10月19日(日)新潟市子育て支援「ドリームハウス」ライブ
神話学の大家ジョセフ・キャンベルが言った。
「英雄とは自分の命を投げ出して、他の命を救う者だ。
ならば命がけで子供を産む女性こそが真の英雄である」
オレと新潟を結びつけてくれた人がいる。
新潟大学近くにある護念寺の玲子さんだ。
玲子さんが営む新通保育園は、あまりの人気にキャンセル待ちが出るほどである。
新潟ツアーがあるたびオレは護念寺の弓道場の2階に泊まらせてもらった。
玲子さんは新潟のアーティストや文化人とオレを結びつけてくれた接着剤のような人だった。
誰よりも元気だった玲子さんが去年ガンになり、オレが教えたニンジンジュースを飲んでがんばっていたが、10月6日に亡くなった。
昨日のライブが終わり、護念寺をたずね、祭壇の前で玲子さんが好きだった「今日は死ぬのにもってこいの日だ」を歌わせてもらった。
ムッチャ陽気な住職好円さんも涙する。
娘のマリエがトシと結婚し、赤ちゃんが生まれた。
孫の顔を見てから旅立った玲子さんはとても幸せだったという。
マチャミがもってきたチベタンベルで盛り上がり、みんなでセッション大会となる。
こうして玲子さんは人をつなげ、幸せにする名人だ。
さて11月の長いツアーの最後を飾るのはマリコさんが営む子育て支援施設「ドリームハウス」だ。
マリコさん自身、子育ての孤独に苦しみ、子供を愛せない自分を責め続けた。
夫の無理解、会社や社会の冷遇、核家族、共同体の崩壊など、日本ほど子育てのむずかしい国はない。
マリコさんは2人の子を産んだあと、2度の流産を体験した。
ひとりはピンポン球ほどの白いかたまりで、二人目は小さいながらも人の形になりつつあった。
「流産を経験してはじめて、命の尊さに気づかされました。
そして授かった命を大切にしていこうと」
マリコさんは子供たちに愛情をそそぎ、子育て支援施設「ドリームハウス」をオープンし、子育てに悩むママさんたちに手を差し伸べてきた。
最近は自律神経失調症から立ち直り、夫との関係も修復し、山元加津子ちゃんの講演にいき、てんつくマンのあほ学も受け、アキラライブを主催し、
「なりたい自分になれました!」と言う。
普通の民家であるドリームハウスにはアキラライブの主催者ミッチーをはじめ、たくさんの母娘が集まってくる。
「おひさしぶりです」
おおっ、「こわれものの祭典」の月乃光司さんではないの!
オンセンズ時代からの友人じゅんじゅんも赤ちゃんを抱えてあらわれる。
今日もマチャミの不思議楽器演奏からはじまり、さあミスターピーンとシャウトしまっせ。
シャウトの帝王
1.Hello my mom!
2.光の子供たち
3.ハイボクノウタ
4.がんばれなんていわないで(作詞朗読:ミスターピーン)
憤怒像
5.勇者の石6.Unconditional love
7.ミタクオヤシン&仲間(朗読:月乃光司)
8.レラ(マリコリクエスト)
9.ウレシパモシリ
10.PUZZLE
11.家族
12.Proud
13.MOVE! MOVE! MOVE!
14.なんくるないさ
15そらのやくそく
16.HAPPY BIRTHDAY(マリコ10/25誕生日)
17.ありがとう
実はイケメン
もとアル中の月乃さんと、もとジャンキーAKIRAのスーパユニット「どん底ブラザース」の復活である。
ハイルヒットラーのポーズでみんなで叫ぶ。
「アインツ、ツヴァイ、ドライ、フィーア、どん底ーーー!!」
月乃さんの詩「仲間」とオレの「ミタクオヤシン」を合体させたパフォーマンスは迫力ものだ。
オレは月乃さんが現代最高の詩人だと思う。
子育てママさんたちは大笑いし、大泣きし、わだかまった感情をすべて吐き出す。
「出産以来、すっきりしましたー」って、
オレは産婆か!
えろうすんまへん
※新潟市グルメ情報
ラーメン激戦区新潟のトップを独走するは亀田の「オギカワ」である。
とんこつ醤油だが、特出したバランスをもつ一杯だ。
新潟市で韓国料理といえば、「多来」(タレー)だろう。
海鮮ビビンパやチジミもいいが、チョングッチャンチゲ(納豆鍋)が意外な美味しさだった。
地ビールブームのなかでも上位を占めるのは「越後ビール」シリーズだ。
※ライブスケジュール
※幻冬舎文庫「COTTON 100%」発売記念AKIRA絵画販売中(No1.2.3.5.8が売れたので残り5点早い者勝ち)
※著作ページ
※CDページ
※AKIRAライブの作り方