消費増税延期は確定?あとは発表のタイミングだけ | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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安倍総理の経済政策のブレーンの本田内閣官房参与が、消費増税の延期すべきと発言している。しかも、2年という具体的な期間まで示している。市場関係者の中でも増税延期論が広がる中でのこの発言はその流れを加速するもので、もはや延期は必至なのではないか。


本田内閣官房参与:追加緩和、来月にもあり得る-増税2年延期すべき
2016/02/17
 (ブルームバーグ):安倍晋三首相の政策ブレーンである本田悦朗内閣官房参与はインタビューで、不透明感が増す日本経済や物価動向次第で日本銀行が来月にも追加緩和に踏み切る可能性を示した。消費増税も2年程度延期すべきだとしている。

本田参与は16日、「予想インフレ率、GDPギャップへの影響を見ながら必要があれば3月にも追加緩和というのもあり得る」と述べた。追加緩和は一般論として先手を打つことが好ましいとし「事態が進行して追い詰められてやるより、積極的に手を打ってマインドを変えるということが非常に大事だ」と話した。2017年4月予定の消費税増税は19年までの先延ばしが適当としている。

15年10月予定だった消費増税について本田氏は1年半の延期を主張、安倍首相は実際にその通り延期した。日本経済は14年4月の消費増税の影響が尾を引いていると本田氏は見ており、マイナス金利を導入した日銀は新たな手段を確保して政策余地が広がったと評価している。

消費税を予定通り17年度に上げれば日銀物価2%達成が19年ごろにずれ込むとして、本田氏はその場合、「アベノミクスに対する信頼感が失われる恐れがある」と予想した。このため日銀の金融緩和で17年度前半に物価2%を達成した上で、19年ごろ増税というシナリオが望ましいとしている。石油価格は無限に下がるわけではなく、直後に五輪が控えているとして消費税引き上げ時期は「19年4月なら大丈夫ではないかなと思う」と話した。

さらに政府の経済対策の必要性も示し、規模としては前回の3.3兆円を上回る5兆円程度のものがあれば良いと述べた。夏の参院選前にも新たな経済対策の作成を公約とし、景気浮揚のためにさまざまな政策をとるという姿勢を示すことが重要としている。財源については税収の上振れ分や利払い費の余剰を使うことが可能としている。

今年の為替相場の円高については「激し過ぎる。これは日本のファンダメンタルズに合っていないと思う」と指摘した。背景として中国経済の先行き懸念や原油価格の下落で、世界の投資家が徹底したリスクオフになっているとの見解を示した。
(太字協調はブログ主)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2O7IP6JIJV401.html


少し前には萩生田官房副長官もテレビ番組で「リーマンショック並みの事態になれば延期は否定出来ない」と述べた。安倍総理はあいかわらず「リーマン・ショック級の国際的な大きなダメージなければ引き上げる」とのスタンスだが、氏の発言は延期の可能性に大きく踏み込んでいる。

そして、まるでそれを受けるかのように本田参与が現在の世界の経済状況は消費増税を延期するほどの状態、つまり、リーマンショック級であることを表明したのである。安倍総理はすでに腹をくくり、世論の反応を確かめながら延期発表のタイミングを図っていると考える。

まだ28年度の予算が審議中だからそれが通るまでは延期の発表はないと思うが、秋まで待っていては遅すぎるのではないか。中国経済の失速は明らかで、その影響はすでに世界に広がり、我が国経済にも悪影響が出はじめているから、5月のサミット前にでも発表するべきだ。

また、本田参与は金融緩和について「事態が進行して追い詰められてやるより、積極的に手を打ってマインドを変えるということが非常に大事だ」と述べているが、これは増税延期の発表についても言えることだ。

さらに、連日繰り広げられる針小棒大な失言・不祥事報道も場合によっては無視できない事態に発展しないとも限らない。昨日は丸山氏の無神経な発言があったし、自民党の二回生議員ばかりを集中的に狙い撃ちする動きもあり、つまらないネタでも数が重なれば悪い印象が広がる心配もある。

こういう時には、世論調査でも国民の支持が高い消費増税の延期が経済的にも政治的にも大きなサプライズになる。だから、経済情勢や内閣支持率の動向いかんではさらに早めの発表もあるうる。今回の本田参与の発言は、いつでもそうできるようにするための準備の一環と考える。

延期の発表時期で解散時期が決まることになるが、一時は可能性が高いと考えていた年末では遅すぎるし、政治日程が立て込んでいるサミット前の解散も考えにくい。

安倍総理は直前まで「リーマンショック級がなければ引き上げる」と言い続けるだろうが、夏のダブル選の可能性が高まったのではないか。

(以上)

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