毎週月曜日に掲載
http://mainichi.jp/articles/20160718/ddm/002/070/073000c


毎日新聞とは思えない、憲法改正をめぐる現状を正確にとらえた偏りのない記事である。
一時は65%に達した「憲法改正に賛成」が大きく後退した理由への突っ込みがほしいところだが、『国民は議論の進め方に敏感』になっているとの指摘は当たっているように思う。

 

だから、『力任せの<9条改憲>など「できるわけねえ」現実がある。』は、まさに現実的な見方だ。そして、それは安倍総理自身の考え方で、山田氏もそれは十分わかって上記のように書いているのだろう。

 

もっとも、記事の最後で経済について「財政赤字は制御不能に陥りつつある」と書き、経済が氏の弱点であることをさらしてしまっている点が惜しい。財務省のご説明の効果もあるのだろうが、政局を追うことが多い政治記者の多くはこんなものなのだろう。

 

とはいえ、小泉さんと同じ1942年生まれの山田氏は劣化が激しい毎日新聞の社論に流されずに独自の視点を保っている。昔の毎日新聞はいまよりもっと中道寄りでバランスの取れた記事が多かったが、氏の記事にはそれを思い出させるものがある。

 

麻生副総理のように後期高齢者になったことを冗談のネタにする人もいれば、山田氏のように会社の良き伝統を細々と守る人もいる。そして、一方には自分の衰えに気付かずに「精神年齢18歳、見た目53歳と」叫び、これから権力者になるとするボケかけの人もいる。

 

小泉元総理ではないが、人生いろいろ、高齢者もいろいろである。

 

(以上)

 

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