終身保険いろいろ | 保険日記

保険日記

生命保険会社9社、損害保険会社1社の保険代理店経営者です。

先日、女性のお客様から以下のようなご相談をいただきました。


「来店型の保険ショップで老後資金の積立として終身保険を勧められたのですが、種類がいろいろあって何がよいのかよくわかりません。」


「そもそも保険で積立をすることが手段としてよいものかどうかも含めて相談したい。」


まず終身保険の種類から解説してみます。


このお客様のおっしゃる通り、種類は非常に多様です。


多様であるということはお客様としては選択肢が広いというメリットと何がよいのか分かりにくいというデメリットが混在しているということでもあります。


ちょっと種類を挙げてみます。


どれも共通していることは以下の2点です。


1.一生涯が死亡保障が得られること。


2.掛け捨てではないこと(解約返戻金が貯まっていくこと)。


<終身保険いろいろ>


①普通の終身保険


⇒死亡保障、解約返戻金は固定型。解約返戻金は経過年数に応じて比例的に増加。


②低解約返戻金型終身保険


⇒死亡保障、解約返戻金は固定型。払込期間中の解約返戻率が抑制されていることで①に比べて保険料が割安。払込終了後の解約返礼率は①よりも高い。


③積立利率変動型終身保険


⇒死亡保障、解約返戻金が保険会社の運用実績がよい場合に増額される。運用実績が悪い場合でも死亡保障、解約返戻金には最低保証があるためお客様にとってはリスクはない。


④変額終身保険


⇒死亡保障、解約返戻金が保険会社の運用実績がよい場合に増額される。運用実績が悪い場合でも死亡保障は最低保障されるが、解約返戻金は最低保障がないことが③との違い。解約返戻金についてのみお客様にとってリスクがある商品。


⑤特定疾病保障終身保険


⇒死亡保障、解約返戻金は固定型。解約返戻金は経過年数に応じて比例的に増加。保険契約期間中に特定疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)に罹患し所定の状態になった場合に死亡保障と同額の一時金が支払われる。


⑥ドル建て終身保険


⇒米ドル建ての商品。ドルの為替レートに換算して円で保険料支払い。つまり為替レートによって支払いのたびに保険料が変動するということ(死亡保険金も同様)。一般的に円建ての商品に比べて保険料は割安。円建てと同様に低解約返戻金タイプ、特定疾病保障タイプ、など種類もさまざま。


大まかに挙げるとこのようになります。


どれが良いかということは一慨に言えませんが、


・安定積立


・多少のリスクを見込んでの積極運用


・特定疾病対策等の付加価値


・通貨の分散


など重視する点によって選択されるべき商品は異なります。


このように多種多様なタイプからお客様ご自身だけで納得できる商品を選択されることは難しいと思います。


やはり専門家に相談して膝を付け合わせながら「あれやこれや」と面談を重ねることが納得の保険選びの秘訣だと思います。

保険相談の相手先についてはコチラを参考にしてください。


今はネットなどでいろいろと調べることはできますが、最後はアナログの役割がまだまだ大きいと思っています。


冒頭の「保険での積立は有効か」ということについてはまた次回に。



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