7月31日(土)石垣島「タニファ」ライブ
夕方5時半に出るはずの飛行機が、機材故障で7時までおくれた。
おーい、オレは8時からライブなんだぞー!
宮古―石垣間は40分ほどかかる。
会場「タニファ」のクリさんに電話すると、「だいじょうぶ、おれが迎えにいくわ」と安心させてくれる。
クリさんとフサさんは、石垣の両親(良心)みたいな夫婦で、この大らかさが大好きなのよねー。
クリさんの軽トラでタニファに着くと、どんどん人が集まっている。
「アジアに落ちる、読みましたー」とか、「COTTONの初版もってますー」とか、あっという間に若者たちで超満員じゃん。
「アキラ、宅急便がとどいてるよー」
出たー、沖縄先行発売!
これぞ、業者に無理言って発売日前に送ってもらったベストアルバム「ソウルメイト」と見にアルバム「水の惑星 癒しの森」ではないか!
今日はぶっ飛ばすぜ。ベストアルバム中心の横綱攻撃だー!
1、 Traveling man
2、 ウレシパモシリ
3、 だいじょうぶマイフレンド
4、 青空のむこう(ピアノ)
5、 雲のうえはいつも晴れだから(ピアノ)
6、 老人と星
7、 米をとぐ
8、 PUZZLE
9、 青い春(新曲)
10、 きみを讃える歌(新曲)
11、 ソウルメイト
12、 家族
13、 Hello my mom!
14、 MOVE! MOVE! MOVE! (アンコール)
15、 Don’t look back(アンコール)
16、 なんくるないさ(アンコール)
17、 ありがとう(アンコール)
18、 Happy Birthday(アンコール)
なんだよ、この盛り上がり! もう最初からみんなノリノリで、黄色い声援が飛び交い、わんわん泣き、がっはっは笑い、踊り狂う。
おみゃーら最高!
「ありがとう」で手をつなぐと、オレを囲んで輪をつくってくれる。メディスンサークル(インディアンの聖なる輪)だわ。
宮古のディープさと石垣の明るさ、となりの島でもキャラがぜんぜんちがう。
おもしろいね、ライブって。普通のライブはミュージシャン側の一方通行だが、オレは自意識を消し「変換装置」になる。そこにいる観客の感情をそのままカラオケセットやアンプのように増幅させる媒介(シャーマン)になりきるのだ。
飛び交うオーブもハンパじゃない!
だからAKIRAライブは毎回驚くほどちがう。おんなじ定食を毎日作りたくないし、これが楽しいのよね。
人と接するときも同じだ。
自分の意見や主張を押し付ける人間はいつも同じことの繰り返しで成長しない。ところが相手の話を聴く人間はつねに成長し続ける。
コツは、自意識のスイッチを切り、相手に呼吸を合わせ、共振する。
なぜ聴くことが話すことより重要か?
鏡を見てごらん。
口はひとつしかないけど、耳はふたつあるじゃん。
えっ、逆だって?
おまえはピカソか!